感情タグBEST3
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書き下ろしの今作は、日本が抱える根深い問題を浮き彫りにしたものでもあった。
技能実習制度は、既に現代にそぐわないものとなったが、日本に上陸する若者が後を絶たない。
せめて時代に合ったものに変え、人権が守られるよう監視を強化するなどしてほしいと思う。
小鳥遊医師とのコンビに加え、鴻ノ池も加わった統括診断部。
これからも不可思議な謎を診断し続けてくれることだろう。
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今回は犯人を見つけて逮捕して解決する、ということよりも大切なことをまなんだきがする。複雑な事件だったが、人が人を想うことを改めて感じられる話だった。鷹央先生の言葉が心に響いた。
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吸血鬼は存在するのか、またそれは誰なのか。
また珍しい症例が今回は2つ出て来て、それが物語の流れにとてもマッチするものだった。
吸血鬼モノはホラーの中でもあまり好きな方ではないのだが、これはホラーでも吸血鬼でもなかった。
鮮やかな謎解き、読み応えがあり、鷹央の人間味溢れる幕引き。大変面白かった。
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東京湾の沿岸で見つかった遺体の血液が、ほぼ抜かれていた。首筋に二つの傷跡があり、さながら「吸血鬼」が血を吸ったかの様で…
今回は本当にやるせない気持ちでした。
その罪が暴かれた時、それを知ったらどう思うかとかまで考えてなかったんでしょうね。何とも切ないラストでした。
技能修習生のあり方も色々思う所がありました。
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天久鷹央の新刊でめっちゃハッピーな気分で読み始めた!!そして期待を裏切らない内容!!!!
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鴻ノ池が統括診断部の研修医になってて、ちゃんと物語の進みを感じる!そして、鷹央や小鳥遊、鴻ノ池の絡みが面白すぎて、1人、笑いのツボから出れなくなった!!
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結末もちゃんと予想通りとはいかなくて、、、
ほんとに最高の一冊だった!!!!!
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知念実希人さんの天久鷹央シリーズ最新刊は、新潮文庫NEXではなく実業之日本社文庫から刊行された。既刊作品もすべてリニューアル刊行されるという。
都内で相次いで見つかった3体の遺体には、共通点があった。いずれも首筋に2つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られていた。まるで「吸血鬼」に襲われたように。警視庁捜査一課の桜井は、早々に鷹央たちに頼るが…。
3人の被害者はいずれも外国人で、特異なタトゥーを入れていた。腕が立つ小鳥遊と鴻ノ池が一緒とはいえ、新宿歌舞伎町のヤバそうなタトゥースタジオに乗り込むかよ。不運な店主から見れば、鷹央の方がヤバいに違いないが。
前作も生命の尊厳を踏みにじるような内容だったが、本作も然り。日本という国の恥ずべき現状。未だにこんな事例はあるのだろう。フィクションながら怒りを覚えるが、この時点ではもっと酷い真相が待っていることを知らない。
鷹央の無鉄砲さは毎度のことだが、今回はさすがにやりすぎな感がある。鷹央はともかく、小鳥遊と鴻ノ池が医師生命を絶たれたらどうするのだ? その筋の専門家でも雇えばいいのにと思うが、どうにか目的を達するのはお約束。
謎に食いつきつつ、目の前の患者を救うという医師の本分を忘れていない点に、救いを覚える。そんな鷹央だけに、真相を読み解いた瞬間の心理や如何に。シリーズ史上、最も許せない相手ではないか。何しろ、その相手とは…。
もちろん、こんな疾患名はピンと来ないが、鬼畜の所業なんて言葉では生温い真相だった。日本という国がここまで腐っていないことを願いたいが。医学的にきっちり暴いたところで、鷹央にも警察にもできることはない。
あれやこれやで、知念さんは新潮社と決別したのだろうなあ。シリーズの末永い存続を祈りつつ、これからも現役医師作家・知念実希人を応援する。
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今回も凄く楽しめました。今回は『吸血鬼』が犯人ですが、どう展開して『吸血鬼』に結びつけて行くのだろう?と思いながら読み進めていきましたが、良い感じの二段オチでした。
ホントに知念実希人の幅広い知識と想像力には感心させられます。まず特殊な疾患が起点で、それを殺人事件にどう結びつけて発展させて行くのかを考えてるのかなぁ⁉️
アニメ化される様ですが、ドラマにして欲しいなぁ‼️
ちょっとドラマ化で面白みに欠けた『となりのナースエイド』より絶対良いと思うのですが、、、
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シリーズ長いこと続いているのに失速の気配がない。あの手この手で読者を引き込んで一気に読ませる。素晴らしい腕前だ。
今回の事件に関与しているのは吸血鬼、果たしてその真相やいかに。
頁を開いた時点から程よいテンポで物語が進む。血生臭い事件も読み応えありだが、何と言ってもキャラクターたちのイキイキとしたやりとりが実にいい。
見逃せないシリーズだ。
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**「『吸血鬼の原罪』: 心を揺さぶるミステリーの旅」**
『吸血鬼の原罪』は、天久鷹央の事件カルテシリーズの中でも特に引き込まれる一作です。この物語では、一見すると超自然的な連続殺人事件が、天才医師・天久鷹央の手によって解き明かされていきます。知念実希人さんが紡ぎ出す、この緻密なミステリーは、読み始めたら最後まで手放せなくなるほど。
物語の中心にいる鷹央を支えるキャラクター、ことりと舞の魅力は、この物語をさらに特別なものにしています。ふたりの個性が、シリーズ全体に温かみと色彩を添えているのです。読者としては、ふたりの成長や変化を見守ることも、この物語の楽しみの一つです。
このシリーズに深く没頭する魅力は、単純なストーリー展開の面白さだけではありません。人間関係の複雑さ、内面の動き、そして、犯罪の背後にある心理まで、読者は様々な角度から物語を楽しむことができます。『吸血鬼の原罪』は、その名の通り、一見恐ろしいテーマを扱っているように見えますが、実はもっと深い人間の心理や絆に迫る作品です。
この最新作は、既にシリーズのファンである人だけでなく、新たにこの物語の世界に足を踏み入れる人々にも、心からのおすすめができます。心を動かされる物語を求めているなら、是非とも『吸血鬼の原罪』を手に取ってみてください。その魅力に、きっとあなたも引き込まれるはずです。超おすすめ。
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これは再版ではなくて新作の長編。血を抜かれた死体という吸血鬼まがいの事件に首を突っ込む天久鷹央と小鳥遊の迷コンビの活躍は、相変わらず小気味よいです!
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天久鷹央シリーズ第14弾は長編。
3つの場所で次々と変死体が発見され、被害者の首には二つの傷跡、そしてほぼ全ての血液が抜かれていた。
犯人は伝説の吸血鬼なのか、それとも…。
今回は推理小説としては割と展開が読めてしまう内容でしたが、診断がまた難解すぎてちんぷんかんぷんでした。
14冊も話が続いていることもあり、個人的には推理を楽しむというよりは鷹央、小鳥、舞のトリオのやり取りを楽しんでいます。
また続きが楽しみです。
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破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
2023年より実業之日本社文庫から刊行された完全版を読み、強烈なキャラクターと医療現場を中心としたトリックに魅入られ、すっかりファンになってしまったため本書を購入。
三つの場所で相次いで見つかった遺体。被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られているという。まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人を、鷹央らはどう解決していくのか。ずっとハラハラすること間違いなし。
幾重にも張り巡らされたトリックとホワイダニット。医療現場を知り尽くした知念氏だからこそ描ける、非常にリアリティのあるシーンの数々に舌を巻くばかり…。
相変わらず読みやすい文体で、シリーズものながら本書から読み始めても問題ない点もグッド。総じて満足のいく読書体験だった。
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次々と死体が見つかり、どれも首筋に2つの穴から血液を抜き取られている事が判明し、吸血鬼の仕業と言われながら、捜査に加わる三人組。相変わらずのドタバタと推理が面白かった。
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なかなかに面白かったー。
とても読みやすいしタカタカペア、鴻ノ池の絡みもいい塩梅で。
今回もテーマがある筈もないとわかるけれど落としどころがとても良き。
この天久鷹央シリーズは何作もありそうなのでまだまだ読みたいと思います。
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面白かったです。
終わりの方で、まさか鷹央先生のライバルになるような医者が出てくるかな?と思ったら、最後は...でした。
今回、鴻ノ池さんがだいぶ出張ってきたので小鳥遊先生の出番が薄いかなぁと思ったけど、やはり鷹央先生の一番の理解者は小鳥遊先生でした。
なかなかなタカタカコンビでした。次回も楽しみです♪
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最初に特殊な状況を作り上げて話に引き込みつつ、最後は謎に含まれた様々な思惑を知ることとなり、解くまでの過程なども含めて考えさせられる話だった。
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吸血鬼に殺されたと思われる死体が見つかり、鷹央が事件の真相を探る。
小鳥遊先生とのペアも良いですが、鴻ノ池先生とのトリオがすっかり板についてきた感があり、小鳥遊先生の扱いや反応が楽しいものになってきました。
警察側も成瀬だけでなく、警視庁捜査一課の癖のある桜井
も登場して、人間関係が濃いものになったなと思いました。
犯行の動機や背景が事件をより、奥深いものにしている気がします。
家族の生活のために、日本で研修生として労働する善意の人たちへの仕打ちは、やるせない気持ちになります。
鷹央の殺された研修生に肩入れする発言や、相手のことを考えて事件の真相を語らない姿を見て、人間として成長したなと思う。
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まるで吸血鬼に殺られたかのように血を抜かれて死ぬ連続殺人が起こり、捜査一課の桜井から相談を受ける鷹央。死体に共通するタトゥーから地道に細い糸を辿っていくと…。
外国人技能実習生の闇から始まり、おお、まさかこんな結末(病気)にたどり着くとは!しかし、このあたりの病院、ヤバい。あと、鴻ノ池と鷹央がレストランでワイン飲んだら請求ヤバそう。
いつも通り、テンポ良く読めました。中高生にもオススメ。この本は多少シリーズ読んでいれば飛ばして手を出しても大丈夫。
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1年ぶりの新作、14作目になるが、相変わらず見事。ちゃんと医療ミステリーになってるんだよな~ いつも書いてるが、実写化して欲しいなあ、このシリーズ・・・
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首筋に2つの傷痕があり全身の血液を抜かれた遺体が立て続けに見つかった連続殺人事件。どう考えてもオカルトでしかあり得なさそうな事件をともすると飛び道具的な設定も用いながら最終的には医療ミステリーの枠に収める手腕が見事。今作はかなり巧みに、しかも多くの伏線が張られている。「我々は警察や名探偵ではなく医者」というシリーズに対するある意味でメタなツッコミ台詞が伏線に化けるラストも綺麗な締め方。
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見つかった死体には血液が残っていなかった。
吸血鬼の仕業と思われる事件に鷹央は飛びつくのだが……。
海外研修生の悲惨な日常などなど、今回は重たいテーマでしたね。
でも、法は切に守ってほしい読者でした。
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安定の面白さ。
河川敷での血の抜かれた遺体。医療の関与が薄い段階から乗り出していくため、あれ?とおもいましたが、やはりそこは鷹央先生シリーズ。今回もどっぷり医療ミステリーです。
技能実習生の問題に隠された闇に迫っていきます。最後になぜこのタイトルなのか、きちんと回収されていました。
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安定の面白さ
今回は技能実習生とマフィアに関わる話だった
比嘉さんがもう1人の吸血鬼とわかると、タイトルの「原罪」にすごく納得がいく
小鳥遊先生も言ってたけど、鷹央先生の成長が見られるのがうれしい
小鳥遊先生今回は何も壊れなくて良かったですね笑
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プロローグ/吸血鬼連続殺人事件/水晶の吸血鬼/
血に溶けた罪/エピローグ
この病院のトリオはずーっとこうなんだねぇ。事件が解決するなら良いかもしれないが……
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連続失血死の犯人と思われた、まさに吸血鬼といった様相の者はポルフィリン症とのこと。
毎度このシリーズは医療者として推理バトルする気持ちで読んでいますが、このポルフィリン症で腹痛や精神症状での救急搬送され精査されている場面、非医療者がみても青白いほどの貧血であれば、検査上もそれなりに貧血のはず。そこそこちゃんとした医者が診ている風の場面であるにも関わらず、貧血についての精査はふっとばして、消化器精査ののちにIBSなどを疑ってますという流れは無理があるのでは。ポルフィリン症を診断できないのは普通だが、貧血を本当にプロブレムに挙げてないのはご都合すぎるかな。
刺青、血液を混ぜて、とのことで、なんらかの血液感染症が大きく関わってくることは序盤から推測された。
ポルフィリン症の彼はあくまでも利用されており、事件の根本はHTLV-1によりALTを発症し余命幾許もない病院理事長が、かつて母乳感染させてしまい、HAMを発症してしまった娘のような存在のためにHTLV-1抗体を一生分集めていた、と。
まあそんなもんかなって感じで、今回はそこそこ。
Posted by ブクログ
今年もこのシリーズの季節がめぐってきた。
今回は古風?に吸血鬼殺人事件だ!
身元不明の遺体からは
血液がすべて抜かれていた。
第一発見者の男の証言で明らかになった
犯人と思われる男の風貌。
青白い肌に闇に光る犬歯、腕にコウモリの刺青。
続けて同様の事件が発生して
世間は「吸血鬼のしわざでは」と噂するが。
で、桜井刑事たちがこの不可思議な謎を
鷹央のもとに持ち込んできたため
警察ではやらないような
アクロバティックな操作方法で
少しずつ解決に近づいていくのです。
裏にある社会的問題が鍵。
語り口は軽いけど、中身は重め。
鷹央ちゃんが積極的に「家」を出る変化
小鳥先生も気になっているようですね。