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太平洋戦争末期、阪神間大空襲で焼け出された少年が、世話になったおやしきで見た恐怖の真相とは……!? 名作中の名作「くだんのはは」をはじめ、小松左京の家に伝わるおまじないが創作のヒントとなった「まめつま」、謎の生物と神話的世界を交錯させた「黄色い泉」など、小説界に今なお絶大なる影響を与えつづける小松左京のホラーテイスト作品を選りすぐった傑作短編集。小松左京ライブラリによる詳細な解説を収録。
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Posted by ブクログ
SF、伝奇、コメディと色んな要素のある短編集で、60〜70年代の不穏な雰囲気がビシビシ感じられる。特に「招集令状」の、今際の際でなお世の中を呪って社会を息子諸共恐怖に叩き込む親父が怖くて良かった
はい!牛の首が面白すぎたので 前作である本作『霧が晴れた時』! すかさず読んでみました!٩( 'ω' )وよいしょ〜 今回も ホラー強めの奇妙で壮大な話で面白かったです! ٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ 『すぐそこ』 山登りに慣れてるからって調子に乗...続きを読むると こうなるぞ!!道に迷うどころか人生詰むぞ! 初心忘るべからず!! 『まめつま』 夜泣きが治らない子供の枕元に向かって米つぶを ぶん投げる。ぶん投げたはいいが…うわぁ…おばあちゃん…… 『くだんのはは』 く・だ・んッッッッッッ!!ひゃあー!! 『秘密』 あああ…こんな秘密は共有できるか!! 『影が重なる時』 スーパーなSF作品 世にも奇妙な物語で映像化されているらしい 観たい!! 『召集令状』 戦後日本高度経済成長にあの赤紙が届く… 絶対に逃れる事はできない!! 『悪霊』 ちとムズい…笑笑 『消された女』 凄まじい鬼嫁物語 このおっちゃんの能力欲しい… 『黄色い泉』 悍ましい…神々の話 『逃げる』 絶倫中年ジジとポン引きジジと時々イチオシ娘 『蟻の園』 我々はもしかすると蟻かもしれない…怖っ 『骨』 庭に何万年前の人骨とマンモスの骨が出てきた しかし掘れば掘るほど…骨!骨!骨!骨!骨!骨! 骨!骨!骨!骨!骨!骨!骨!骨!骨!骨! こりゃまたすごい事になってきましたよ〜( ✧﹃✧) 歴史的スペクタル物語…骨!! 『保護鳥』 海外の山間の僻地ある閉ざされた僻村…行くもんじゃあ〜い!碌な事ない!!笑笑 『霧が晴れた時』 そして誰も……ねっ!!後は察して!笑笑 小松左京先生の作品は怖いというよりは すごい!と思わせてくれるものばかりで とても良かった〜( * ॑˘ ॑* ) SFとホラーの融合…素晴らしい⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
どの話もべらぼうに面白い短編集(≧∇≦)!! 小松左京天才や…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝♡ めちゃめちゃおもしろい話ばかり! SFとホラーが私のツボだからかな。 なんだこの安心感は…。 もうひとつの短編集『牛の首』と共に、超お勧めです!! 【すぐそこ】 男が山の脇道を行き、県...続きを読む道への道を通りすがりの人に訪ねて行く。 皆口を揃えて「もうすぐそこ」だと言うが……。 怖い…。 これぞ怪談話って感じ。 【まめつま】 夜中に赤ん坊が激しく泣き続ける日々が続いた。 祖母に聞くと、それは「まめつま」だと言う。 子供や赤ん坊にだけ見える、小さな魔物らしい。 枕元にお米をひとつかみ投げるといなくなるらしいのだが——。 先が読める展開であったが、場面がハッキリと目に浮かぶ描写がさすが。素晴らしい。 【くだんのはは】 戦時中、家が空襲で焼けてしまった。 運良くお手伝いの仕事先のお邸に居候させてもらえる事に。 その邸はとても広いが、住んでいるのは住み込みの家政婦と、おかみさんと、病人の3人だけだった。 だいたい予想はついたものの、こうきたか。 たしかに、これは怖い。 戦争中の人々の様子も、つらい。 中山市朗の『新耳袋シリーズ』で紹介されたらしい。 【秘密(タプ)】 ある休日、なんの変哲もない仲の良い夫婦と兄の妹がのんびり掃除などして過ごしていた。 主人が仕事で買い集めた南太平洋の土産の置物のひとつに、真っ黒な木彫りの神像がある。 妻は日頃からこの神像が薄気味悪く、奥の方へ追いやっていたのだが…。 シュールだわ〜。 一体どうなっていくのか気になる展開。 面白い! 【影が重なる時】 朝方、友人からの電話で起こされた。 彼は部屋の中にもうひとりの「自分」がいると言う。 渋々彼の部屋へ向かうと、誰もいなかった。 どうやら本人にしか視えないらしい。 すると、もう1人の友人からの電話がくる。 彼女の部屋にも、もうひとりの彼女が現れたらしい——。 これ、めちゃめちゃおもしろい⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ 結末が意外な方向へ進み、予測不可能! ラストすごくいい。 2003年『世にも奇妙な物語』で映像化されたらしい。 【召集令状】 ある日会社の若い部下の元に「召集令状」が届いた。 召集令状とは、戦時中の軍隊の呼び出し状。 当時のものと全く同じものが、次々と若者の元に届くようになる。 この発想すごい。 思いつかんて。 小松左京の短編の良いところは、曖昧に終わらない所だと思う。 そしてラストも非常に良い♡ 【悪霊】 友人から電話があり、高等学校時代によく歌っていた歌の歌詞が知りたいという。 彼は、古事記とその歌の関連を独自に調べていると言う。 壮大すぎて、難しい…笑 古典の知識がないので、ある人はハマるのかも。 古事記も大まかにしか知らぬ私には、ラストを読んでホラーだなと思うくらいにしか理解できなかった…すまぬ。 【消された女】 由緒あるホテルの533号室に女がいた。 空室であるはずの部屋に行ってみると、鍵が掛かっていた部屋の中で、女は消えていた。 すぐ後に、男から電話があり、その女を探していると言う——。 面白い!すごい! 男の能力が羨まし過ぎる。 この話好き!! 【黄色い泉】 妊娠中の妻を連れ国道を走る。 雪深いはずの地域で、今年は雪も積もらず快晴だった。 突如睡魔に襲われ、方向音痴の妻に運転を任せる。 目覚めると目的地とは違う場所につく。 事前に『比婆山の雪男』の話を聞いていた2人は、不思議な体験をする—。 いやだ…(-_-;) 体調悪かったら遠出するの、やめとこうよ。 やっぱラストがすごく好き♡ 【逃《ふ》ける】 小路の暗がりで声をかけてくる客引きの男。 それは、2年前に自分を騙して逃げた徳さんだった。 めちゃめちゃ面白い。゚(゚ノ∀`゚)゚。 これは笑った。 すごく上手い!! 【蟻の園】 2人の刑事は、なぜか休日になると、ある団地に足を運ぶ。 毎日変わらない平和な世の中で、その事だけが不可解だった。 いつものように団地へ行き、13号館を眺めていると、団地の住人が駆け寄ってきて、団地に何が起きているか知るために、催眠術で記憶を取り戻してくれと言ってきた。 住人たちの記録を聞くと、恐ろしい事が分かる——。 これもまたホント面白い(°д° )! 漠然と思いつくSF特有の設定ではあるものの、ここからこう切り込んでくるのか!とびっくり。 【骨】 男が庭に井戸を掘ろう思った。 井戸掘り職人が、櫓をつくり、掘り始める。 すると、1メートル程掘り進んだ穴から出てきたのは、人間の骨だった—。 壮大…壮大すぎる…。 すごい好き!! 【保護鳥】 英語圏のある村で「アルプ鳥」という絶滅寸前の鳥を保護する活動が行われている。 日本はトキを保護しているので、その方法を村人達は聞きたがる。 その珍しいアルプ鳥をひとめ見たいと思い、カメラを片手に密かに探索するが、村人の目は冷たかった。 これは…ちょっとよく分からなかったのでググりますと、なるほど。 この解釈で合っているのかな。 そうだったら、ホラーや……。 【霧が晴れた時】 連休に、家族4人で低山へハイキングへ行くことに。 ゆっくりと楽しみながら登山していると、やがて霧が濃くなってきた——。 表題作。 謎の事件が題材の、奇妙なはなし。 【さとるの化物】 バーのカウンターの隣に座った男が、さとるの化け物(山父)の話をしだす。 酔うとカンが鋭くなるという男は、自分が頭に思い浮かべた話を次々に当てていく—。 さとりという妖怪、聞いた事はあるが、詳しく知らなかった。 徳島県で語られていた昔話らしいです。 小さい頃憧れていた能力を持った妖怪とは…。 会いたくない。こわい。
恐怖小説の短編集。 一篇は短いものの、様々な形の恐怖が凝縮されている。 言わずと知れた「くだんのはは」の後味の悪さはたまらない。
本当に良いものは古臭くならない事を証明する一冊。 「黄色い泉」とか、「保護鳥」とかの古典や伝説へのオマージュに中ニっぽさがないどこも好き。(当然のことながら)、最近のオマージュによくある知識ひけらかし系、読者に教養求め系とは一線を画している。 「骨」は何回読んでもすごい。好き。
最初の方の短編は、霊的なおどろおどろしい怖さがあり、中盤からはSFよりなちょっと不思議な話と言う感じだった。 どの短編も短編だけど世界観がとても作り込まれていて、短いと言うのを感じさせない程すんなりと話に引き込まれた。
すごく、すごく、面白かった。 じっくり堪能しました。 まさに自分にハマる作品でした。 オチも秀逸でグッとくる話が多かったと思います。 SF込みのブラックジョークがたまらない傑作短編集
SF小説の大御所、小松左京氏のホラー短編集。名作『くだんのはは』をはじめホラー好きにはたまらない傑作揃い。
小松左京の短編集です。 読後の感想一言、 怖い。 現代風にアレンジすれば「世にも奇妙な物語」で 出てきそうな内容です。 内容としては、 古事記などの古典や大戦中の話など織り込まれていたりするので、 ものによっては少し良く分からないものもあったのですが、 うそ寒い感じだけは全作品共通です...続きを読む。 古典文学がお好きな方には面白いかもしれません。 個人的には「召集令状」と「くだんのはは」、 「影が重なるとき」、「黄色い泉」が好きです。 「影が重なるとき」と「召集令状」はパラレルワールド感のあるSF調、 「くだんのはは」は大戦中の神語(?)調、 「黄色い泉」は古事記のイザナギが黄泉の国を訪問する話が モチーフです。
バリエーション豊かなホラー短編集。古典ホラーや神話、伝承、妖怪を題材にしつつ、現代的な視点やSF的な解釈を持ち込んでいる(筆者あとがきでも述べられているが上手く成功していると思う)。SF的な解釈が怖さや怪しさを打ち消さず融合しているのは見事。 一番好きなのは「すぐそこ」。 一番怖さを感じたのは「招集...続きを読む令状」。
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