作品一覧

  • 洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光
    4.3
    東京下町、戦前は遊郭で賑わった洲崎にプロ野球専用の球場ができたのは、昭和11(1936)年のこと。沢村栄治がノーヒットノーランを演じ、伝統の巨人阪神戦がここではじまった。しかし、わずか1年後の昭和12年にできた後楽園球場にその場を奪われ球史から消えてゆく。今年2014年は、巨人が誕生してから80年、来年は阪神がそれに続く。「悲劇の球場」の詳細を野球少年だった著者が丹念な調査のもと蘇らせる。
  • MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る
    値引きあり
    4.1
    1巻1,193円 (税込)
    交通・観光・不動産・物流・行政サービス・遠隔医療・ワーケーション…… MaaS(Mobility as a Service:マース)は21世紀の産業の交差点にしてアフターコロナの標準形! 「日本初の観光型MaaS」を推進する東急でプロジェクト・リーダーを務める著者が現場目線で書き下ろした唯一無二・感涙必至のビジネス・ドキュメンタリー 「10年後、20年後の東急を支える事業を創れ!」 MaaSの意味も知らずに新規部署へ異動した前広報課長が伊豆半島の現実と悪戦苦闘しながら創り上げた〈未来の暮らしのモデル〉とは?  * * * MaaS(Mobility as a Service:マース)とは…… 移動をサービスとしてとらえる、新しいモビリティの概念。 スマートフォンやクラウドなど、ITの活用によって、鉄道・バス・タクシー・自転車ほか、ほぼすべての交通手段をシームレスにつなぐだけでなく、観光・不動産・生活サービス・医療分野などと組み合わせることで新しい産業を創出する効果も期待されている。 また、デジタルの特性を活かした事業の省力化により、人口減少・少子高齢化によって慢性化する交通機関の人手不足を補い、住民の移動手段を確保するなど、地域課題解決のための公共的役割も担う。 アフターコロナにおいては、対人接触を避け、安全に観光を楽しむために、チケットを事前決済し、決済画面を見せるだけで電車やバス、観光施設が利用できるMaaSの需要は、一層高まるだろう。  * * * [目次] はじめに 【1】春の社長室 【2】舞台の背景 【3】運命を変えた無料セミナー 【4】踏み出した第一歩 【5】「MaaSに共通解はない」 【6】肌感覚でつかめ 【7】伊豆の雨と夕陽 【8】共感と軋轢 【9】補助金ください! 【10】大臣とインフルエンザ 【11】まだ見ぬアプリはIzukoにぞある? 【12】フェーズ1開始:4月1日の狂想曲 【13】ショー・マスト・ゴー・オン 【14】寝姿山とスマホの壁 【15】ダウンロードと葛藤の日々 【16】岩田の涙と伊豆戦略 【17】さらば、ムーベル  【18】伊豆の風になれ 【19】捲土重来・フェーズ2開始! 【20】「Izuko=ニッチ」 【21】Izukoが描く伊豆の未来 【22】Starting Over おわりに
  • 紀元2600年のテレビドラマ ブラウン管が映した時代の交差点
    値引きあり
    4.0
    日本初のテレビドラマは、紀元2600年で沸きかえる昭和15(1940)年に放送され、本放送も実現寸前だった。テレビ技術は、幻に終わった東京五輪に向けた国家プロジェクトとして莫大な予算が投じられ、その後も紀元2600年を控えて国威発揚のために、真珠湾攻撃の当日、昭和16年12月8日まで実験は続けられた。昭和15年4月に無線で放送されたテレビドラマ『夕餉前』に父が出演した、岩下志麻さん推薦!

ユーザーレビュー

  • MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る

    Posted by ブクログ

    MaaSについて若干の知見が得られれば……という気持ちで読み始めた本書でしたが、なかなかドラマチックな展開になっており、全く退屈せずに読めました。Izukoのことはもう忘れないでしょう。
    一介の会社員にしては文章がうまいと思ったら、これの前に既に2冊の著作があるということをあとがきで知りました。

    0
    2021年03月01日
  • MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    MaaSは公共の交通機関のIT化であり、スマホの専用アプリを使用すれば経路検索や予約、支払いまでも行えるものである。

    著者は序章の部分では冷たい性格にも思えるが、去っていった仕事仲間の事を思うなど、人間味に溢れていると感じた。

    元々MaaSは初めて聞いた言葉で、ただなんとなくというだけの理由で読み始めたが、それ以外にも実体験に基づくリアルなビジネスシーンやヒュマンストーリーは小説かと思えるほど引き込まれた。

    0
    2021年01月13日
  • MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【要約】
    東急電鉄による伊豆でMaasを導入していく事業の中で生じた苦労や葛藤が描かれた作品。
    Maas(mobilty as a servise)とは、スマートフォン等でそれぞれの需要や目的地に応じて、最適な交通手段(バスや電車、タクシーやレンタサイクルなども含む)が表示され、予約やチケット購入もできるサービス。またそれを可能にする、交通体系や社会制度のこと。公共交通機関の利用率を上昇させることと、利用データの集積から効率的な車両配車システムを導き出し、少ない運転手車両の数でも便利な公共交通機関の運営を可能にすること、が目的。
    Maasについて調べるところから始めた著者は、伊豆でMaasの実

    0
    2021年01月11日
  • MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る

    Posted by ブクログ

    スマートフォン等のICT技術を活用し、シームレスに交通手段等をつなぐことができ、新たな産業分野ともいえる「MaaS」を伊豆半島において実践するプロジェクトの現在までの顛末をリアルに描いたノンフィクション。
    言葉としては聞くけど、中身がどんなものなのかよくわからなかった「MaaS」について、実際、プロジェクトとして実施するとなるとこういうものなのか、というイメージを持つことができた。衰退しつつある地域における持続可能性確保に向けての「MaaS」の可能性を感じることができた一方、なんだこんな程度のものかという印象も多少あった。
    一方、本書は、物語としてもかなり面白く、実話じゃなくて小説なのではない

    0
    2020年11月20日
  • 洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光

    Posted by ブクログ

    プロ野球の成り立ち、アマチュア野球のかつての人気ぶりといった、現日本の野球の歴史を凝縮した一冊。安住紳一郎の日曜天国のゲストに著者が出たときに、あとがきの1フレーズを安住氏が朗読。その声に、本書が彼の心にも響いていたことがうかがえた。

    0
    2018年09月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!