高田明典の作品一覧
「高田明典」の「難解な本を読む技術」「【9冊超合本版】角川EPUB選書セレクション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高田明典」の「難解な本を読む技術」「【9冊超合本版】角川EPUB選書セレクション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自分にとっては『現代思想』を理解する上での貴重な経験となる本。
これを読んだお陰で《現代思想》の見通しが一気に良くなった。
著者は現代思想を『世界を良くするためのもの』と捉え、『哲学とは違うもの』と位置付ける。
本書全体を通して通奏低音のように流れるのは『世界を良くするための現代思想』だ。
現代思想を
・目的
・土壌
・誕生
・変遷
・現在
と、順に眺めて行き、最後の「現代思想のこれから」へと至る。
詳しい方から見れば「これは括り過ぎだろ」と思える部分や説明不足がかなりあるのだとは思う。
それは重々承知の上で(よく知りもしないで偉そうなことは言えないのだが…)、現代思想をこれほどスンナリと分
Posted by ブクログ
「正しさ/正義」は「誰が、どこで、どのタイミングで決めるか」が大きな要素になるので、一般的な認識と乖離してしまうことが多々あるし、逆により多くの人々に共感してもらえる「正しい主張」が響き渡れば「権力者」も「場の空気」をも粉砕するほど力を持つこともある。
自分で「正しさ」や「公平性」などについて熟考する時は、思想や哲学が道具として役立つが、これらは問題の深部にある発生源を直接的に触れようとするあまり、使い勝手が悪いことが多い。痛みが伴うのに体質改善的なアプローチとなりがちで切れ味も悪く、即時性もない。だけに自分の中ですら辛抱しきれなくなって結果的に「正しさ」が負けてしまうのだ。
また中年男性