【感想・ネタバレ】吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテのレビュー

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東京湾の沿岸で見つかった遺体の血液が、ほぼ抜かれていた。首筋に二つの傷跡があり、さながら「吸血鬼」が血を吸ったかの様で…

今回は本当にやるせない気持ちでした。
その罪が暴かれた時、それを知ったらどう思うかとかまで考えてなかったんでしょうね。何とも切ないラストでした。

技能修習生のあり方も色々思う所がありました。

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2023年12月04日

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天久鷹央の新刊でめっちゃハッピーな気分で読み始めた!!そして期待を裏切らない内容!!!!


鴻ノ池が統括診断部の研修医になってて、ちゃんと物語の進みを感じる!そして、鷹央や小鳥遊、鴻ノ池の絡みが面白すぎて、1人、笑いのツボから出れなくなった!!


結末もちゃんと予想通りとはいかなくて、、
ほんとに最高の一冊だった!!!!!

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2023年11月21日

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 知念実希人さんの天久鷹央シリーズ最新刊は、新潮文庫NEXではなく実業之日本社文庫から刊行された。既刊作品もすべてリニューアル刊行されるという。

 都内で相次いで見つかった3体の遺体には、共通点があった。いずれも首筋に2つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られていた。まるで「吸血鬼」に襲われたように。警視庁捜査一課の桜井は、早々に鷹央たちに頼るが…。

 3人の被害者はいずれも外国人で、特異なタトゥーを入れていた。腕が立つ小鳥遊と鴻ノ池が一緒とはいえ、新宿歌舞伎町のヤバそうなタトゥースタジオに乗り込むかよ。不運な店主から見れば、鷹央の方がヤバいに違いないが。

 前作も生命の尊厳を踏みにじるような内容だったが、本作も然り。日本という国の恥ずべき現状。未だにこんな事例はあるのだろう。フィクションながら怒りを覚えるが、この時点ではもっと酷い真相が待っていることを知らない。

 鷹央の無鉄砲さは毎度のことだが、今回はさすがにやりすぎな感がある。鷹央はともかく、小鳥遊と鴻ノ池が医師生命を絶たれたらどうするのだ? その筋の専門家でも雇えばいいのにと思うが、どうにか目的を達するのはお約束。

 謎に食いつきつつ、目の前の患者を救うという医師の本分を忘れていない点に、救いを覚える。そんな鷹央だけに、真相を読み解いた瞬間の心理や如何に。シリーズ史上、最も許せない相手ではないか。何しろ、その相手とは…。

 もちろん、こんな疾患名はピンと来ないが、鬼畜の所業なんて言葉では生温い真相だった。日本という国がここまで腐っていないことを願いたいが。医学的にきっちり暴いたところで、鷹央にも警察にもできることはない。

 あれやこれやで、知念さんは新潮社と決別したのだろうなあ。シリーズの末永い存続を祈りつつ、これからも現役医師作家・知念実希人を応援する。

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2023年10月14日

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「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ14

小鳥遊が赴任して一年強で、魔弾の射手事件よりも後の話。
時間は公園で発見された一人の遺体から始まる。コウモリのタトゥーが入った遺体から血液がぬきとられていたのだ。
警視庁捜査一課からの非公式な依頼もあり、たかたかペアが謎に挑む!果たして真相は…

フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットな作品。
この話は吸血鬼の原罪に触れる話であるとともに『減罪』だったのかもしれない…

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2024年06月05日

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今回は吸血鬼の話。
身元不明の外国人遺体が見つかった現場で吸血鬼が目撃される。
遺体はコウモリのタトゥーがあり血液が全て抜かれていた、、、

技能実習生の問題に焦点の当てた話。

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2024年05月30日

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見つかった死体には血液が残っていなかった。
吸血鬼の仕業と思われる事件に鷹央は飛びつくのだが……。

海外研修生の悲惨な日常などなど、今回は重たいテーマでしたね。

でも、法は切に守ってほしい読者でした。

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2024年05月11日

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安定の面白さ
今回は技能実習生とマフィアに関わる話だった
比嘉さんがもう1人の吸血鬼とわかると、タイトルの「原罪」にすごく納得がいく

小鳥遊先生も言ってたけど、鷹央先生の成長が見られるのがうれしい
小鳥遊先生今回は何も壊れなくて良かったですね笑

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2024年02月13日

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連続失血死の犯人と思われた、まさに吸血鬼といった様相の者はポルフィリン症とのこと。
毎度このシリーズは医療者として推理バトルする気持ちで読んでいますが、このポルフィリン症で腹痛や精神症状での救急搬送され精査されている場面、非医療者がみても青白いほどの貧血であれば、検査上もそれなりに貧血のはず。そこそこちゃんとした医者が診ている風の場面であるにも関わらず、貧血についての精査はふっとばして、消化器精査ののちにIBSなどを疑ってますという流れは無理があるのでは。ポルフィリン症を診断できないのは普通だが、貧血を本当にプロブレムに挙げてないのはご都合すぎるかな。

刺青、血液を混ぜて、とのことで、なんらかの血液感染症が大きく関わってくることは序盤から推測された。
ポルフィリン症の彼はあくまでも利用されており、事件の根本はHTLV-1によりALTを発症し余命幾許もない病院理事長が、かつて母乳感染させてしまい、HAMを発症してしまった娘のような存在のためにHTLV-1抗体を一生分集めていた、と。
まあそんなもんかなって感じで、今回はそこそこ。

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2023年12月30日

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