炎上する君

炎上する君

671円 (税込)

3pt

「太陽の上」中華料理店の三階に住んでいるあなたは三年間外に出たことがない。でもその日、何かが変わる。
「舟の街」ある日、あなたは徹底的に参ってしまった。そして、思い立った。舟の街に行こうと。
「空を待つ」深夜の青梅街道で携帯電話を拾った。その日から、見知らぬ相手とのメール交換が始まる。
「甘い果実」作家志望の私は31歳。勤めていた書店で、あの作家がサイン会を開くという。
「炎上する君」銭湯で私と浜中は足が炎上している男の噂話ばかりしていた。ある日、銭湯にその男が現れて…。
「私のお尻」私は白くて綺麗なお尻をもっているけれど、いつからかそのお尻を憎らしく思うようになった…。
何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちを訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力が紡ぎ出す、どこか不穏で愛らしい物語たち。8編収録。

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炎上する君 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どの短編も、発想が大胆で視点が斜め上。現代社会の矛盾を軽くひねって見せるような、ちょっと刺さるテーマばかりだった。
    なかでも表題作は特別で、2回読み、3回目は10歳の娘に音読した。恋愛ドラマを見れば「オエッ気持ち悪い」と言い、クラスの女子たちの会話にもあまり興味を示さない、まっすぐなタイプの娘。20

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ


    かなり好き。

    短編集で、深く意味を考えてもいいし、考えずにサラッと読んでもいいのが贅沢。

    中でも風船の話が好きだったかな。
    気軽に読めるし、何回も読み返したくなる。そしてまたその時にじっくり考えてもいいし、考えなくてもいい、

    好みの作家さんに出会えて嬉しい〜。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    「炎上する君」
    人間として相手を好いて、人間として相手から好かれたいという欲に、もっと素直になってもいいと思えた。今なら少し、胸を焼く火を肯定できる。

    「舟の街」
    泣いて眠れない夜が続いていたこと、窓を開けると体が風に包まれて世界との境界がなくなったこと、夜に人と話すようになってからすんなり眠れて

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    2025/01/10
    初めて西加奈子さんの作品を読みました。それぞれの話がすごく独特な感じの短編で独特な世界観のお話だけれどとても読みやすい短編集です。
    タイトルになっている話はこの本の中盤にある短編ですが、文字通り自分の足が炎上している男の人のお話です。
    足が燃えてるってどういうことよ…という通常

    0
    2025年01月10日

    Posted by ブクログ

    トロフィーワイフと空を待つ、ある風船の落下がとても印象に残って好きだった!
    又吉さんが解説してくれてるように西加奈子さんの作品には生きることを肯定してくれる感覚がある
    何度も読み直したいと思った!

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    西加奈子さん大好き。「絶望するな、僕らには西加奈子がいる。」の又吉さんの帯と後書きもよかった。
    猫とおしりがかわいい。

    0
    2023年08月22日

    Posted by ブクログ

    失恋したり、女性であるアイデンティティを歪めなくては生きていけなかったり、自分の容姿に対する愛憎に涙したり、愛しても見てももらえなくて消えてしまいそうになったり、短編に出てくる登場人物の女性はどれも違う人物なのに、一貫して「自分のままでいていいこと」を訴えてくる強くて熱い描写は、何歳になって何度再読

    0
    2023年04月02日

    Posted by ブクログ

    西加奈子ワールド。世界観、発想が好き。こういう本があるから、物語っていいなと思える。斜めからの視点なのに、真っ直ぐ誠実さを感じる。不思議な物語の中に、ハッとさせられる感覚があって、登場人物たちがみんな懸命だから、惹きつけられる。これは何度も読み直していきたい一冊になった。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃだけど優しくて面白かった
    特に最後の「ある風船の落下」

    ストレスが溜まると風船になって空を飛ぶ
    他人と関わると風船が落下する

    炎上する君
    オタク根暗女子二人が足を炎上する男に恋をする

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    偶然、家の本棚にあり、手に取った小説。もともと西加奈子さんは好きなので、読んでみた。

    情景がころころ変わっていく、まるでSFのような短編集。その中でも、タイトル「空を待つ」の「ひとりだと嘆いても、手を伸ばしても、私の体は世界から抜け出すことはない、死ぬまで。私は分かっている。分かっている。」という

    0
    2024年05月04日

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