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高山竜司と二見馨という二人の男の人生を生きた記憶を持つ予備校講師の柏田誠二は、生徒から持ち込まれた相談をきっかけに貞子の呪いの真実を知り、自らの役割を自覚する……『リング』から続く怨念の正体とは!?
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「貞子」
2019年5月24日公開 出演:池田エライザ、塚本高史、清水尋也
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
新リングシリーズ2作目 でも前作エスよりも前の話 貞子の呪いの根源に踏み込んでいる 思わずタイドを読み終わったあとエスをパラパラ読み返してしまった。 エスではまだ貞子関係者が生きているからこの先どうなるのか... まだまだ続編が出そうでワクワク
映画に合わせて原作読んできたが、なぜここまで高山が出てくるのかという疑問がやっと解決した!貞子すげぇ!
意外と評価が低いレビューが多くて戸惑うけど、すごく面白かった。 神道や仏教を絡める要素は好きだし、現生がホログラムって世界観は面白い。 ただシリーズとの関連性に一部無理があるように感じたが、その点を加味しても良作だと思った。とくにらせんのストーリーと矛盾が多いのでは・・
「エス」や「リング」全ての謎が解明できた完結編?なのですかね?貞子の真の狙いが、ついに解明されたのでした。 実は高山竜司が「リング」シリーズの鍵だったようです。 壮大な展開がついに終わり、読みごたえがあったシリーズでしたね! でも、茜を軸とした新展開もあるのかな?と考えたりもしてしまいます。
この作品は『リング』シリーズの現状最後となる作品だ。約三十年という長い時間をかけて構築されたユニヴァースの変容と集約を感じさせる一作。総決算とも呼ぶべきシリーズの再定義がなされている。それを是と受け取るかは読者次第だが、巨大なものが終わる時の重厚な響きを感じる。 この物語の主題は「家族」。呪いの連...続きを読む鎖が、血縁や自分自身の記憶というミクロな関係性へと収束していく構造が鮮烈だ。 中心にいるのは高山竜司。彼はこのシリーズに欠かせないどの小説にもいない特殊な立ち位置の存在であり、今作でも彼の記憶や存在が複数のレイヤーをまたいで展開される。現実、虚構、内省……その多重性と多様性が、物語の駆動力となっている。 印象的だったのは、恐怖の質が変化している点だ。シリーズ初期作のような、比較的順当な呪いによる「怖さ」からはどんどん離れていく。その代わり、抽象的な恐怖や哲学的な問いかけが前面に出てくる。 呪いが外部から襲いかかるものではなく、遺伝子やアイデンティティといった「内側」から生まれる内省的な苦しみとして描かれており、「ホラー」のオーソドックスな側面を求める読者にはネガティブに映るかもしれない。 しかしそもそもこのシリーズはホラーとして始まったわけではなく、作者が描こうとしてきたのは、畏怖すべき上位のエネルギーや意思のようなものだ。それが時に「恐怖」という形をとって現れる。だからこそ、ジャンルが変わっても通底する「怖さ」は変わらないのだと思う。 興味深いのは、神話や民俗の引用が物語の核に組み込まれている点だ。高山竜司はなぜこのような運命を背負っているのか?「貞子」という存在はどこからやってきたのか? シリーズの根幹をなす「空白」が、「古事記」や「まれびと」などを手がかりに、ホラーを超えて神話的に再定義される展開には驚かされた。 構成も攻めている。シリーズ既読を前提とした描写が多く、時系列や人間関係が複雑に絡み合い、断片的なエピソードが積み重なっていく。読者は、過去作の記憶を呼び起こしながら、複数の現実レイヤーを行き来することになる。こうした構造は、単体で読むにはややハードルが高いが、シリーズを追ってきた読者には大きなご褒美となる。 情報開示のタイミングも巧みで、僕は個人的には翻弄された。謎解きの快感とエモーショナルな余韻が両立しており、ラストまで緊張感が持続する。シリーズを通じて積み重ねられてきたキャラクターの多重性や、現実と虚構の境界が曖昧になる語り口も健在で、読後に残る感触が独特だ。 シリーズファンなら、これまでの謎と複雑なレイヤーが一つに統合されていく快感をじっくり味わえるはず。 個人的にも、シリーズの集大成として高い満足感を得られた。
(オーディオブックにて) いわゆる「リング」の続編。リングは本当にすごかったので、様々な続編やら背景にまつわるものやら、たくさん作品として書かれていますが、ちょっと食傷気味です。 でも読まずにいられないんですよ。
貞子の呪いの起源に行き着く過程が描かれていて面白かったです。ですが、鈴木先生が壮大な仕掛けやファンタジーを展開したいのは分かります、その部分は好きです。リスペクトします。しかし「角川ホラー」という名門レーベルから出している以上、そのドス黒い表紙から私たちは心臓をを凍りつかせるような物語を手に取るたび...続きを読むやはり期待してしまいます。そしてジャパンホラー界の永遠のマドンナの生みの親の作品であれば尚更です。面白い緻密な構成力は健在なので、あの圧倒的な呪いの恐怖がそれこそ波の如く押し寄せることをファンとしては強く願ってやみません。
リング・シリーズの第二シーズンの第2作。 ホラー小説として幕開けした『リング』はバイオ・ホラー・SFに変貌し、なかなか結末に辿り着かぬようだ。それにしても、どこまで貞子で引っ張るのだろう。 前半のストーリー展開は面白いのだが、中盤からは次第にマニアックな展開となり、ストーリーに着いていけなかった...続きを読む。リング・シリーズのコアなファンなら楽しめたかも知れない。
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鈴木光司
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