分かったで済むなら、名探偵はいらない

分かったで済むなら、名探偵はいらない

1,320円 (税込)

6pt

3.2

居酒屋『ロミオとジュリエット』では皆、かの名作になぞらえながら、嘆き、怒り、酔っ払っている。そこで、いつもひとりで飲んでいる、「名探偵」の俺。今夜も謎を抱えた酔っぱらいが俺の前で、勝手に事件を語り出す――。デビュー長編『The unseen 見えない精霊』から15年、やっとカッパ・ワンの奇才が帰ってきた! “みえていたこと”の“真実”に気づいた時、心が癒やされている……不思議な魅力のミステリー。

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分かったで済むなら、名探偵はいらない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月21日

    恋人の父親を犯罪者として見抜いてしまったことを後悔する刑事は、今日も居酒屋「ロミオとジュリエット」で飲んでいる。そこに持ち込まれるさまざまな愚痴、相談、挑戦。問題解決のきっかけになるのはいつも、ロミオとジュリエットのあらゆる解釈だった。

    安楽椅子探偵的な連作短編集。アイディアは面白いし、一話一話の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月13日

    【収録作品】106は頑張ってる/バカにすんな!/Bプランでいこう/マリコさん、只今後悔中/ロザラインなんているもんか/陰謀ジジイの質問タイム/106は頑張っていた
     『ロミオとジュリエット』の多面的な解釈が楽しい。

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    Posted by ブクログ 2018年05月26日

    刑事なのに探偵? タイトルのイメージとは違う作品だった。謎解きプラス、ロミオとジュリエットの新解釈で興味深いけれど、だんだん疲れてきて両者の結び付きがよくわからなくなった。事件よりも居酒屋の客たちのほうが謎。

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    Posted by ブクログ 2018年04月10日

    居酒屋「ロミオとジュリエット」でいつも一人で飲んでいる刑事の”俺”の前に、酔っぱらいがやってきては悩みや愚痴を語りだし、”俺”は毎回酔客たちがさまざまな角度から語る「ロミオとジュリエット」の話をヒントに謎を解いていくという連作短編集。
    正直、客が語る実際の事件はパズル的だしちょっと息切れ感のあるもの...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月21日

    「一段階目の謎解き-ロミオとジュリエットを援用した再解釈-最終判断」という構造は、全編にわたって継続する。論理クイズを思わせるところもあるが、そこはきちんとエンタテイメントになっている。“滅私奉公”の蘊蓄なども。
    (最終編の着地は、そこまでのキレは無いかもしれないが)
     この約束事を楽しめるかどうか...続きを読む

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