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Posted by ブクログ
序章と終章以外の五章は、5人の人間の恋物語が語られている。各章の物語が始まる前に、必ず猫を一人称にするシーンがある。猫たちは公園に集まって、世間話をするや、これから登場する人類のことを言及するや、前章でどのように「お節介を焼いた」のかをつぶやくなど。読みながら、世の中にツンデレでもかわいくてたまらない存在は、猫ちゃんしかないだろうと思う。
恋物語と言っても、単に恋を語るだけではない。恋の形や葛藤、悩みがそれぞれ異なり、繊細に描かれている。そしてミステリアスな部分もある。五つの短編は独自の話でありながら、実は共通の事件でつながっており、感動をもたらす作品である。
Posted by ブクログ
ねこ町1丁目から4丁目まで、違った恋愛模様を描いている。
ねこ町、というのはねこがたくさんいる町で、
町の人たちを守っているねこ達なわけである。
のんきそうで、あるいは懐くふりをしているが、実は見守っていたり、助けたりと、
彼ら(ねこたち)とても忙しいのだ。
構成が面白く、読み進めていくと、短編かと思いきや、あれあれ?つながっていることに気づく。
ねこってこんなことしてたな…と仕草に共感してみるけれど、実は、自分たちもこんな風に見守られてたのかも?なんて錯覚を覚えてしまう。
最終章まで気が抜けず、再読してもいいかなと思いました。
章ごとのタイトル下にイラストが描かれていて、それがキーワードになっている。
Posted by ブクログ
作家名を隠されたってわかる。これは櫻いいよが書いた物語だ。
かわいそうって決めつけないで。
クソ野郎を好きな気持ちが消えてくれない。
あなたのすべてを所有したい。
前になんて進みたくない。
大人だけど大人だって大人だからこそどうしようもない気持ちを抱えて生きている。
そこに猫さまが寄り添ってくれたら最高だよね。
登場する猫さまがどれも愛おしく、人間てしょうもないなと思いつつもおせっかいをやいてくれる彼らがとってもすてき。
わたしもこんな街で猫さまに、おまえまた来たのかよ、おやつとかもってねえの?気が利かねえななんて、チラ見されながら暮らしたいものです。
そして、解説の言葉がとてもあたたかくてすき!ってなっちゃった!
Posted by ブクログ
櫻いいよさんは学生向けの作品が多いというイメージだったので、(実際、けんごさんに紹介された作品が中高生のあいだでバズった…らしい)ちょっと自分には合わないかなーと思いつつも、エンタメ作品が読みたかったので購入。
登場人物たちが社会人ということもあり、不倫だったり同性愛がテーマになっていたりと、予想に反して大人向けな小説だった。
猫は作品の世界観を独特にするための隠し味的な役割を担っており、それを除いてしまうと作品そのものは悪くいえばよくある恋愛小説といったところかなという印象。
正直ものすごく印象に残るかと言われればNOだけど、少なくとも退屈はしない良作だった。
というわけで☆3つ。
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