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見習いカウンセラーの中島保は、殺人者の脳に働きかけて犯行を抑制する「スイッチ」の開発を進めていた。殺人への欲望を強制的に痛みへ変換する、そんなSFじみた研究のはずが、実験は成功。野放しになっている犯罪者たちにスイッチを埋め込む保だが、それは想像を超え、犯罪者が自らの肉体を傷つける破滅のスイッチへと化してゆく――。「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ始まりの事件を保目線で描く約束のスピンオフ長編! 【電子版特別付録】『OFF』イラストカード(絵=内藤了)
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面白かったです!
ON猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子の側面がみられた感じ。のび先生は気が弱くて優しくて、(男性としては全くタイプではないけど)比奈子との関係が毎回気になっていたのを思い出しました。これはシリーズを読み返さなきゃ!と思いました。
Posted by ブクログ
シリーズ通して、猟奇班に協力し続けながら罪を償う保に好意的だったが、何もかも自分の責任として罪をかぶる姿や、快楽殺人者への哀れみ、被害者の復讐心への戒めなどなど良い人過ぎて…重く感じてしまった。 自分の身内がそんな殺され方したら、やっぱり、犯人にも同じ恐怖や痛み、苦しみを味わってもらいたいなぁ。 保...続きを読むの比奈子への思いが知れたのは良かったな。
『スイッチを押すもの』登場の舞台裏が描かれた作品。 犯人の心理と同化する『潜入』の描写と『スイッチがON』になった犯人たちの描写が恐ろしかった。
これで、本編スピンオフすべて読み切ってしまった。 寂しい。。 1作目の事件を中島保主観で書いた話で、野比先生の繊細な性格がよくわかる。 東海林刑事のスピンオフも読んでみたいなあ。
『♪トンでもねえうまさだぜ、信州ポーク♪』…懐かしい響き!響きと言っても読んだだけやけど(^^;; (藤堂比奈子さんの着メロ) 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ作品。これが最後かな。はじめが『ON』で、最後が、『OFF』。野比先生の話。 少女の事件がキッカケに、更に早坂先生に誘導されながら… 早坂...続きを読む先生…サイコパスとか精神的なのは、見た目は分からんから怖いな〜 野比先生は、早坂先生にのせられただけで、主犯ではないけど、本人にとっては自分にしかできない事やったんやから、辛いわな。 もう少し早く、比奈子ちゃんに会っていたら… 過去は、変えられないので、これからは償っていくしかないし… 悲しみ倍速や〜(T . T) 蛍光灯ベビーというのもキツイ。文言も含めて。 親が赤ちゃんに構わず放置した場合などに、赤ちゃんが蛍光灯をぼんやりと見つめて…サイレントベビーとも呼ばれて…何かしんどい(T . T)
仲間がたくさんいて人を集める気質のある比奈子と、ずっと一人だった野比先生の対比がえぐい。 犯罪者の過去とか背景を思いやる野比先生のそれも大概だと思うとやりきれない。 紆余曲折あって最後にはひとつの団円に辿り着くことが分かった上で読めたのが救いでした。
ONの事件の起こるきっかけとなる保目線のスピンオフ。なんだか切ないなぁ。 改めて読むと、比奈子ちゃんと接してる時間ってこれほど多くはなかったんですね。
〇藤堂比奈子シリーズ前夜、「スイッチ」の秘密を本人の口から明かす 矯正心理を大学院で学んでいたときに出会った事件をトラウマとする、この小説の主人公・中島保は、精神科医の早坂のクリニックで研鑽を積む日々。 少年・晋平が起こした事件の真相を知るため、早坂と保は鑑別所へ向かうが、どうもはっきりしない。そ...続きを読むんな折、早坂が保に施した「腫瘍」がうまく発現したことを知り早坂は沸き立つ。腫瘍をつくることで人の殺人衝動を抑える研究を保は行っていた。 晋平の事件の真相を保と早坂が論議しているとき、真犯人にたどり着くと、早坂が腫瘍と装置を組み合わせて真犯人による殺人を止めよう、と提案するが・・・ この話は、内藤了氏の「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズのスピンオフとして、シリーズの中の重要人物である中島保のシリーズ第1巻での登場の舞台裏を描いたものである。タイトルの「OFF」も第1巻「ON」に対応したものになっている。 懐かしい藤堂と保の出会いや一夜のシーンもあるが、それが出てくるのは後半であり、保が抱えるトラウマとそれを克服せんがために真剣に研究に取り組む姿勢、そしてその気持ちや熱心さをもてあそぶ早坂医師の存在など、第1巻で必ずしもすべて語られなかった部分が登場人物本人の口から明らかにされている。 もはや、このエピソードが後に、人の生死を操ろうとしている巨大組織との闘いのプロローグに過ぎない、とは誰も思わないだろう。 "あの瞬間の、宇宙から突き抜けてきたような怒りと慟哭は、時が経つにつれて静まって、今では見失いそうになることもある。二度と誰かを死なせないと誓ったのに、そのためなら何でもしようと誓ったのに、目まぐるしくも慌ただしい日々や、早苗が幸福になれた現実に、行く先を見失いそうになる。他人の脳をいじって考えを変えさせる権利が自分にあるのか悩んでしまう。(pp.90-91)" おそらく、保の葛藤がよく表れている段落ではないかと思うと同時に、これは人間の常に抱える葛藤だ。信じたものをずっと信じ続けることがいかに難しいことか。このあとの展開でもまざまざと我々は見せつけられる。そして、ホラー文庫らしいグロテスクな描写に慄く。 内藤了は怒りを抱えた人の気持ちの動きをよく見ていると思う。そして、悪役を悪役然と描き、絶対にこんな犯罪者にならない、生んではならないと、保を通して我々に誓わせてくれる。
猟奇犯罪分析官 中島保
久々の猟奇犯罪シリーズの中島先生と藤堂比奈子さんの出逢いから結末まで、読んでいる私まで胸が苦しくと仕方ありませんでした。
内藤了『OFF 猟奇犯罪分析官・中島保』角川ホラー文庫。 『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズのスピンオフ。かなり期待していたが、無難なストーリーに拍子抜け。 殺人者の脳に埋め込まれた殺人への渇望を抑止するスイッチを開発し、殺人者に自らを傷付け、破滅に向かわせた中島保。本作では『猟奇犯罪捜査班...続きを読む・藤堂比奈子』シリーズの第1作『ON』の直前の経緯を描いているので『OFF』ということになるのだろう。 中島保については、シリーズの中で充分に語り尽くされているので、今さら感は否めない。出来れば、全く違うエピソードを描いてもらいたかった。 本体価格680円 ★★★★
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OFF 猟奇犯罪分析官・中島保
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内藤了
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