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東京都阪納市安須。人口約900人のごく平凡な山間の街で、大規模な洗脳のような異変が発生した。政府は警視庁SIT(捜査一課特殊班)を送りこみ、そこに女性陸上自衛官・織見奈々も同行する。だが、精鋭揃いの警察官たちは何ものかの襲撃により、次々と姿を消していく。そこには想像を絶する怪物「テュポーン」が潜んでいた──! バイオホラー、ミリタリー、アクション、モンスター──あらゆる要素を備えた、圧倒的スケールのエンタテインメント巨編! 日本VS怪物(テュポーン)の戦いが、今はじまる。
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Posted by ブクログ
2段組の本なんて久しぶりに読んだ。いつの間にか講談社ノベルスが、1段になってしまってからもうどのくらい経つのだろう。
突如現れた怪物テュポーン。 隔離された空間で未知のモノに襲われる恐怖。 人知の及ばないモノと対峙する恐怖。 隣人が見知らぬ存在に変貌していた恐怖。 テュポーンが繰り出してくるパニックにとめどがない。 そして、明らかに敵意を持って存在しているという共通点が、逃げ場をなくします。 その怪物テュポー...続きを読むンに立ち向かう警視庁・自衛隊の面々の仲間意識、使命感、絶望に屈辱。 応援・同情・歓喜・達成感。彼らのプロフェッショナルに共感します。シンプルだけど、呼び方ひとつで変わるんだよなぁ。 ある科学者の挫折と暴走の結果、この世に発現した怪物テュポーン。人間と似て非なる知的生命体。ガイア理論。 ARMS?と思いつつ読んでいました。そこだけピックアップしたら似てると思ってしまうよなぁ、ってことなんですが。 アクセラレイションは好きです。反応速度は向上するけど、自然の法則には無意味というのも好き。落下中のジレンマはいいですよ。 ラストいちゃいちゃして終わるとは思ってなかったけど、テュポーンの非日常から復帰したという象徴なのでしょう。
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テュポーンの楽園
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梅原克文
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