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Posted by ブクログ
「次はお前の番だ」
ほんの偶然から、聞いたら呪われるという「大きな目の女」の話を聞いてしまった人たちの間で呪いが伝染していく話。
正直、ネタは陳腐。
だけどちゃんと怖い。ネットで披露されている自作怪談とは違う。他人がフィクションの中で感じている恐怖なのはずなのに、なんだか身に覚えのある怖さを思い起こさせる。
被害者?たちの亡くなり方とかはとんでもなく突飛なのに、変に現実味があるというか。
そして、この話のアイコンになっている「女」の成り立ちやこの怪談ができるまでのストーリーにも説得力があった。ただ怖がらせようというだけでなく「だから怖いことが起こるのだよ」と理由をつけることで逃げ道をなくされた感じ。
ラストシーンをどう解釈するかでも、それぞれが感じる怖さが変わりそうです。
Posted by ブクログ
シライサンにまつわる怪談話を聞いた香奈、和人、瑛子の3人が眼球を破裂させて次々と亡くなる。
香奈の親友・瑞紀と、和人の兄・春男、そして別ルートから調べていた記者の間宮が呪いの謎に迫るという話。
話を聞いて呪われるとは、まるで貞子を思わせるが、SNSを駆使すると広まり方がえげつないほど早いせいで、被害者続出。
なんとか迫り来るのを防ぐ方法が分かったのに、それをも妨害するシライサン。
間宮が見た船に乗っていた女の子はつまり血を受け継ぐあの子で、しかも…。
戻ってきたから呪いの死は収まったのかな。
気になる点は、冬美は全てを知っていたのかしらということ。
Posted by ブクログ
乙一は、想像力を掻き立てるのが本当に上手い。
怖くてたまらなくて夜に自宅では読めず、出勤前の朝や人が多いカフェで読みました。
スッキリとした分かりやすい文体なのに、そのシーンがありありと目に浮かぶ。
人物も個性的ではない普通のどこにでもいるような人達だからこそ、共感できて読み手もその世界に入り込んでいける。
本作にも、そんな作者の魅力が味わえます。
「目を逸らしたら近づいてこない」ってシンプルで分かりやすい対策ですが、最高に怖い。
怖いのに、見たくないのに、見続けていなければならないなんて。
ラストは好みが分かれるかもしれませんが、すごくリアルに感じて私は好きでした。
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