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小説 この素晴らしき世界
平凡な主婦がある日突然、大女優に!? ドラマでは描かれなかったエピソードが満載! フジテレビ系、木曜よる10時、絶賛放送中! 浜岡妙子、52歳。子育てとパートに追われながら、これといった趣味もなくただただ家族のために生きてきた。それなのに夫と息子からは「お前は社会を知らない」と低く見られる日々。時を同じくして、女優・若菜絹代の週刊誌のスキャンダルが世間を賑わせるが、本人は国外へ失踪してしまう。迫り来る謝罪会見に事務所関係者が目をつけたのは、若菜に瓜二つの妙子だった。“身代わりを演じてほしい”という突拍子もない内容に断るも、高額な報酬が頭から離れず、引き受けることに。そして2週間後、いよいよ会見本番を迎えるが――。主婦&大女優のドタバタ二重生活を描く、なりすましコメディーが幕を開ける! -
廉太郎ノオト
廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった―― 最愛の姉の死、厳格な父との対立、東京音楽学校での厳しい競争、孤高の天才少女との出会い、旋律を奏でることをためらう右手の秘密。 若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら、数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが……。「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。 時代小説家最注目の俊英が、ついに新境地・明治へ! 第66回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高等学校の部) -
残像
累計50万部突破『代償』の著者渾身。角川文庫75周年記念、文庫書き下ろし! 浪人生の堀部一平は、バイト先で倒れた葛城をに付き添い、自宅アパートを訪れた。 そこでは、晴子、夏樹、多恵という年代もバラバラな女性3人と小学生の冬馬が、共同生活を送っていた。 他人同士の生活を奇妙に感じた一平は冬馬から、女性3人ともに前科があると聞く。 一方、政治家の息子・吉井恭一は、執拗に送られてくる、過去を断罪する写真に苦悩していた。 身を寄せ合う晴子たちの目的、そして水面下で蠢く企ての行方は――。 暗い過去への復讐を描いた、心震わす衝撃のサスペンスミステリ! 「信頼、裏切り、後悔、敬愛、憎悪、憧れ、友情、希望。 そんなあれこれをぎっしり詰め込みました」 ――伊岡瞬 -
鏡の国
反転、反転、また反転――! 本気の「仕掛け」を堪能せよ! 『珈琲店タレーランの事件簿』の著者がおくる、2023年大本命ミステリー。 ●STORY 大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪を訪ね、突然こう告げる。「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか……その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。 -
青天 包判官事件簿
宋代、瑞州の新任知事・包希仁は、二十代で科挙に合格した秀才ながら、どこか抜けた青年。その資質を疑問視する世話係・孫懐徳であったが、州内で起きた「生きた牛の舌が切り取られる」事件をきっかけに――(「雪冤記」)。清廉潔白、裁きは公平、晴れ渡った空の如し。中華小説の名手・井上祐美子が、中国史上屈指の人気を誇る名判官「包青天」の活躍を描く中華ミステリ短篇集。待望の文庫化! ◆目次 ・雪冤記 ・赤心 ・紅恋記 ・黒白 ・青天記 ・文庫あとがき ※本書収録の「黒白」は、『C★NOVELS Mini - 黒白 - 包青天事件録』に加筆修正を加えたものです。 -
どうしようもなく辛かったよ
第17回小説現代長編新人賞受賞作 受賞時高校三年生。現在大学一回生。 選考委員絶賛! 一つずつの感情を丁寧に掬い上げて、かつ容赦なく紡いである。 ――朝井まかて 最後の場面に、時を超えて自分の中学生時代を思い出しました。 ――中島京子 若さの身勝手さ、残酷さ、幼さゆえの気取りまでをストレートに描ききっている。 ――凪良ゆう 思想があると感じさせられる。 ――宮内悠介 この物語には、心に突き刺さる得難いセンスがある。 ――薬丸岳 青春の輝きとそこにのびる影、苦み 「特別になりたい」「ルールを破りたい」少女たちの卒業までの日々が、始まった。 あらすじ 「特別になりたい」と願う中学生の若菜は、日々、バレー部での練習に明け暮れていた。しかし三年生になると、顧問の異動によってチームは大きく動揺してしまう。若菜の「ある提案」によって落ち着きを取り戻したチームは、最後の大会へ向かうのだが――。 夏から、少女たちは「それぞれの最終学年」に直面することになった。学業優秀な真希、学校を休み続ける愛美、裏と表をうまく使い分ける桜、ルールから逸脱することができないくるみ。部活というつながりを失った少女たちが隠してきた本心、我慢してきた関係性。少女たちの卒業までの日々が、始まった。 -
伝説のキャバ嬢が女の子を大改革 「秒で変われる」50のルール from GX -Girls Transformation-
再生回数1000万回超のAbemaTVの伝説の番組が待望の書籍化! わたしたちは「秒」で生まれ変われる。 エンリケ、愛沢えみり、一条響が送る珠玉のメッセージ。 【本書・はじめに】 ・自分のことが好きじゃない ・変わりたいと思うけれど、どこからどう変わればいいのかわからない ・無難な自分に飽き飽きしている ・いじめられていた過去がある、もしくは今いじめられている ・今、仕事をしていない ・他人と自分を比べて落ち込む ・過去に傷つけられた相手に仕返しをしたい ・続けることが苦手 ・真剣に叶えたい夢がある ・どうせ努力するならコスパよく努力したい ・自分の人生、こんなもんじゃないと思っている ・ナンバーワンになりたい 1つでも心当たりがあるなら、ぜひこの本を読み進めてほしい。 あなたの未来につながることが必ず見つかるはず。 新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」で記録的なヒット番組が誕生しました。2021年6月24日より、全10回にわたって放送されました。自信が持てない女性たちが目標に向かって生まれ変わっていく様を追いかけるドキュメンタリー番組。それが、『GX─伝説のキャバ嬢が女の子を大改革─』。「GX」とは「Girls Transformation」の略で、カリスマキャバ嬢の実績を持ち、現在は実業家としても活躍している3人の女性(ミューズ)が、悩める女子の内面と外見をそれぞれプロデュースするという、全10回のドキュメンタリー。番組放送開始直後から予想をはるかに超える女子の支持を集め、なんと再生回数1000万回超えという驚異の数字を叩き出したのです。なぜ女子たちが『GX』にこれほど夢中になったのでしょう?それはカリスマキャバ嬢たちの実体験に基づく、厳しくて熱いメッセージが、見ている女子たちの心に刺さりまくったから。 この本で取り上げた珠玉の言葉は、すべてABEMA の『GX』の中で3人のミューズが語ったもの。ぜひ何度も読んで、ミューズたちの言葉に気づいてください。落ち込んでください。励まされてください。そしてあなたの心に火を灯してください。今読んでピンとこなかった言葉も、時間がたてば「こういうことだったのか!」と腑に落ちる瞬間があるはずです。 私たちは一秒で生まれ変われる。ミューズたちの言葉を糧にして、あなたの人生は今、この瞬間から動き出すのです。 【目次】 【もくじ】 CHAPTER01 人は変わろうと思えば「秒」で変われる CHAPTER02 「見た目」は一番初めにチェンジできる CHAPTER03 自分を知ることで相手を知ることができる CHAPTER04 「お豆腐メンタル」の鍛え直し CHAPTER05 トップを目指すために CHAPTER06 エンリケ、えみり、響の「愛の鞭」 -
今日もレストランの灯りに
「大袈裟ではなく人生が楽しくなってきている」 医療記者、50歳を目の前にして 接客のアルバイトを始める。 ちょっぴり個性的なシェフと 素敵な常連さんに囲まれて いつの間にかここは、私の居場所になっていた―― 【内容説明】 医療の専門記者として、25年間働いてきた、一人呑みが大好きな“私”。 メディアの経営悪化に、新型コロナウイルス感染症の影響も追い打ちをかけ このまま医療記者を続けていけるのか、不安を感じていたある日、 ガキ大将のような風貌のシェフに声を掛けられ、あっという間にイタリアンレストランの接客アルバイトをすることに! 人生の後半戦にふと現れた、素敵な居場所。 職人肌で、常連さんと話すのが大好きなシェフ、 一回りも二回りも年下のアルバイトの仲間たち、 そして素敵な常連さんに囲まれ、泣いて笑って得たものは。 今とても寂しいあなたにも、心にぽっと灯りが点るかもしれない とある街のレストランをめぐる、15のエッセイ。 「きっと全国にはだれにとってもこんな大切なお店があるのだろう。それぞれの場所で今日もそれぞれの愛しいドラマが生まれている。 そんなことを想像すると、この世の中捨てたもんじゃないなと私は心が温かくなるのだ。」(本文より) 【目次】 【目次】 まえがき Chapter1 医療記者、イタリアンレストランでバイトを始める Chapter2 常連さんは店のファミリー Chapter3 休めない、帰れないシェフ Chapter4 最後のディナーで謎のお客さんが教えてくれたこと Chapter5 キノコ採りの名人、伊藤さんのこと Chapter6 「思い切って跳んでみると楽しいよ」 Chapter7 シェフのこだわり すべてはお客さんに喜んでもらうために Chapter8 お客様は神様ですか? Chapter9 常連の林さんとALSの妻、利恵子さんのこと Chapter10 バイト仲間の卒業写真 Chapter11 シェフが「I LOVE YOU」を捧げる人 Chapter12 叱られても、へこたれない方法は? Chapter13 酒とパスタの日々 Chapter14 若返る店、愛しい居場所 Chapter15 シェフインタビュー あとがき -
でぃすぺる
『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ 小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。 ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、“掲示係”に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。 優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。 マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。犯人はまだ捕まっていない。 捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。 マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。 そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。 死の謎は『奥郷町の七不思議』に隠されているのか? 三人の“掲示係”が挑む小学校生活最後の謎。 こんな小学6年生でありたかった、という思いを掻き立てる傑作推理長編の誕生です。 -
シャーロック・ホームズ人物解剖図鑑
射るようにするどい眼をして 背が高く痩せている 細く長い指を持つ ワシ鼻の男 彼の名は? 希代の名探偵 シャーロック・ホームズ! 1887年に誕生し、現在も世界中で大人気の〈シャーロック・ホームズ〉。 アーサー・コナン・ドイルによって書かれた60編の原作小説は、ファンの間で「正典」と呼ばれています。 本書では、正典に登場する人物たちに焦点をあて、書かれている描写に出来るだけ忠実に、時には映像化作品などの力を借りつつ、独自の解釈を加えながらヴィジュアル化することを試みました。 長編『緋色の研究』『四つの署名』、短編集『シャーロック・ホームズの冒険』までに登場する総勢約250人の人物を完全ヴィジュアル化しています。 〈ホームズ〉の「基本」が分かる本にしたいと考え、物語のあらすじや注目ポイントなども取り上げました。事件の核心部分は【ネタバレ無し】を前提に、日付や曜日などの矛盾がある点もそのまま載せ「正典に書いてあることをおさらいできる本」を目指しています。 正典に登場するヴィクトリア朝のアイテム…「ガソジーン」やホームズの吸うパイプの種類、そして英国の貨幣の価値なども図解で詳しく解説します。〈ホームズ〉の世界がより近くにあると感じられるようなガイドブックでもあります。 この本が少しでも、〈ホームズ〉の世界がより身近により楽しく感じる手助けになれば幸いです。 コナン・ドイルが書いた彼らの姿を知ることで、物語に隠された謎が見えてくる。 100年前に書かれた彼らが今、描かれる。 -
性差別の医学史 医療はいかに女性たちを見捨ててきたか
医学はいつになったら「本当の科学」になるのか? 「心臓発作は“ヒステリー”」 「HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)は“女性だけの病気”」 「卵子は“精子をただ待つ無力な存在”」… 心疾患、骨、幹細胞、更年期、セックス、ホルモン、そして生殖。 長らく「男性の身体」だけを基準としてきた医学は、いつしかあらゆる領域に男性優位主義を浸透させ「非男性の身体」の声を聞くことなく発展した結果として、人間を測りまちがい、不平等を温存し、健康を害しつづけている。 この現状をいかに正し、医学と科学をいかに未来に導くべきか。医療をジェンダーバイアスから解放し、「すべての身体」を救うものにするための必読書。 [目次] はじめに:「自然な」女性 第一部 得体のしれない身体 第1章 婦人科学と女性の人生 第2章 セクシーな研究 第3章 「ウェルネス」と「エンパワメント」 第4章 潮を吹く女たち 第5章 ホルモンを解放せよ 第二部 誤解された身体 第6章 無視される痛み 第7章 心臓(ハート)のフェミニズム 第8章 骨の詩(うた)を聴け 第9章 がんとグローバリズム 第10章 精子と卵子の神話 第三部 未来の身体 第11章 フェムテックのジレンマ 第12章 クリテラシーを養おう 第13章 サイボーグであるわたしたち 第14章 人工子宮に宿るもの 心臓発作の際、女性が誤診を受ける確率は男性より55%高い。処方される鎮痛剤が同じなら、女性は男性より中毒になる可能性が高い——なぜ、こんなことになるのか? 古代ギリシャのヒポクラテス以降、白人男性の体を基準に発達してきた西洋医学。すなわち、今日私たちが使っている薬や治療法の大部分は、男性の身体のために男性が設計したものである。 男性と女性では実際にはホルモンバランスも体組成もすべてが違うにもかかわらず、私たちが学校で教わったのは、せいぜい生殖器官の違いくらいではなかったか? 社会が女性を「生殖機能」としてのみ認識してきた結果生まれた、男性基準の「医学はジェンダーニュートラル」という神話。それは女性をはじめ、男性優位社会において周縁化された人々の健康を長らく危険にさらしてきた。 本書では気鋭の社会学者が、こうした欠陥のある考え方がいかに女性、そしてトランスジェンダーやインターセックスといった「非シス男性の身体」に対する知見を不足させ、基礎研究を貧しくし、医療を個々の患者に最適ななケアから遠ざけているかという医学界の現状を示す。女性の身体が性、心臓、骨、痛みといった分野においていかに無視され、誤解され、先端医療の研究のなかで搾取されてきたか、また、家父長制的な社会文化がいかに人類全体の健康に有害であるかを解き明かす。 視野狭窄に陥ったまま発展してしまった医学を今こそ見つめ直し、その可能性を拡張するため、最新研究やデータはもちろんフェミニズム、SF、アートなどとも領域を横断しつつ「どうすれば、科学は誰にとってもいいものになるのか?」という問いを投げかける一冊。 -
厳冬之棺
上海郊外の湖畔に建つ陸家の館で殺人事件が起こる。現場は大雨で水没した地下室で完全な密室だった! 天才漫画家探偵・安縝(あんしん)登場 -
グレイラットの殺人
売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。ポーは3年前の強盗殺人事件との関連を疑い…… -
キネマトグラフィカ
新元号が発表された2019年4月、老舗映画会社・銀都活劇の宣伝チームで働く砂原江見は岐路に立たされていた。長く務めた勤務先が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まったのだ。すべての企画が止まった社内には弛緩した雰囲気が漂い、不穏な噂が飛び交っている。DVDの宣伝を手がける江見の部署も、一癖ある部下たちも、この先どうなるかわからない。では社名が消えるまでに、自分はどんな“仕事”がしたいのか――働き方は十人十色。時代や元号がどんなに変わろうとも、自分の働き方を決めるのは自分だけ。すべての働く大人たちにエールをおくる傑作小説!/解説=松井ゆかり -
貝に続く場所にて
芥川賞受賞の鮮烈デビュー作、待望の文庫化。 あの日行方不明となった彼が、ドイツの私の元を現れる。 忘却に抗う言語芸術の傑作にして、鮮烈なるデビュー小説。 第165回芥川賞受賞作 第64回群像新人文学賞受賞作 ドイツの学術都市ゲッティンゲンに暮らす私の元に、東日本大震災で行方不明になった彼が現れる。 陽に透けないほどの存在感を持つその訪問者に私は安堵するが、死者との邂逅はその街と人の様相を重層的な記憶を掘り起こすように変容させてゆく。 群像新人文学賞と芥川賞をダブル受賞した著者のデビュー作。 解説=松永美穂(ドイツ文学者、翻訳家) -
唐国の検屍乙女
検屍から謎を解く! 人生に絶望した少女が破天荒な天才少年とバディを組む、中華×ミステリー×ラブコメ? 1042年の北宋。 17歳の許紅花は、名医である父の許希について戦場で医者として活躍していた。 しかし怪我がもとで右手に震えが残り、戦場にも赴けず、実家の医院を手伝うこともできず、引きこもりとなってしまった。 ある時、紅花の姉が依頼を受けた検死に代わりに行くことになる。 検死のために向かった妓楼で、髑髏を抱えて罵詈雑言を喚き散らす少年、高九曜――人呼んで「髑髏真君」と出会う。 この出会いが、紅花の運命を大きく変えることとなった――。 口が悪く我儘で皆に疎まれているが、頭脳明晰で一回観察しただけで色々なことを見抜いてしまう九曜。 そんな九曜に振り回されながらも、彼の聡明さや心の機微に興味を持っていく紅花。 九曜も自分を拒絶しない紅花に興味を持ち、自分の主治医にしようと猛アタックする。 さらに許希の弟子、劉天佑からも言い寄られる紅花……。 果たして紅花の選ぶ道は? 紅花と九曜が辿り着く真相とは! -
とにもかくにもごはん
わかるよ、みんないろいろあるけどさ――。 ほら、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず! 子ども食堂を舞台に、市井の人々の生きづらさと希望を描く、読んで「美味しい」老若男女群像劇の傑作。 営業時間は午後5時から8時まで。 亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。 スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。 お客さまは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。 子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい! うまくて泣ける、心温まる絶品群像劇! -
半沢直樹 アルルカンと道化師
半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。 江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー! 明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。 大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場! *** 東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。 大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。 大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。 有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。 *** -
待ち遠しい【毎日文庫】
これはきっと「あなたの物語」 住み心地のいい離れの一軒家で一人暮らしを続ける北川春子39歳。母屋に越してきた、夫を亡くしたばかりの63歳、青木ゆかり。裏手の家に暮らす、今どきの新婚25歳、遠藤沙希。偶然の出会いから微妙な距離感のご近所付き合いが始まった。「分かりあえなさ」を越えて得られる豊かな関係を描き出した珠玉の一作。 「わたし以外のほかの誰かが決めることじゃないんです」 人と比べられて気まずい思いを強いられたり、「みんな」と同じ条件や要素を手に入れられないことに疎外感を持ったりする世の中にあって、その言葉はすべての「わたし」の人生を支えてくれるお守りのようなものだろう。いうなればこの小説は、ひとりの人間が自分の内側からその言葉を紡ぎ出していく過程を丹念に言語化したものなのだ。(倉本さおり(書評家)「解説」より) -
忌名の如き贄るもの
忌名は、いわば生贄だと? 「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」 生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。 人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開を、文庫でもお楽しみください。 -
薬屋の秘密
40言語に翻訳、全米100万部突破! その毒は男を殺し、女を守る。 18世紀ロンドン、 連続殺人犯と恐れられた〝薬屋〟がいた―― 18世紀、ロンドンの路地裏にひっそりと佇む薬屋があった。客は男に苦しめられた女性のみで、店主ネッラがつくる“毒”に助けを求めやってくる。ネッラは女たちのため毒を処方し続けたが、ある少女が店を訪れたことで運命の歯車が狂いだす――時は変わり現在、大学で歴史学を学んだキャロラインは古びた瓶を拾ったのを機に、かつて謎の薬屋がおかした連続殺人を調べることに……全米100万部の話題作! -
刀之怪 神刀・霊刀・妖刀 世にも不思議な名刀伝説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名刀に伝わる妖怪退治、奇想天外な逸話、不気味な物語、心に染みる哀話など33振り約40話を収録。とりわけ邪神・悪鬼・幽霊・山姥・大蛇・蜈蚣(むかで)・雷神・土蜘蛛などの妖怪退治の伝承は、歴史的背景を掘り下げながら物語醸成の核心に迫ります。 それぞれの名刀伝説は、物語と解説部分を2つのパートに分けて読みやすくし、歴史人物、事件、専門用語にはふりがなを振り、難解な刀剣用語などは脚注で詳説しています。徳川家康・織田信長・豊臣秀吉・伊達政宗・源義経・源頼光・立花道雪らの剛勇が愛刀に寄せた熱い思いもひしひしと伝わってくることでしょう。 また、セレクトした33振りの刀剣は「鬼丸国綱」「童子切安綱」「姫鶴一文字」「数珠丸恒次」「大典太光世」「骨喰藤四郎」「薬研藤四郎」「南泉一文字」「圧切長谷部」など、刀剣史に燦然と輝く名刀揃い。刀剣の解説にも紙幅を割き、刀剣をあまり知らない歴史ファンにもわかりやすい読み物となっています。 -
エディ、あるいはアシュリー
「さて、エディ。こう呼ばれたいなって思う名前はあるの?」 「アシュリー」 本当はそんな名前、考えたこともなかった。〈自分は男じゃないらしい〉という認識は、〈どうも女性のようだ〉とは直結していなかったからだ。それなのに訊かれたら口をついて出た。アシュリーは子どもの頃に可愛がって大切にしていたぬいぐるみだ。 (「エディ、あるいはアシュリー」より) --------- 性の多様性。移民。失われた日々。喪失。再生。暴力……。 どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。 ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。 --------- 避けようのない過酷な現実と、その先にある柔らかな希望……。 韓国ファンタジー界の旗手が織りなす物語のタペストリー8編。 --------- 【目次】 ■レオニー ■エディ、あるいはアシュリー ■海馬と扁桃体 ■正常人 ■木の追撃者 ドン・サパテロの冒険 ■へその唇、嚙みつく歯 ■相続 ■メイゼル ■あとがき ■訳者あとがき -
未来省(The Ministry for the Future)
人類vs気候変動 闘いの30年未来記 2025年、インドを未曾有の大熱波が襲い、2000万人の犠牲者を出す。 喫緊の課題である気候変動に取り組むため国連に組織された、通称「未来省」のトップに就任したメアリー・マーフィー。 つぎつぎと起こる地球温暖化の深刻な事態に対し、地球工学(ジオエンジニアリング)、自然環境対策、デジタル通貨、経済政策、政治交渉……ありとあらゆる技術、政策を総動員。人類の存亡をかけ果敢に立ち向かっていく。 〈火星三部作〉のキム・スタンリー・ロビンスンが描く、現代から2050年代までの気候危機をめぐる近未来SF小説。 -
激流
時代の激流にあえて身を投じた兄弟を描く。 日本橋の繊維問屋の家に生まれた永森進一と正二の兄弟。関東大震災、昭和恐慌、満州国建国などを背景に、激動する社会状況を、対照的な兄弟の姿を通じて描く。 成績優秀な進一は、学生時代から社会主義に傾倒し、卒業後は組合活動に没頭。しかし、左翼活動家の取り締まりを強めていた特高警察に捕まってしまい、連日激しい拷問を受ける。やがて起訴保留となり釈放されるが、進一はそのときすでに肺を患っていた。 一方、兄とは違って明るく社交的な正二は、学校を出ると家族らに盛大に見送られて入営。ところが、この連隊では体罰こそなかったものの、「昭和維新」(天皇親政の国家を目指す運動)を標榜する右派の巣窟となっており、正二はやがて日本中を揺るがす大事件に否応なく巻き込まれていく――。 あたかも激流のように社会が激しく変動するなか、ふたりはどこに行きつくのか……。治安維持法違反の疑いで検挙された経験を持つ著者の体験から描かれた魂の長編の前編。 -
P+D BOOKS 早春
青春の地をたどる、著者の「神戸物語」。 ――神戸に一度でも住んだことのある外国人は、世界のどの都市にも住みたいとは思わなくなるという。……「早春」は小学生の頃から特別な親しみを抱いていた神戸を妻とともに何度も訪ねる話だ――(著者あとがきより) 大阪府出身ながら著者自ら“青春の地”と称する神戸を、著者の同級生や神戸在住の叔父夫婦、貿易商の郭夫妻らとの交流を通じ、さまざまな角度からとらえていく。 会話を丹念に再現することで、戦時中の悲しい思い出や戦後の復興期、ポートピアに沸く人々の華やいだ気持ちなどが手に取るようにわかる、今昔の神戸を描いた秀作。 -
星降る宿の恵みごはん~山菜料理でデトックスを~
会社をリストラされたアラサー独身女子、まひろ。ふと見た映像に心を動かされ、「何もかもデトックスしたい」と旅に出た。向かったのは、子どもの頃一度訪れたことのある地、只見。宿の料理人が出す食事はどれも美味しくて、家に引きこもって以来まともなものを食べてこなかったまひろを、生き返らせてくれるようだった。拡がる自然と心づくしの料理で次第に落ち着きを取り戻していくが、以前訪れたときの記憶が頭をもたげてくる。 -
よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門
恋バナ収集ユニット「桃山商事」の代表をつとめる著者はこれまで1200人以上の失恋話や恋愛相談に耳を傾けてきました。女性からのお悩みに頻出するのが、不可解な言動を無自覚にくり返す男性たちのエピソード。人の話を聞かない、謝らない、すぐに不機嫌になる、話し合いができない……彼女たちをイライラモヤモヤさせている「男性のあるある行動」を20のテーマに分類、背景をひも解くことで見えてくる「オトコらしさ」の問題点とは? 男女の「わかり合えない」を乗り越えるヒントが詰まった必読書! ※本作品は2019年7月、晶文社より刊行されました単行本を文庫化に際し、加筆修正をしたものです。 -
説教男と不倫女と今日、旦那を殺す事にした女
芸人としての面白さが、コント師としての繊細さが、こんなにも小説に生きるか! 笑いあり、涙あり、恋愛あり!サスペンスも!? 童貞説教男と不倫女、殺意を抱いた妻が繰り広げる痛快エンタメが誕生! YouTubeチャンネル登録者100万人超え! コント職人・レインボージャンボたかおがユーモアとペーソス、情熱を詰め込んだ珠玉のデビュー作。 【構成】 第1章 家まで来たのにその気がない女に説教をする男 第2章 今日、旦那を殺す事にした女 第3章 不倫していることで成長していると思っている女 第4章 ハプニングバーでオレンジデイズくらい青春してる友人 最終章 【一部抜粋】 俺はもうすぐ死ぬ。 全ては自分が招いた事だから。 仕方がないんだ。それはいい。 ただ俺の目の前の最高にいい女が涙を流している。 それだけが申し訳ない。 俺は指で涙を拭ってあげたかったけど、その気力ももうなかった。 -
あの夜を覚えてる
ラジオに救われた経験から、新人ADとして働く植村杏奈。自身が担当をするオールナイトニッポンでは、俳優・藤尾涼太がパーソナリティを務めて100回目という大きな節目を迎えていた。しかし植村は仕事に身が入らない。なぜなら、藤尾が女性と深夜デートをしていることが雑誌に取り上げられ、事件になっていたからだ。ラジオで何かしらの言及があるのでは、と期待する植村。しかし、事態は思わぬ方向に転がり始め――? -
逝きたいな ピンピンコロリで 明日以降
「今日もまた アレ・コレ・ソレで 日が暮れて」「何度目だ? 同じ映画が 新鮮だ」 認知症が心配になるほどのもの忘れ、墓じまいをめぐる親戚騒動、定年後の夫とのうんざりする暮らし。 問題解決を試みるも頭は回らず、集中力は続かず、あまつさえ膝に水まで溜まる始末。 それでも明日はやって来る。それどころか明後日も。思ったよりも人生長い。それならばーー 頭と体はガタだらけ。失われゆく記憶、気力、体力。簡単に決壊する涙腺と堪忍袋。 でも心と知恵と経験なら、たっぷりある。 60代~アラ100男女7人が笑い、泣き、困惑し、挑戦する! 人生100年時代の新・シニア像を描く書き下ろし7編 -
君のために鐘は鳴る
島田荘司推理小説賞受賞! 21世紀の『十角館の殺人』がマレーシアから登場 最愛の妻を亡くし引退したベストセラー作家がある日、 ふと目を覚ますと、そこは見知らぬ孤島だった。 やがて桟橋に船が着き、老若男女が島に降り立つ。 一行はデジタル機器に囲まれた日常の疲れを癒し、 本来の人間性を取り戻す「デジタルデトックス」のために 島に渡って来たという。 メンバー相互の会話や、視線を合わせることさえ禁じられ、 読書やメモをとること、音楽を聴くことも不可。食事は菜食のみ、 そして殺生も厳禁という環境の中でデジタル・デトックスが始まるが、 やがて残酷な連続殺人事件が発生する。 作家はそのすべてを目撃するのだが、 なぜかメンバーたちの目には彼の姿が映らないらしい……。 華人系マレーシア人の女性作家が、 ミステリ界の巨匠・島田荘司氏が提唱する21世紀本格に応えて放った、 〈21世紀の『十角館の殺人』〉! -
青春をクビになって
夢の諦め方は、誰も教えてくれない 「雇止め」という冷たい現実を前に、研究を愛するポスドクが下した決断とは――。 青春小説家が描く、青春の終(しま)い方。 社会に横たわる痛切な苦みを描く、著者の新境地。 瀬川朝彦、35歳。無給のポスト・ドクターである。学生時代に魅了された 古事記の研究に青春を賭してきたが、教授職など夢のまた夢。 契約期間の限られた講師として大学間を渡り歩く不安定な毎日だ。 古事記への愛は変わらないが、今や講師の座すら危うく、 研究を続けるべきかの煩悶が続いている。 そんな折、ゼミ時代の先輩が大学の貴重な資料を持ったまま 行方不明になってしまうという事件が。 45歳の高齢ポスドク”となっていた先輩は、講師の職も失い、 なかばホームレス状態だったという。先輩は資料を「盗んだ」のか? 自らの意志で「失踪」したのか? そして、朝彦の下した将来への決断は? -
神
78歳の元建築家ゲルトナーは、医師に薬剤を用いた自死の幇助を求めている。彼は肉体的にも精神的にも健康な状態だ。ただ、愛する妻を亡くし、これ以上生きる意味はないと考えている。ドイツ倫理委員会主催の討論会が開催され、法学、医学、神学の各分野から参考人を招いて、彼の主張について議論することになった。「死にたい」という彼の意志を尊重し、致死薬を与えるべきか? ゲルトナーのホームドクターや顧問弁護士も意見を述べ、活発な議論が展開される。だが、最終的な結論をくだすのは――観客の「あなた」だ。本屋大賞「翻訳小説部門」第1位『犯罪』の著者が放つ、医師による自死の幇助の是非について観客が投票する緊迫の戯曲!/【目次】第一幕/第二幕/付録「実存的、宗教的および文化的観点から見た自死とその介助」ハルトムート・クレス/「自死の介助――倫理的論争の観点」ベッティーナ・シェーネ=ザイフェルト/「法における自死」ヘニング・ローゼナウ/解説=宮下洋一 -
言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、 癒しと再生の予感に満ちた感動の人気シリーズ、第4弾! 『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、 出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ4巻。 亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。 本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、主人公・一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、 ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。 そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされ──。 人と人が深くつながることが難しくなりつつある昨今、穏やかで深いつながりをもたらす「連句」という場を舞台に、 職を失ったもと書店員の20代後半の女性主人公が、自分に何ができるのか、 何がやりたいのかを問いながら、さまざまな人と出会い、 その縁に導かれながら未来へ進んでいく姿が共感を呼び、勇気をもらえるストーリー。 温かな読み味にほろりとさせる描写が溶け込んだ、優しく穏やで前向きな物語6話で構成された連作集。 変化しながら前へ進み、後ろには戻らない連句のルールとシンクロするように、 迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いへと繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていく。 温かな共感と勇気が胸に満ちる感動の人気シリーズ、待望の最新巻! <目次> 耳を動かす 母の形の影 ひとすじの道 おもいで糸巻き堂 抜けない棘 復活祭の卵 -
道化師の退場
心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。 はじまりは孤高の女性作家殺人事件―― 死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは? 追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!? 『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作! 往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。 膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。 凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。 だが、追及の先に浮かび上がったものとは!?
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