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心臓に宿ったのは 「殺された記憶」なのか? 心臓移植を受けた医学生・北川彰二は手術後、心当たりのない「記憶」を毎日夢にみるようになった。 それも見知らぬ森の中で誰かに襲われ、頭を殴られる夢を。 「臓器の記憶」の謎に興味をもった天久鷹央は小鳥遊優とともに調査を始めるが、心臓のドナーは暴力団の若頭だったことが発覚し……。 果たして、記憶は脳以外にも宿るのか? 現役医師が描く本格医療ミステリー!
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Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズの新作が出たので、すぐさま購入しました!いやぁ〜〜〜今回も面白かった!! 毎回不可思議な事件に巻き込まれ…もとい、首を突っ込んでズバッと解決していく鷹央先生がかっこいいです♡ そして麗しのレディ♡ どう物語が進んでいくのか予想したものの、展開がほんと読めない。鷹央先生の頭脳には毎度...続きを読む驚かされます!次回の謎も楽しみにしてます!!
学生の時から好きなシリーズで、今回も楽しく読ませて頂きました! 医学用語が沢山出てくるのにスラスラ読めるっていうのはこのシリーズの大きな魅力だと思ってます✨ ミステリとしても面白くて、いつもワクワクしながら読んでます 次回作も楽しみ!
久々のイッキ読みだった。 「臓器の記憶」の謎に興味をもった鷹央は小鳥遊ともに調査を始めるが…。 臓器移植後に、性格や好みが変わった。調べてみたら臓器提供者の生前にそっくりだった。 これは良く言われている事だよね。これに、色覚異常を絡めて…医師ならでは出来る作品だと思う。 だが、組長の着物の異常...続きを読むは、ありえないと思う。今時は子供の時に指摘されているだろうし、それなりに検査を受けて、本人自身が気を付けていると思うし、それにヤクザ世界だと、色覚異常がトラブルになりかねると思うので、いくら相手が組長だろうが、下の者が進言している。つこみ所のある作品である。
知念さんの「硝子の塔の殺人」で、気になる作者となっていた時に、ブグログのおすすめで本作を見つけて読んでみました。 主人公天久鷹央はじめ、取り巻きも個性的で面白く、なによりもコミカルでテンポがよく、スイスイ読み込めるストーリーも私好みです。 臓器移植による「臓器の記憶」を鷹央たちが捜査していくうち、1...続きを読む8年前のある事実を究明する本作。「天久鷹央の推理カルテ」シリーズを気になる作品にしてくれました。
今までのシリーズ作品と比べると、物足りなかったのが残念。 同シリーズは医療ミステリーだが、アニメやラノベのようなキャラ読みができるところがあるので読みやすいのが1つの特長だと思っている。そういった意味では、すごく読みやすくて、スラスラとあっという間に読めた。しかし、本格的な医療ミステリーだからこそ...続きを読むの、最後の驚きがいつもはあるんだけど、その点が弱かった。オチや事件の伏線が珍しくわかってしまって、最後の驚きがほぼなかったため、すごくがっかりした。でも、読む価値がないかと言われると面白くはあったので、同シリーズが好きな人や、本を読むのが苦手な人にも薦められる本である。 しかし、これでまた大好きなこのシリーズの新刊を待ち続ける日々が始まる、、、
今回も一気読みしてしまった。 〇〇組の前代組長が錦鯉の色が判別できなかったことや、現組長が喪服と称して赤色の着物を着ていることなど、色弱が遺伝していることは分かりやすい伏線となっていた。 ただ、北原彰二が実は組の第一継承権を持った竜一で、幼少の頃に奥多摩のキャンプ場で事故に遭っていた子ども2人が入...続きを読むれ替わることで、全く別の家族に育てられていたことには途中まで気づかなかった。 ドナーとHLAが完全一致していること等が伏線になっていた。 天久翼も登場し、かなり面白かった
こどもが二人出てきたら入れ替わっていると思え!!! 黄疸ってお医者さんでもあんま気づかないのかな?文字で書いてるから「目が黄色い」って文で「肝臓が悪いのかな?」って思えるだけで、実際家族に黄疸が出てても気づかないのかな… 小鳥遊先生がたまに素人でもしってる病気の兆候を見逃してることがあって、意外と...続きを読む見つけるのが難しいのか、小鳥遊先生がポンコツなのかどっちなんだろ〜って不安になります 笑 話の内容としては、心臓移植とヤクザがどう繋がるのか(ドナー以外の意味で)が全然わからなくて、読み終えた後「伝統に縛られた女の末路…!!!」と空を仰ぎました。 それにしてもヤクザの本家だとビビり散らかしてた人たちが、倉庫外でどんぱちするのは難なく出来ていて医者の精神力こええ…って思いました(違) 仕事で英語の勉強しなきゃいけないから読書断ちしてたのに知念先生のせいで積読読むのを我慢ができなくなってしまいました。(白目)
知念実希人さんの天久鷹央シリーズ最新刊は、前作『鏡面のエリクサー』に続き、長編である。最大の存続危機を脱した天医会総合病院だったが…。 統括診断部に相談に訪れたのは、心臓移植手術を受けた後に記憶にない夢を見るようになった医学生の青年。彼の夢は、ドナーの記憶なのか? 「臓器の記憶」という謎に、嬉...続きを読む々として調査に乗り出す鷹央と、また振り回される小鳥遊…。 ドナーの正体は、暴力団の若頭だった。彼がキャンプ中に襲撃されて植物状態に陥り、青年は移植を受けることができた。ドナーになるヤクザなんているのかとか、ヤクザがキャンプかよとか、序盤から色々突っ込みたくなるが、読み進める。 一応、青年の症状の調査の一環ではあるが、警察の伝手でアポを取り、組長宅に乗り込む鷹央、そして小鳥遊と鴻ノ池。いくら腕が立つ2人でも、本物の暴力団と対峙するのはビビる。普段と変わらない鷹央の方が、色々おかしいだろ。 若頭殺害の真相は、割と早く判明する。ヒントになったその症状は、別作品で読んだことがあり、たまたま予想が当たった。鷹央が危険な勝負に出るのは今回に限ったことではないけどさ…。そして、本当の謎はここからなのだった。 倫理観がぶっ飛んだ人間が多数登場したこのシリーズだが、今回は過去一びっくり。誰よりも揺るぎない信念で動いていたのは間違いない。そこに情が入る余地はない。少なくとも、すべての行動原理が目的に沿っているのは理解できる。 書いてしまうが、「臓器の記憶」なんてあり得ないわけで、医学的に理屈は説明できる。起承転結、伏線から回収に至るまで、構成力は見事。さすが知念さん…なのだけど、医療ミステリーからはかなり離れてしまったのが正直なところ。 固定ファン向けの読みどころとして、知念さんの他シリーズ・作品に登場する、あんな人やこんな人が登場するのは楽しめた。あの作品まで、こちらの世界と繋がっていたとは。これからも、シリーズ相互の客演に期待したい。
途中で展開や落ちが見えてしまっていつもの様なあっと驚く展開が無くて残念でした。作品としては面白かったですし次回作を楽しみに待ってます。
臓器の記憶がテーマとなった事件。 相変わらず無駄な描写のないテンポの良いミステリ。逆に伏線が綺麗に回収されるからこそ、今回は展開が予想できてしまったところはある。メイン人物たちのストーリーも進まなかったので、若干の物足りなさを感じる回ではあった。
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