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若き考古学者・葦原志津夫は、前代未聞の土偶を発見したとの報を受け、茨城県の石上遺跡へと向かった。しかし、現場には無残な焼死体が転がっており、情報提供者とも連絡が取れなくなってしまう。彼は十年前に行方不明になった志津夫の父に関する情報も手に入れていたようだった。志津夫はわずかな手掛かりを頼りに調査を始めるが、徐々に、この事件が人類を破滅へと導く幕開けであることに気づかされる……。前人未到のスケールでおくる、傑作サイファイ・ホラー。
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Posted by ブクログ
複数巻を平行に読破+夏の角川ホラー。怖くないんだよ。 「見たことのない土偶を見せてやる」「行方不明に鳴った父親の居場所を知っている」と呼び出された葦原であったが、約束の発掘現場には、黒焦げになった遺体が。1200℃以上という高温で焼かれたと思われるその遺体が、呼び出した助教授であると確信し、研究室...続きを読むを探したところ、父らしき写真とガラス製の青い土偶の写真を発見する…。 角川ホラーで長編は、なかなかチャレンジングやのうと思いつつ手に取ってみたのだが、いやいや面白いじゃないですか。青い土偶に謎の女、次の手がかりの甲府でも別の謎の女に付きまとわれ、「旧辞」を奪われてしまう。 半村良と眉村卓を合わせたような、冒険志向のストーリー展開に、縄文時代に存在した謎の高温や邪馬台国の謎、天皇家が胡散臭いと切って捨てた邪教の家柄など、適度な歴史とうんちくが絡んでくるあたりは、内田康夫などが好きな人にも響くかもしれない。 ちょっと謎の女に引っかかりすぎなのは気になるが、話のボリュームで言えば、それくらい謎の人物に、常に付きまとわれていたほうがわかりやすいであろう。 上巻の最後は、大変身でも起こりそうな話になってるんだけど、ちゃんと下巻でも人間として捜索するんだよね?ちょっと不安。
邪馬台国とか三種の神器とか日本神話が出てくるのでテーマはとても面白かった。でもこの著者の表現方法が好きではない。惜しい。
古代ロマンに興奮しますた。古事記・日本書紀にまでつっこみますよ。んでもやっぱSF色強くなっちゃって、ラストちょいスゴすぎるけど。
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梅原克文
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