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2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。「恋人は欲しくない」「恋愛は面倒」と考える若い人が増える一方で、「いずれは結婚したい」とする声も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の九割以上が男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。「共創結婚」の重要性を多方面から検証・提案する。
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Posted by ブクログ
「恋愛」と「結婚」は分けるべきという著者の説得力のある主張。個人的には結婚という制度自体に反対の立場だが、恋愛結婚の歴史や進化、脳の働きにも触れる論説には説得力がある。 恋愛が発展する=結婚に至るという思い、もっといえば呪縛はいい加減やめていきましょうとなってほしい。あくまで個人的は結婚という家父長...続きを読む制の再生産の仕組みに思うところが色々ある。
過激なタイトルに興味を惹かれて読みましたが、データを提示し「未婚化、少子化の改善に繋がる本」として「共創結婚」の重要性を提案されていて大変勉強になりました。
豊富なデータをもとに、恋愛と結婚の切り離しを提案。 家族制度に対する保守的な価値観を捨て、出産育児のハードルを下げない限りは、少子化は進むよね。
面白かった 日本の場合少子化を解決するには結婚する人を増やさなきゃだけど、結婚できない&しない理由はどれも納得だった
結婚に恋愛はいらない 納得できるようで納得できないタイトルですが、話の内容は面白かったです。 恋愛、結婚、出産が当たり前だった時代 お見合い結婚の方が、恋愛結婚よりも結婚生活が長く続くなど。結婚の歴史なんかも楽しく読むことができました。結婚の決定権が女性にあった時代 歴史は代わりに現代のマッチン...続きを読むグアプリになり、女性に多くのいいねが付く時代。ある意味、女性に決定権が戻ってきた時代なのかもしれない。 但し、情報多可で選択できないことによる不平不満も分かる気がします。時代が便利になるにつれて、結婚が贅沢品、そして子供が嗜好品になるのはなぜなんでしょうね。 脳科学から見た恋愛や結婚のお話も興味深かったてすが、この手の本に、数学や統計、Σ式が出てきたのは新鮮でした。
恋愛は面倒だからしたくないと言う若者が多い一方で、若者の多くはいずれ結婚するつもりと考えている、といったデータから、恋愛と結婚を切り離して考えるべきとして様々な提言をまとめた本。 若者の実態が分かるデータや、ロマンティックラブイデオロギーの歴史、脳科学的に見た恋愛などの視点から分析し、先の主張につな...続きを読むげている。 面白かったのが、婚活に対する改善策。 相手を選ぶタイミングは最適停止理論。 婚活は投網漁ではなく一本釣りなどのパワーワードが印象的だった。
恋愛と結婚はなぜ混ぜてはいけないのかという疑問に対して、歴史、脳科学など様々な視点で答えていく部分、とても納得できた。 恋愛するときに出るドーパミンは3年で尽きるほか、恋愛というのは酒やタバコと同じで中毒のような病いであること、そして「恋は盲目」と言われてしまう原因はしっかりと脳の判断能力の低下が確...続きを読む認できることなどを知ってとても面白かった。 マッチングアプリの逆サンクコスト効果や決定回避の法則の部分は、就活している身でもとても勉強になった。確かに選択肢が多すぎて選ぶのを躊躇っているな。と気づいた。 最後の著者の提言はヨーロッパや北米を引き合いに出して日本も〜みたいなことを書いているが、とても現実味がないな、という印象。
本書は、未婚化と少子化が大きな社会問題となっている中、「結婚には恋愛が必要だ」という呪縛から人々を解放する必要性を説き、若者の「恋愛離れ」を受け入れた上で、「結婚に恋愛は要らない」とする新たな「共創結婚」の重要性を、社会学、歴史学、脳科学、進化人類学、行動経済学など多方面から検証、提案する。 婚活に...続きを読む苦労し、最終的に見合いにより結婚に至った自分としても、本書のいう「結婚に恋愛は要らない」「共創結婚を目指すべき」という主張には大いに賛同するし、その主張が社会に広く受け入れられれば、未婚化・少子化の改善にも一定つながるのではないかと思った。具体的な政策提言が盛り込まれているのもGoodである。また、ロマンティック・ラブ・イデオロギーの欧米や日本における歴史、脳科学に基づく「恋愛3年説」など、本書の内容は知的好奇心を満たしてくれるものだった。 ただ、少し物足りなく思ったのは、奨学金支援の充実や選択的夫婦別姓制の導入など、いろいろと周辺的事情に関する政策提言はあるのだが、従来の恋愛と結婚を結びつける社会通念を見直し、「共創結婚」を推進するための具体的方策(本書では、読者への呼びかけにとどまっている印象)、また、実際に適齢期の若者が結婚と恋愛を切り離し、「共創結婚」をするために何が必要か(どうやって出会い、相手を見極めるのかなど)といった肝の部分があまり書かれていなかったことである。なかなか難しい部分だとは思うが、それらにも踏み込んでもらいたかった。
とても興味深かった。 恋愛と結婚は結びつかないのではないか? という仮説のもと読み始めたので、ほしい答えはいただきました。 あと、選び方とかも。 恋愛と結婚と出産の三位一体ロマンチックラブ構造に無理があるという欲しい答えはいただけた。 でも前提、恋愛の先に結婚があるのは、間違いなく幸せという立場で...続きを読むす。 この本を読んで、日本の歴史を振り返ると、平安時代は本当にすごい時代。。(うらやましいような、方で捌かれないからといって性に奔放すぎるような。) 大河にも影響されて、次は源氏物語を読み始めてます。
面白い内容だった。そうだなと同意できる部分もあれば、そうか?と感じる部分もあった。 まず、ロマンティックラブイデオロギーがロマンティック”マリッジ”イデオロギーに変容した、というのは納得できる。「恋愛したからといって結婚しないといけないわけじゃない。でも結婚の前提に恋愛は必要」という考えは、たしかに...続きを読むあるな、と思う。 20~30代未婚で、かつ同時点で恋人がいない男女が約6割もいるというのが驚いたし、20~30代独身女性の約4人に1人(24.1%)、同男性の4割弱(37.6%)が、いま恋人がいないどころか、過去にも「交際経験ナシ(恋人0人)の状態、というデータも驚きがあった。 ドラマ映画小説漫画などの創作物、アイドルや二次元、水商売の相手との疑似恋愛など世の中には恋愛コンテンツが溢れていて、恋愛に対するニーズは現代でも物凄くあるだろう、と思っていた。なのに蓋を開けてみたら適齢期男女の半数以上に恋人がおらず、その上一人もいたことがない人達というのがこんなに多いのか、という驚きがあった。 しかし、先に挙げた疑似恋愛コンテンツが盛んであるがゆえに、実際の交際をしない人が増えたのかもしれないな、と捉えることもできると思う。その場合、本作の中の「若者が恋愛しない理由」の「1「超情報化社会」による恋愛嫌悪と性のコンビニ化」に含まれるだろう。疑似恋愛は、恋愛の楽しいところを多く得ることができるから。 若者が恋愛しない理由5選は、それなりに納得した。しかし、それだけ理由があるにしても「恋愛をどうしてもしたくない人」や「面倒だからしないと決めている人」がたくさんいるのかと言われると違うんじゃないかなと思う。体感だけど。「しないけど、いい人と出会ったらする」人が多いんだろうな~、受動的な人が多いんじゃないかな、と思う。 しかし「恋愛が面倒」な人がいる中で、同時に8割以上が「いずれ結婚するつもり」と答えているデータは面白い。すごい傲慢だし無謀だし強欲だなと感じた。 21年時点で、7割前後の未婚男女(18~34歳)はいずれも親と同居している、というデータに対し、一人暮らししている人間が思っていたより少ない事に驚いた。 本作では、若者に対して「経済力とか容姿とかのパッケージまで求めると中々結婚難しいし、そういうのは諦めて無防備な自分をさらけ出せる相手と結婚しよう」みたいなことを言ってるな~~と思う。ロマンティックラブからコンフルエントラブに変えようという試み。スペックよりも中身の相性を重視し、恋愛力の高い人と恋愛を楽しむ部分は求めず、サステナブルな生活を送れる相手と結婚しようという提案。 結婚の形がそのように変容してくれたらいいなと思うが、ただこの提案が現在恋愛してないけどいつか結婚はしたいと思っている人間に響くのかな、とは思う。多分響かないだろうな、という諦めもある。 先に述べた通り現代の疑似恋愛コンテンツは充実していて、創作物は最高にキラキラしたドラマチックでロマンティックな恋愛がメイン。(もちろん、ドロドロしたものや辛いものも十分あるが、それもまた恋愛の劇的さの演出になっている)そうなると、いざ現実で恋愛するとなったときに相手に求めるものが肥大化してしまう、というのもわからなくない。 本作では男女共に(特に女性に対して)「結婚相手に求めるもの」が多すぎるということがデータと共に示されている。それが結婚率低下の現代に繋がっているのだなとわかる。 本作は恋愛結婚をやめよう、という提案をしているが、新しく提案されてるコンフルエントラブ型の結婚も、「相手と価値観が合う」「無防備な自分をさらけ出せる相手と出会う」という点で定義されていて、「それができたら苦労しないのでは?」と感じてしまった。それって恋愛結婚と何が変わるんだ?っていう。そもそも結婚相手に求めるものの男性1位女性2位の項目が「価値観が合うこと」なのに。 本作の中で提案されている「恋愛をやめる」は、「相手に恋愛力を求めることをやめる」ってことなんだろうけど。でもそれをやめたとて「価値観の合う相手」と仲良くなったりするのって難しいんじゃないかな、と思った。カタログスペックの条件をなくし、完全に「相手の(所謂)中身」だけを見て結婚するか判断するにしても、その中身を把握し、相手にも自分のことを知ってもらうのが大変だと思うので。 恋愛を抜いて、人生を生き抜くためのパートナーとしての結婚を行っていこう、という提案だったらわかるし、いいなと思ったんだが。ただ、子供を増やすため(少子化の解決のため)に結婚する若者を増やそうとするのであれば、恋愛抜きの結婚ってかなり難しいよな、と思う。あまりにも現代では性と恋愛が結びつきすぎていると思うから。「性ー恋愛ー結婚」みたいな構図に今の社会通念ではなっている気がしていて、恋愛を挟まない相手とセックスなんてできない、と感じる人が多いんじゃないかな、と個人的には思う。 色々と考えさせられるデータが多い本で面白かった。
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恋愛結婚の終焉
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牛窪恵
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