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お前の病気(ナゾ)、私が診断してやろう。
200万部突破の大人気シリーズ、第一弾!
新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!
天久鷹央。天医会総合病院、
統括診断部の部長を務める彼女は、
明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。
そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった患者が集まり……。
原因不明の意識障害。河童を目撃した少年。
人魂に怯える看護師。
その「謎」に秘められた「病」とは?
現役医師が描く本格医療ミステリー、ここに開幕!
書き下ろし掌編「蜜柑と真鶴」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。
〈目次〉
プロローグ
Karte.01 泡
Karte.02 人魂の原料
Karte.03 不可視の胎児
Karte.04 オーダーメイドの毒薬
エピローグ
書き下ろし掌編 蜜柑と真鶴
「天久鷹央の推理カルテ」
2025年4月22日~ テレビ朝日
出演:橋本環奈、三浦翔平、畑芽育
「天久鷹央の推理カルテ」
2025年1月~ TOKYO MXほか
声の出演:佐倉綾音、小野賢章、石見舞菜香
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
感想ではなく読書メモレベルのことになってしまって申し訳ないが、私は文字だけの本が苦手だった。太宰治の人間失格を、数ページ読んでは数週間置いてを繰り返し、あのページ数を2ヶ月かけてようやく読み切ったほどである。
そんな私に、300ページほどの作品を…!?と思ったが、結果としてこの作品は、見事に私を本の沼に落としてくれた。
謎の匂いを嗅ぎ取り、首を突っ込む天久鷹央とそのブレーキ役(できてない)の小鳥遊の二人で織り成すこの物語は、最初の河童事件や最後のオーダーメイドの毒薬まで、私を全く飽きさせることは無かった。
キャラクターに深みを感じることは今のところできていないが、この先の作品でどんどんと理解が深まっていくだろう。続きの作品を買いたいと間違いなく思った1冊であった。
Posted by ブクログ
医療×ミステリーという組み合わせだけでも面白いが、本作で特に惹かれたのは天久鷹央という人物そのものだった。
著者が現役の医師ということもあり、病気の症状や診断に至るまでの過程、病院内の描写には説得力があり、それが物語への没入感を高めてくれる。
一見すると怪奇現象や不可解な事件にしか見えない謎が、医学的な知識によって論理的に紐解かれていく。その過程こそ、本作ならではの醍醐味だ。
中でも一番刺さったのは「不可視の胎児」。
その小さな頭の中に膨大な知識と無限の好奇心を詰め込んだ鷹央だが、倫理観や人の感情、いわゆる「空気を読む」ことは苦手であり、本人もそれを自覚している。
そんな鷹央が、患者を救うために自分の言葉で必死に語りかける。
「子供に母親を殺すという重荷を背負わせるな!その子に母親を救うという最期の仕事をやり遂げさせてやれ!」
知識だけでは答えを出せない場面で、決して器用ではない鷹央が真っ直ぐに自分の思いをぶつける姿に、天久鷹央という人物のかっこよさを見た。
超人的な頭脳を持つ鷹央も、決して完璧な人間ではない。
それでも目の前の患者を救うためなら、自分が苦手とすることにも踏み込んでいく。
その姿に、ただ「頭が良い」「すごい」だけではない、鷹央という人物の本当の強さを感じた。
また、そんな鷹央を理解しているからこそ、周囲が口を挟もうとする中で「少しだけ・・・少しだけ鷹央先生にまかせてあげてください」と言える小鳥もまた良きかな。
鷹央と小鳥の関係性も、本作の大きな魅力だった。
常に鷹央に振り回され、ボーナスや愛車まで人質に取られる不憫な小鳥だが、いざという時には鷹央を信じ、鷹央もまた小鳥を心から信頼している。
特に終盤、心が折れかけた鷹央を小鳥が鼓舞し、鷹央がその期待に見事応える。そして、鷹央自身の居場所であり、小鳥の居場所でもある「統括診断部」を守ったシーンでは、この場所には二人が揃ってこそなのだと感じさせられた。
シリアスになりすぎないのも本作の好きなところ。
「小鳥先生」という呼び名を広め、あげく鷹央との交際疑惑まで流布する鴻ノ池は、物語に笑いを届けてくれる最高の道化ガールだった。
小鳥との「・・・法廷で会おう」のやり取りはお気に入り。
医学的知識で不可解な謎を解き明かす面白さと、天才でありながらもどこか不器用な鷹央の人間らしさ。
そして、そんな鷹央を支える小鳥との信頼関係。
シリーズ一作目として、この二人の「統括診断部」をもっと見ていたいと思わせてくれる作品だった。
今後、鷹央と小鳥がどんな奇妙な症例や事件に挑んでいくのか。
そんな二人の活躍を楽しみにしつつ、私も次なるカルテを求めて書店に向かおうと思う。
Posted by ブクログ
「硝子の塔の殺人」を読んだ後、知念実希人さんならこれもと友人に勧められ、天久鷹央シリーズに興味を持ちました。これ、めちゃくちゃ面白いですね。
天才医師天久鷹央が、次々やってくる患者の病気(ナゾ)を解き明かしていく物語。高度な医療ミステリーに加えて、鷹央に振り回される小鳥先生のコミカルな掛け合いが面白くて、ラノベを読んでる感覚でページをめくる手が止まりませんでした。硝子の塔でも感じた、この圧倒的な読みやすさが知念実希人さんの個性なのかなと思います。登場人物の行動全てに、わくわく感とか気だるさとか、その人の心情が付随していて、まるでアニメを見ているみたいにキャラの表情が見えるんです。いかに読み手に情景をイメージさせるかって、書き手の最も重視される能力だと思うので、その点に関してここまでのレベルで筆を取れる表現力に感動しました。
物語の進み方は東野圭吾のガリレオシリーズに似ていて、個性的な天才探偵が自らの武器を最大限に発揮して謎を解き明かしていく展開はやっぱり爽快です!この手のパターンは探偵役が謎に消極的なことが多い気がします。(僕は実験で忙しいんだ、と草薙を追い払う湯川先生のイメージ)まさにガリレオなんかではどうやって謎に向き合ってもらうか、みたいな掛け合いも見所なんですが、天久鷹央は基本的に謎大歓迎らしくて、それに振り回されるワトソン役の小鳥先生を見ているのも面白かったです。
とりあえず1巻だけと思って買ったのですが、これはシリーズ全制覇したくなるほど面白いですね…!
次回作も近いうちに読みたいです!
Posted by ブクログ
面白かったしサクサク読めたので、「天久鷹央の推理カルテ」「天久鷹央の推理カルテ ファントムの病棟」「天久鷹央の推理カルテ 密室のパラノイア」と3冊連続で読んでしまった(笑)
何といっても「天久鷹央」という最強キャラクターを産み出した功績が大きい。新・本格派のミステリ作家であり医師でもある知念実希人の持ち味を最大限に生かすことのできる探偵役を主人公にしたことによって、かくも面白いシリーズが誕生した。
いくつかの書評で書いているように個人的には説明調になりがちな"本格派"は好きではない。しかし知念実希人は「硝子の塔の殺人」などのように単なる本格派ではなく、きちんとストーリー構築とキャラクター描写を行う"本格・ストーリー派"とでも言うべき作家だ。このシリーズでも詳細な証拠の分析や広範な医学知識による謎解きと併せて、鷹央を中心としたユニークなストーリーが展開されている。特に「ファントムの病棟」の「天使が舞い降りる夜」は鷹央の悲しみがひしひしと伝わってきて思わず涙したほどだ。面白くて質も高い作品となればシリーズ化も当然で、現時点(2025年11月)で既に19刊が発刊されており今後もまだまだ続く勢いだ。
余談だが、ドラマ化で鷹央役をやった橋本環奈があまりにもイメージにハマりすぎていて、作者は最初から彼女を想定して当て書きしたのではないかと思った。
小説に転身
新潮のラノベレーベルから刊行されていたシリーズが、
移籍して小説に転身。
中身は確かにラノベではないわね。
これだけカッチとしたら、ちゃんとした推理小説ですよ。
ガリレオも真っ青。まあ、相手が悪い。
良心的なのは、中身の見直しと合わせて追記分が生じるため、新潮版の販売を停止したこと。
イラストのいとうさんもお仕事してるみたいなので、
手を抜かずに刊行していただけることを期待します。
最初は章ごとに扉絵があったのに、いつの間にか表紙だけになるし。
電子版なのであと添加でもokです。いつの間にかカラーページが追加になる漫画も増えたりしてますし。
お好みで。
「天久鷹央の推理カルテ」
2025年4月22日~ テレビ朝日
出演:橋本環奈、三浦翔平、畑芽育
「天久鷹央の推理カルテ」
2025年1月~ TOKYO MXほか
声の出演:佐倉綾音、小野賢章、石見舞菜香
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
小説・文芸
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