光文社 - ドキドキハラハラ作品一覧

  • 幼年期の終わり
    4.2
    地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とは何なのか? 異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を、SFの巨匠クラークが哲学的に描いた傑作。初版刊行から36年後、現代に合うように著者が物語に調整をほどこした新版、初の邦訳!
  • ヨコハマB-side
    3.5
    1巻605円 (税込)
    横浜駅西口ビブレ前広場でティッシュ配りをしているチハルは埼玉生まれの埼玉育ち。横浜に憧れて片道2時間近くをかけ、通勤している。一方、外見もダサく、使えない新人バイトの山田は生粋の横浜育ち。広場で出会った中年男から結婚相談所で紹介された女性が失踪したと相談を受けた二人は?(「女王様、どうよ?」) 広場に集まる若者たちの疾走を描く青春群像小説!
  • ヨコハマベイ・ブルース
    4.0
    金になることなら何でもやる、元凄腕の興行師・金円友。ハマのマル暴で、一番ごつく、一番気が荒いといわれた元刑事・流一(ながれはじめ)。二人は万(よろず)トラブル引き受け業の社長と用心棒だ。厄介事は、ひっきりなしに舞い込む。山狩りから人捜し、自分の命を狙う輩。札束を取るか、正義を取るか。熱い魂がぶつかり合う! 闇の組織が絡み合う港町を、タフな男たちが駆ける連作集。
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~
    3.8
    幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)
  • 誉生の証明
    4.8
    スキーバスのダム転落事故から生還した四人の男女は、八ヶ岳の山荘で共同生活を始めた。名誉ある余生を生きようと、山荘は「誉生荘」と名付けられた。ところが、近隣に新興宗教団体の施設が建設され、突然立ち退きを要求される。その背後に軍隊と企業と政治家の黒い提携を感じ取った彼らは、人生の再建を賭け、敢然と立ち上がった。正義と人間の尊厳を描く力作!

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  • 四つの署名
    3.8
    月刊誌連載の前に書かれた長編第2作。事件のない退屈をコカイン注射で紛らすホームズという、ショッキングな幕開けから、ホームズの語る“推理の科学”、そしてメアリ・モースタン嬢の持ち込む不思議な事件へと、物語は興味深い展開をみせる。ベイカー街不正規隊(イレギュラーズ)の活躍、依頼人に惚れてしまうワトスン、アグラの財宝にまつわる話など、面白み満載。
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~
    4.2
    効果、副作用、制度、陰謀論……本当のところどうなの?の疑問に感染症界のエースが答えます。ワクチン問題の好き嫌いと正邪を切り離し、読者を新たな視点に導く新しいワクチン論。
  • 夜の京都殺人迷路
    5.0
    野田朝子は復讐を誓った。妹の夕子が3人の男にレイプされたのを苦に、自殺したのだ。自分にも責任の一端がある。東京でのOL生活をやめ故郷の京都に戻った朝子は、事件のカギを握る女・マリが勤めるクラブ「ファジイ」のホステスとなって働き始める。3人の男はどの客なのか? 華やかな夜の世界に舞うホステスの生態と微妙な心情を描き出した長編推理の傑作。
  • 夜は千の鈴を鳴らす~吉敷竹史シリーズ9~
    3.6
    1巻605円 (税込)
    JR博多駅に到着した寝台特急〈あさかぜ1号〉の二人用個室(デュエット)から、女性の死体が発見された。彼女は鬼島総業の女社長・鬼島政子で、検死の結果、死因は心不全と判明。だが、前夜、政子が半狂乱になり口走った「列車を停めて、人が死ぬ! ナチが見える」という意味不明の言葉に、捜査一課の吉敷竹史は独自の捜査を開始する。本格推理の鬼才が時刻表を駆使した自信作!
  • 弱気の蟲~松本清張プレミアム・ミステリー~
    4.0
    1巻880円 (税込)
    20年近く地道にある省の役人を勤めてきた川島留吉は、ふとしたきっかけで役人仲間と麻雀を始める。麻雀が弱い川島は負けが込み続けるが、ある日、川島の官庁に出入りの外郭団体の職員から自宅での麻雀に誘われる。そこから川島の地獄の日々が始まった――。(表題作) 俳句仲間と野鳥の声を録音しに行った軽井沢での殺人事件を扱った「二つの声」も収録。
  • 弱くても稼げます~シン・サッカークラブ経営論~
    3.7
    サッカークラブ経営に携わるベンチャー企業、スポーツX。自身も世代別の日本代表だった創業者の小山は選手の社員化や徹底した地域密着でクラブの繁栄を目指す。はたして日本のサッカー界に新しい経営スタイルは根付くのか。ベストセラー『世界標準の経営理論』の著者である入山章栄、ベンチャー研究の重鎮として知られる松田修一、ブランド論を日本に根付かせた立役者の阿久津聡という、第一線の経営学者3人と語りつくす。
  • 来国俊(らいくにとし)~御刀番 左京之介(二)~
    3.0
    駿河国汐崎藩の御刀番・左京之介は、藩主から、突然現われた「御落胤」の真偽を確かめる命を受ける。藩主の「御子」和千代は、誕生の砌に名刀「来国俊」の小太刀を下げ渡されていたという。その真贋を見極めようと動き出した京之介だったが、藩主の跡継ぎをめぐる権力闘争が勃発する。お家騒動に巻き込まれた京之介が最後に選んだ「道」とは――。著者会心のシリーズ第二弾。
  • 雷迅剣(らいじんけん)の旋風(かぜ)
    3.0
    江戸市中、参拝の善男善女で賑わう根津権現(ねづごんげん)の境内(けいだい)。掏摸(すり)と見れば相手構わず喧嘩を売り、腕に覚えの柔術で叩きのめしてまわる、精悍な若者が現れた。門前の辻番所の老爺・留蔵の説教にも耳を貸さない。そんな折り、留蔵と辻謡曲の浪人・田部伊織の許に、過去の“闇仕事”を知る侍が訪ねてきた(無頼の旋風)。無頼を気取る若者の心根は!? 好評連作シリーズ、新章開幕!
  • ライダー定食
    3.0
    誰にも愛されず、孤独に苛まれてきた彰子は、会社を辞め北海道へツーリングの旅に出た。目指すは道東・冊琢内(サッタクナイ)湖畔にある一軒のカフェ。大自然と人々のぬくもりは、彰子の心を救ってくれるのか?(表題作) 納豆かき混ぜ箸という過酷な運命を巡り、翻弄される箸たちの葛藤を描く「納豆箸牧山鉄斎」ほか、諧謔(かいぎゃく)とブラックユーモアに満ちた傑作奇想小説6編を収録。

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  • ラガド~煉獄の教室~
    3.3
    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か? 警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか? 第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
  • 螺旋階段
    3.5
    1巻990円 (税込)
    順風満帆とも、波瀾万丈ともいえない人生。出張へ向かう新幹線で受けた一本の電話から、すべてが狂い始める。息子に、覚せい剤を使った疑いがあるという。警察に追われる次男、意外な姿を見せる長男、そして――ある秘密を抱える妻。次々と災厄が降り注ぐなか、中年にさしかかった男に家族の意味が問われる。この時代に生きるすべての人へ贈る、著者渾身の一作。
  • ラットマン
    3.9
    結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮(ひめかわりょう)は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは――。いまもっとも旬な直木賞作家・道尾秀介が思いを込めた「傑作」。

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  • 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)殺人風土記
    3.0
    出雲。巨大な石亀が夜、這い出して池で泳いだ。小泉八雲の『知られぬ日本の面影』に書かれていたとおりに。旧家・木崎家の利重老人が死んだのもこのときだった。……服部健太郎は学生時代の女友達に頼まれて、ここ松江に来た。彼女の不倫の恋人に、殺人容疑がかけられているというのだ。茫洋とした普通の男健太郎。しかし彼は、なぜかたいへんな名探偵なのである!?
  • ラブイユーズ
    4.7
    元近衛竜騎兵のフィリップは、酒や賭博に興じ、勤め先や家族の金を使い込んだ挙げ句、軍の謀議に関与して収監される始末。息子を溺愛する母は、釈放に必要な金を工面しようと実家の兄に援助を求めるが、そこでは美貌の家政婦とその恋人が家長を篭絡して実権を握っていたのだった……。
  • Loveless SEX Bear 合本版1~愛のない獣~
    完結
    5.0
    『Loveless SEX Bear~愛のない獣~』第1、2話を収録した合本版! 熊型の『獣人類』・玄蔵は、臆病で甘えたがりな性格とは違い、身体が大きい事がコンプレックス。そんな玄蔵を「可愛い」と言う人間の久士の事が、玄蔵は子どもの頃からずっと好きだった。久士も玄蔵をかわいがってくれて、成長した今も2人は兄弟のような関係を続けていたが、『獣人類』の特性ゆえに玄蔵は自分の気持ちを隠していて――。
  • ラベンダー殺人事件
    3.7
    「大文字」で賑わう京の夜、鴨川東岸で石田千草が毒殺された。――千草は、夫和也の不倫の相手? 疑惑をいだく池上夕子は、親友の麻衣子、アリサとともに浮気調査のため京都を訪れた。ところがその夕子も毒死! 和也の不審な行動……ラベンダーの花言葉は「疑惑」そのままに、事件は謎を深めていく(表題作)。紅梅、秋海棠、百合、バラ。花が鍵を握る華麗な推理小説。
  • ラミア虐殺
    3.5
    吹雪に閉ざされた山荘で若い男の死体が発見される。だがそれは、続く惨劇の序曲に過ぎなかった。被害者が2人、3人と増える中で、残された者たちは互いに疑心暗鬼に陥る。彼らの精神状態が極限に達し、自らに眠る獣が牙を剥いた時、誰も予想し得なかった地獄絵図が繰り広げられる……。近年、旧著が続々と復刊される飛鳥部勝則の作品のうち、最恐の衝撃作が、20数年の時を経て待望の復刊!
  • 乱菊
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    不浄な首切人と蔑まれる生業を十八歳で継いだ別所龍玄は、まだ若侍ながら恐ろしい使い手。小伝馬町の牢屋敷で首打役の手代わりを務め、やむを得ず屠腹する武家の介添役をも請ける。金貸し業で別所家を守ってきた母・静江、五つ年上で幼い頃から龍玄の憧れだった妻・百合と幼子の娘・杏子。凄まじい業を背負い、慈愛に満ちた日々を過ごす、若き介錯人の矜持。書評家たちも感涙した、「介錯人別所龍玄」シリーズ最新作。
  • ラーメン超進化論~「ミシュラン一つ星」への道~
    3.8
    1000円以下で食べられる庶民的料理のラーメンが、ミシュランを賑わせる存在になっている。店内のセンスもグッとよくなり、行列のなかに女性や外国人を見かけることも珍しくなくなった。日本に35000店あると言われるラーメン店でも、特に素晴らしい一杯を作る店がいくつかある。そういった店主たちは常軌を逸した努力で他にはない、オリジナルの味をもがき苦しみながら作り上げる。最高峰の作り手たちに「ラーメン官僚」が迫った。
  • リストラなしの「年輪経営」~いい会社は「遠きをはかり」ゆっくり成長~
    4.3
    木が年輪を重ねるように、少しずつ確実に会社を成長させる経営を、著者は「年輪経営」と呼び実践する。「会社は社員を幸せにするためにある」「人件費はコストではなく、会社の目的そのもの」「急成長は敵」「決算は3年に1回くらいでいい」――。創業以来48年連続増収増益という実績を打ち出した経営者の常識はずれの企業戦略。
  • リゼル13
    4.7
    1巻2,200円 (税込)
    高校時代からの友人4人組。卒業後、10年経った今もつるんでバカをする仲間だが、彼らが秘密裡にハマっているのが〈リゼル13〉という未知のドラッグだった。その後、販売にも手を出してしまう4人。国分町を牛耳るヤクザに目をつけられた彼らは、次第にアウトローの世界に引きずり込まれていく。非情なヤクザと非情になれない素人たち、その対立は予想もしない展開に……。〈リゼル13〉に翻弄される男たちの末路を描く仙台ノワール。
  • 理想の職場マネージメント~一軍監督の仕事~
    5.0
    「チーム一丸となって」――誰もが念仏のように唱えるが、その方法について言及されることは少ない。その方法をずっと考えてきて、僕がたどり着いたのは次の言葉だ。「相手のことを思いやり、相手のことを知る」(本文より)/セ・リーグ連覇、交流戦優勝、ゆとりローテーション、言葉の力――球界に革新を起こす名将が、自らのマネージメント手法を克明に語る。3連覇に向けて、「さあ、行こうか!」
  • リゾートしらかみの犯罪
    4.0
    十津川班の新米刑事・津村の両親が殺された。休暇中だった津村に容疑がかけられるが、彼は五能線で青森の不老ふ死温泉へ旅をしていたという。津村は高校生の頃、不老ふ死温泉で、未解決の殺人事件の目撃者となっていたのだが……。十津川は、観光列車「蜃気楼号」の時刻表に隠された空白をもとに、二つの事件の真相へと迫ってゆく――。長編鉄道ミステリー!
  • リボルバー
    3.5
    ――あいつこんど会ったら殺してやる。まだまだぼくは怒りを憶えつづけなければならない。理不尽な暴力で、屈辱を味わった17歳の少年は、偶然実弾入りの拳銃を手に入れる。少年は決心し旅立つ。自分を叩きのめした男に「仕返し」をするために。――拳銃と職を失った元警察官は、少年の跡を追う。昔を忘れるために。スリリングな2000キロの旅の果てに待つのは!?
  • 龍臥亭事件(上)
    3.9
    1~2巻770円 (税込)
    御手洗潔が日本を去って一年半。彼の友人で推理作家の石岡は、突然訪ねてきた二宮という女性の頼みで、岡山県まで悪霊祓いに出かけた。二人は霊の導くままに、寂しい駅に降り立ち、山中に分け入り、龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。そこで石岡は、世にもおぞましい、大量連続殺人事件に遭遇した。推理界の奇才が、渾身の筆致で描く本格ミステリー超大作!
  • 聊斎志異
    4.0
    中国清代の作家蒲松齢が、科挙に落第しつづける中、古来の民間伝承などをもとに豊かな空想力と古典の教養を駆使し、仙女、女妖、幽霊や精霊、昆虫といった異能のものたちと人間との不思議な交わりを描いた怪異譚。目の中に住みついた小人同士の会話、愚鈍なイケメンのドッペルゲンガー、金持ち狐の復讐、菊好きな男に惚れた菊の精、仙術修行は壁抜けの術、酒好き幽霊の恩返し、美女幽霊二人の誘惑に負けなかった男など43篇を収録。
  • 龍馬の姉・乙女
    3.0
    安政四年。坂本のお仁王さまといわれた乙女が、藩医・岡上(おかのうえ)家の新甫(しんすけ)に嫁いだ。絵を描き、長刀(なぎなた)を使う大女の乙女と小男の新甫は、まさに蚤(のみ)の夫婦。長男・赦太郎(しゃたろう)も生まれ、姑とも上手くいっていた。ところが、長姉の突然の死、弟・龍馬の脱藩、さらには夫の不倫が発覚し、俄に乙女の身辺に変化が生じてきた。――龍馬の姉・乙女の実像。他一編収録。
  • りら荘事件~増補版~
    4.0
    埼玉県秩父山中にある大学の寮「りら荘」に避暑にやってきた7人の男女。みな画家や音楽家を志す芸術家の卵だ。都会の喧噪を逃れて休暇を送ろうとした矢先、婚約を発表した二人が相次いで変死した。そして災厄は次々と学生たちに……。鮎川作品の中でも特に人気の高い傑作長編に加え、著者がデビュー以前に同人誌に書いた“プレりら荘”とも言える中編も収録!
  • リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~
    3.4
    私立吏塚(りづか)高校の屋上で葉群(はむら)という男子生徒の屍体(したい)が見つかる。その前日、「吏塚の名探偵」は、生徒たちが帰宅し出払った宵闇の更衣室で、同級生の観鞍(みくら)に遭遇していた。最も怪しむべきその人物は名探偵に依頼する。「葉群の死に関わっていないって証明してよ」……。独特の文体、極限まで凝った趣向。ミステリ界の破格のトリックスターによる衝撃のデビュー作!
  • 臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~
    3.0
    孤独な放浪のさなかに訪ねた草砂原の楼閣。そこで巻き込まれた事件の顛末を語る表題作。無頼漢として知られるフランスの詩人ヴィヨンの荒んだ一夜を描く「その夜の宿」。見知らぬ屋敷に閉じ込められた男が思いもよらない結末を迎える「マレトロワの殿の扉」。芸術という宿命に取り憑かれた旅芸人を主人公にした「天意とギター」の4篇。『ジーキル博士とハイド氏』『宝島』などの名作を生み出す作家の筆が冴える傑作短篇集第2弾。
  • 輪廻の山~京の味覚事件ファイル~
    3.5
    「奥様料理研究家」を目指す凪子は、結婚生活五年目に夫である準平とともに京都に引っ越すことになった。準平が、勤務先のソース会社で京都転勤になったのだ。食文化が異なる京都で苦戦する準平を尻目に、京都での料理生活を満喫する凪子であったが、食材や料理の陰には、なぜか、ミステリアスな事件が潜んでいて……。古都を舞台に、ミセスが魅せる名推理!
  • 凜(りん)の弦音(つるね)
    4.0
    弓道一筋の高校一年生・篠崎凜は引退した恩師の家で起きた殺人事件を解決に導いたのをきっかけに、「天才弓道美少女」として世間からもてはやされるように。身の回りで起こるちょっとした事件に巻き込まれるたび、凜は葛藤しながらも真摯に向き合っていく。弓道に、友情に――ひたむきに挑み、成長していく爽やかさ満点の青春ミステリー!
  • ルポ 不法移民とトランプの闘い~1100万人が潜む見えないアメリカ~
    4.0
    トランプ大統領の就任後、「移民の国」アメリカは様々な形で不法移民への圧力を強めている。強制送還や入国制限で、家族と離れ離れになった者も多い。それでもなお、アメリカを目指す人の波は途絶えない。世界のあらゆる場所からあらゆる事情の人々が、国境という壁を越えてくる。受け入れるか、拒むか、それとも無視か。果たして、アメリカはこれからも「夢の国」でいられるのか? 読売新聞ロサンゼルス特派員による渾身のルポ。
  • 瑠璃色のステンドグラス 杉原爽香二十二歳の夏
    3.9
    杉原爽香、22歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた!」爽香が通う大学の”事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた! 相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。人気シリーズ、第8弾!

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  • ルーシーにおまかせ!
    5.0
    早熟長寿の遠未来。人々は7歳で独り立ちし、10歳前後で出産する。不慮の事故で早世しても最新科学技術で蘇り、罪人は生体素材としてインフラに組み込まれ、未来永劫、システムの一部として生き続ける……。そんな未来都市で、勝ち気で行動派のお嬢さま・ジュールと金髪黒目でクラシックなメイド服姿のルーシーが冒険の旅に出た。その目的は、ルーシーがジュールを殺したとされる事件の、真相を探ること。最先端のSFミステリ!
  • 霊能者たち
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    霊能者・長谷川裕子は、悩んでいる若い夫婦を紹介された。夫婦の二人の幼い娘たちが車に撥ねられ、姉が亡くなったという。その後生き残った妹が変なことを言い出した。「あたし、鏡に映らない。きっと吸血鬼になったんだ」(「鳥は涙を流さない」)霊を巡るさまざまなトラブルの解決のために、人知れず命まで懸ける霊能師たちの活躍を、ときに優しく、ときにシニカルに、ときにユーモラスに活き活きと描く『霊能ミステリー』登場!
  • レストア~オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿~
    3.8
    雪永鋼は、腕のいいオルゴール修復師。限られた仕事のみを受け、傷ついた心を抱えながら愛犬ステラと静かに暮らす日々だ。そんな彼の前に現れた一人の女性。父の形見のオルゴールが奏でる曲が、なぜか昔とは全く違うものになってしまったというのだが……(「夏の名残のバラ」)。オルゴールを巡る謎と人の心の不思議を解き明かしてゆく、切なくも優しい連作ミステリー。
  • 烈風の港
    3.0
    港町で居酒屋を営む蔵田悟郎は元高校教師。15年前、蔵田は教え子を守るため、あやまって人を殺した。出所後は、ひっそりと息をつめるように暮らす日々だ。そんな彼を今も慕う教え子二人が、相次いで非業の死を遂げた。近海に眠るメタンハイドレートの利権に群がる悪党どもの仕業なのか!? 蔵田の中の侠気がついに目覚める! 心震わせる熱きハードボイルド。
  • レモン・インセスト
    3.4
    生後間もなく誘拐され、行方不明になっていた弟が、見つかった。24年ぶりに再会した弟は、亡き父の端整な面影を受け継いでいた。気ままに生きる美しい姉と、アルバイトで生活費を稼ぎながら大学に通う弟。互いに恋に落ちてはいけないと理解しながら、二人は、なす術もなく惹(ひ)かれ合っていく……。禁断の恋をテーマに、純粋な愛の行方を描く、美しい物語。もっとも純粋で、もっとも不安な愛。
  • 恋愛結婚の終焉
    3.8
    2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。「恋人は欲しくない」「恋愛は面倒」と考える若い人が増える一方で、「いずれは結婚したい」とする声も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の九割以上が男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。「共創結婚」の重要性を多方面から検証・提案する。
  • 恋愛未満
    5.0
    家事や子育て、介護、仕事……。“日常”以外への興味が薄らぐ毎日に、突如、心をさざめかす存在が現れ――。ちょっとダメな50がらみのイケメン独身男を巡る凸凹な恋愛譚「アリス」「説教師」、妻を脅かす夫の女友達をめぐる物語「マドンナのテーブル」ほか、恋愛感情とも友情とも違う、だけど“恋”のざわつきをよみがえらせる、いくつになっても変わらない女子の心の機微を描く短編集。
  • 連鎖犯
    3.8
    1巻1,925円 (税込)
    七年前に新潟市内で起きた誘拐事件。凛(中一)と翔(小六)の姉弟が連れ去られるも、二人は無事生還。しかし、過激発言が売りのコメンテーターが二人の母・尚子を批判したことから猛烈な「母親バッシング」が起こり、尚子は廃ビルで転落死してしまう。事件の真相が解決されぬまま月日は流れ、件のコメンテーターが他殺体で発見される。同じ頃、姉弟は引き取られた施設を退所し、置き手紙を残して姿を消していた……。
  • レーニン
    3.7
    「巨人の全貌を映し出すには、巨大な鏡が必要」であり、その鏡となりうる唯一の人物だったトロツキーが、熱い共感と冷静な観察眼で鮮やかに描き出した「人間レーニン」。レーニンの死の直後、本書の主要部分はスターリンによる迫害の予感のなかで書かれた。「ソ連共産党とソ連全体が全体主義の悪夢に飲み込まれてしまう」直前だからこそ「等身大」に描きえた、珠玉の回想録。ロシア語原典からの初めての翻訳。
  • 老人に冷たい国・日本~「貧困と社会的孤立」の現実~
    3.0
    「孤立死」「餓死」という言葉に象徴されるように、昨今、孤立や貧困をめぐる問題が日本の社会問題の一つになっている。近年では高齢者がひとりで亡くなったまま何日も発見されないという事態も相次いでいる。この日本で、いま、いったい何が起きているのだろうか。NHK『無縁社会』『老人漂流社会』に協力・出演した著者が、30年の研究データをもとに、〈高齢者3000万人時代〉に必要な視点と、問題解決へのシナリオを示す。
  • 60%
    4.5
    マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「60%」が扱うのは、裏金、隠し資産、麻薬の売上……。主人公・柴崎純也は、従来の反社会組織とは違う不思議なコミュニティを形成し、強い絆で勢力を拡大していくが、やがて絶体絶命の破滅が訪れる。信ずるべきは誰なのか!? 恩田陸さん激推しの「仙台ノワール」第1弾! 第26回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!
  • 路地裏の金魚
    3.3
    1巻660円 (税込)
    42歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。その店で、仙太郎は不思議な体験をする。便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う! 疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!
  • ロジカ・ドラマチカ
    3.4
    1巻2,090円 (税込)
    論理的対局[ロジカ・ドラマチカ]。それは偶然耳にしたわずか1文・数十字をめぐる知の殴りあいだ。エリート警察署長vs.論理の魔女・紅露寺結子18歳の、伊達と酔狂の本格ロジック探偵バトル。彼女の指す一手ごとに暴かれる、悪魔宿るワンセンテンスの解釈とは。そして、彼女が最後に証明する、驚天動地の犯罪計画とは。さてこの勝負、詰むや詰まざるや? 探偵には、1字の誤算もありえない――C.Q.F.D.[セーキューエフデー]
  • ロスト・ドッグ
    3.8
    1巻2,090円 (税込)
    あなたはペットの命に、いくら払えますか?――愛犬が心臓病になった。手術費用は200万円。ペットショップでは売れ残った犬が鳴き、セレブが集う動物病院では、名医の診察を待つ行列ができている。そんなある日、山中で人間の遺体が発見された。周囲には無数の犬の骨が散乱し、まるで遺体を見守るようだった……。動物医療の在り方を問う長編ミステリ!
  • ロビン・フッドの愉快な冒険
    3.7
    中世イングランド、おたずね者となった弓の名手ロビンはシャーウッドの森の奥に隠れ住む。棒術の名人、吟遊詩人、飲んだくれの修道僧など個性豊かな強者たちを仲間に引き入れながら、強欲な役人や聖職者らを相手に痛快な戦いを繰り広げるロビンだが……。著者による挿絵全点収録!
  • 論理的思考と交渉のスキル
    3.3
    ロジカル・シンキングも、ビジネスの実践で使えなければ意味がない! 現代人に必須のスキルである論理的交渉力を、この一冊で身につける。
  • 論理的に考え、書く力
    3.3
    現在、大学入試改革が検討されている。目指す方向は、論述式の試験を廃止して、マークシート形式の試験とAO(自己推薦)入試だけにするというものである。しかし、この方向は、「感情優先」の学生を大量に生み、これからの時代に必要な「論理的に考え、書く力」を奪ってきた。なぜ、時代と逆行するような教育が目指されているのか。本書では、消費増税、経済成長率など、新鮮な題材を用いて「現代に必須の能力」を考える。
  • 曠野の狼(ロンリー・ウルフ)
    4.0
    明治半ば、警視庁警部・戒能兵馬(かいのうひょうま)は、上司斬殺という無実の罪で投獄。北海道釧路集治監に移された戒能は地獄の硫黄鉱山で使役に。復讐を胸に脱獄し、途中、手負いの狼(ロンリー・ウルフ)を助ける。原野を彷徨(さまよ)う彼らを、拒捕斬殺の使命を帯びた追跡者の容赦ない攻撃が……。暗黒の北海道開拓史を背景にした復讐と慕情のサバイバル・ロマン。
  • ローレライは口笛で 新装版
    5.0
    ナース仲間の久江、和子、千寿の3人は、休暇を取ってヨーロッパへ。ライン川の遊覧船で、初老の紳士が具合を悪くした。彼を助けた千寿は、お礼にチェスの駒が付いたキーホルダーをもらう。その紳士が行方不明になっている大学教授だと知った彼女は、帰国後、研究室に連絡するが……。口笛が奏でるローレライ。美しいメロディが、彼女たちを殺人事件へと誘う!
  • Yの構図~吉敷竹史シリーズ6~
    3.3
    1巻660円 (税込)
    昭和61年8月18日、上野駅の隣接するホームに相前後して到着した上越、東北新幹線の中から、女と男の服毒死体が発見された! 男は盛岡の中学教師、女はその教え子の母親であった。二つの死体の側にはなぜか花束が……。自殺か? 他殺か? 警視庁捜査一課の吉敷竹史は、不可解な事件の謎を追い盛岡へ――。いじめ問題を素材に、著者が渾身の筆で描いた本格推理!
  • ワイルド・サイドを歩け
    4.0
    1巻770円 (税込)
    昼は進学校に通う高校生、夜は男娼の顔を持つ相浦理一は、ひょんなことから台湾産ドラッグ「百歩蛇」を手に入れる。一方、零細暴力団組長の井島勝義は、何者かに「百歩蛇」を奪われ、窮地に陥っていた。理一は悪友二人とともに、ドラッグをストリートギャングに売りつけようと画策するが……。シニカルでユーモラスかつ切ない。アウトロー青春小説の快作!
  • 若きウェルテルの悩み
    4.2
    故郷を離れたウェルテルが出会い恋をしたのは、婚約者のいるロッテ。彼女と同じ時間を共有するなかで愛情とともに深まる絶望。自然への憧憬と社会への怒りのあいだで翻弄されもするウェルテルの繊細な心の行きつく先は……。世界文学史に燦然と輝く文豪ゲーテの出世作。身悶え不可避の不朽の名作。
  • 若草色のポシェット 杉原爽香十五歳の秋
    3.6
    杉原爽香(すぎはらさやか)、十五歳の秋――それは、親友の死ではじまった。「学校で会いたいな」土曜の深夜、爽香が受けた電話は、行方不明中の親友・久代からだった。学校へ急行した爽香は、教室で久代の死体を発見する。かたわらには、若草色のポシェットが……。主人公の少女が、一作ごとに成長していく画期的ミステリー! 多くの読者の要望に応え、ついに電子書籍化が実現。爽香シリーズ、第一弾!

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  • 若草物語
    4.1
    メグ、ジョー、ベス、エイミー。感性豊かで個性的な四姉妹と、南北戦争に従軍する父親に代わり家を守る堅実な母親との、1年間の物語。隣家のローレンス氏や少年ローリーらとの交流を通し、少女たちは大人に近づいていく。ティーンエイジャーの日常を生き生きと描く。150年の間、世界中の女子が夢中で読んできた、今も全世界で愛されるベストセラーを、鮮度抜群の新訳で贈る。
  • 若田光一 日本人のリーダーシップ~ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験II~
    4.0
    国際宇宙ステーションに集う世界のエリートたちを率いる「船長」に日本人として、またアジア人として初めて就任し、13年11月からの半年に及ぶ宇宙でのミッションを見事果たした若田光一。米露を中心に行われてきた宇宙開発の長い歴史の中でなぜ今、若田が選ばれたのか? 日本人は本当に世界のトップとして通用するのか? リーダーの資質とは何か? NHK取材班が、若田への密着取材を通じ日本人にとっての永遠のテーマに挑む!
  • 分かったで済むなら、名探偵はいらない
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    居酒屋『ロミオとジュリエット』では皆、かの名作になぞらえながら、嘆き、怒り、酔っ払っている。そこで、いつもひとりで飲んでいる、「名探偵」の俺。今夜も謎を抱えた酔っぱらいが俺の前で、勝手に事件を語り出す――。デビュー長編『The unseen 見えない精霊』から15年、やっとカッパ・ワンの奇才が帰ってきた! “みえていたこと”の“真実”に気づいた時、心が癒やされている……不思議な魅力のミステリー。
  • 忘れる技術~いやなこと、悲しいことを~
    3.0
    あのときああすればよかった、こうすればよかった――人間関係でも仕事でも、私たちはさまざまな妄情に悩まされ、過去に制約されて暮らしている。いまほど、忘れる、捨てる、簡素化する、といった東洋の知恵が必要なときはない。猛烈に忘れ去り、切り捨てることで、新しい生命感が満ち、独創性が蘇る。禅の奥義を極めた著者による、達観の書。

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  • 私の嫌いな探偵
    3.8
    男が真夜中の駐車場を全力疾走し、そのままビルの壁に激突して重傷を負った。探偵の鵜飼杜夫は、不可解な行動の裏に隠された、重大な秘密を解き明かしてゆく。(「死に至る全力疾走の謎」)烏賊神神社の祠で発見された女性の他殺死体が、いったん消失した後、再び出現した! その驚きの真相とは?(「烏賊神家の一族の殺人」)何遍読んでも面白い、烏賊川市シリーズ傑作集!
  • 「私」のための現代思想
    4.3
    自殺には「正しい自殺」と「正しくない自殺」がある――フーコー、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、リオタールなどの思想を軸に、「私」の「生と死」の問題を徹底的に考える。
  • 私の庭 浅草篇(上)
    4.0
    1~6巻825~1,045円 (税込)
    時代は幕末、両親を早くに亡くした権介は浮浪の身となって浅草の小屋で生活していた。幼い頃に虐げられていた権介は、彼の集落に住みついた徳川幕府の元高位幕臣と思われる「爺」の薫陶を受け成長する。浅草吉原界隈で勝手気儘に暮らす権介だが、ある日侍狩りで奪った刀を友人にあげたことで自身の生活に陰りが生じ始める――著者初の時代小説にして大河青春小説!
  • わたしはここにいます
    4.0
    火事で家族を失った須崎鷹哉は、伯父・刀根尚都の依頼で、彼が家令を務める屋敷のお嬢様・常磐井文乃の旅に同行することになった。行き先は北の果て、稚内。くわしい事情も知らされないまま辿り着いたのは、希代の霊媒・九条紫姫音の館だった。文乃の目的は、16年前に紫姫音の後継者選びに参加した母・芙美乃に何があったのか知ることで、館には当時の参加者・関係者が呼び集められているというのだが……。
  • わたしはマララ~教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女~
    3.0
    パキスタン北部の美しいスワート渓谷にやってきたイスラム武装組織タリバンは、人々から音楽を奪い、仏像を破壊し、女子が学校に行くのを禁じた。少女マララは、当地の実情を英国BBCのサイトに日記形式で連載、女子が教育を受ける権利を訴えて世界の注目を集める。2012年、15歳になったマララはタリバンに銃撃され重傷を負うが、彼女の歩みは止まることはなかった――。ノーベル平和賞を史上最年少で受賞した著者の手記。
  • 白い霧~渡り用人 片桐弦一郎控~
    4.3
    次期藩主の座をめぐる政争が幕府に発覚し、安芸津(あきつ)藩はお取り潰しとなった。江戸藩邸詰めの片桐弦一郎は、浪人となり、神田の裏長屋で暮らしている。突然の改易(かいえき)でこの世の無常、悲哀を知った弦一郎は、傭われ用人として、苦しい内情ながらも体面だけは重んじる武家屋敷の建て直しを図る。―市井(しせい)の人々の縺(もつ)れた事件を人情味豊かに始末する、傑作新シリーズ。
  • 和時計の館の殺人
    3.3
    田舎町の旧家・天知家で遺言が公開された夜、事件は起こった! 一人、また一人と凶行に倒れる相続人たち――。遺言の内容は決して殺人を引き起こすような内容とは思えなかったのだが……。弁護士・森江春策が、連続殺人事件の深層に切り込んでゆく! 屋敷を埋め尽くした和時計に隠された秘密とは? 魅惑的な謎と鮮やかな論理に彩られた本格推理の金字塔!
  • 笑う心臓
    3.0
    L.A.で移植を受けた順子(よりこ)は、おぞましい夢を見はじめ、性欲過剰になり、性格も変貌(へんぼう)していく自分自身に怯(おび)えていた。街中で忽然と現われた〃男〃は、「いとしい息子の心臓はたしかにおまえに預けたぞ」と告げた。不安のうちに帰国した彼女を、〃邪悪な意志〃が待ち受けていた! 臓器売買の実態、邪教(カルト)集団の報復、心臓を抉(えぐ)りとる連続猟奇殺人事件。新たな恐怖の扉が開く。
  • 哄(わら)う北斎
    3.1
    1巻1,870円 (税込)
    イタリアの美術館から盗まれたクリムトの絵画が発見される。その絵を入手したのは評判の悪い美術商・吉崎為一郎だ。一方、明治初期に日本美術を精力的に集めたフェノロサのコレクションが密かに買い戻されていて、そこには北斎の一級品の肉筆画が存在しているという。突然日本に現れた「クリムト」。美術愛好家たちを奮い立たせる幻のコレクション「北斎」。騙し騙され、日本の美術界をめぐる、絵画ミステリー第3弾!!
  • 笑われる勇気
    3.7
    2017年秋、“世界一ゆるい70歳”となった漫画家・蛭子能収さんが、「世界一ゆるい自己啓発本」を刊行しました。「人からどう思われるか」ではなく「自分がどう生きるか」のみに大切に考えて生きてきた蛭子さんが贈る、心が楽になりすぎる1冊。ここには、建前だらけの世の中に生きにくさを感じているすべての現代人に効く「考え方」が満載です。※インターネットで大反響の「ゆるゆる人生相談」の新作108本も収録しています。
  • わるい風~鬼貫警部事件簿~
    3.5
    歯科診療所の昼の休み時間、その男は現れた。突然歯痛に襲われた急患だった。男の名前を聞いて歯科医は愕然とする。大切なひとり娘を自殺に追い込んだ新劇の演出家だったのだ。千載一遇の復讐のチャンスに、医師は男を殺害、完全犯罪を目論むが……。(「わるい風」) 控え目だが着実に事件解決に迫る名探偵・鬼貫警部の推理力と人間的魅力。傑作短編集!
  • われら
    3.5
    地球全土を支配下に収めた〈単一国〉では、24時間の各人の行動は、食事から性行為まで、すべて合理的に管理されている。その国家的偉業となる宇宙船〈インテグラル〉の建造技師であるД-503は、古代の風習に傾倒する女I-330に執拗に誘惑され……。『一九八四年』『すばらしい新世界』に先駆けるディストピア小説の傑作。
  • われらの世紀~真藤順丈作品集~
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    日本を訪れたドイツ軍人とある“侍”が熾烈な戦いを繰りひろげる「一九三九年の帝国ホテル」。北の大地で使命を負った女性たちの矜持と運命を活写する「レディ・フォックス」。芸に打ちこむあまり加速度的に心身を崩壊させる漫才師を描いた「終末芸人」など、洋の東西を問わず、昭和、平成、令和の百年をつらぬいて生き抜くひとびと=「われら」の人生模様を、『宝島』で直木賞を受賞した真藤順丈が凄まじい熱量で描きだす作品集。
  • ワーニャ伯父さん/三人姉妹
    3.9
    若い姪と二人、都会暮らしの教授に仕送りしてきた生活。だが教授は……。棒に振った人生への後悔の念にさいなまれる「ワーニャ伯父さん」。モスクワへの帰郷を夢見ながら、次第に出口のない現実に追い込まれていく「三人姉妹」。生きていくことの悲劇を描いたチェーホフの傑作戯曲二編。すれ違う思惑のなかで、必死に呼びかけ合う人々の姿を、極限にまで切りつめたことばで浮かび上がらせる待望の新訳。
  • ヴァケーション~異形コレクションLV~
    3.8
    〈ヴァケーション〉という言葉。そこには、非日常の響きがします。季節は初夏。緑は輝き、水面は燦めき、澄んだ大気も芳しい。色彩豊かな物語世界へと出かけてみましょう。物語の織りなす非日常。短い物語による長い休暇の物語。自由時間のように蠱惑的な異形の世界を、どうかごゆっくりお愉しみください。(編集序文より)
  • ヴァンパイア・シュテン
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    不死の吸血鬼・酒呑(シュテン)童子が現代に甦った。シュテンに迫る、謎の方士・徐福。さらに平安時代から鬼と戦ってきた陰陽師の末裔・那智行人を中心とする警察庁特別調査課(トクチョー)がシュテンを追う。超常の力を持つ者たちの戦いを痛快に描く鮮烈なエンターテインメントの傑作登場!!
  • ヴィラ・マグノリアの殺人
    3.7
    海を臨(のぞ)むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。ヴィラの住人は一癖(ひとくせ)ある人ばかりで、担当刑事達は聞き込み一つにてんてこ舞い。捜査に手間取るうちに、ヴィラの住人が殺される第二の事件が発生! 二つの事件のつながりはどこに? 住人達の素顔も次第に明らかになって――。粒よりユーモアをちりばめたコージー・ミステリーの快作!
  • ヴェニスの商人
    4.0
    裕福な貴婦人ポーシャへの恋に悩む友人のため、貿易商アントニオはユダヤ人高利貸しのシャイロックから借金をしてしまう。担保は自身の肉1ポンド。商船が難破し全財産を失ったアントニオに、シャイロックはあくまでも証文どおりでの返済を迫るのだが……。「ユダヤ人には、目がないのか。ユダヤ人には、手がないのか……」登場人物の生々しいまでの真情が胸を打つ。迫力の安西シェイクスピア、第3弾登場!
  • ヴェネツィアに死す
    4.1
    高名な老作家グスタフ・アッシェンバッハは、ミュンヘンからヴェネツィアへと旅立つ。美しくも豪壮なリド島のホテルに滞在するうち、ポーランド人の家族に出会ったアッシェンバッハは、一家の美しい少年タッジオにつよく惹かれていく。おりしも当地にはコレラの嵐が吹き荒れて……。『魔の山』で著名なトーマス・マンの思索と物語性が生きた、衝撃の新訳。

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