山本譲司のレビュー一覧

  • エンディングノート

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    定年を間近に控えた正悟は元部下の27歳という若さでの自死に愕然とする。自殺の真相を調べていくとある重大な事実に突き当たる。同じ頃、妻の千穂は莫大な金額が絡む詐欺事件に巻き込まれていた。お互いが目の前の難題に精一杯で、相手を誤解し、絆は壊れていく。それぞれの過去が明かされ、ラストへ向けて物語は大きく動いていくが、最後の正悟の母が残したもう一冊のエンディングノートと千穂が記したエンディングノートを読んだ時、この本のキモに気づく。人生の選択において必要な事は、死を意識した時に初めて分かるのではないか?

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    2018年04月26日
  • エンディングノート

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    題名から暗い話かと思って、読み始めた。
    人生の教訓あり、正義と出世との狭間での葛藤あり、若干のミステリーあり、面白かった。
    警察の取り調べの記載は作者の経験からかリアリティが感じられた。
    楽しみよりも試練が多い人生。人間は皆、そうした人生を味わうために、この地上に舞い降りて来ている。

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    2018年03月27日
  • エンディングノート

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    エンディングノートを書く。夫婦や兄弟姉妹、親友であっても普段の生活を過ごす中で伝えられない言葉は積み上がっていく。そういう積み上がった言葉を紡いで、いつか伝えられる日がきた時に備えて、エンディングノートを書く。そのノートをバックに入れていつも携帯する あるいは容易には発見できない場所に置いておく。
    読み手が読むのに相応しい心の余裕(あるいは心の隙間)が生じたころ、そのノートを発見して、じっくり読む。そういうストーリーをイメージしながら毎日言葉を紡いでいく。それは理想であり感謝であり達観でもある。
    エンディングノートが読まれる時、どのような状況にあるとしても、心からのメッセージが読み手を導く。エ

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    2025年10月01日
  • 出獄記

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    元国会議員で飛ぶ鳥を落とす勢いだった著者が、詐欺罪で収監され、そこから受刑者をケアする事業に従事していることに驚かされた。

    普段、ほとんど報じられることがない、刑務所内の切実な「いま」を知ることができて、とても勉強になった。

    障害を持つ受刑者や、何度も軽犯罪を繰り返す独居老人の割合がどんどん高くなって、障害者施設、老人ホームと化している!

    在留外国人が過去20年で2倍近くに増えたが、外国人受刑者数は4割減っている!

    外国人は起訴されにくいという風説もウソ。国内全ての起訴率39%に対し、外国人は42%!

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    2025年06月08日
  • エンディングノート

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    還暦を迎える正悟は半年の間に83歳の母と27歳の部下を亡くした。部下の無念をはらそうと動く。調べていくうちに大切なことが見えてくる2人が残したものは地位や名誉やお金ではなくまっすぐに生きた足跡。そのまっすぐな足跡は残されたものにとって何よりの財産となる。
    ※生きる長さに関係なく生きる試練にどう向き合ったか
    ※人間は欲を持つから幸福から遠ざかる。満たされない自分は不幸だと思い自分の利益のために他人を犠牲にする
    ※死ぬ間際になって人生を振り返った時もっとお金を稼いでおけばよかったと思わない。もっと善行を積んでおけばよかったと思う。生まれてくる環境は選べないが生き方と死に方は自分で選べる
    ※恥じるこ

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    2025年05月09日
  • 螺旋階段

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    ひとつの不幸な出来事から次々に起こる不幸
    ひとつひとつはつながってはいないけど
    まぁいろんな出来事が立て続けに起こるものです
    たまに小さな幸があるにはあるんですが不幸が
    大きくて、この家族どうなっちゃうんだろうと
    読み進めました
    いろんな出来事をへて家族は、お父さんは
    成長していく
    みたいな感じでした

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    2020年05月24日
  • 螺旋階段

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    10年以上も浮気を続けた人を心から受け入れることができるのだろうか。自分では無理だ。心が何よりも大切であるというテーマには強く共感するし、自分自身もっと取り具なければいけないことであると思ったのだが…。

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    2021年08月02日