長谷川輝夫の作品一覧
「長谷川輝夫」の「聖なる王権ブルボン家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「長谷川輝夫」の「聖なる王権ブルボン家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
絶対王政を創始した、ブルボン王朝の五人の王(アンリ4世、ルイ13世、ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世)についての本である。
絶対王政がどのように創始されたかは、アンリ4世の頃からと云って良い。彼は良王といわれるが、三部会を一度も収集してないし、地方特権を剥奪している。
また国王を悩ませるのは、高等法院の存在である。国王の命令が効力を持つためには、高等法院の登記が必要であるが、しばしば建白権を盾に対立した。ルイ14世はその建白権を剥奪したが、ルイ15世の頃に復活する。
また、国王を選ぶにあたって血統がモノを言うのは言うまでもなく、好色の王は私生児がいたりするなど、政治的混乱を招くこと
Posted by ブクログ
中・近世フランス・ブルボン王家の絶対王政成立とその崩壊を描いている。
アンリ四世からルイ16世までの5代2世紀に渡る盛衰の模様が、よくわかって学ぶ所の多い本だった。
小説ではないので、面白い!とは言い難いけれど、記述自体は難しいわけでもなく、とても読みやすかったと言える。
最近興味の目がヨーロッパに向いていて、特にフランス史への関心が高いので、この本はその要求によく応えてくれた一冊だったと思う。自分的には、ブルボンよりももっと古い歴史に関心が高いのだけれど、フランスの王政最後の王朝でもあるブルボンの歴史も興味深い。
ブルボン家が王座に就いてからのフランスは、これまでも同じだったんだろうけれど、