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Posted by ブクログ
ホラーというより、“世にも奇妙な物語”を思わせる不思議な短編が4つ入った1冊。
その中でも特に印象に残った2作。
『フーグ』
悪夢のあと、まるで夢そのもののような場所に突然移されてしまう作家・青山の体験が描かれる。本当に瞬間移動しているのか、精神のフーグという症状なのか、境界が分からなくなっていく感覚がじわじわ迫ってくる。残された原稿を通して、現実と非現実が静かに溶けあうような怖さが残る一編。
『こっくりさん』
子どもの頃に遊んだ“こっくりさん”の、闇に触れるようなアレンジ。死の選択を迫る儀式なのか、人生をやり直すための導きなのか、その曖昧さが心にひっかかる。ただ怖いだけではなく、人の弱さや暗さにもそっと触れる物語で、最後には静かに納得できる余韻が残る。
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