国内小説の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
妻籠め
孤独を見つめる作家が描いた最高傑作! 少年の頃に足を怪我し、父を亡くし母親の手で育てられたわたしは、母に気兼ねする内向的な性格になっていた。そして、親しかった友人の自死と、恩師とも言える神父の失踪。若き日の二つの喪失を抱えて生きるわたしの前に現れたのが、教え子である女子大生の真琴だった。 心ざわめくわたしは、真琴に勧められるままに山陰の神社を巡る旅に出ることになった。それが、二つの喪失に関しての謎を解き明かすことになるとは――。 波風の立たないように静かに暮らしていたわたしに、大きな転機が訪れる。 構想6年。美しい文章で綴られた著者の最高傑作。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた作品の文庫版となります。 -
かぞくいろ ―RAILWAYS わたしたちの出発―
映画「かぞくいろ」の小説版ストーリー。 地方のローカル線を舞台に鉄道にまつわる人々の人生を綴った映画「RAILWAYS」シリーズ第3作。夫を突然亡くしてしまった奥園晶は残された夫の連れ子・駿也を抱え、夫の故郷・鹿児島に住む義父・節夫に会いに行く。節夫は、長い間疎遠だった息子の死、突然現れた息子の嫁、久しぶりに会う孫の存在に困惑。行くあてがないという2人を自宅に住まわすことを決め、3人の共同生活が始まる。生活のため仕事を探していた晶は、義父と同じ肥薩おれんじ鉄道の運転士を志し、試験を受けることを決意。新しい出発を夢見るが…。 映画では、辛い生い立ちの中、やっと手に入れたはずの幸せも崩れ、それでも強く生きるシングルマザーを有村架純、とまどいながらも二人を温かく支える義父を國村隼が演じる。 本作は、映画脚本を原案にオリジナルストーリーを盛り込んだ小説。有村架純演じる晶の裏に隠された波乱の人生に感涙必至です。 -
荒川乱歩の初恋~高校生探偵~
野球推薦に落ちた荒川乱歩(あらかわらんぽ)は、新設された谷根千高校探偵科に通うことになった。入学早々に出された課題は、2年前に地元で起きた『S字坂の殺人事件』の再調査。犯人はいまだ逃走している。曲者ぞろいのクラスのリーダーに指名されたその夜、客から引き取った古椅子の中から死体が出て、乱歩の父は容疑者になってしまった――。高校生探偵の推理が冴えわたる! -
電話男
電話男とは何者であるか。小説内では、こう書かれている。 「電話男はなんの報酬も求めませんし、逆にあなたに向ってグチを言ったりすることも決してないのです」 電話男は、以下のような存在らしい。 「どんな話にも耳をかたむけることになっています。だから話がつまらないからといって途中で電話を切ったり、話の内容に非難がましいことを言ったりすることは決してありません」 どうすれば、こんな素敵な電話での話し相手が得られるか。 「電話男の電話番号さえ入手すればいい。それだけです」第三回海燕新人賞を受賞した、小林恭二の記念すべき第一作である。 1984年に書かれた当時、「現代人のコミュニケーションを求める姿を暗示している」などと評論され、絶賛された。この時の現代の姿は、何十年と時が過ぎた「現代人」にも当てはまるのではないか。 つまり、この小説が発表された当時、時代を先取りした小説であったが、それは今も、時代を先取りした小説ということなのだ……。 あなたは、この小説をどのように読み解くだろうか。 -
さよなら、ビー玉父さん
第1回角川文庫キャラクター小説大賞隠し球が、満を持してデビュー。涙なしでは読めない、ダメな父と健気な息子の不器用な物語。 【ストーリー】 夏のある日、しがない30代男・奥田狐のアパートを訪ねてきた天使。その小さな天使は汗をかきかき顔を上気させ、曇りのない目で狐を見つめる――天使の名前は遊。離婚により離れ離れになった息子だ。突然現れた息子の登場に、狐に訪れたのは嬉しさより、むしろ得体のしれない者に対峙したときの「恐怖」だった。こうして「ダメ親父」と「天使すぎる息子」のひと夏の生活がはじまった――自分のことしか愛せないダメ男に、必要以上に気を遣う健気な息子、そんなダメ男をなぜか慕うヤンキー娘、そして、狐のすべてを知る元嫁。親子であって親子でない父と息子は、親子以上に親子な関係を模索するが……? 「アバウト・ア・ボーイ」「とんび」に続く、切ない親子の物語。 装画/柳沼行(「ふたつのスピカ」など) クズ男のA玉/少女とサボテン/幸せのバームクーヘン ※本作は、第1回角川文庫キャラクター小説大賞応募作「仙人系クズ男のA玉」に書き下ろしの2編を加え、文庫化したものです。 -
青春の逆説
自意識過剰で、しょっちゅう何かに苛立ちながら生きる青年、毛利豹一。高利貸と再婚して女中のように扱われる母を哀れに思うが、どうにもならない。旧制高校に入るがみごと落第、恋愛もうまくゆかず、中退して見習い新聞記者に。ついには喫茶店のウェイトレスに対して、「こんなことでは駄目だぞ! よし、百数えるうちに、この女の手をいきなり掴むのだぞ」と悲壮な決心をする始末。たまたま元映画女優多鶴子と付き合い「食客」となって、周囲の人々にもまれもまれてゆくうちに「自尊心」の呪縛を脱する。成長してゆく青年の姿をユーモラスに痛快無比に描いた青春小説の傑作。著者の最初の長編小説でもあった。 -
ラーメンにシャンデリア
耽美女子vs九州男児の異色のラーメン小説。 家族経営の博多とんこつラーメン店「満月亭」。店の前で行き倒れていた耽美ファッションの怪しい女を、見るに見かねてラーメン店で雇うことに。ひたすら美しい世界を探求するその女は、店の中を完全に耽美の世界へと模様替え。ラーメンと耽美という異色なコラボレーションが博多で反響を呼び、地元テレビ局が取材に訪れる。それをきっかけに大ブーム到来。あれよあれよと人気店に成長するのだが・・・・。老舗ラーメン店に突如舞い降りてきた少女は、店を救う天使か、それとも廃業に追い込む悪魔なのか?!ラーメン嫌いな耽美女子と生粋の九州男児・蓮華によるラーメン戦争勃発!新感覚ラーメン小説誕生! -
姿三四郎 合本版
明治、文明開化と欧化政策により、日本の伝統が失われようとしていた時代。柔道の天才児、姿三四郎。古い柔術を統合し、新たに柔道として発展させようとしていた。三四郎の修行の日々、苦悩、葛藤、恋の葛藤、青春を描く。紘道館の矢野正五郎との運命の出会いと稽古の日々。宿敵桧垣源之助、その兄弟との戦い。ボクサーとの試合はまさに猪木対アリ戦を思わせる。必殺技山嵐が炸裂する。三四郎を慕う可憐な乙美との恋は実るのか。戦うたびに成長するが三四郎の苦悩は深まる。一冊にまとまって一気に読める全巻セット。過去何度も映画化、ドラマ化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
小説 北の街で吹雪の一夜、私に吹きよせる夜の雪は
舞台は港を擁する北の街。厳冬。その街で、感染症が疑われる病気、そして病院で使われていた廃棄予定の医療機器の盗難が前後して発生する。新聞記者が、その事件を地元新聞に短い記事で報道する。 小説の中心に据えられているのは街の高台にあるホテルの宴会場であり、そこではこの二つの事件の他、進行中の高血圧大規模臨床試験も医師たちの間で話題になっている。 20の場面から構成されている小説の各場面は、「話者/書き手」をめぐる部分(語っている私/書いている私)と、「出来事」(語られている内容/書かれている内容)をめぐる部分に二分割されている。20の場面の「出来事」の時間的な前後関係は必ずしも定かではない。視線を追うことで描写される場面は分裂し、その細部は増殖し、変奏される。小説は断えず言い直され、書き直される。 -
泣いたらアカンで通天閣
〈おとうちゃん、おおきに、ありがとお。うっとうしいほど、愛してくれて……〉大阪・新世界のどん詰まりに店を構えるラーメン屋「味(み)よし」。亡き妻から店を引き継いだ店主のゲンコは、商売に身を入れず遊蕩三昧、かつて評判だったラーメンの味もガタ落ちで、閑古鳥が鳴いている。OLをしながら店を支えるしっかり者の一人娘センコは頭を抱える毎日だ。そのうえ、最近、ぼんやりしてきた店番のおばあやんも気にかかる。そんなある日、この町を嫌って東京に出て行ったセンコの幼馴染、質屋の息子カメヤがひょっこり帰って来た……。痴話喧嘩も色恋沙汰もみんな筒抜けのご近所さん。浪速のシンボル・通天閣が見下ろす下町商店街でデコボコ父娘が繰りひろげる、鬱陶しいけどあったかい、抱腹と感涙のとびっきりの人情物語。TVドラマ化、舞台化もされた評判作、待望の電子化! -
あやかし恋手紙~不思議な社務所の代筆屋さん~
拝啓 あの頃のあなたは 今の奇跡を信じていましたか? ツンデレ妖狐とドン底元OLの甘く切ない恋物語! 「あやかし恋古書店」著者の最新刊! 【あらすじ】 その手紙が二人を繋いだ――失業と失恋でお先真っ暗の元OL・碧梨(みどり)は、亡き祖母からの謎の手紙に導かれ、新潟の寂れた神社を訪れる。そこで出逢ったのは、口の悪い美形の妖狐・琥珀(こはく)。弱みを握られた碧梨が、同居の傍ら手伝うことになったのは、妖怪と人を結ぶ不思議な手紙の「代筆」だった。手紙が解き明かす、秘められた因縁とは? 二人の同居生活の行方は? 手紙の起こす奇跡に涙する、甘くて切ない恋物語! 【文庫書き下ろし】 優しい想いのこもった手紙に涙が出ました。 自分の本当の気持ちを相手に伝えることの大切さを気が付かせてくれる1冊です。 (蔦屋書店ひたちなか店 小林様) この物語を読み終わった後、大切な人に手紙を書きたくなりました。人と人の心をあやかしたちに教えてもらったような気がしてあたたかい気持ちになりました。 (紀伊國屋書店 梅田本店 中川様) なんとなく、うつむきがちな碧梨がだんだん積極的になっていく所がこちらも嬉しかったです。そのきっかけになる手紙を琥珀がこそこそやっているのを想像するとニヤニヤします。ツンデレ狐はやっぱり最高ですね。もちろんポンちゃんも癒しです。そしてこのSNSの世の中手書きの手紙というのが、「心」を感じて温かくなります。 (紀伊國屋書店 広島店 藤井様) 自分の気持ちを伝えるのが苦手な碧梨が、代書の仕事や祖母との思い出を通じて成長し、琥珀に相対するまで、悶々と楽しく読ませてもらいました。 (知遊堂 上越国府店 野池様) 著者について ●蒼井紬希(あおい・つむぎ) 2011年に別名義でデビュー。著書および担当シナリオは多数。 蒼井紬希名義で発行された「あやかし恋古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~」が続々重版(6刷)。現在も様々なジャンルで精力的に活動中。 ホームページ:君に捧げる言の花 http://tsumugi.mimoza.jp/ -
血涙十番勝負
将棋ファン必読の書、伝説の真剣勝負が甦る。 文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ、1972年のユニークな自戦記。 軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句、胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで、身体は七転八倒……、まさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも今回、新たに収録。 -
恋虫
『恋』を知っていますか? 正式名称は「感情性免疫不全症」。ウイルス性の病で、感染すると、驚くほど人が変わってしまい、自我がなくなってしまう事から、『恋虫』と呼ばれ、恐れられている。この病に感染すると、身体のどこかに特徴的なピンク色の痣が現れ、他者の感染を防ぐため、駆除される運命にある――。 四ノ宮美季は、念願の『恋虫駆除隊』に入隊した。治療薬の存在しない『恋虫』に感染した人を駆除する部隊だ。上官になったのは冬野花火というこの世界の救世主。入隊して初の出動で、四ノ宮は対象者を目の前にして駆除できなかった。今まで恐れていた『恋』という病が、本当に悪いものなのか疑問を抱いてしまったからだ。叱咤されるのを覚悟で連れられて来られた冬野の部屋で、四ノ宮は彼の秘密を知ることになり……。 『恋』に堕ちる切なさと、脆い感情を彩り豊かに描いた、泣けるラブ・ストーリー。 -
夏の情婦
みずみずしい感性が光る永遠の恋愛小説集。 「ひとつ例にとると、『傘を探す』という作品。僕はこの、失われた雨傘を探して夜の街を、人から人へとめぐり歩くストーリーをいまでも面白いと思います。 もし若い佐藤正午がこれを書いていなければ、いま僕の手で新たに挑戦してみたいくらいです。 短編集『夏の情婦』を読み返して、この五編がいずれも、書くべきときに書かれた小説である、と三十年後のいま思える、それが僕の率直な感想です」 (本書「三十年後のあとがき」より) 「鳩の撃退法」、「月の満ち欠け」と、次々に小説読みたちを唸らせる傑作を発表し続けている著者が、「永遠の1/2」でのデビュー直後に執筆した恋愛小説五編を収録。 「傘を探す」の他には、小説賞を受賞した三十一歳のぼくがネクタイを介して大学生の自分と年上女性との恋愛を追憶する「二十歳」、男と女のフラジャイルな関係を気だるい夏の残暑のなかに再現してみせた「夏の情婦」など。 いずれも恋愛をテーマにしているものの、その語り口は変幻自在で、すでに「小説巧者」の片鱗をうかがわせる作品ばかりだ。 【ご注意】※集英社より一九九三年三月に刊行された文庫をもとにして、新たに著者が書き下ろした「三十年後のあとがき」を加えて、再文庫化したものです。 -
孤独のいいなり
35歳になったフリーライターの真弓子。元彼のDVのトラウマから過食嘔吐を繰り返す。 新しい彼〈蛍さん〉は、結婚してしまったが、彼との不倫関係は続いている。 ライターとしての仕事に窮した真弓子は、風俗雑誌のライターとして働き始める。取材に訪れたプチ風俗店で、青い瞳の男「グンジョー」に出会う。彼は渋谷あたりでうろつく少女たちを風俗店に売り飛ばす男だった。 グンジョーと出会ったことから、彼女の生き方は次第に転落の一途をたどる。一方グンジョーは正体不明の女「藍」の幻を追いかける。「藍」は救われない男たちに無償の奉仕をしている女だ。 リアルでファンタジックで、愛と性の狭間で壊れていく女、再生していく女を描く物語。 -
渋谷にて行方不明
若者を引き付ける刺激的な魅力にあふれる街・渋谷。ともに中学三年生の田村知佳は茨城から家族と、市橋友香は山梨から友達と、憧れの渋谷に遊びに来た。少女の面影を残す彼女たちは、それぞれ別の男にナンパされ、監禁されてしまう。そして二人は秘密のパーティで、オークションにかけられ中年男の餌食となる寸前の窮地に。一方、彼女たちが宿泊を予定していた人気ホテル「ステイ渋谷」のオーナー寺泊新吉は、二人が危険な状況に陥ったことを察知。かつて渋谷の自警団を作っていた、古き良き渋谷を愛する老人やオヤジたちと協力しあって、二人を救おうと立ち向かっていく。ロリータたちの危機的状況の描写や秘密パーティで繰り広げられる官能の世界は、読者の期待を裏切らない。大活躍するオヤジたちのキャラクター設定と相まって、神崎作品の中で異彩を放つ佳作。 -
奈良町ひとり陰陽師
古都・奈良にあって、歴史的な趣きを残した町家が立ち並ぶ「奈良町」。奈良町の一角にある「くすば菓子店」の息子・楠葉シノブは、奈良ではもう最後となる、由緒正しい陰陽師だった。シノブが取り仕切るのは、奈良で起こる不思議の一切。祭りの夜を待つ青衣の女人、ご機嫌ななめな女神様、走る大黒様まであらわれる奈良町で、猫又の墨香や幼馴染のゆかりに見守られながら、シノブは今日も不思議を解きほぐす――歴史薫る古都から贈る、優しいあやかしファンタジー。 -
P+D BOOKS アニの夢 私のイノチ
中上健次の盟友が模索し続けた文学の可能性。 「それにしても、言い争いばかりしてきたような気もする。そして、私にとって、はじめて出会った時に思い決めた“中上健次”への徹底的大反論はまだ、これから先のことだったのだ。 (中略)いずれにせよ、私の“中上健次”という名の目標は、今更、なにが起ころうと変えようがない。中上さんも、それは承知のうえだ、と私は信じている」 <「“中上健次”という存在」より> アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学――急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探ったエッセイ集であり、中上とデビュー以来盟友として深く関わった津島佑子の1990年代の文学的軌跡でもある。 -
消えてなくなっても(角川文庫)
あなたの目を見て だいじょうぶだよと 言ってあげたい そんな物語です 萩尾望都(漫画家) 物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童が顕れていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎えることに。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。文庫化にあたり、節子さんが“視える”ようになった幼少期の出来事を描いた「春の記憶」を収録。 ※幽ブックス「消えてなくなっても」を文庫化した作品です。 -
箱入り息子の恋
走り、傷つき、絶叫し、胸かきむしる。 恋するだけで、人生はこんなにもスペクタクルだ。 天雫健太郎は、自宅と職場である市役所をただ行き来する生活を送っている35歳。 今まで一度も女性と付き合ったことがなく、趣味はゲームとカエルの世話。 息子の将来を案じた両親は、代理見合いに参加し、今井家の一人娘・奈穂子とお見合いするチャンスを掴む。 奈穂子にひと目ぼれした健太郎だが、行く手には思わぬ障害が待ち構えていた――。 星野源が初主演した同名映画の小説版! -
ヤカラブ3
ステージでかがやく キミをみつめながら なぜか ぎゅっと胸―――。 しめつけられるように、くるしかったんだ。 ……なんで、だろ? なんでココロ くるしくなるんだろ……? なんで胸のおく せつなくなるんだろ……? こんな熱いコト ゆってもらえるカノジョって… あたしなんか ぜんぜんかなわない オトナな―――。 大ヒットを記録した実話を元に綴られる号泣青春ストーリー 待望の第3弾がついに発売! -
八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。
本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい……思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入っているみたいに。――透子。高校二年の夏。心臓の病が原因でなくなった彼女のことを、未だ引きずっていた成吾。あれから四年。交換日記の空白に綴られていく新しい返事。それは見間違えようもなく、透子の文字だった。 -
日本一の女
悩みも悲しみも笑い飛ばす最強女の一代記! 匹田サダ、大分の名家生まれ。サル顔が原因で田舎の農家へ嫁に出される。実家への対抗心から村初めての精米所を設立し、大繁盛。男の子を九人産んだ。女太閤様。ブスでも鼻つまみものでも、超魅力的and超パワフル! ボンボンの兄や、美人の妹に負けちゃおれん。サダは家族を飢えさせることもなくよく働いたが、歯に衣着せぬ物言いのせいか、誰にも好かれなかった。息子たちにまでくそババアとののしられたが、それでも彼女は、日本一の女太閤様だった。 「私にはな、金剛様がついちょるんじゃ。じゃあけん、精米所をやれば成功するし、子どもを産めば、みな男の子じゃ。金剛様にかぎらず神様も仏様も、自分の足でしっかり立っちょる者の味方じゃけんな」 悩みも悲しみも笑い飛ばす、最強女の一代記! -
祝福
尊厳ある死を迎えるための老詩人の試みとは。 広告制作会社でクリエイティブ・ディレクターとして働く42歳の私は、CF撮影で17歳のモデル、サキと知り合う。自宅が近いということもあり、サキを送って行くが、彼女は途中コンビニに立ち寄り、大量のパンと菓子を買い込み、「あなたの部屋に連れて行ってください」と懇願した。私の家に着くと、サキは購入した食べ物を一気に食べ、今度はそれをすべて吐いた。案じて私がサキの肩を抱くと、彼女は「あたしと、セックスしたいですか」と訊く。そして、「でも、するのは祖父の部屋だけにしてください」と続けた。後日、サキの祖父の部屋に行くと、そこには斑ボケの始まった78歳の老詩人、長谷川がベッドにひとり横たわっていた。長谷川はすでにほとんど寝たきりで、下の世話も自らままならずの状態。私はサキに頼まれ、長谷川を風呂に入れるが、老詩人の刺激的な言葉に共鳴するものを感じるのだった。以後も長谷川の部屋を訪れることになる私だったが、ある日、この老詩人の口から、彼が心に秘めていた計画を打ち明けられるのだった。 -
しあわせのパン
北海道洞爺湖畔の静かな町・月浦に、りえさんと水縞くんの営むパンカフェ「マーニ」があった。 実らぬ恋に未練する女性・香織、出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久、生きる希望を失った老夫婦・史生とアヤ…… さまざまな悩みを抱えた人たちが、「マーニ」を訪れる。 彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。 映画界の俊英・三島有紀子による初の小説執筆作品。 映画「しあわせのパン」から生まれた、とびっきり香ばしくて温かい物語。 作中に登場する絵本「月とマーニ」を収録。 -
小説 土竜の唄
超絶エンタメコミックノベライズ化第二弾! 警官を懲戒免職された、元気と腕っ節の強さが取り柄の男・菊川玲二。その資質を見込まれた菊川は、薬物を扱うヤクザ・数寄屋会の轟周宝を捕らえるべく、潜入捜査官になっていた。数寄屋会の直参になるため、数寄屋会総本部に菊川は日浦たちと乗り込んだが、幹部から直参の条件として、菊川は轟周宝のボディーガードを務め、極悪非道なチャイニーズマフィア・仙骨竜を関東から一掃しろという任命を受ける。 そんなある日、轟周宝の美しい妻・毬子と娘・カレンの買い物に同行をしているところを仙骨竜に襲われてしまい、なんとカレンが連れ去られてしまう……。そして、カレンは上海に連れて行かれたことが分かった。菊川は無事にカレンを連れ戻すことができるのか!? 2016年12月23日より全国東宝系にて映画公開予定の、『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載中、大人気コミック『土竜の唄』。ノベライズ化は待望の第2巻です。 -
神崎食堂のしあわせ揚げ出し豆腐
ふわふわの揚げ豆腐に、とろとろのあんと生姜。口に含めば優しく甘い……日替わり定食はしあわせの味。 出来立て、ほかほかの美味しい揚げ出し豆腐をどうぞ。 レトロな丘の山商店街にある神崎食堂の人気NO.1メニューは揚げ出し豆腐。三軒隣の豆腐屋から仕入れたふわふわの豆腐に、とろとろのあん。口に含めば優しい甘さがしあわせを運ぶ絶品だ。看板娘の神崎花は、今日も店に立つが、ある日、会計中に見知らぬ男に突然プロポーズされる。彼は大企業の社長で、揚げ出し豆腐が好きだと言うが…? 以来、毎日店にやってくる彼はいったい何者―!? 豆腐屋×定食屋の美味しい料理に舌鼓!ネットで話題のグルメ小説。 -
万国菓子舗 お気に召すまま ~薔薇のお酒と思い出の夏みかん~
読むとお菓子が食べたくなる!ほっこり&しんみり、味のある人生には当店のお菓子を。 九州・博多にある、和洋問わず客から注文があった菓子ならなんでも作ってしまう老舗菓子屋「お気に召すまま」。今日もサボり癖のある店主・荘介と、接客兼“試食係”のアルバイト・久美の二人でほのぼの営業中。 新年のガレット・デ・ロワや恋する薔薇酒、雛祭りのさげもん、博多山笠の水無月など客の思いに応える菓子をつくる日々だが、ある日久美は、荘介の友人で常連のフードライター・斑目が、店にあった夏みかんを避けていることに気づき…? 思いを届けるスイーツ、作ります。博多のほのぼのお菓子ライフ。 -
探し物はたぶん嘘
疾風のキャンパスに舞うのは謎か嘘か―。 人見知り少女×黒犬ペッパーらの、切なくも温かい青春ミステリー! 4月、大学1年の湯川は少し無愛想な同級生・遠野と彼のペットの黒犬・ペッパーと親しくなった。ある日、遠野の通院に付き合い、彼を待っていたとき見知らぬ少女が遠野のトートバッグから何かを持ち去るのを目撃する。 だが、戻ってきた遠野はなくなった物はないと言う。それをきっかけに奇妙な美青年に付きまとわれ、バッグに接触した少女も不可解な行動を起こし始めて―。ふたりが探し求めたものは…? 切なくも温かい青春ミステリー! -
小説・非正規 外されたはしご
非正規問題の多面多様な実相を浮き彫り 東大卒の非正規労働者、弓田誠は在学時の就活期に事情があって就職を逃し、職を点々として低賃金・使い捨ての実態を知る。弓田はしかし、12年に及ぶ過酷な経験を自分にしかない「体験資産」と考え、格差社会に対応する原動力とする。勤め先の外食チェーン、自動車工場、特殊法人、メガバンクなど、いずれも得難い体験資産となった。30代も半ばとなり、機は熟した。弓田は意を決し、計略を巡らして資金調達にメドをつけ、友人らと新たな事業プロジェクトを立ち上げる。 【目次】 プロローグ I 外食チェーン 1. 感想レポート 2. 虚偽情報 3. ヘイトスピーチ II 自動車工場 1. 商品蒸発 2. 末梢神経 III 年金機構 1. しがらみの園 2. 旧サクセス・ストーリー IV 学校 1. 知的伝道者 2. ブラック自治体 V メガバンク 1. 本郷の紳士 2. 告白 3. 企業経済学 vs. 労働経済学 4. 勝ち組 vs. 負け組 VI 独立 1. 運命 2. 希望 3. 新生活へのシナリオ 4. 法律の落とし穴 5. 創造的立ち上げ 6. 離陸 【著者】 北沢栄 1942年12月東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。共同通信経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、フリーのジャーナリスト。05年から08年まで東北公益大学大学院特任教授(公益学)。主な著書に『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)、『官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム』(朝日選書)、『静かな暴走 独立行政法人』(日本評論社)、近著に『小説・特定秘密保護法 追われる男』(産学社)。訳書に『リンカーンの三分間——ゲティスバーグ演説の謎』(ゲリー・ウィルズ著、共同通信社)。 -
トワイライトストーリー
クリスマスイブを一緒に過ごす相手がいなくてコンビニでアルバイトをする女子高生に起きた小さな奇跡―「サンタクロースへのプレゼント」。大学進学で上京して、背伸びしてブランドスーツを買った日の思い出―「憧憬」など、2015年8月6日から2015年12月17日に電子書籍配信サイト「yomel.jp」にて連載された短編8作品に、和製「スタンドバイミー」とも言える、少年たちの友情と恋を描いた「神前の小僧叶わぬ恋を病む。」を新たに収録した珠玉の短編集。昭和を舞台にした、誰もが一度は経験したことがあるような、どこか懐かしくて、ちょっぴりほろ苦いストーリー全9話。 -
コーリング・アイアム――「私は誰?」全てはこの謎めいた旧友の遺言から始まった
「私は、誰?」全てはこの謎めいた旧友の遺言から始まった……と展開する、人生という夢からの目覚めと、本当の幸福へと至るこころの階梯を描いた小説。「コーリング」とはある存在からの呼びかけのこと。「私は、コーリングを通じてその“何者か”を手にすることができた。その“何者か”は、私を最小の努力で最大の結果へと導き、生きることは困難ではなく至福であり、幸福の拡大なのだということを実感させてくれるものに他ならない」と説く著者が、現実と心の世界の狭間に漂う陰影と光に揺れ動く主人公の繊細な視点を通じて、ひとつの「悟り」というものの実感を伝える。著者は、日本で有数のマハリシ・アーユルヴーェダ医師。 -
船に乗れ!
本屋大賞候補の音楽小説三部作、新装文庫版を電子化! 新生学園大学音楽科の創設者を祖父に持つ津島サトルは、プロのチェリストを目指し、一家の敷いたレールに乗っていたはずだった。しかし芸高に落ち、失意のまま新生学園大学付属高校に入学する。 サトルはそこで一流の音楽を奏でるため奮闘する同級生たちに出会う。フルートを奏でる美少年・伊藤慧とポニーテールの鮎川千佳。そして、見たこともない澄みきった目をしたヴァイオリン奏者、南枝里子。オーケストラの想像以上に過酷な練習は、彼らを戸惑わせる。夏休みのオーケストラ合宿、文化祭、南とピアノの北島先生とのトリオ結成と、一年は慌ただしく過ぎていくが……。 本屋大賞ノミネートの傑作青春音楽小説3部作が、人気漫画家・穂積さんの描き下ろしカバーイラストで新装文庫化!! -
あやかし恋古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~
元書店員の紗月が働き始めたのは、妖怪が集まる古書店!? その上、ドSツンデレな店主・影野には、何やら秘密があるようで……? 甘くて不思議な恋愛小説。 【あらすじ】恋破れ、故郷の新潟に帰った紗月。元書店員の彼女は小さな古書店で働き始める。ところが、そこは妖怪が集う「あやかし古書店」だった!? 無愛想でドSな店主・影野と共に絵本や小説で妖怪たちの悩みを解決するうちに、紗月は影野の優しさに惹かれていく。ある日、彼の書斎から、紗月の名前が記された古い絵本が出てきて……? 二人の過去に秘められた運命とは? 一途な想いに涙がこぼれる、甘くて不思議な恋愛小説。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。