作品一覧

  • 刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    刑務所と社会、障害者に優しいのはどっち? 刑務所は、世間から排除され続けた障害者が最後に行きつく「福祉施設」だった!? 自身の服役経験から現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、 福祉と司法のすきまに落ちる人々の実態を鋭く、優しく説き起こす。 【目次】 序章 僕は刑務所を誤解していた 第1章 シャバに出るのが怖い! 第2章 司法は僕らを守ってくれないの? 第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界 第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない 第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない 【著者】 山本譲司 1962年生まれ、元衆議院議員。2000年に秘書給与詐取事件を起こし、一審での実刑判決を受け服役。獄中体験を描いた『獄窓記』(ポプラ社)が新潮ドキュメント賞を受賞。
  • 螺旋階段
    3.5
    1巻990円 (税込)
    順風満帆とも、波瀾万丈ともいえない人生。出張へ向かう新幹線で受けた一本の電話から、すべてが狂い始める。息子に、覚せい剤を使った疑いがあるという。警察に追われる次男、意外な姿を見せる長男、そして――ある秘密を抱える妻。次々と災厄が降り注ぐなか、中年にさしかかった男に家族の意味が問われる。この時代に生きるすべての人へ贈る、著者渾身の一作。
  • エンディングノート
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    還暦を迎える男は、半年のあいだに対照的な二人の死を経験した。享年83の母と、27歳の元部下。晩年の母を介護したのは、妻だった。その母はエンディングノートを遺し死に支度も調えていたが、なぜか60歳以前の自分史にはまったく触れていなかった。元部下は鬱病とも失恋の末の自殺とも言われていたが、真相は定かではない。ただ二人には共通していたが、後悔の念だけは伺えなかった……。小説にしか描けない、「終活」の真実。
  • エンディングノート

    Posted by ブクログ

    定年を間近に控えた正悟は元部下の27歳という若さでの自死に愕然とする。自殺の真相を調べていくとある重大な事実に突き当たる。同じ頃、妻の千穂は莫大な金額が絡む詐欺事件に巻き込まれていた。お互いが目の前の難題に精一杯で、相手を誤解し、絆は壊れていく。それぞれの過去が明かされ、ラストへ向けて物語は大きく動いていくが、最後の正悟の母が残したもう一冊のエンディングノートと千穂が記したエンディングノートを読んだ時、この本のキモに気づく。人生の選択において必要な事は、死を意識した時に初めて分かるのではないか?

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    2018年04月26日
  • エンディングノート

    Posted by ブクログ

    題名から暗い話かと思って、読み始めた。
    人生の教訓あり、正義と出世との狭間での葛藤あり、若干のミステリーあり、面白かった。
    警察の取り調べの記載は作者の経験からかリアリティが感じられた。
    楽しみよりも試練が多い人生。人間は皆、そうした人生を味わうために、この地上に舞い降りて来ている。

    0
    2018年03月27日
  • 螺旋階段

    Posted by ブクログ

    ひとつの不幸な出来事から次々に起こる不幸
    ひとつひとつはつながってはいないけど
    まぁいろんな出来事が立て続けに起こるものです
    たまに小さな幸があるにはあるんですが不幸が
    大きくて、この家族どうなっちゃうんだろうと
    読み進めました
    いろんな出来事をへて家族は、お父さんは
    成長していく
    みたいな感じでした

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    2020年05月24日
  • 螺旋階段

    Posted by ブクログ

    10年以上も浮気を続けた人を心から受け入れることができるのだろうか。自分では無理だ。心が何よりも大切であるというテーマには強く共感するし、自分自身もっと取り具なければいけないことであると思ったのだが…。

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    2021年08月02日

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