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欧米や韓国に比べて導入が「遅れている」とされている「デジタル教科書」。だが、日本では教育のIT/ICT化はこれまでも繰り返し行われてきたはずである。その結果を検証することなしに、新規のIT機器を導入するのみでは、「デジタル教科書」はうまくいかないのではないだろうか?
本書は『電子書籍革命の真実』(エンターブレイン社)の著者・西田宗千佳氏が「デジタル教科書」の関係者へのインタビューを通じて、教育現場における「IT/ICT化」の現状と問題点を明らかにした、日本の教育の今後を考えるための基本書。
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Posted by ブクログ
文部科学省は2020年には児童・生徒1人1台コンピュータを配布し教育の情報化の実現を目指している。
本書はそのような新しい教育環境に向けてのキーワード「デジタル教科書」に携わる人たちに対し、教育現場にデジタルを持ち込むことに価値や課題、それぞれの構想をインタビュー形式でまとめている。
インタビューに応えているのは、教育の情報化に賛成し、その実現に向けて活動しているメンバが中心である。
メディア人、企業人、大学教員、現場経験のある先生である。
おもしろいのは「デジタル教科書」といいつつ、みなさん「教科書」をあまり語っていない。「学び」ための「デジタルの在り方」を語っている。
「教科書」は「学び」の一つであり、デジタルを活用した成功事例として紹介されている高校は「教科書」を使わないiPad2を用いた「学び」の価値を説明している。
したがって、デジタル素材やタブレット端末を「学び」の場に持ち込む価値や効果を知ることができるだろう。
では、なぜ日本の教育の情報化、コンピュータの導入が進まないのだろう。
企業内のコンピュータ化が進んだ理由は、「ネットワーク化」である。
コンピュータがインターネットにつながり、ネットワークによって人と人が繋がったからこそ価値がある。そして1人1台のコンピュータがあることで、情報の流通、蓄積、分析、そして表現力の向上を促し、情報の価値を飛躍的に向上させたのである。
企業の例も踏まえると、教育の情報化により学びの質を高めるためには、
・コンピュータが無線ネットワークで接続できること
・1人1台配布し、個人の文房具として使えること
がやはり重要である。
その環境にて、コンピュータだからこそできる「学びの質」を高める教科を見極め、適材適所で普及が進むだろう。
上記の環境を実現するためには、財源、法制度、教師支援、効果測定、健康への影響など様々な課題がある。その解決は本書では述べられていない。
その解決は私の仕事の1つである。
Posted by ブクログ
メモ
・iPadを導入した高校の実践例。理科の実験や通常の授業での使用。
プレゼンに活用しているのがイイと思った。
・タブレット端末はグループ学習向け、個人学習向きなのはパソコン。
・紙がいいと思えるなら無理して導入する必要はない。
ただ、どの科目も教科書だけでは演習量・データ量が足りなさ過ぎる。
印象に残ったのは
「学校で教えている内容や方法が既に時代遅れ。」
確かにねぇ。
「覚えて問題を解く」ことばっかりやってたら、そりゃ社会に出てから困るわなぁ。世界基準から外れるわなぁ。と思う。
せっかくみんな携帯電話持ってんだから、何か授業・家庭学習に使えないかねぇ。と思案中。
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ビジネス・実用
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