わすれなぐさ

わすれなぐさ

957円 (税込)

4pt

4.5

美しく我儘なクラスの女王様・陽子と、彼女が想いを寄せる無口で風変わりな牧子、そして真面目で兄弟思いの硬派な一枝。女学校で繰り広げられる少女たちの三角関係の行方は--。解説=宮田愛萌、内田静枝

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わすれなぐさ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    時代設定とキャラクターがドンピシャ。
    陽子様の天性の女王様感がすごく好き
    文章も繊細で美しくて、読んでいてすごく楽しかった

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    愛萌さんが紹介していたからただ読みたくて買ったので事前情報を何も入れずに読みました。
    文体が古風で、そういうコンセプトの本なのか、面白いなと思ったらなんとなんと1933年に書かれたものでびっくりしました!!

    昭和初期に色濃く残る男尊女卑の価値観と、それに抗おうとする牧子やそれをものもとしない陽子な

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    昔読んだ小説が、文庫で復活していたので早速購入。吉屋信子の書く物語は、少女がまだ窮屈で、従順で素直であることを強いられていた時代に、少女たちに「自分」を持つことの意味を優しく伝えているように思う。

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    好きなイラストレーターさんが表紙を担当していて、作者さんも内容もよく知らないまま購入
    そうしたらなんと少女小説!

    いやでもこれがまた面白い事

    まずセリフが素敵
    「お母様、今日はおよろしいの」だの「ね、今夜から仲よしのお友達になって下さる?」だの、適当に開いたページからの引用でもこんなに美しい

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    昭和初期、同級生の三人の少女の三角関係、友情を描く少女小説。牧子を誘惑する陽気の高飛車なキャラが面白い。現代風に翻案して、思い切りエンタメに振って映像化したら今でも通用すると思う。

    0
    2024年07月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きなイラストレーターさんがご紹介されていたので、読んでみました。
    言葉遣いが丁寧で、ところどころユーモアがあって。とっても読みやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
    女として家庭に生きる中で、当時どれほど苦しく悔しい思いをした少女がいたのだろうと、思いを馳せるような場面もありました。

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女学校という閉塞的な空間の奇妙なシスターフッド三角関係…この設定からして素晴らしく好み。
    妖しい魅力を持った魔性の陽子がとても好きだった。特に牧子が一枝から貰った母への献花を、陽子が事も無げに車の外へ捨ててしまうシーンがあまりに蠱惑的で美しくて陶酔してしまった。
    自身の学校や家庭の立場に悩んだり、女

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1932年発表の百合小説!女学校の女王様陽子、硬派な「ロボット」一枝、無口な個人主義の牧子の3人の女の子たちの関係の変化を書いた作品。
    「断然よかったことよ」「あのね、私のお誕生日に来て戴けて?」みたいな古風で雰囲気たっぷりの言葉遣い、「軟派」「硬派」が対立する女学校の人間模様、陽子の誕生会や横浜を

    0
    2025年07月08日

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