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二つの傷跡。抜かれた血液。
犯人は……吸血鬼?
東久留米市の公園。荒川の河川敷。
そして、東京湾の沿岸。
三つの場所で相次いで見つかった遺体。
被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、
ほぼすべての血液が抜き取られていた……。
まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人。
捜査一課の桜井公康から内々に相談を受けた
天才医師・天久鷹央は、事件解明に動き出す。
現役医師による本格医療ミステリー、書き下ろし最新作!
〈目次〉
プロローグ
第一章 吸血鬼連続殺人事件
第二章 水晶の吸血鬼
第三章 血に溶けた罪
エピローグ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
半分まで読んでるけど、すでに悲しい。ジャパニーズドリーム?アジアから学びに、働きに日本に来て。ボロボロになるまで働かされる現実。そして、ひとたび、闇の世界へ足を踏み入れると、抜け出せない。悪事の手先にされて、できなくなったら、体の内臓を売るために殺される?!ほんとにー?!全てが現実とは思わないけれど、似たようなことがあると思う。
アメリカの海外ドラマでも、似たような話がいっぱいあるよね。
それから病気の話も、そうなのか、そんな病気もあるのかと、またまた、面白い。
暗い悲しい話もあるが、鷹央先生とコトリ、コウノイケのトリオがまたまた、魅力的だ。全部読んだら、1に戻って読もうかなと思うくらい、面白い。
Posted by ブクログ
名探偵としての幕引きではなく、医師としての診断を
今回の天久先生の作品は遺体から血液が抜き取られているといった猟奇的な連続殺人。そこに技能実習生問題といった社会的な課題も絡めながら、なぜ血液を抜き取らなければいけなかったのかという動機にフォーカスを当てた作品であった。
どちらかというと血液の抜き方や、抜く意味合いといったものに関しては推理がしやすい。それは文章に書かれていることで明らかにそんなことをしては大変になるといった読み手の素人診断でも可能であり、また吸血鬼という「血を抜き取る存在」からも医療的な意味合いを含めその方法も考えつきやすい。
ただそこは素人の診断と天久先生というプロの診断の違い、そこのさらに後ろに潜めていた真相の診断はなるほどと関心し、また一つそんな症状、そんな病気、そんな診断があるんだなぁと思った。
今回の要素の中に大きく占める「血」の要素。血の繋がりは家族の繋がりといった深いつながりを意味するのと同じように、今回の作品は「繋がり」について考えさせられるように思えた。簡単に断ち切れる関係性、切り捨てられる関係性もあれば、つながりを感じていたい関係性もある。そこにある「血の通った愛」はときに人を猟奇的にしてしまうこともあるのだろう。
終わり方が私はとても好きでした。天久先生は名探偵に在らず、あくまでも医師。行うのは罪を償わせることではなく、命を救うこと。彼女の最後の医師としての診断が、誰をどのように救うのか、ぜひ読んでほしい。
Posted by ブクログ
面白く読めた。
長編。
首に2カ所の穴があり、血を抜かれた死体が連続して発生。 やせ細った牙が生えたような人間が目撃される。
現代に吸血鬼が現れたのか!?
タックユオンが潜んでいた廃工場には鍵がかけられていて、その鍵は病院のアジサイの場所に埋められていた 誰が埋めたの? その辺の矛盾がどうも解せなかった。
最後、入院している比嘉が病院の理事長で事の事件の黒幕だったという流れも若干急転直下感があった。
比嘉が育ての子の、病気を治すために血を集めて抗体を作ろうとしていたという真相。
遺体の首の穴は、透析用で脱血用と返血用のチューブの穴で、これで血を抜いていた。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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