【要約】
東急電鉄による伊豆でMaasを導入していく事業の中で生じた苦労や葛藤が描かれた作品。
Maas(mobilty as a servise)とは、スマートフォン等でそれぞれの需要や目的地に応じて、最適な交通手段(バスや電車、タクシーやレンタサイクルなども含む)が表示され、予約やチケット購入も...続きを読むできるサービス。またそれを可能にする、交通体系や社会制度のこと。公共交通機関の利用率を上昇させることと、利用データの集積から効率的な車両配車システムを導き出し、少ない運転手車両の数でも便利な公共交通機関の運営を可能にすること、が目的。
Maasについて調べるところから始めた著者は、伊豆でMaasの実証実験を行っていく中で、新サービスの必要性の理解を得ることや、高齢化地域におけるスマホの壁に苦しみながらも、デジタルデータを活用してPDCAを回すことで、伊豆に必要とされるMaasの答えを導き出す。