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Posted by ブクログ 2009年10月07日
オオカミの子・小狼を飼い始めた陳陣、オオカミについての新たな発見の連続、草原には近代化と農耕文化の波・・・
人間もオオカミも、この美しくも貧しい草原に生きるのがあまりにも大変で、つねに天(タンゴル)に訴えるしかない。もし人生で神様の支えがなければ、生活はあまりにも望みがなくなってしまう。
長いオ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月08日
生命の真の意味は運動にあるのではなく、戦いにあるのではないか。哺乳類の生命の始まりに、億万個の精子が雌雄を決する精神をもって、一個の卵子をぐるりと取り囲んで攻める。前の者が倒れても後の者がつづき、子宮に精子の死体があふれるほど戦闘を激しく繰り広げる。動くが戦わない、又ぶらぶらして突撃しない精子たちは...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月06日
上巻では草原に生きる野生動物たちの生き生きとした描写や驚くような習性をわくわくしながら読んだが、下巻に入った途端、すべての命運が暗く悲しい行く末を示唆するようになり、読み進めるのが本当に辛かった。
主人公の子オオカミへの愛は、最初は共感できるものだったのに、次第にエゴイスティックな「執着」に変わっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月15日
エピローグは別の機会に読みたかった。興味深い部分ではあるが、このテーマ、本書で持ってくることはないと思う。オオカミが時々こじつけに思えてしまう。また対話方式で読ませる必要はなく、一人称で文章を仕上げた方が自然だ。会話部分が上・下巻とも緩慢で間延びした感じで残念に思った。「神なるオオカミ」なのだから文...続きを読む
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