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十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを? 東京、軽井沢、総社、北海道……。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか?
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Posted by ブクログ
食べ物を食べてるシーンが本当に美味しそう。登場人物たちが自分の好きなもの大切に大切にしているところが好きです。人に対してだけじゃなくて、物とか言葉とか時間とか、とても丁寧に扱ってるなぁと感じます。もう好きとかじゃなくて愛だよねという。 蜘蛛とかほんとに苦手だけど、俊国から始まった飛行蜘蛛のお話はなん...続きを読むだか神聖なものにすら思えました。留美子が言うように「けなげ」だなとすら思えたのは、この作品の登場人物たちがみんな良い人間だからかもしれません。 山も谷もなく上巻は終わってしまいますが、味気なさや退屈さは全く感じませんでした。ひとつひとつの言葉に重みやカラーがあるなぁと思います。
「空を飛ぶ蜘蛛を見たことがありますか?」 なんて素敵なラブレター。 すべての登場人物の凛とした、その生き方がわたしの姿勢を正してくれる。 真摯に、 誠実に、 ひたむきに、 愛を。
れぞ宮本輝の世界!! あくまでも私の中での宮本輝さんのイメージですが。 久々に大満足。 特別哀しいできごとがある訳でもなく、ごく普通の日常(多少のゴタゴタはあるけど)が描かれてるだけなのに、なんだか泣けた。 読み終わって幸せな気持ちになれた。 もしも10年前に「10年後、地図の場所でお待ちしてい...続きを読むます。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」なんて手紙をくれた高校生が自分の目の前に現れて、しかも今でも想い続けてくれてたら、それってすごいドキドキだよなぁ。 いい年して私ってばまだ「白馬に乗った王子様」思考があるのかもしれない。。。 宮本輝さんは「日本という国の民度がひどく低下している」って感じてこの本を書いたそうだ。 だから登場人物がみんな、優しくて誠実で大人で愛に溢れてるんだ。 こんな人たちに囲まれて生きていけたら幸せだなぁって思った。 んま、まずは自分が、優しくて魅力的な人間にならなくちゃね。
現在、32歳になった留美子と、留美子の家の真向かいに住む、54歳の会社・社長の桂二郎の二人の語りで話が進みます。 それぞれが様々な問題に直面しながら、リンクしていきます。 登場人物たちも、良い人が多く、丁寧な言葉を選んでいて、安心して読めます。 この後の展開が楽しみです。
8月18日~25日 十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。いったいなぜこんな身勝手なことを?東京、軽井沢、総社、北海道…。さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか。
月光の光を読んだ時には難しすぎて全然わからなかったのだが、約束の冬を読んで、これは辺見庸に次ぐ写実的な作家だと思う。
200607/やっぱり宮本輝はおもしろいなぁ 201110/わー。5年ぶりか。たいして面白いと思わなかった・・・。読書ってそういうもんか。
私が初めて読んだ宮本輝さんの小説です。 みずみずしい文章で、二人の関係も気になりながら読みました。 実際には父親が話のウエイトを占めていて、二人は脇役っぽくなりますが…
家族から重要なピースが欠けてしまったことで幾許かの喪失感を抱えながら健気にそして懸命に生きる登場人物達の人生が交錯し、人間模様が織りなされていく。物語は、青年と、青年が10年前に若気の至りで突発的にラブレターを手渡してしまった女性との間で静かに進行する恋愛を軸に描かれる。 「うまくできるようにな...続きを読むってから、人前に出て仕事をしようと思うのは間違いなんじゃないかなァ。失敗したら恥ずかしいとか、間違えたら安く見られるとか考えて、それが礼儀だとか、おくゆかしいなんて自分に言い聞かせる人は、つまりは見栄っぱりで、勇気がないから、せっかく才があってもそれが育たない・・・。」
なんだろう、どこがどうでこの作品が良かったというのは言いにくいのだけど、全体的に柔らかく透き通った印象の本で、読んでいて心地良かった。 留美子と俊国の話がメインになるのかと思えば、圭一郎にも恋の兆しがあり、面白い。 でも圭一郎のお相手の中国人女性は、ちょっと受け入れにくい。
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