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ねこポスト
世界最大級の写真専用SNSで17万人超のフォロワーを持つ2匹のメスネコ・ピーちゃん(黒)とニャーさん(白キジ)。著者である“りょっころ”さん独特の構図や加工、黒ネコの魅力が光るスタイリッシュな世界観が人気で、ほぼ毎日ポスト(投稿)される画像には8000~10000件の「LIKE」がつくほどの高い人気。海外のフォロワーも多く、コメント欄には世界各国の言葉が並んでいます。 本書ではこれまでに投稿された中から、特に人気の高かった作品を中心にセレクト。仲良くしっぽを並べてご飯を食べる2ショットや、モノトーン加工で可愛さが引き立つピーちゃん、ユーモラスな表情が愛らしいニャーさんの姿に癒されます。 -
海上護衛戦
海軍で海上護衛総司令部参謀をつとめ、シーレーン(海上交通線)確保の最前線に立っていた著者がその戦略を綴った護衛戦の貴重な体験記。現代日本の防衛を考える上でも欠くことのできない記録である。 -
夜行堂奇譚
帰省する途中でバイク事故に遭い、右腕を失った大学生の桜千早。それは不慮な事故ではなく、事件だったーー。入院中、失った筈の右手に縋りつく女性の手の感触……。「みつけて」と結露した窓に描かれたメッセージ。千早は自分が事故に遭った日に殺されたという女性のことを思い出す。一方、県庁に勤める堅物でまじめな大野木は、急遽、特別対策室の室長を任命される。そこは行方不明者や怪異現象などの曰く付きの案件を専門とする部署で、組織でも秘密裡の部門だった。特別な対策を必要とする案件を解決するべく、大野木は紹介された霊能者、桜千早と出逢う。オカルトホラーバディここに開幕。 -
カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚
世は大正。華族である堀井男爵が、何者かに殺された。 自称“ハードボイルド”私立探偵・平島元雪は、 「華族殺し」の犯人を突き止めるため独自調査を開始する。 未亡人となった堀井夫人の愛猫探し、噂の怪人“ムカデ伯爵”と失踪したバスガールの行方、 堀井家に現れる“黄金幽霊の首”の謎…… 無理難題を突きつけられる平島の前に、美しき年少浪曲師・真鶸亭湖月が現れる。 湖月は平島から投げかけられる事件の手がかりと、実在の説話・伝承を元に、 即興で創り出す奇想天外な物語〈カタリゴト〉を披露していくが――。 その〈謎解き〉は単なる騙りか、はたまた真相への糸口か? 帝都を舞台に繰り広げられる大正推理奇譚、ここに開幕。 -
ゴールデン・ブラッド
東京五輪プレマラソンで大規模な自爆テロが発生。 救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。 新開発の万能血液<ゴールデン・ブラッド>により多くの命が救われるが、 その矢先、開発に関わった病院で圭吾の妹・恵利が急死。 輸血を受けた患者もその後次々と変死を遂げていく。 圭吾は刑事の東海林とともに一連の事件を探り始めるが――。 正義の裏に渦巻く陰謀の数々。そして明かされるあまりに切ない真実とは? 著者渾身の医療ミステリ! ※本書は、2017年に幻冬舎文庫から刊行された『ゴールデン・ブラッド』を大幅に加筆・修正したものです。 -
七つのカップ 現代ホラー小説傑作集
『影牢 現代ホラー小説傑作集』に続く2010年代を中心に発表された傑作ホラー短編7選。小野不由美の“営繕かるかや怪異譚”シリーズからは死霊に魅入られた主人公の心理に慄然とさせられる「芙蓉忌」。土俗的作品で知られる岩井志麻子による怨霊の圧倒的恐怖を描いた海の怪談「あまぞわい」。怪談の存在意義を問う辻村深月の「七つのカップ」など。作家たちの巧みな想像力により紡がれた悪夢の数々がここに。解説・朝宮運河 【収録作】 小野不由美「芙蓉忌」(『営繕かるかや怪異譚 その弐』角川文庫 山白朝子「子どもを沈める」(『私の頭が正常であったなら』角川文庫 恒川光太郎「死神と旅する女」(『無貌の神』角川文庫 小林泰三「お祖父ちゃんの絵(『家に棲むもの』)角川ホラー文庫 澤村伊智「シュマシラ」(『ひとんち』光文社文庫 岩井志麻子「あまぞわい」(『ぼっけえ、きょうてえ』角川ホラー文庫 辻村深月「七つのカップ」(『きのうの影踏み』角川文庫 -
虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛
穏やかな日常を送る、元家裁調査官の白石洛(しらいし らく)は、友人で刑事の和井田(わいだ)から、ある事件の相談を持ち掛けられる。白石がかつて担当した少年、薩摩治郎(さつまじろう)。7年後の今、彼が安ホテルで死体となって発見されたという。しかし警察が治郎の自宅を訪ねると、そこには鎖につながれ、やせ細った女性の姿が。なんと治郎は女性たちを監禁、虐待し、その死後は「肉」として他の女性に与えていたという。かつての治郎について聞かれた白石は、「ぼくは、犬だ」と繰り返していた少年時代の彼を思い出し、気が進まないながらも調査を開始する。史上最悪の監禁犯を殺したのは、誰? 戦慄のサスペンスミステリ! -
ふたりみち
元ムード歌謡の歌手で、今は函館のスナックのママ野原ゆかりは、本州をめざし津軽海峡をフェリーで渡っていた。ある事情で抱えた借金返済のため、昔のつてを頼ってコンサートツアーと称したドサ回りの旅に出たのである。船内で偶然知り合った同じ名前の森川縁は、12歳なのになぜかゆかりの唄に興味を持ちついて来てしまう。彼女が母親と喧嘩して家出してきたことを知ったゆかりは、親に連絡させ最終目的の東京まで連れて行くことになる。しかし、彼女のコンサートは、行く先々でトラブルに遭いことごとく中止になってしまう。落ち込むゆかりを支える縁。2人のユカリは55歳の歳の差を超えて強いきずなで結ばれていく。そしてついに最後の会場、東京に到着する。ゆかりは、ここだけは絶対に唄い上げるつもりだった。そこにはゆかりの悲しい過去が刻まれていたのだ。 笑って笑って、そして……ラスト一行に思わず! エディット・ピアフの『愛の讃歌』に乗って描かれる人生の切なさ、すばらしさ。山本作品で一番泣ける作品です! -
本の花 料理も、小説も、写真も
ゆで卵、生卵、卵焼き。向田邦子のエッセイに登場する卵には、生活の匂いや味を含んでいる『嘘つき卵』。「つらい出来事は、前世だと思ってしまえば大丈夫」人生の助け船が提示される『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』生をまっとうする人間のたくましさや哀歓が強く心を打つ写真集『釜ヶ崎語彙集 1972-1973』など。食をテーマにしたもの、暮らしをテーマにしたもの。エッセイ、小説、写真集……丁寧な文体からほとばしる本への愛を感じる208冊の紹介。「再読」するたびに書き手と自分との関係が蓄積されていくという「再読するということ」も必見。自分だけの一冊を見つけたい人にはぜひ読んで欲しい、読書欲が高まる一冊。 -
どこでもできる!手のツボで元気になる本
手のツボに限らず、すべてのツボは脳の中の自律神経につながっています。「手は万病の薬」ともよばれています。その理由は、手にはこんなパワーがあるからです。手が、脳に密接につながっていること! 手のツボ押しが、脳の神経を活性化させ、自分本来の調子にもどすこと! 手の運動が、脳に刺激という経験を与え、脳の樹状突起を増やしてボケ防止になること! 手浴が脳をおだやかに活性化させ、疲れを取ること! こんなあなたにお勧めです。朝起きても、疲れが取れていないからベッドの上でしばらくは、ぼーっとしている。朝の電車では、立っているのがやっと。そういえば、顔に 小じわ も増えたような…。それらは全部脳からあなたへのSOSのサイン。さ、ページをめくって自分を再起動してください。 -
茨城県謎解き散歩
茨城県には、しゃも親子丼、しみつかれなど「ご当地グルメ」も多いことを知っていましたか? ほかにも「アントラーズ」や「二つの徳川家」「世界最大の大仏と花瓶」など、気になる話題に事欠きません。自然と歴史、伝統だけでなく、鹿島臨海工業地帯や筑波研究学園都市などの先端の産学施設も備える茨城県の魅力は多様で、知れば知るほど奥の深さに驚かされること請け合いです! -
大阪府謎解き散歩
「天下の台所」と称され、経済・商業の中心として発展した大阪。古代から現代まで、色彩豊かな歴史を歩んできた大阪には、いろいろな「なんで?」がある。「なぜ、大阪は<なにわ>なのか?」「大阪と東京でうどんの出汁の色が違う理由は?」「大阪にある新選組ゆかりの地とは?」「大阪は『食いだおれ』、隣の堺は『何だおれ』?」「初代通天閣はどんな姿をしていた?」などなど、府民も知らない大阪100の謎を解き明かそう! (底本発行日:2013/04/08) -
池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題 学べる図解版 第3弾
世界を知れば未来の日本が見えてくる! 多極化する世界は多くのジレンマを抱えています。混沌のなか、激化する対立。今、互いに考え、歩み寄る姿勢がなければ、世界は前に進まないのです。2012年は世界の大国のトップが次々と交代しました。2013年に本格的に動き出した新しいリーダーたちは、はたして互いに歩み寄ることができるのか?世界が抱える大問題が日本とどう関係しているのか? ひとめでわかる学べる待望の図解版の第3弾です。主な内容:■イントロダクション 世界はいまどうなっているのか? ■日本が抱える大問題 ■腐っても“大”国、アメリカが抱える大問題 ■正念場のEU ■なぜ過酷なアラブの夏がやってきたのか? ほか ■特別対談 池上彰×乙武洋匡 「世界を知るということ」 -
食いっぱぐれない「働き方」のテクニック
ヒト、モノ、カネ」の流れを知れば「働き方」は劇的に進化する。 雇用不安、エネルギー問題、増税、政治不信、TPP、円高、高齢化社会、グローバル経済圏の拡大・・・。 今や日本は「確実」や「絶対」のない時代に突入したと言ってもいいでしょう。 流通ジャーナリストとして、「ヒト、モノ、カネ」の“流れ"を知り尽くした金子哲雄が、この先行き不透明なこの時代を生き抜くための、目から鱗のサバイバル・テクニックを全公開!たとえ10年後でも「食いっぱぐれる」ことのない、究極の「働き方」の秘密を、流通マーケティングと情報論の視点から克明に解き明かします。これであなたの「働き方」は、劇的に進化するはずです。 -
熊本県謎解き散歩
人間のいとなみや自然界には不思議な謎がたくさんあります。これには二通りあるように思います。一つは誰もが不思議にみえる自然現象です。たとえば、世界最大の阿蘇カルデラはどのようにしてできたのか、八代海の不知火の光源は何か。いま一つは、ふだんは見過ごされてしまうけれど、改めて問われるとわからない謎。たとえば、熊本城はなぜ現在地に築かれたのか、築城の費用や労力はどうしたのか、という疑問です。豊かな歴史を刻んできた「火の国」は、それこそ謎がいっぱい、魅力もたっぷりです。知れば知るほど楽しい“謎学”の旅に出かけよう! ※本作品は、紙書籍から本文の一部が未収録となっております。あらかじめご了承ください。 -
サーキット・スイッチャー
完全自動運転車が急速に普及した近未来の日本。自動運転アルゴリズムを開発する企業の社長が、自動運転車内で謎の男に拘束されてしまう。ムカッラフと名乗る襲撃犯は車の走る首都高の封鎖を要求、応じなければ車内に仕掛けた爆弾が爆発すると宣言する。この男の狙いとは――?世界を揺るがす近未来サスペンスが幕を開ける――!! -
路地裏で拾った女の子がバッドエンド後の乙女ゲームのヒロインだった件
「鬱ゲー」として注目された乙女ゲーム『キズヨル』のモブに転生したアッシュ。 攻略対象の男キャラは覚えているのに、肝心のヒロインの顔だけが思い出せない! ヒロインがどのルートに進んでいるのか、手がかりを探すアッシュは、 王立魔法学院からの帰り道、路地裏で雨に打たれて蹲るフィーネと出会う。 「わたしに関わらないでください」と告げる彼女こそ正ヒロインだと気づいた時、 すでに物語はバッドエンドルートに突入していて──!? -
かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となった
国一番の魔法使いであるノイ・ガレネーは、街外れの山の中で一人暮らしていた。 ある日彼女は、国から【魔王を宿す少年】の監視と討伐を命じられる。 だがノイはその少年に「カルディア」という名を授け、弟子として受け入れるのだった。 二人で過ごす、温かくて穏やかな日々。 しかし、魔王の目覚めの日は刻一刻と近づき……。 孤高の魔法使いノイと孤独だった少年カルディアの、100年続く物語が今始まる――。 -
花嫁は迷路をめぐる
姉の早苗を訪ねて上京したとも子。土地勘がなく東京の地で迷っていたところを、偶然通りがかった女子大生・塚川亜由美に助けられる。ようやく姉のもとにたどり着いたとも子だったが、姉はとも子を見るなり驚愕する。故郷にいる知人・竜太から、とも子は死んだと知らされていたからだ。再会を喜びながらも、不安と不信感を募らせる2人。一方その頃、竜太も早苗を追いかけるように上京してきていたが、故郷を発った矢先、村役場から2000万円が盗まれる事件が発生。犯人は竜太と報道されて……。表題作のほか、「花嫁たちのメロドラマ」収録。人気シリーズ第32弾。 -
紫式部日記
わたしシキブ。チョーゼツ不幸続きな自分の人生を まぎらわすため、こっそり恋物語を書いているの。 その物語が”宮中”のエライ方の目にとまって、 な、なんと! 中宮彰子さまにお仕えすることに! 早速、お仕えスタート! と思ったけど、 他のお仕え女子たちは、なんだかとっても冷たいし、 普段の生活と違いすぎるコトの連続だしで、 キラキラな宮中での生活なんて絶対ムリ!! でも、彰子さまのかなしそうな表情が気になって……。 わたしがなんとかお力になりたい! 悩んで、立ち止まって、前に進む―― 共感度100%の紫式部の平安ライフ! 【小学上級から ★★★】 -
日本植物学の父 牧野富太郎
「この花はなんだろう?」 「名前はあるのかな?」 ぼく、富太郎は、野山で植物を観察するのが大好き! 小学校にも通いはじめたけど、本当につまらない。 もっともっと大好きな植物のことを知りたい。 日本中を調べて、まだ知られていない植物を発見したい! そんなぼくの気持ちを応援してくれるおばあさまのおかげで、 たった2年で学校をやめ、東京で植物の研究をはじめた。 でも、お金のことや、研究場所など、問題は山積みで……! 「日本植物学の父」「世界のマキノ」とよばれることになる 少年の人生は、大発見&大事件の連続!? おもしろすぎる実話。 【小学中級から ★★】 -
ポー傑作選
「この猫が怖くてたまらない」――ポー新訳2冊連続刊行!(2巻は22年3月発売) おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。 あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選! ●傑作ゴシックホラー+詩 赤き死の仮面 The Masque of the Red Death (1842) ウィリアム・ウィルソン William Wilson (1839) 落とし穴と振り子 The Pit and the Pendulum (1842) 大鴉(詩)The Raven (1845) 黒猫 The Black Cat (1843) メエルシュトレエムに呑まれて A Descent into the Maelstrom (1841) ユーラリー(詩) Eulalie (1845) モレラ Morella (1835) アモンティリャードの酒樽 The Cask of Amontillado (1846) アッシャー家の崩壊 The Fall of the House of Usher (1839) 早すぎた埋葬 The Premature Burial (1844) ヘレンへ(詩) To Helen (1831) リジーア Ligeia (1838) 跳び蛙 Hop-Frog (1849) 作品解題 数奇なるポーの生涯 ポー年譜 訳者あとがき -
マガイの子(角川ホラー文庫)
「ナバリ・イズミ神話大系」とも呼ぶべき独自の、魅力的な宇宙観。その新たな切り口から噴出する、新たな謎〈ミステリー〉と恐怖〈ホラー〉に戦慄せよ。 ――綾辻行人 僕の姉は「取り替えられた」魔物なのか? 「マガイ」のおぞましい真実とは 「山に棲む『紛(まがい)』という魔性の獣が里の子供を攫って喰らい、己の子とすりかえる」「『紛』の子は見かけは人間だが、長ずるに従って徐々に獣の本性を表し、里に災いをもたらす」 現代社会では迷信扱いされる民話だが、鞍臥の人たちは今でも、心のどこかで信じている。なぜなら、あたしがその「マガイの子」だからだ――。 いまは東京で美大生をしている坂見風哩は、8年前に「お山」で従兄が惨殺された現場に立ち会っていた。従兄の死体は獣に食われたようだったが、風哩には事件時の記憶がない。腫物のように扱われる田舎を出たものの、不穏な出来事が周りで続いている。セクハラ教授とのトラブルで訪れた風変わりなスクールカウンセラーとの話で、夢に見る「マガイ」のことをついしゃべってしまい……。 一方、まだ鞍臥に住んでいる高校生の弟・怜治は、8年前に姉を助けてくれた円藤老人が、砂原という謎の研究者と最近共にいるのが気になっている。砂原ら「聖泉協会」の人間は「お山」の「磨崖仏」を調べているというのだが……。 -
二階の王(角川ホラー文庫)
第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作が書き下ろしを加え文庫化! 選考委員も驚嘆! 「破天荒な大風呂敷が広げられる。総合的な筆力では今回の候補作中、一頭地を抜いていると感じた」綾辻行人 「『悪因研』の活動が、すべて○○であったとしたら、かなり怖いサイコホラー。違った楽しみ方もさせてもらった」貴志祐介 「邪神との闘いという王道のモチーフに果敢に挑んだ力作。読了後、確かにタイトルはこれしかないと、しみじみ納得」宮部みゆき === 東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。 そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。 〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し……。 === クトゥルー神話を思わせる魅力的な異形描写や、「世界の命運を握る存在」という大掛かりな題材。それらと不思議にも共存する、「ひきこもり」という現代社会的なテーマ。兄の存在と自分の未来に悩む女性主人公ほか登場人物の心情描写のバランスにも注目の作品。 装画=藤田新策 文庫化にあたり、書き下ろし短編「屋根裏」を収録。 -
矢野徹の狂乱酒場1988
「ぼくは酒場のマスターだ」。ひょんなことから、この酒場はオープンした。老若男女、北から南から、開店の噂を聞きつけて、お酒大好きのおしゃべり達がこの店に集まってきた。酒場の名は『矢野徹の狂乱酒場』。パソコンと電話回線を利用して楽しむパソコン通信。その新しいコミュニケーション・ツールの魅力にとりつかれた人達が、この店の常連さん。政治談議で白熱したり、シモネタで赤面したり……。顔も素性も国籍も(?)、そして、名前さえ分からぬ人々が、マスター・矢野徹を囲んで語り合う……。月刊「コンプティーク」が運営するパソコンネット「コンプティークBBS」の、超人気ボードでの打打発止のやりとりを、ここに再現! 「いらっしゃいまし~」
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