配信予定・最新刊

作品一覧

  • 対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜
    NEW
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    わたしは世界の中心ではない。わたしはあなたから語りかけられるときに新しく生まれる存在だ。近代ドイツのユダヤ哲学を基に、自己中心主義からの真の脱却をめざす。西洋哲学2500年の誤謬を覆す新たな哲学 ! 【目次】 序章 現代の思想状況と二〇世紀転換期のドイツ・ユダヤ人 第一章 ドイツ・ユダヤ人と啓蒙主義 1 ユダヤ人の歴史 2 ヨーロッパ的〈教養〉の理想とユダヤ人 3 啓蒙主義とモノローグの思考 第二章 関係は関係なきもののあいだになりたつ ヘルマン・コーヘン 1 あるユダヤ人のカント主義 2 『ユダヤ教の源泉からの理性の宗教』 3 カッシーラーとローゼンツヴァイク 第三章 西洋哲学はモノローグの思考である フランツ・ローゼンツヴァイク 1 ローゼンツヴァイクの西洋哲学批判 2 新しい思考とメタ倫理的人間 第四章 モノローグの言語から対話の言語へ プラトン、オースティン、フンボルト 1 伝統的な言語理解 プラトンの言語論 2 オースティンの言語行為論 3 フンボルトの対話的言語論 4 二〇世紀におけるフンボルト・ルネサンス 第五章 対話の一般的構造 1 呼びかけと応答の文法 2 対話者という〈他者〉 3 対話の時間的構造 4 現代における「対話の哲学」 あとがき 引用文献 索引
  • パサージュ論 一
    4.0
    1~5巻1,177~1,320円 (税込)
    パリにナチスが迫る間際まで書き綴られた膨大なメモ群はバタイユらに託され,かろうじて生き残った.一九世紀パリに現れたパサージュをはじめとする物質文化に目を凝らし,人間の欲望や夢,ユートピアへの可能性を考察したベンヤミンの畢生の労作.(全五冊)

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  • 名前の哲学
    4.0
    1巻1,705円 (税込)
    「名前」ほど、日常にありふれたものでありながら不思議なものもない。自らをあらわす自分の名前さえ、ほとんどの場合、自分ではない他の誰かに付けられたものであり、死後まで自分の存在は、その誰かに付けられた名前によって語られることになる。なにより自分の名前は、自分で使うよりも他者から呼ばれることのほうが圧倒的に多い。最も身近で最も遠い、それが「名前」である。  「名前」をめぐる哲学は、西洋の形而上学では真理についての文脈で考えられてきた。初めて「名前」を哲学の対象にしたプラトン、アリストテレスにはじまり、その流れを受け継いだ二〇世紀のミルやフレーゲの名前論をひもとけば、伝統的な西洋哲学がいかに「名前」を厄介者としてきたのかが浮かび上がる。  ところが、ヴィトゲンシュタイン、ローゼンツヴァイク、ベンヤミンの三人の思想を解き明かしていくと、真理論の舞台から解き放たれて、名前の哲学はこれまでにない生き生きとした姿を見せはじめる。著名なジャック・デリダの三部作にかぎらず、先鋭的な名前論はなぜユダヤ系の思想家から生まれるのか――。その背景には、名前と同化をめぐるユダヤ系の人々の苦難の歴史があった。  外側から貼られた単なるレッテルではない、「呼びかける」ものとしての名前がひらく、新たな時代の共同体論。 [本書の内容] まえがき 名前――もっともありふれた不思議なもの 第1章 名前の哲学史――古代ギリシアから二〇世紀まで 第2章 生活形式――ヴィトゲンシュタイン 第3章 対話――ローゼンツヴァイク 第4章 純粋言語――ベンヤミン 終章 名前の哲学が教えること 注 書 誌 あとがき
  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル
    4.9
    1巻1,705円 (税込)
    「いま」「ここで」、〈それでよい〉と語る勇気。近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」におのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。(講談社選書メチエ)

ユーザーレビュー

  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル

    Posted by ブクログ

    ・一回通読。当時の彼らからすると哲学及び歴史の到達点、我々からすると収束発散の折り返し地点。そのようなかなめとなるドイツ観念論の理解を促してくれる良書
    ・ドイツ観念論は、終末論的陶酔感を背景とし、ヒトとその理性を普遍的なものとして扱い、ヒトと理性の成り立ちを歴史と照らし合わせながら論考し、ヒトの展望を語る。主観と客観の区別、主体の在り方については彼らの中でも議論が割れている
    ・ヘーゲルの自覚や確信、それに基づく良心を語り合い相互承認する共同体という道徳感は、これまで読んだ倫理学や政治哲学の書籍に彼の言説という形で明確に登場してこなかったので、目から鱗かつ腹落ちした。実存主義、討議倫理学、コミュ

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    2026年05月25日
  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル

    Posted by ブクログ

    最初に言っておくが決して平易な・わかりやすい書ではない。哲学にあまり馴染みがない者にとっては、中身を読み砕くのに少々時間と知識を要するかと思う。しかし、それだけ苦労しても読み解く価値がある。
    この書を通して得られる知識は、主に「ドイツ観念論」が出現した意味と、時代背景についてである。ドイツ観念論と呼ばれるものたち―カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルの論―の中身についての解釈も得られるが、それ以上に大きいのはこれらを突き通す流れを得られることだと私は思う。他の哲学書では割と味気なく出現するように感じられるドイツ観念論に対し、ある種の熱狂や迸りを感じられるようになった。

    0
    2021年11月03日
  • 対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜

    Posted by ブクログ

    ユダヤ教への思索を通して、モノローグで観念的な西洋哲学の限界を明らかにしている。最終章では、ユダヤ教から一旦離れて、言語学などの知見を用いて、哲学が対話のもとに打ち立てられる必然性を説く。哲学でありながら、常識的で躍動感に満ちているのが、対話の哲学である。

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    2021年04月19日
  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル

    Posted by ブクログ

    「終末論的陶酔」とやらでドイツ観念論を考える

    フランス革命をひとつの契機とするような、自由の時代の到来=歴史の完成、を迎えた自分たちだからこそ、これまでをすべて客観的にながめ、まったく新しく未来を考えはじめることができる

    そういう地点に爆発した思想

    というのは面白かったけど、ヘーゲルのあたりでちょっとしんどくなる
    めちゃ観念的やん、と思った

    たまたま並行してフーコーやレヴィ・ストロースを読んでたせいもあるかもしれないけども、ちょっと厳しい

    てか、これだけの体系を学ぶのに、ドイツ観念論はじめまして、で、これというのがきつかったのか?

    0
    2020年10月06日
  • 名前の哲学

    Posted by ブクログ

    名前がこれからとこれまでが交差する深淵だったとは。ポーランド語で学んだ呼格が、どれほどの深みを持っているのか。時間と人間社会について深く考えさせられた。ローゼンツヴァイクを読んでみたい。

    0
    2020年07月13日

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