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西郷さんの銅像から、愛犬ツンが盗まれた!?手がかりは残された尻尾と、高級ホテルの石鹸。愉快犯か、それとも政治的意図が……?前代未聞の盗難事件に、再び"ふたりで一人の迷探偵"が大活躍!分解の天才光二郎(75)×浪人生かける(20)+元警察犬ジュン(10)が巻き起こす、やきもき、ドキドキ、ハートフルミステリー!「猫弁」の著者が贈る新シリーズ待望の第2弾。
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Posted by ブクログ
個性の暴走、良いですね(^^) ちょっと変わってる?いやいや、現実もみんな何かしら拘りだったり勘違いだったりを持ち合わせながら過ごしてるよ。ほんと楽しゅうございました。
Y A感覚&テンポの良さが私の好みにあい、楽しむことができた。 もしも続編とか機会があるのなら、主人公のおじいちゃんと孫のコンビの新しい事件を読むでみたいです。
元理科教師で分解修理の名人、二宮光二郎75歳と、大学受験に2回失敗して美術系予備校に通う孫のかける20歳は、二人で一人前の迷コンビ。 時間だけはたっぷりあります。 暇人は世の中になくてはならない助っ人なのです。 シリーズ第2弾は、軌道に乗ったというか、面白さに加速度が付きました! タイトルには西郷...続きを読むさんの犬、とありますが、銅像の犬だけでなく、元警察犬で使命感の強い老犬や、輝くばかりのゴールデンレトリバー、そして「猫弁」シリーズに登場した獣医さんも出てきてにぎやか。 振り込め詐欺には哀愁漂い(?)、犯人はちょっとお間抜け、元やくざも何となくハートウォーミングで、大山節炸裂です。 光二郎の台詞はとても少ないのですが、まわりを幸せにしてしまうマイペースが可笑しい。 人間は、もちろん老人も浪人も、何かの役にたつ部品であり、この世はたくさんの部品で回っていて、不必要なものなどないのだ。 ちょっと使い勝手が悪くなったら、分解して、磨き上げ、円滑に回るようにすればいい。 だから光二郎は分解修理がやめられない。 最後はまた、まさかの展開でした。 本当にもう、家には戻らないのでしょうか。
コミカルでハートウォーミングなミステリ第二弾。相変わらず楽しいなあ。「猫弁」シリーズとのリンクも若干あって、それもまたファンには嬉しいところ。たしかに事件はささっと解決しませんが、イライラはしなかったなあ。のんびりと物語を楽しみたい一冊です。 西郷さんの犬の銅像盗難事件、振り込め詐欺、ドッグショーを...続きを読む巡る疑惑、などなど、個々の事件はさほど大きくないけれど盛りだくさんな内容。それがラストに向けてすべてきれいにつながっていく過程も圧巻だし、なんといっても光二郎をはじめとするキャラクターの魅力がとても良いのです。セリフの数々にも笑わされたり、はっとさせられたり、ほんわかさせられたり。あたたかい気持ちになれました。
光二郎分解日記シリーズ、2作目。 光二郎さんの奥様、元子さんのおっしゃる通り、なかなか展開がササッと進まないけど、そこが全然イヤじゃなくて、微笑ましくて可愛くて、楽しかった。皆、いい人たちばかり。更に、猫弁のまこと先生が出てきた時は嬉しくて飛び跳ねそうになっちゃった。大山先生のワールドはホントに大...続きを読む好き。このシリーズも続いて欲しいな。
「相棒は浪人生」に続く、「光二郎分解日記」シリーズの2作目。 大山淳子さんは、解決まで時間がかかりイライラするミステリーを「イラミス」と呼んでいる。 イライラするのは光二郎さんの言動ではない。前作を読んで、光二郎さんはブレない人だとわかったから。今回は、むしろ、孫のかける。 あれ、前作のかける...続きを読むは、こんなにポンコツだったっけ。 ポンコツなのだが憎み切れない。やっぱり、「いい子だ」と思わされる、そこがイライラするのだ。 さて、今作では、「おぼっちゃま」刑事の頭野の素性が明かされる。このシリーズのゆるやかな雰囲気に、どこか剣呑な空気が入り込む。 上野の西郷さんの銅像から、愛犬の姿が消えた。像を盗んだ犯人とは、そしてその目的とは…。
おじいちゃんの超速口がの通訳ができるという取り柄でのみで世に貢献している浪人生かける。我が道が見つかったら大物になるのかな?家の掃除機も分解してきれいにしてほしい。
2019/4/24 癒される。 夢中になってる人はいいなぁ。 夢中だけど平等で博愛で思慮深い。 決めつけないんだよなぁ、光二郎さん。素敵だなぁ。 あさがおさんも元気になったし、若い彼らにも居場所ができそう。 幸せだわ。 大曲なんとかっていう巨悪の人みたいなのがチラッと出てきたけど、これからどうなるの...続きを読むだろう。 みんな幸せになるとこがみたいね。
物語は、上野にある西郷隆盛の銅像から、愛犬ツンの像が盗まれるという前代未聞の事件から始まる。 手がかりは、現場に残された犬の尻尾と高級ホテルの石鹸だけ。 愉快犯の仕業か、それとも政治的な意図があるのか、誰もが首をかしげる奇妙な事件だ。 一方、主人公の光二郎は、シルバー人材センターの仕事で安佐顔という...続きを読む老人の家の庭木の剪定に励んでいる。 認知機能に少し問題があるものの、機械や道具を分解して修理することにかけては天才的な光二郎。 そんな彼が、仕事中にオレオレ詐欺の電話に引っかかり、家から飛び出してしまう。詐欺電話の内容を信じ、慌てて行動する光二郎の姿に、孫のかけるは苛立ちを隠せず、警察署で祖父を怒鳴ってしまう。 かけるは美術系の予備校に通う浪人生で、進路に悩む20歳。 祖父の突拍子もない行動に振り回されつつも、光二郎の純粋さや周囲への影響力に巻き込まれていく。 詐欺電話の背後には、単なる犯罪ではない切ない動機が隠されており、物語はそこからさらに展開していく。 この事件と並行して、ドッグショーに愛犬を出したくない女性や、元警察犬ジュンの活躍、さらには光二郎の周囲の人々のエピソードが絡み合う。 登場人物には、仕事はできるのにどこか頼りない刑事・頭野文也や、シルバー人材センターのセンター長・木村拓(通称キムタク)、そして大山作品の別シリーズ「猫弁」に登場する獣医師・柳まことも顔を出す。 こうした個性的なキャラクターたちが織りなすエピソードが、複雑に絡み合いながらも最後には見事に一本の線でつながり、爽快な大団円を迎える。 物語には、振り込め詐欺、銅像の盗難、ドッグショーをめぐる疑惑など、複数の小さな事件が散りばめられ、それぞれが光二郎とかけるの「ふたりで一人の迷探偵」コンビによって解き明かされていく。 光二郎のマイペースな行動や、かけるの少しポンコツだけど憎めない性格が、物語に笑いと温かさを加えている。
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