作品一覧

  • モナドロジー 他二篇
    4.3
    「モナドには窓がない」という言葉で知られる単純な実体モナド.その定義に始まり,モナドが織りなす表象,予定調和の原理,神の存在と最善な可能世界の創造,物体の有機的構造,神と精神の関係まで,広範な領域を扱うライプニッツの代表作.「理性に基づく自然と恩寵の原理」ほか,関連する論文と書簡などを併収.新訳.

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  • メランコリーの文化史 古代ギリシアから現代精神医学へ
    3.0
    憂鬱(メランコリー)――この厄介なる気分を、人類はどのように捉え、対処し、表現してきたのか? 古代から現代に至る芸術・医学・哲学を渉猟し、時に死や恐怖と、時に創造的知性や天才と結びつけられ、また治療の対象ともなってきた「メランコリー」の系譜を明らかに。さまざまな災厄に見舞われる現代という時代――親しい人との別れ、死や病への恐怖、ストレスフルな仕事や人間関係、経済格差、パンデミック、気候変動……――を知的に捉え、生き抜くためのパースペクティブは、その「遺産」のなかからもたらされる。 泰斗による決定版文化史。 [本書の内容] 第1章 古代から中世へ 1 古代の苦悩 2 病理から気質へ――四体液説 3 天才の憂鬱――プラトンからアリストテレスへ 4 医学の中世 5 土星のメランコリー 第2章 ルネサンスと宗教改革 1 幾何学の憂鬱 2 宗教改革 3 遠近法の誕生 4 宗教的メランコリー 第3章 近代の始まり 1 モンテーニュ 2 デカルト 3 治療されるメランコリー 4 バロックの想像力 第4章 現代へ 1 精神医学と悪魔 2 精神分析の登場 3 喪とメランコリー 4 根源的な喪失
  • 方法序説
    3.9
    すべての人が真理を見いだすための方法を求めて、思索を重ねたデカルト(1596-1650)。「われ思う、ゆえにわれあり」は、その彼がいっさいの外的権威を否定して達した、思想の独立宣言である。本書で示される新しい哲学の根本原理と方法、自然の探求の展望などは、近代の礎を築くものとしてわたしたちの学問の基本的な枠組みをなしている。[新訳]

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ユーザーレビュー

  • 方法序説

    Posted by ブクログ

    400年前に書かれた普遍的な原理が今もなお基礎になっていて、それが100Pにまとまっていることに感動。

    0
    2025年10月24日
  • モナドロジー 他二篇

    Posted by ブクログ

    モナドロジーや予定調和を提唱した書物で,本番である程度説明は完結している。現代からすると飛躍した議論も見えるが,当時の立ち位置として興味深い事例となっている。

    0
    2025年02月19日
  • 方法序説

    Sal

    購入済み

    デカルトが行ったこと

    デカルトを知る第一歩として読んだ本。解説が丁寧で, 哲学の知識が乏しい初学者にもお勧めの1冊。通勤の間に1章ずつ読んでいたらあっという間に読み終わっていました。何度も読んで, デカルトがこの方法序説にて伝えたかったことを咀嚼していこうと思います。

    0
    2025年01月31日
  • 方法序説

    Posted by ブクログ

    間違いなく名著であろう。知とは何か、真理を追究するとは何かについて考えさせられた。自身がなぜ知を追究しているのか、人生の目的ごとよく考え直したいと思う。言葉は平易で読みやすいが、かなり重厚な内容であるため、何度か読みたい。

    0
    2024年07月28日
  • 方法序説

    Posted by ブクログ

    方法序説
    著:デカルト,R.
    訳:谷川 多佳子
    岩波文庫 青613-1

    1637年ラテン語で発表された本書は、教会からの迫害を恐れて、無名のまま発表された。
    当時は、宗教界の圧力は強く、生前には本人の名を出すことはできなかったようだ

    我思う故に我有り:コギト・エルゴ・スム
    逆説のようですが、完全なる神の理念が中心と理解しました。
    つまり、論理の世界から神、神学が除外されるのは、ニーチェの「神の死、神々の死」を待たなければならないです。

    用いる言葉をすべて、定義することはできず、哲学的な考察については、厳密性に欠け、行間を含めて、論理に飛躍があるが、哲学とは、完全性を証明するものではなく、

    0
    2025年01月24日

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