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建設当時、ピラミッド以来最大の建造物といわれたビルを創ったのは、日本人の血をひく建築家ミノル・ヤマサキだった。シアトルのスラム街で育ち、差別と偏見と戦いながら、世界を相手に建築の世界でのし上がって行った日系2世。しかし、その成功の裏では、四度の結婚を繰り返す華麗な女性遍歴、仕事漬けの毎日に崩れ行く家庭、度重なる病気と非道な事務所経営――、日米の綿密な取材により忘れられた世界的な建築家の実像に迫る。
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Posted by ブクログ
9・11の惨劇ばかりが記憶に残っているが、このビルを建てた背景にこんなに壮絶な話があったとは。建築家の意思を貫き通す信念が凄い。テロがあった後にニューヨークに行ったが、その前にきちんと見て置きたかった。
2010年秋 読破。 NYにあった、あのWTCを設計建築した日系人の話。 1912年生まれなので、日本では明治最後の年であり大正元年。日系2世のようで、1世だった父親はアメリカ西部にあっても人種差別の為に就ける仕事が限られていた。その辺りについても記述があるが、日系人差別の具体例の一つとしてとても...続きを読むわかりやすい。 また、彼が南部に行った際に目の当たりにした黒人差別に「自分たち日系人が受けていたものよりも酷い」(要約)と言っている。確かジムクロウローのことだったかと思う。 60年代中頃まであったんだもの、アメリカの人種差別は根強いよ。 日本にも彼が建築したものがあって、白金にあるシェラトン都がそれ。こんな身近なところにあるなんて。 NYのランドマーク、アメリカを代表する建物の一つ、とまでいわれたビルが差別激しい中で生まれ育った日系人がつくったものだなんて、私もこれを読むまでは想像すらしたことがなかった。
日本人が日本で生き続ける限り感じることはなくても、欧米社会で生きる限り絶対に打ち当たる人種差別の壁。日系アメリカ人の苦悩と努力を味わえる貴重な一冊。
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9・11の標的をつくった男 天才と差別 建築家ミノル・ヤマサキの生涯
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飯塚真紀子
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