カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

世は大正。華族である堀井男爵が、何者かに殺された。
自称“ハードボイルド”私立探偵・平島元雪は、
「華族殺し」の犯人を突き止めるため独自調査を開始する。
未亡人となった堀井夫人の愛猫探し、噂の怪人“ムカデ伯爵”と失踪したバスガールの行方、
堀井家に現れる“黄金幽霊の首”の謎……
無理難題を突きつけられる平島の前に、美しき年少浪曲師・真鶸亭湖月が現れる。
湖月は平島から投げかけられる事件の手がかりと、実在の説話・伝承を元に、
即興で創り出す奇想天外な物語〈カタリゴト〉を披露していくが――。
その〈謎解き〉は単なる騙りか、はたまた真相への糸口か?
帝都を舞台に繰り広げられる大正推理奇譚、ここに開幕。

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カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    柴田勝家さんの小説は個人的に三冊目!
    今までは短編集しか読んだ事がなかったので長編もいけるって感じです!

    舞台は大正時代なのですが、大正という時代は未だ江戸時代の名残を残し、戦後の現代の前の最後の近代と言うのでしょうか、日本でありながら異国情緒あふれる感じが何故か異世界感を生み出しているような気がします!

    華族殺しが起きる!
    その事件を追う探偵の平島は、ある日年少の浪曲師と出会う!
    その浪曲師は、客から三つのお題をもらい、全く関連の無いお題に一本の筋を通して一つの物語にする『カタリゴト』を芸としていた!
    平島は請け負った猫探しを解決するため浪曲師の力を借りる事に・・・

    大正浪漫探偵小説!
    ぜひシリーズ化して欲しい!!!!


    本書を読んでいる時、子供から歴史の問題を出されました。

    織田信長の片腕として仕えた猛将で、信長の死後秀吉に敗れた武将は?

    と出されたので、ブックカバーを外して背表紙を見せたら手品を見た時のように驚いていました!

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

     連作短篇集。柴田さんの本は以前、熊楠や乱歩らが北一輝らと対決する『ヒト夜の永い夢』(2019年)を手に取ったことがある。本書『カタリゴト』は、大正二年(1913年)頃の駿河台近辺を主な舞台に、元華族の自称探偵と十代の美しい芸人が街を駆け回るミステリ。江戸末期から昭和にかけての社会史的な蘊蓄と講談調の文体、下品と可憐の境目を綱渡りするような台詞回しが披露され、なんとも心地よい。第一話から第三話までに点在する伏線が第四話で綺麗に回収されていくのも見事。二人の関係、この時代においては前途多難だろうけれども、実ってほしいなあ。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    自分はめっちゃ楽しかったよ
    いろいろ、不可思議感あるけど、ミステリとして面白く感じてワクワクしました

    3343冊
    今年242冊目

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    おもしろい。大正の帝都東京を舞台とした怪奇事件簿。

    ゾンビとして蘇える新潟の庄屋、怪しいムカデ伯爵、消えたバスガール、宙を舞う幽霊、消えた黄金、巌窟王の伝説、これらの真相はいかに。

    美しい年少浪曲師が語るリズミカルな創作話、大正の華やかな空気感が作り出す独特な世界観、幻想怪奇な雰囲気が楽しい。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    おもしろい!

    大正時代。
    口下手な平島元雪は華族の地位を捨て探偵に。
    憧れていた堀井男爵の死に関する真犯人を見つけることを望んでいる。
    しかし探偵としての仕事は、事件とは程遠い猫探し。
    そんな時、真鶸亭湖月と出会い、ファンになる。
    14.5歳に見える年少の浪花師は、惚れ惚れする語り口調で人々を魅了していた。

    この芸人の語りごととしての短い話が、一本の線となり繋がる。

    華族や財閥の歴史に興味が出ました。
    元雪と湖月と、その友人キャラ達も魅力的。

    シリーズ化してほしい。
    読みます!

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    角川ホラー文庫から刊行されていますが、ホラーではないですね。大正期の帝都東京を舞台にしたミステリーで、主人公の自称探偵が集めた情報を、街頭で芸事をする謎の美少年がストーリーに仕立てて整理する。そんな流れで進みます。
    この美少年浪曲師である湖月くんのキャラがいい。蠱惑的な面を見せたかと思えば、街頭で行き倒れてたりもする。いい距離間を保ってるキャラです。シリーズ化して、将来的にアニメ化までいくといいなぁ。

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

     大正時代の帝都で探偵・平島と美しい年少浪曲師・湖月が、『ムカデ伯爵』『黄金幽霊の首』などの怪奇事件を僅かな手がかりと各地の伝承下敷きにした『カタリゴト』として講談調に仕立てて真相へ導く話と、推しとファンである二人の関係性も面白かった。

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    設定として面白いなと思った。
    読んでてこれはカタリゴトなのか、はたまた現実なのかちょっと分からなくなる時があった。世にも奇妙…

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    リズミカル!!
    親に勘当された元貴族『平島元雪』生業を探偵としてやっている彼の元に依頼が舞い込む。しかし解決能力がない為にある人物に託す。それが…
    美少年浪曲師『湖月』次々に起こる事件をカタリゴトとして一つの物語にして語り、事件解決に挑む。カタリゴトが始まると、とてもテンポ良くリズミカルな感じで楽しく読めたのだが……時代物の為に出てくる名称が結構分からないやつが多々あった…(泣)
    しかし面白いというのが雰囲気でも分かるから。
    正直勿体無い感は否めない。分かっていればもっと面白く読めたのではないだろうか。

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    口下手な探偵が抱えていたちょっとした謎を、事件を、性別年齢不詳の浪曲師、湖月が「カタリゴト」として謎解きしていく物語。
    「カタリゴト」自体も二段仕立て、一見繋がりのない3つのお題から荒唐無稽な物語を語り、そのあと語り直してネタばらし=謎解き。
    その「カタリゴト」も真実と思っていたら、実際の事件との齟齬が後から見えてきて、まだ裏があることに驚かされるという。
    そして、最後の最後で、これまで語ってきたバラバラの「カタリゴト」が一つの大きな物語として集約されていく。
    この構成が最高によかった!
    一つの事件を何度も噛み締めて楽しめる、いくつもの解釈で楽しめるというか。
    湖月のキャラもいい。
    帯には「美少年」とあったけど、作中で性別って明かされていたっけ?
    少年でも少女でもおいしいキャラでした。
    平島が推したくなる気持ちも分かる。

    口下手だった探偵の平島も湖月と出会って急速に探偵として成長していくその過程も楽しめた。
    最後の事件ではその成長ぶりが遺憾無く発揮されてかっこよかった!
    ぜひまたこの二人での謎解き、読みたいですなあ。

    0
    2024年11月12日

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