【感想・ネタバレ】恋愛結婚の終焉のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年12月24日

過激なタイトルに興味を惹かれて読みましたが、データを提示し「未婚化、少子化の改善に繋がる本」として「共創結婚」の重要性を提案されていて大変勉強になりました。

1

Posted by ブクログ 2024年02月18日

豊富なデータをもとに、恋愛と結婚の切り離しを提案。

家族制度に対する保守的な価値観を捨て、出産育児のハードルを下げない限りは、少子化は進むよね。

0

Posted by ブクログ 2024年02月14日

面白かった

日本の場合少子化を解決するには結婚する人を増やさなきゃだけど、結婚できない&しない理由はどれも納得だった

0

Posted by ブクログ 2023年10月29日

結婚に恋愛はいらない
納得できるようで納得できないタイトルですが、話の内容は面白かったです。

恋愛、結婚、出産が当たり前だった時代
お見合い結婚の方が、恋愛結婚よりも結婚生活が長く続くなど。結婚の歴史なんかも楽しく読むことができました。結婚の決定権が女性にあった時代

歴史は代わりに現代のマッチン...続きを読むグアプリになり、女性に多くのいいねが付く時代。ある意味、女性に決定権が戻ってきた時代なのかもしれない。

但し、情報多可で選択できないことによる不平不満も分かる気がします。時代が便利になるにつれて、結婚が贅沢品、そして子供が嗜好品になるのはなぜなんでしょうね。

脳科学から見た恋愛や結婚のお話も興味深かったてすが、この手の本に、数学や統計、Σ式が出てきたのは新鮮でした。

1

Posted by ブクログ 2023年10月24日

恋愛は面倒だからしたくないと言う若者が多い一方で、若者の多くはいずれ結婚するつもりと考えている、といったデータから、恋愛と結婚を切り離して考えるべきとして様々な提言をまとめた本。
若者の実態が分かるデータや、ロマンティックラブイデオロギーの歴史、脳科学的に見た恋愛などの視点から分析し、先の主張につな...続きを読むげている。

面白かったのが、婚活に対する改善策。
相手を選ぶタイミングは最適停止理論。
婚活は投網漁ではなく一本釣りなどのパワーワードが印象的だった。

1

Posted by ブクログ 2024年01月19日

とても興味深かった。
恋愛と結婚は結びつかないのではないか?
という仮説のもと読み始めたので、ほしい答えはいただきました。
あと、選び方とかも。
恋愛と結婚と出産の三位一体ロマンチックラブ構造に無理があるという欲しい答えはいただけた。

でも前提、恋愛の先に結婚があるのは、間違いなく幸せという立場で...続きを読むす。

この本を読んで、日本の歴史を振り返ると、平安時代は本当にすごい時代。。(うらやましいような、方で捌かれないからといって性に奔放すぎるような。)
大河にも影響されて、次は源氏物語を読み始めてます。

0

Posted by ブクログ 2023年09月24日

面白い内容だった。そうだなと同意できる部分もあれば、そうか?と感じる部分もあった。
まず、ロマンティックラブイデオロギーがロマンティック”マリッジ”イデオロギーに変容した、というのは納得できる。「恋愛したからといって結婚しないといけないわけじゃない。でも結婚の前提に恋愛は必要」という考えは、たしかに...続きを読むあるな、と思う。
20~30代未婚で、かつ同時点で恋人がいない男女が約6割もいるというのが驚いたし、20~30代独身女性の約4人に1人(24.1%)、同男性の4割弱(37.6%)が、いま恋人がいないどころか、過去にも「交際経験ナシ(恋人0人)の状態、というデータも驚きがあった。
ドラマ映画小説漫画などの創作物、アイドルや二次元、水商売の相手との疑似恋愛など世の中には恋愛コンテンツが溢れていて、恋愛に対するニーズは現代でも物凄くあるだろう、と思っていた。なのに蓋を開けてみたら適齢期男女の半数以上に恋人がおらず、その上一人もいたことがない人達というのがこんなに多いのか、という驚きがあった。
しかし、先に挙げた疑似恋愛コンテンツが盛んであるがゆえに、実際の交際をしない人が増えたのかもしれないな、と捉えることもできると思う。その場合、本作の中の「若者が恋愛しない理由」の「1「超情報化社会」による恋愛嫌悪と性のコンビニ化」に含まれるだろう。疑似恋愛は、恋愛の楽しいところを多く得ることができるから。
若者が恋愛しない理由5選は、それなりに納得した。しかし、それだけ理由があるにしても「恋愛をどうしてもしたくない人」や「面倒だからしないと決めている人」がたくさんいるのかと言われると違うんじゃないかなと思う。体感だけど。「しないけど、いい人と出会ったらする」人が多いんだろうな~、受動的な人が多いんじゃないかな、と思う。

しかし「恋愛が面倒」な人がいる中で、同時に8割以上が「いずれ結婚するつもり」と答えているデータは面白い。すごい傲慢だし無謀だし強欲だなと感じた。
21年時点で、7割前後の未婚男女(18~34歳)はいずれも親と同居している、というデータに対し、一人暮らししている人間が思っていたより少ない事に驚いた。

本作では、若者に対して「経済力とか容姿とかのパッケージまで求めると中々結婚難しいし、そういうのは諦めて無防備な自分をさらけ出せる相手と結婚しよう」みたいなことを言ってるな~~と思う。ロマンティックラブからコンフルエントラブに変えようという試み。スペックよりも中身の相性を重視し、恋愛力の高い人と恋愛を楽しむ部分は求めず、サステナブルな生活を送れる相手と結婚しようという提案。
結婚の形がそのように変容してくれたらいいなと思うが、ただこの提案が現在恋愛してないけどいつか結婚はしたいと思っている人間に響くのかな、とは思う。多分響かないだろうな、という諦めもある。
先に述べた通り現代の疑似恋愛コンテンツは充実していて、創作物は最高にキラキラしたドラマチックでロマンティックな恋愛がメイン。(もちろん、ドロドロしたものや辛いものも十分あるが、それもまた恋愛の劇的さの演出になっている)そうなると、いざ現実で恋愛するとなったときに相手に求めるものが肥大化してしまう、というのもわからなくない。
本作では男女共に(特に女性に対して)「結婚相手に求めるもの」が多すぎるということがデータと共に示されている。それが結婚率低下の現代に繋がっているのだなとわかる。

本作は恋愛結婚をやめよう、という提案をしているが、新しく提案されてるコンフルエントラブ型の結婚も、「相手と価値観が合う」「無防備な自分をさらけ出せる相手と出会う」という点で定義されていて、「それができたら苦労しないのでは?」と感じてしまった。それって恋愛結婚と何が変わるんだ?っていう。そもそも結婚相手に求めるものの男性1位女性2位の項目が「価値観が合うこと」なのに。
本作の中で提案されている「恋愛をやめる」は、「相手に恋愛力を求めることをやめる」ってことなんだろうけど。でもそれをやめたとて「価値観の合う相手」と仲良くなったりするのって難しいんじゃないかな、と思った。カタログスペックの条件をなくし、完全に「相手の(所謂)中身」だけを見て結婚するか判断するにしても、その中身を把握し、相手にも自分のことを知ってもらうのが大変だと思うので。

恋愛を抜いて、人生を生き抜くためのパートナーとしての結婚を行っていこう、という提案だったらわかるし、いいなと思ったんだが。ただ、子供を増やすため(少子化の解決のため)に結婚する若者を増やそうとするのであれば、恋愛抜きの結婚ってかなり難しいよな、と思う。あまりにも現代では性と恋愛が結びつきすぎていると思うから。「性ー恋愛ー結婚」みたいな構図に今の社会通念ではなっている気がしていて、恋愛を挟まない相手とセックスなんてできない、と感じる人が多いんじゃないかな、と個人的には思う。
色々と考えさせられるデータが多い本で面白かった。

0

Posted by ブクログ 2023年09月20日

「トレンド評論家」を名乗る先生なので、学者先生のやりかたとは手際が異なるのだが、ちゃんと文献もデータもリサーチしていてえらい先生だと思う。

0

Posted by ブクログ 2023年09月20日

この本を通じて、現代の恋愛と結婚に対する深い課題を知ることができました。少子化や経済格差が恋愛結婚の背後にどう影響しているのか、また欧米と日本のロマンティック・ラブの変遷に驚かされました。特に社会通念という壁が、私たちの恋愛や結婚観にどれだけ影響を与えているのかを知り、新しい結婚の形「共創結婚」の提...続きを読む言には深く共感しました。時代の変化とともに私たちの恋愛観や結婚観も変わっていくべきだと感じました。

0

Posted by ブクログ 2023年12月24日

メモ
・ドキドキするような恋愛感情は永くは続かない
・結婚生活には互いに意見を伝え合い話し合える関係性が重要

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月02日

読み物として面白くはあった。

が、テーマである「恋愛と結婚を結び付けない」という意見が強すぎる、というかもはや恋愛否定主義に思える。
恋愛結婚だけじゃなく、お互いの生活を向上させるための結婚というのも増えていいとは自分も思うが、この本だともはや恋愛は不要!と強く言ってばかりでどうにも首を傾げてしま...続きを読むった。

見合い結婚が2020年でも10%近くあるというのに驚いたし、少子化が進んでいるが、2021年でも結婚したカップルの子供の数は1.9であり、今の問題は少子化そのものより、結婚をしないことが問題らしい。
最近の未婚率が高く、2020年の生涯未婚率は45〜54歳で男性28.3%、女性17.8%。
など、色々数字で説明してくれるのはわかりやすく、面白かった。

とはいえ、「恋愛」や「結婚」の定義というか目的が人によって大きく違うはず。
それらがまずどこにも説明されないまま、「恋愛結婚はだめだが結婚しやすくなる社会が必要」とかひたすら説明されるので、なんだかよくわからなくなる。
そもそも結婚してなんになるのか?どんなメリットとデメリットがあるのか?そこを教えてくれというつもりはないが、著者の考えるそのあたりを描かないままとにかく結婚はした方がいいよ!みたいになっている。単に恋愛を否定したいだけなんじゃないだろうか。

結婚したら子供を作るというのが当たり前、という考えを変えることも含めて恋愛結婚なし、あくまでもビジネスパートナーみたいな仕組みにしよう!ならまだわかるが、子供を作り、育てるのが前提で、まあ状況によっては子供なしでもいいよ、という流れなので、そこに恋愛不要と言われると、やはり不自然。せめて子供を育てるためにも、恋はなくても愛はあってほしい。

結婚相手に求める条件に関する説明はたくさんあるし、求めすぎるとろくなことはないということに関する説明も嫌になるくらいある。
経済力や価値観が合うことなど。それはまあ理解できる。経済力があるにこしたことはない。
が、その経済力を使ってなにをするんだ?価値観が合うから何をしたいんだ?それなら、恋愛でも恋愛じゃなくてもいいから、「この人と一緒にいたい」という欲望を満たすという目的のほうがなんか自然に思えるけどなぁ。
そして、そこが目的なら別に結婚しなくても良くない…?同棲とか、パートナーでいいわけでは。
でも、本によると若者は恋愛はめんどいからしたくないが、8割以上が将来的には結婚したいと考えているらしい。それに加えて、彼ら彼女らがなにを目的で結婚したいのかも知りたかったなぁ。

自分の問題ではあるんだろうけど、もともと恋愛どころか結婚にも興味がなかったから、結局その根本的なところが未だにわかってないというか答えを持っていなかった。読んだらなにかしら理解できるのかなと思って読み始めたものの、特に説明も例示もされなかったから、読んでてもどうしても深く納得はできなかった。

0

Posted by ブクログ 2023年10月15日

恋愛結婚の終焉と題された本で、社会的に非常に問題になっている少子高齢化・非婚化の問題について切り込みながら著者の主張を展開していく。

要点は、胸がドキドキするようなときめきの先にある恋愛結婚でなく、居てて居心地の良い人と生活を作っていく共創結婚を目指しましょうという話。

前提となる少子化・非婚化...続きを読むについても様々な出典から引用されているし、論理も筋が通っていて良いと感じる反面、出典がネットニュースやテレビだったりもあるのでちょっと信用性は大丈夫なのか?とも思った。

そして肝心の結論にしても、そういうホッとする人を見つけたいと皆(特に女性は)は気付いているのだが、それを見つけられない、見つけていても関係が構築できるまで深く関われないという点に問題があるのではなかろうか。。

だから手っ取り早くお互いに興味を持ちやすい恋愛的な手段に出るしかないのではないか。。

と、ちょっと個人的には思うところがある本だった。
しかし社会で恋愛・結婚について何が起きているかを理解するにはオススメの本だった。

0

Posted by ブクログ 2023年09月25日

牛窪先生の本や意見は好きなので、よく著書を読んだり、出演されているテレビを拝見したりしています。そしてこの本を読みまして、問題提起だけでなく提言もされているところは白眉ですが、独身未婚中年男性の自分からしてみて、ちょっと「う~ん」と思うところがありました。

男性に対し、家事は「手伝う」のではなく「...続きを読む担え」とのこと。これ自体には私自身も同意するところです。なんですが、長時間労働がなんとかならないと、性別にかかわらずみんなよほどの体力オバケでないと、家事できないんじゃないかと思うのです。
自分などは就職氷河期もあって、現在なんとか一人で生計は立てられているものの、厳密には非正規雇用ですし、時給換算で給料が低いです。そのため、フルタイムで働かないと生活できません。
一人で生活しているので正直、食事は手を抜いて買って済ませることが多いです。自分が料理が苦手というのはもう自分の若い頃に訓練しなかったツケなので仕方ないのですが、料理に時間がかかるので、フルタイムで帰ってきてから(ハードワークでないにしてもコミュ障なので仕事終わるとクタクタです)料理をする体力が残念ながらありません。

女性に「もっと下方婚をせよ」とのことですが、もし自分が女性の立場だとしても、下方婚はイヤです。なので、女性が下方婚をしないことはすごく当然で合理的な判断だと思っています。自分が女性だったら、自分のような、家事の出来ない低収入な男性と結婚しようとはさすがに思えないので、自分が結婚できないのは仕方のないことだと思っています。

また、恋愛と結婚は別とのことで、そういう考えもあっていいと思います。がゆえに、恋愛弱者の自分でも結婚できるかなと思ったのですが、恋愛を除外してしまうと、女性にとっての結婚のメリットはやはり男性の経済力か家事能力かになってしまうので、分けても自分は結婚できなかったな、と再確認した次第です。(あと、自分は性的マイノリティのようなので、そもそも論でもある)

自分は特殊な例だと思うので結婚できなかったのは仕方なかったかなと思いますが(自分と結婚して不幸になる女性がいなかったのがせめてもの救い)、主に経済的側面で結婚ができない人が多いのだとすれば、それは社会的要因で解決できる場合もあると思います。そういった結婚したい方が結婚できる日本社会になってほしいものです。

0

「社会・政治」ランキング