オキナワと少年

オキナワと少年

1,705円 (税込)

8pt

4.3

命(ぬち)どぅ宝、生きていてこそ――沖縄の戦前、戦中、戦後を駆け抜けた少年・仁(まさし)の切なくも希望に満ちた清新な物語。第9回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者が、自身の体験をもとに戦争時代の沖縄を描き出した渾身の書き下ろし。

<1941年>
仁はおない年の信とガジュマルやデイゴの花に囲まれた野山へ昆虫採集に出かけた。サファイヤ・ブルーの海を眺めているだけで毎日が楽しかった。
<1945年>
米軍はガソリンを壕の入り口から流し込み、火炎放射器を使って火の海にした。だが外へ出れば迫撃砲の集中攻撃が待っている。
<1946年>
父との再会に望みを抱き沖縄に帰ってきた仁。そんな彼を待ち受けていたのは、疾走するジープとまずいマッシュ・ポテートだった。

...続きを読む

オキナワと少年 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年04月07日

     これを読まずに沖縄へ遊びに行って、さんざん楽しませてもらったことを申しわけないとは思わないのです。だけども7日間1000kmあまりのドライブで一周できてしまった大きさの島でのできごと。地名を見ると、あ、あの辺だ、と思い出せてしまうのです。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月25日

    作者自身が物語の主人公となり、自らの体験に基づいた小説。沖縄決戦の様子や、戦後まもなくの沖縄の様子が描かれている。文字で読んでいても悲惨な絵が思い浮かび、とても胸が痛い。「斬り込み隊」や「たこ壺作戦」という特攻攻撃があったのは知らなかった。しかも当時多くの中学生が、身1つで爆弾を抱えて戦車に突っ込む...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月09日

    戦争の話しはどれも悲惨ですが、沖縄の地上戦や日本軍がオキナワンに銃を向けたり集団自決をさせる話しは悲惨極まりない。私の祖父の弟は沖縄戦で亡くなったらしい。どんな軍人だったのだろう?偶然にも彼の命日となった日の記述もあり、会ったことのない祖父の弟の最期を想像して泣きました。

    0

オキナワと少年 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

伊佐千尋 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す