天使の囀り

天使の囀り

858円 (税込)

4pt

北島早苗は、終末期医療に携わる精神科医。恋人の高梨は、病的な死恐怖症(タナトフォビア)だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンでいったい何が起きたのか? 高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか? 前人未踏の恐怖が、あなたを襲う。

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天使の囀り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Audible!!

    2000年作品なのに、今聴いても全然古く感じなくて、気づいたら貴志さんの世界にすっかり引き込まれました。

    冒頭はホラーっぽい不気味な雰囲気から始まって、奇妙な自殺が続いていくんだけど、その行動には“なぜか自分の嫌いなものをわざわざ選んでしまう”みたいな共通点があって、ゾワッと

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    ⭐︎4.5
    さすがの恐ろしさ。おどろおどろしい雰囲気がたまらない。線虫とか気持ち悪いけど、科学的な根拠みたいなものもあってファンタジー全開って訳でもなく、リアリティがあって面白い。
    宗教団体そのものはもちろん、そこへ入っていく青年の描写が特に面白い。ラストの意外性もあって良かった。貴志ワールド最高だ

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    私にとっては長めな小説。
    え!なるほど〜って何回かなる伏線の振り撒き方。
    後半は怒涛の気色悪さと悍ましさ。
    こう終わるのか〜って胸がジクジクした。

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    読んだのが前なので記憶が薄いですが、起こっている現象の理由がちゃんと説明されててかなり好みでした。
    面白かったです。

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    完全に好みだと思うがほんとーーーーーーーーに気持ち悪くてグロくてすきです!!!

    寄生虫×新興宗教 
    文字通り身の毛がよだつ変体ぶり
    貴志先生の想像力はとどまるところを知らないのか…ここまで偏執的にメディカルSFホラー???を作り上げたのが素晴らしすぎて、天晴れとしかいいようがない。
    気持ち悪すぎて

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    高梨光宏
    北島早苗
    蜷川武史教授
    森豊助手
    赤松靖助教授
    白井真紀
    上原康之
    ジロー
    土肥美智子医師
    松宮
    青柳謙吉
    福家満記者
    荻野信一
    川村紗織里
    松崎老人
    椎名由美
    美歌&絵瑠
    鍋島圭子
    黒木晶子
    若杉美登里
    畦上友樹
    庭永先生
    曾根教論
    脇医師
    仙波
    斉藤美奈代
    渡邊教授
    田尻教授

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    ホラーと思って読んだところ、むしろSFとしてめちゃくちゃ楽しんだ。SF考証や周辺知識が非常に豊富で重厚。ガチで線虫講義が始まった日にゃワクワクが止まらず。
    キャラクター作りも手抜かりなし。早苗さんの医学知識や考え方も違和感ないし、よう調べてる。特に荻野君のエ○ゲやロ○画像のくだりは素晴らしい解像度。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    目黒の寄生虫博物館に行ってから、寄生虫の虜になってみつけた作品。「黒い家」と「悪の教典」も面白かったので期待大で読み始めたが、その何倍も面白かった。ヒトや他の生物と同様に寄生虫も自らの生存率を高めるために進化してきた。怖いというより、ますます寄生虫に興味が湧いた。

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    序盤は、天使の囀りと共に自身が強い不安やストレス、恐怖などを感じるものによって自殺に導かれていく人々(高梨 タナフォトビア→死に魅せられる)の存在に、オカルトめいたものを感じた。
    しかし徐々に、その原因は精神病や洗脳などのオカルトめいたものではなく脳内の快楽物質を巧みに操る線虫によるものだった。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    最高で最恐のグロホラー。内側から侵食してくる様な生理的に気持ちが悪い描写をこれでもかとぶつけてくる。要するに寄生虫に侵された人間がヤバい!という話なのだが、そいつらの捻じ曲がった善性をキッパリと否定してくれる主人公のカッコ良さが目立っていてとても良かった。とにもかくにも、寄生虫の設定が綿密で、惨状が

    0
    2024年12月24日

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