西田宗千佳の作品一覧
「西田宗千佳」の「iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」「iPhone仕事術! ビジネスで役立つ74の方法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
今年、Meta Quest 2を買った関連で著者の方をツイッターでフォローしており、購入。
非常に曖昧な「メタバース」という言葉に対し、明確な定義は避けている印象。そもそも、メタバース的なものが存在する世界というのは誰も体験していないため、何が起こるのか予想しづらく、全てがその世界に置き換わるわけではない(はず)だが、実現のための技術的な基盤は整ってきており、近い将来実現するもの、ということをメインで説明している。
世間一般には、メタバース=VRという誤解もある。本書で紹介されている事例に、フォートナイトの中で行われたライブで、そのプラットフォーム外で実際に金銭のやり取りが行われた、というものがある。フォートナイトはVRではないため、そういった事例を考えても、メタバースという概念自体とVRはイコールではない、ということだろう。(この捉え方も間違っている気がする)
ただ、VRゴーグルを実際にかぶっていろいろとやっている身とすると、世界が変わる感覚(メタバースが実現する世界)はVRなしでは訪れないんだろうなと思う。ARもすごい技術ではあるけれど、やはりそれは現実世界の延長である。自分が自分でなくなるみたいな強い感覚を得られるのは、アバター含めたVR空間だろう。ルインズメイガスというゲームをやっていても、ストーリーに対する感情の動きが通常のゲーム体験より強いと感じる。よく、レーシングゲームをやると身体も一緒に動くという話があるが、あれにさらに切迫感や痛みまで伴いそうな感じ。視覚や聴覚(本書でもあったが、聴覚のVRもすごく大切。)からの脳の処理というのは大事なんだな。そう考えると、人間って生きているだけで非常に多くの情報を得て処理しているんだな。
本の中ではメタバースの概念的なところもそうだが、実際に実現するにあたっての技術的な課題もきちんと説明してあって興味深かった。ゴーグルの進化もそうだし、アバターがどのように見えるかという点における全身トラッキングの必要性など、結局肉体から解放されても人類は人類であって、転生したらスライムだった件、のようにいきなりスライムの姿になってそれを受け入れられるほど(少なくとも一世代の人類としては)柔軟ではないんだろう。
ちょうど、コテンラジオで「老いと死」というシリーズをやっていて、AIやVRの技術が進歩して真のメタバースが実現したときの「死」の定義とはどうなるのか、とても気になる。論文とかあるのかな。
Posted by ブクログ
ビットコイン=仮想通貨と聞いて反応はいくつかに分かれるだろう。
①損した!二度とかかわりたくない。
②興味はあるけどなかなか手が出せない。
③単語は聞いたことがあるけど、ちんぷんかんぷん。
本書は、②③の方が読むと非常に参考になるのではないかと思う。
ビットコインとは、元々中本哲史と名乗る人物が論文を書き、生まれた仕組みだ。中本論文を読んだ技術者達が作り出したのが現在のシステムとなっている。
特に2014年マウントゴックスという取引所の破綻によって、一気に知名度が上がったが、実は、ビットコインの詳細を知るものはあまりいないというのが、今も続いている実態ではないだろうか。
この本は、二人の共作だが、吉本氏は銀行実務にも明るく、西田氏はITに関するエキスパート。つまり二人の専門家が手を組みビットコインについて語っているのが本作である。
ビットコインの是非については、最終的には個々人が判断すべき問題だと思うが、なぜ生まれ、どのように進化していくのかについては、知っておくべきであると、読後に思いを新たにした。
世界の国々が仮想通貨の規制に走っている昨今であるが、その国々の通貨がそもそも信頼に値するのか、そのあたりの分析もされているので、「現代貨幣論」といってよい1冊である。
話は少し飛躍するが、アメリカ人は資産を株で保有することが多い国民らしい。
日本人もそろそろ銀行に全幅の信頼を寄せることを見直したほうが良いのではないか?
低中流層にとっては、銀行は既に「コインロッカー」化していると感じる。
ビットコイン(仮想通貨)について理解を深めていくことは、今後の資産運用をどうしていくのか、資産形成をどうしていくのかを考える上で、重要なヒントを与えてくれるに違いない。
その後方支援をしてくれる1冊である。
Posted by ブクログ
SAP(Seed acceleration Program)とは、ソニーが手掛ける、新規事業のを生み出すための独自のエコシステム。ソニークラスの大企業で、これだけのエコシステムが作り上げられているのが凄い!新しいアイディアとそれを世に問いたいという強い情熱をもった人に門戸を開き、且つ、そんな若者が討死しないように会社全体でサポートする仕組みが出来上がっている。これだけの仕組みが出来上がり、この活動が定着してきたなら、クサリーマン(仕事がツマラナイのは会社の性と愚痴をこぼし、自らは変化しようとしない後ろ向きな社員)が自然と淘汰され、質の高い人が集まる会社に生まれ変わっていく、そんな仕掛けにもなるんだろうなと感じました!
・やらされ仕事がなりたつのが大企業の怖さ。
・大企業ではシャドーボクシングが起こりがち。僕の発想って素晴らしいでしょでとまり、リングにあがろうとしない。リングに上がっての「殴り合い」まで踏み込まない。そのくせ、シャドーボクシングに磨きをかけて、どうですか?綺麗なフォームでしょ、とやる。SAPはリングに上がることを重視している。
・で、この計画は君がやるんだよね?圧倒的な当事者としての意識をいかに作るか。そして実際に権限委譲ができるか。起案者が統括課長として、チームを率いる仕掛け。
・ソニーらしさという表現を捨てる。「らしさ」と語れる時は、ソニーブランドに頼って物事を詰め切れてない場合がほとんど。らしさがなくても、事業として成り立つのかを突き詰めて考える
・新規事業部はコストセンターではない、プロフィットセンター。収益を狙うことを徹底させる。
・新規事業のスタート時の規模は問わない。小粒だったとしても、種は蒔かねば育たない。
・既存事業のベテランも影響を受けている。自分のノウハウを伝えたいという想いは持っているものの、今までは助ける対象がなかった。
・立ち上がった事業に必要な各機能のスキルを持った人材を、短期間移籍できる仕組みがある。必用な期間だけ、必要な人材をあてがうことが出来るのが効率が良いし、既存事業のエースを引き抜くハレーションも抑えられる。
・その会社にいれば「なにかができそうだ!」という期待感が持てるかどうかが重要。大企業が能力もやる気もある若者を支えられないことおそ、日本の企業が抱える問題の本質。
・SAPの目的の一つは、社内のオペレーション改革であり意識改革である。