東京創元社作品一覧

  • ネクロスコープ 上 死霊見師ハリー・キーオウ
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    1971年、ソビエト連邦の首都モスクワ。超常諜報戦術開発局に所属するボリス・ドラゴサニは極秘施設で、機関の長ボロウィッツの命令により、裏切り者の死体に特殊な“能力”を用いようとしていた。一方、英国の炭鉱町で育った夢見がちな少年ハリー・キーオウは、ある日を境に突如として数学の才を発揮するようになる。二人には、ある共通点があった――それは死者、あるいは死体の記憶や能力を自らのものとして活用するという、類い稀且つ恐るべき異能だった! 冷戦下のソ連と英国の間で巻き起こる霊的諜報戦を描いた、〈タイタス・クロウ・サーガ〉の著者を代表する一大伝奇ホラー!
  • 泡坂妻夫引退公演 絡繰篇
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    緻密な伏線と論理展開の妙、愛すべきキャラクターなどで読者を魅了する、ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。著者の生前、単行本に収録されなかった短編小説などを収めた作品集を、二分冊にしてお届けする。『絡繰篇』は、大胆不敵な盗賊・隼小僧の正体を追う「大奥の七不思議」ほか、江戸の雲見番番頭・亜智一郎が活躍する時代ミステリシリーズ、五節句の紋をあしらった着物にこめられた想いを読み解く「五節句」ほか、紋章上絵師たちのシリーズ、背中に見事な彫物を持つと評判の美女を巡る「荼吉尼天」といったノンシリーズなど17編。/【収録作】〈亜智一郎〉「大奥の七不思議」/「文銭の大蛇」/「妖刀時代」/「吉備津の釜」/「逆鉾の金兵衛」/「喧嘩飛脚」/「敷島の道」/〈幕間〉「兄貴の腕」/〈紋〉「五節句」/「三国一」/「匂い梅」/「逆祝い」/「隠し紋」/「丸に三つ扇」/「撥鏤」/〈幕間〉「母神像」/「荼吉尼天」/中入り 解説屋さん口お閉じ=新保博久
  • 10月2日を過ぎても-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    2018年6月、大阪は地震に見舞われた。7月に西日本豪雨と猛暑と台風12号、8月9月に台風20号、21号。だが私の周囲では、地震も水害もほとんど被害がなかった。マンション理事の私は、そのたびごとに自転車で見回りに出るが……。関西地方を連続して襲った夏の天災を素材に、実際に日々自転車で散策している著者が、日記風に物語る。第1回日本SF大賞受賞作家の大阪SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「10月2日を過ぎても」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • 草原のサンタ・ムエルテ-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    深宇宙から地球へ飛来した、錯乱した意識生命体。彼らが憑依した人間は怪物的な能力を授かり、人類を殺戮しはじめた。殲滅を託されたのは、身体を機械化した合衆国陸軍のウォーボーグ部隊。応戦に苦慮するなか、やはり意識生命体が憑依した8歳の少女が現れ、驚くべき戦闘能力を発揮した。最初の敵を倒し、部隊に合流した少女だったが、ある日姿を消した。新たな敵が現れたのだ――岩手県に。第6回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「草原のサンタ・ムエルテ」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • 生首-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    最近、わたしの周りで生首が落ちるようになった。落ちた生首はいちど視界に入るとすぐ消えてしまい、ほかのひとには見えない。やがて自分の意思で自在に生首を落とすことができるようになるが、ある日を境にその能力が消えてしまう。喪失感でいっぱいになったわたしは生首を取り戻すため試行錯誤を繰り返す。『母になる、石の礫で』の著者が紡ぐ幻想SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「生首」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • イヴの末裔たちの明日-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    AIの進歩が人間の仕事を奪う「技術的失業」が社会を席巻するなか、ついにぼくも職を失ってしまった。すでに実施されているベーシックインカムの給付金だけでは暮らしていけない。人間にしかできない仕事は……と考えて探し当てたのは、高額報酬の、新薬の治験アルバイトだった。採用されたぼくはクライアントのもとへ向かうが。『あがり』の松崎有理が贈る青春SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「イヴの末裔たちの明日」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • ブラッド・ナイト・ノワール-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    人間に代わって〈夜種〉と呼ばれるヴァンパイアたちがこの世の覇者となった時代。絶滅寸前まで数の減った人間たちは希少種として崇められ、〈王族〉の身分を与えられ大切に保護されていた。ある日、街を牛耳るギャングの幹部である夜種の青年のもとに、雲の上の存在であるはずの人間の少女が飛び込んでくる。『眠り王子と幻書の乙女』の著者が挑むダークファンタジイ。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ブラッド・ナイト・ノワール」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • ホテル・アースポート-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    旅人・友也(ゆうや)は、軌道エレベーターが聳える小さな島国を訪れ、この天に延びる塔を見はるかす〈ホテル・アースポート〉に投泊する。かつては観光客で賑わったこの国も、テロで入国者が激減し、ホテルの運営も今は若い娘ひとり、その日の宿泊者は彼を含めて五人だけ。その夜も、島を吹き渡る風が、巨大エレベーターを轟々と鳴らし……そして密室殺人が発生した。『盤上の夜』の著者・宮内悠介の新機軸。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ホテル・アースポート」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • ビースト・ストランディング-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    自然現象のように“怪獣が降ってくる”現象が頻発するようになった日本。人々の間では出現した怪獣を持ち上げる競技が流行していた。プロの選手は管理された怪獣を用いる公式競技やショウリフティングで活躍し、そうでない者は街中に降りてきた個体を保護局が来る前に持ち上げる“野良プレイ”を楽しんでいた。しかし、怪獣たちがどこから来るのか、何のためにやってくるのかはいまだ解明されていない。第1回創元SF短編賞佳作・林芙美子賞受賞作家が贈る“怪獣”SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ビースト・ストランディング」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • 一万年の午後-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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    人類がとうに絶滅した未来。広大な宇宙では、かつて人の手でつくられたロボット――マ・フたちが、人間の残した〈聖典(ドキュメント)〉にしたがって惑星調査をつづけていた。姿形がすべて同じにデザインされたマ・フたちは、〈聖典〉を何より大切にし、「特別はつくらない」をモットーに穏やかな日々を送っていた。しかしあるとき、彼らの間に生じた小さな「特別」が、長い長いあいだ保たれてきたこれまでの世界を変えることになる。第8回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「一万年の午後」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • おっかなの晩
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    江戸は中期。浅草川に浮かぶ島、日本橋の箱崎。ここは海水と川の水が入りまじり、先にある中洲で水の流れが三つに分かれるので、別名『別れの淵』ともいう。川辺の小さな船宿若狭屋を切り盛りするお涼は、情に厚く面倒見の良い女将だ。彼女の人柄からか、はたまた色々なモノが流れ集まる土地柄なのか、若狭屋にはちょっとさみしい魂がふらりとやって来る。人間もあやかしも隔てなく――。狐憑きと噂される花魁や川に消えた子供、息子を捜す山姥……。あの世とこの世をつなぐ不思議な船宿で女将が出会う、愛おしくてあたたかい、八つのあやかし話。
  • 屍実盛
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    1巻110円 (税込)
    1183年。寂れた京都に留まった、平家一門の唯一の離脱者・平頼盛の元に、ある日依頼が来る。京都を占拠する木曾義仲からで、「首のない五つの屍から、恩人である斎藤別当実盛の遺体を見つけてほしい」というものだった。断れば家族や家臣の命が危うくなると考え、頼盛は難解な謎に挑むことになるが……。『平家物語』や謡曲『実盛』に取り上げられた実盛の最期を題材にした、歴史ミステリの傑作! 第15回ミステリーズ!新人賞受賞作。/第15回ミステリーズ!新人賞選考経過、選評=大崎梢 新保博久 米澤穂信(本電子書籍は『ミステリーズ! vol.91』(2018年10月初版発行)に掲載の同作品を電子書籍化したものです。)
  • ゲリラ 国家崩壊への三日間
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    シャルリ・エブド事件やパリ同時多発テロ事件後のフランス。パリ郊外の低所得者層の住む団地で、若者たちに取り囲まれ威嚇された警官が恐怖のあまり発砲、青年が死亡するという事件に発展したことが始まりだった。「警官による移民の虐殺」というマスメディアの報道により、すべてが誇張され、移民たちに共感を寄せる市民たちの警察への抗議、被差別意識を抱いていた者たちの復讐心からの暴力行為、それに乗じるテロリストたちの活動……。激化した暴動やテロ行為はフランス全土に広がり、警察機構も公共サービスも機能しなくなり、すべては混沌のなかに。ミシェル・ウエルベックが「明日の論客」と評価している著者による、今、世界のどこにでも起こり得る国家崩壊の危機を描いた衝撃作。
  • 星水晶の歌 上
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    季節外れの嵐、雨のない雷、全てを覆い尽くす白い霧。世界を襲う異常気象は、アトーリス王国が秘密裏に開発した兵器〈氷河〉の影響か。敵国ギルデアがその兵器を奪おうと画策するなか、王室の諜報員ステランは危機感を募らせる。内外から迫る脅威。立ち向かうすべはあるのか。ランドリアはひとつの覚悟を胸にギルデアに赴き、ウィルナーは故国の激戦に身を投じる。一方、サラファーンの星の雫を預言の英雄に届ける途上、砲弾に倒れたジョーは、九死に一生を得るが……。戦乱に翻弄されながら精一杯いまを生きる人びとを描く壮大な四部作ついに完結。
  • あれかこれか―形勢によって打つ手は変わる
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全局的にリードしているにも関わらず、意味のない勝負手を連発して自滅したり、ふりの碁を優勢と錯覚して、勝負手も打たずに負けてしまう。全ては「形勢判断」のミスである。石の価値、確定地、模様、そして厚み等も目数を大まかに数えられるようになることが肝要である。本書はプロの棋譜を参考に、次の一手や作戦を決める問題集で、序盤から中盤までを扱い、実践に役立つように配慮した。
  • 勝つには理由がある
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勝つ為には、定石や布石、そして手筋やヨセ等の様々なテクニックを覚える必要がある。そうして自分の型を作ることが肝要です。対局に際しては、付け焼刃のものはいけない。自分の得意な型に相手を導くように打つのが、勝つ為には必須です。本書は、自分の型を作る為に手法や手段を学ぶためのもので、ただ学んだことを全部使おうとしても、それは無理なことで、徐々に試していって、使えるようにすることです。巻末に対局に当たっての心得集を掲載しました。
  • 精妙収官――完璧なヨセ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 多くのアマチュアは「3、4目の損は大したことはない」と思うでしょうが、プロにとっては「1目の損は天国と地獄の差」です。また、布石や定石、そして手筋、死活の本は沢山ありますが、ヨセの本は珍しい。本書は、先手後手の関係、コウ材の数を考えたヨセの手段を扱い、絶妙な手で劇的に半目勝ちを得る手順がある一方、手順違いで半目負けになる等、いろいろなヨセの妙手が含まれています。高段者にとっては垂涎の本となるでしょう。
  • 隅には魔物が棲んでいる
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 囲碁で最も基本であり、重要なのは死活です。特に実戦死活の研究は、棋力を伸ばそうとする人には、避けて通れない分野です。本書は、隅の締まっているところを中心に、様々な変化を取り上げました。特に一合枡には詳しい変化図を載せ、対応しました。本書の問題に取り組むには忍耐が必要ですが、理解できれば、大きな自信と相当の実力が身に付くことでしょう。また実力が及ばず理解できなくても、解答を見るだけで十分勉強になるはずです。
  • プロの対局――読みと感覚
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上達の為には、布石、手筋そして死活と勉強しなければならないことはたくさんあるが、ある程度上達すれば、プロの棋譜を並べることも避けては通れないことである。並べるだけで2目は強くなると言われている。本書はプロ棋士の実戦を教材として、変化図を多用して、勝負の分かれ目を解説した。上達のカギが多く転がっているはずである。棋譜を並べながら、自身が解説者になったつもりで、碁盤を読み解く視点が養ってみては如何。
  • 玉妖綺譚3 透樹の園
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    妖力を奪われ眠りについた相棒の玉妖を目覚めさせる方法を知る唯一の人物、難波俊之の行方を捜し“はざま”をめぐっていた彩音は、ある“はざま”で奇妙な光景を目にする。男たちが異界妖を檻に追い込み、こちらの世界に連れ込んでいたのだ。妖は人間界では実体をもたず、檻をすり抜けてしまうのに、なぜ? 折しも都では“はざま”や異界妖の出現が増え、その存在を隠そうとする政府を悩ませていた。俊之捜しを続ける彩音は、いつの間にか遷都をめぐる陰謀に巻き込まれる羽目に……。石に宿る精霊、玉妖と驅妖師の絆を描く、シリーズ第3弾。
  • 勝負の8割は布石で決まる
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 布石が良ければ、あとの戦いが楽になるのは自明のことである。その為には隅と辺の理解が欠かせない。本書は、三連星や中国流などのシステム布石の基本変化から、小林流等にも言及し、星と小目が関わった布石を重点的に解説した。主に簡明な定石で展開される布石についての解説なので、中級者には強力な武器になり、上級者には改めて布石を見直す契機となるはずである。特に中級者には、理解すれば優れた指針となるであろう。
  • 主に、中国流布石の攻防
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロ棋士には、定石と言う概念はないと言われている。当為の局面で最善の手を絞り出して打つのが、プロである。しかしながら、その手は研究され、固定化されて定石となる。新定石と言われるものである。その新定石と布石を簡明に説明し、近年大流行の中国流布石の解説も加えて、現代囲碁の妙味に迫るものである。一読すれば、意外な石の働きに驚かされ、奥深い囲碁の世界を体験できる本書は、益々の上達の拠り所となるはずである。
  • 初段の壁を打ち破れ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 定石を打って、それで終われば、事は簡単である。盤石と見られる地中に、一手打ち込まれると、状況が一変することがある。周囲の石の配石によって、形勢は動いていく。定石後の形の弱点や手段をあらかじめ研究しておけば、実戦で対処するのは容易いものだ。本書は、「星」、「小目」、「その他」の3部構成で、22の型について説明。読みの幅を広げ、実戦で優位に立ち、成果を上げるのには最適の書である。上達への必携の書である。
  • 強者は中央を目指す
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 囲碁で大事なことの一つは、中央へ進出することです。しかも切断されないように効率の良い方法で進出することが肝要です。本書は、序盤・中盤には必須の中央へのスピーディーな進出のテクニックをテーマにしています。
  • 布石のなかの定石
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最近のプロの対局は、コミが6目半とかで、白番がやや有利との世評がある。序盤から目いっぱい打たなければ、勝利はない。そこで布石や定石の研究が以前よりも盛んになってきている。従って、対局ではよりシビアな定石が選ばれるようになっている。プロは、常に従来の定石より半目でも1目でも働いた手を考えている。本書は176局の棋譜を使って、その周辺の事情を研究した。高段者には、垂涎の書と言えよう。
  • 腹中の一手 シマリの周辺から
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一に空隅、二にカカリ或いはシマリ、そして辺への展開、中央への伸長というのが囲碁のセオリーである。序盤にシマリやヒラキを打ち、一応地が確定する。ただそれは一応であって、最終的なものではない。一局の碁は一手毎に形勢が変化する。中盤・終盤にはいろいろなことが起きる。シマリやヒラキに対する狙いや後続手段などを詳細に述べた本書は、直ちに実戦に活かせる内容になっていて、精読・研究して、マスターすれば棋力の向上は間違いない。
  • 忘却のパズル
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    かつて整形外科医だったジェニファーは、現在アルツハイマー病を患っている。そんな彼女に殺人容疑がかけられてしまう。殺されたのはジェニファーの親友である女性で、なぜか死体の右手は4本の指が切断されていた。手を専門としていたジェニファーは重要参考人として事情聴取を受けるが、病気のせいで記憶が曖昧になっており、体調次第では親友のことさえ思い出せない。彼女の記憶や独白、ノートの文章、介護人や子供たちの伝言など、パズルのピースのように断片的な記述が描き出す驚愕の真相とは。記憶を失っていく語り手が紡ぐ衝撃のミステリ!/解説=吉野仁
  • 中盤の構想力
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 囲碁に3楽ありと言います。対局の楽しみ、感想戦の楽しみ、他の人の打ち碁を観る楽しみです。特に一流棋士の棋譜鑑賞は、上達には欠かせないものです。本書は、戦闘の起こった中盤で、戦略をどのように立てているのかにスポットを当て、プロの感覚に触れられるようになっています。素材となった対局は、主に2014年から2015年の世界大会です。手順図を載せ、碁盤に並べながら研究できるように構成しています。
  • 楽園
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    シドニー州都警察殺人捜査課の刑事フランクとエデンは、3人の若い女性の失踪事件を調べ始める。彼女たちの共通点は、ジャッキーという男が経営する農場に滞在していたことだった。日雇いで80人ほどが働く、犯罪者や前科者のたまり場。そこでの凶悪犯罪を暴くため、エデンは変装し、おとり捜査員として閉ざされたコミュニティに潜り込み、フランクは監視チームの指揮を執ることになる。危険と隣り合わせの潜入捜査の行方は――。悪人を狩るためなら手段を選ばないエデンと、彼女の秘密を握る相棒のフランク。オーストラリア推理作家協会賞受賞作!
  • 150歳の依頼人
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    ニュージャージーの海辺に、念願のゲストハウスをオープンさせたシングルマザーのアリソン。ゲストハウスの目玉は、本物の幽霊に頼んでやってもらうシークレット降霊会。この屋敷には、前の女性オーナーと元探偵の本物の幽霊が取り憑いている。探偵をしたくてしかたない幽霊を手伝う代わりに、心霊現象を起こしてもらうというわけだ。新たなスタートに張り切るアリソンだったけれど、とんでもない依頼人が現れたり、降霊会で思わぬ出来事が起きたりで、もう大変! ほのぼのとして楽しいコージーミステリ。/解説=上條ひろみ
  • 天空の標的1 サイボーグ戦士の復活
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    異星種族〈やつら〉との戦争に隠された真相を、全人類に向けて暴くことに成功した帰還兵ジェイコブたち。さらにシリウス系の〈やつら〉の根拠地に潜入した彼らは、激戦のすえなんとかファーストコンタクトに成功し、星間戦争を終結させた。だが平和が訪れると思われたのもつかのまだった。秘密結社(カバル)のメンバーは、〈やつら〉の先進バイオナノテクノロジーを吸収し、また最新鋭のフリゲート艦隊を奪取してコロニー星系に逃亡したのだ。人類間に新たな大戦が始まろうとしていた……。『帰還兵の戦場』の新鋭が放つ、傑作ミリタリーSF新シリーズ!/解説=岡部いさく
  • ハリー・クバート事件(上下合本版)
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    【驚異のメガヒット! 徹夜の覚悟なしに読み始めないで下さい!!】デビュー作の大ヒットで一躍ベストセラー作家となったマーカス・ゴールドマンは、第二作の執筆に行き詰まり、大学の恩師で国民的作家、ハリー・クバートに悩みを打ち明け助言を求めていた。しかし、そのハリー・クバートが、33年前に失踪した美少女ノラ殺害の容疑で逮捕されてしまう。彼の家の庭に埋められていたノラの白骨死体が発見されたのだ! 師の無実を信じるマーカスは、事件について独自に調べはじめ、それを師に教えられた小説作法に従って、一冊の本にまとめあげることにしたのだったが……。次々に判明する新事実、どんでん返しに次ぐどんでん返し、世界40か国以上で刊行され、眠れぬ夜を過ごす人々を続出させたスイス発のメガヒット・ミステリ。アカデミー・フランセーズ賞、高校生が選ぶゴンクール賞同時受賞の傑作。/解説=川出正樹※本電子書籍は『ハリー・クバート事件 上・下』を1冊にまとめた合本版です。
  • 泉

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    イギリス全土で3年にわたって異常な干魃が続いているにもかかわらず、“わたし”がいる農場〈泉〉にだけは雨が降り、草木が青々と茂っている。“わたし”はここで自宅監禁生活を送ることになった。〈無個性〉〈3〉〈ボーイ〉と名付けた男たちに常に監視され、行動を厳しく制限されながら孤独に暮らす“わたし”を、殺人事件の記憶が苦しめる。なぜ家族も友人も失うことになったのか? 自分は何をしてしまったのか? “わたし”は精神のバランスを崩すほど思い悩みながら〈泉〉での生活をふりかえり、殺人犯をつきとめようとする――。異様な状況下で傷ついた女性の、追憶と再生の物語。/解説=川出正樹
  • パリの骨
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    1929年パリ。私立探偵スタイヴサントは失踪した22歳のアメリカ人女性を捜索していた。ピカソら名だたる芸術家と交流があり、人気絶頂の写真家マン・レイのモデルをつとめていた彼女は、何らかの事件に巻き込まれたのか。パリ警視庁のドゥーセ警部は、犯罪的行為を繰り広げる奇抜な前衛芸術家の“芸術的表現としての殺人”を疑っていた。スタイヴサントは、“嘘を見抜く力”を持ち世捨て人のように暮らす友人ベネットの力を借り、死の帝国たるパリの闇へと踏み込んでいく。MWA賞受賞作家が贈る雄編。
  • 伝説の都
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    絨毯乗りターリク、太守の娘サバテアは、バグダッドの宮廷魔導師、ビザンチンの狩人らとともに、第三の願いが見つかるという、伝説の都スカラバプールをめざす。一方ターリクの弟ジュニスは、兄との再会も束の間、マリヤムの最後の頼みを果たし、嵐の王の許からさらわれた童子を取り戻さんと、魔人の巣窟に向かう。そして魔人も、第三の願いの力を得ようとしていた。困難な道のりの末、スカラバプールに辿りついたターリクらを待つものは。謎の童子ジブリルの正体は。魔人に支配された世界の秘密が明らかに。ドイツ・ファンタジー3部作完結。
  • 旋舞の千年都市(上下合本版)
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    ナノテク革命と低炭素経済がもたらす活況に沸く巨大都市。突如起こった、犠牲者ゼロの奇妙な自爆テロの真相とは? ボットを操り、テロ現場にいた謎のドローンを追う探偵志望の少年、AIが飛び交う国際金融市場に一大詐欺をしかけるトレーダー、革命的ナノテク技術の研究者と出会った新米マーケッター、伝説の「蜜人」を探す美術商……東洋と西洋、過去と未来、科学と神秘が混じりあう千年都市を舞台に描かれる、緻密にして壮大な未来世界のリアルなヴィジョン。キャンベル記念賞と英国SF協会賞をダブル受賞した、至近未来SFの傑作登場!/解説=酉島伝法
  • 第三の願い
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    三つの願いを叶えてくれるという魔人イフリートが、三つ目の願いを叶える力を失ってしまった。なぜ願いの力は消えたのか。そのせいで被害に遭った人々が作った結社〈第三の願いの環〉は何を目論んでいるのか。カリフの宮殿を放り出された絨毯乗りターリクは、魔人の首領から引き継いだ左目の奇妙な力に苦しみながら、真相を追求する。一方嵐の王たちに助け出された弟ジュニスは、かつての兄の恋人で今は嵐の王の幹部になっているマリヤムと共に、魔人との戦いに身を投じていた。そこで彼は不思議な力をもつ少年に出会う。迫力のシリーズ第2弾。
  • 樹霊
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    植物写真家の猫田夏海は北海道の撮影旅行の最中、「神の森で、激しい土砂崩れにより巨木が数十メートル移動した」という話を聞き、興味を覚えて日高地方最奥部の古冠村へ向かう。役場の青年の案内で夏海が目にしたのは、テーマパークのために乱開発された森だった。その建設に反対していたアイヌ代表の道議会議員が失踪する。折しも村では、街路樹のナナカマドが謎の移動をするという怪事が複数起きていた。三十メートルもの高さの巨樹までもが移動し、ついには青年の墜落死体が発見されたとき、夏海は旧知の〈観察者〉に助けを求めた! 〈観察者〉探偵・鳶山が鮮やかな推理を開陳する、謎とトリック満載の本格ミステリ。/解説=村上貴史
  • 隔世遺傳 『皆勤の徒』設定資料集
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    第34回日本SF大賞受賞作、酉島伝法『皆勤の徒』の世界をさらに堪能するためのガイドブック。作中の造語を著者自ら解説した200項目を超える用語集と、構想段階のスケッチを含む50点以上のイラストを収録。通して読めばひとつの物語として、索引をひけば本編を読み解く手がかりとして楽しめる。著者による序文と担当編集者による解説を付した、電子書籍版オリジナルの設定資料集。
  • 乱歩の軌跡
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    平井太郎はいかにして江戸川乱歩となりしか──。乱歩手製の自伝『貼雑年譜』を読み解きながら、職業と住居の大遍歴を経て徐々に完成されていく探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。1978~79年刊行の『江戸川乱歩全集』月報に連載された「乱歩の軌跡 父の貼雑帖から」全25回の文章に、『貼雑年譜』の該当頁や往時の写真等を配した一書。最も身近に接した家族にして社会学者である著者が辿る“乱歩の軌跡”とは。/巻頭エッセイ=戸川安宣、解説=浜田雄介
  • 楽園炎上
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    通信技術を飛躍的に発達させた、地球を包む〈電波層〉の発見。だがその正体は、通信を操って人類を巧妙に支配する集合知性型生物だった! 真実に気づいた人びとの秘密組織は、人間と見分けのつかない擬装人間に襲撃され壊滅。それから七年、再び襲撃を受けた少女キャシーらは決死の逃避行に出る。一方、キャシーの伯父である科学者イーサンの前に現れた敵のはずの擬装人間は、意外な情報を明かす……果たして、偽りの平和と繁栄を人類に与えた侵略者たちの真の目的とは? ヒューゴー賞・星雲賞受賞『時間封鎖』の著者が放つ、戦慄の侵略SF!/解説=大野万紀
  • 落ちこぼれネクロマンサーと黒魔術の館
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    落ちこぼれネクロマンサーのワードと死から蘇った美女シーリアは、彼女の父親、闇社会のプリンス殺しの濡れ衣を着せられてしまう。暗殺者に追われ這々の体で飛びこんだ先が邪悪な黒魔術師マセリオの屋敷。どうやらワードはマセリオの弟子候補と間違えられているらしい。となればさっさと逃げたほうが身のためだ。なのにいきなり現れた旧知の猟官には盗みを命じられ、召使の娘には助けを求められ、どんどん深みにはまっていくワード。気が弱いくせに正義感が強く頑固なワードにシーリアは苛立ちを隠せない。闇と魔法の異世界ファンタジー第2弾。
  • おかしな遺産
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    盗まれた名画を捜して海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、夫妻にとって因縁浅からぬ「御殿」ことウィルキンズ美術館にて、またしても変死事件が発生したとの連絡が入る。犠牲者は美術館職員で画家のドロレスだった。その翌日、ひとり事務所に立ち寄ったセーラは何者かの襲撃を受け、被害を届けに赴いた警察署ではドロレスの件にまつわる意外な事実を知らされる。美術館一筋だった彼女の死には、思いもよらぬ複雑な事情が秘められているのか……?古都ボストンを舞台に、美術品専門の探偵夫妻の活躍を描く人気シリーズ。
  • 無伴奏
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    ある晩秋の日曜日、父危篤の報せを受けて、二十二年ぶりに実家に足を踏み入れた元警官の介護士・阿南。父との反目から家族とはほぼ絶縁状態だった彼は、老いて日常生活も覚束なくなった父の姿を見て、強い衝撃を受ける。翌朝父は、すでに死亡した母の名前を呼びながら、突如「わしが、殺した」と阿南に告げて泣き出した。二歳のときに死に別れた母。知ろうとしなかった父の人生。自らの家族にかつて何が起きたのか? ごく普通の人びとが抱える孤独と哀しみから浮かび上がる過去の謎を、鮮やかな筆致で綴って忘れがたい余韻を残す傑作ミステリ。
  • 完璧な夏の日(上下合本版)
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    1932年、突如として世界各地に現われた異能力者たち。ユーバーメンシュ――超人ともヒーローとも呼ばれる彼らは、第二次世界大戦を前に各国の情報機関や軍に徴集され、それぞれの能力を駆使して死闘を繰りひろげた。そして現在。戦時中にイギリスの情報機関に所属していたユーバーメンシュのひとりフォッグは、かつての上司と同僚に呼び出され、過去の回想をはじめる。レニングラード、ノルマンディ、ベルリン、そしてアウシュヴィッツ……やがてかれらは〈完璧な夏の日〉と呼ばれた少女にまつわる、歴史の陰に隠された事件の真相に迫ってゆく。新鋭の世界幻想文学大賞作家が放つ、最先端の“戦争×SF”。ガーディアン紙2013年ベストSF選出作。
  • ボディ・メッセージ 被砥功児の事件簿
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    アメリカはメイン州・ベックフォード、ディー・デクスター探偵社に一本の電話が入る。探偵二名をある家によこしてほしい、そこで一晩泊まってくれればいいという、簡単だが奇妙な依頼。その家に向かったスタンリーとケンウッドに、家人は何の説明もなく、仕方なく二人は酒を飲んで寝てしまう。しかし、未明に大きな物音で目覚めた二人は、一面の血の海に四人分の切断死体が転がっているのを発見。罠かもしれないと、ディーの家に急行し警察とともに再び現場に戻ると、何と死体が消失していた――。大胆かつ奇怪な事件の謎で読者を魅了する、第20回鮎川哲也賞受賞作、大幅改稿で登場。

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  • 疑惑の墓標
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    失踪から2カ月、トランク詰めにされた高見沢妙子の遺体が西伊豆で見つかった。愛人関係にあったカメラマンの浅倉が容疑者とされたが、人となりを知る田辺は浅倉の無実を信じて調査を始める。一方、鳴子温泉近くの林で不審な死を遂げた塾講師、坂口三郎。新妻の陽子は夫を殺した男を捜そうと手始めに遺品を整理する。二人のアマチュア探偵の行動はやがて重なり合い、事件の不可分な関係が浮かび上がった。更なる究明を委ねられた捜査一課の相沢と菊地は、墓標に託されたメッセージを通じて真相に至る。藤雪夫との共著『獅子座』『黒水仙』に続くシリーズ第3作にして桂子単独名義の処女作。

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  • かんがえるひとになりかけ
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    1巻110円 (税込)
    目覚めると、身体の自由はきかず、しかも自分は、なぜか奇妙な状況下におかれているらしい。ここはどこだ。ん? いや、待てよ。たしか自分は――殺されたのではなかったか? 殺害されたあと、胎児に憑依してしまった男が経験する、出産までの不思議な数か月。「幽霊探偵ものの新機軸」と評された、第9回ミステリーズ!新人賞受賞作。期待の新人デビュー!

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  • 續・日本殺人事件 〈トウキョー・サム〉シリーズ2
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    1巻605円 (税込)
    〈私立探偵 東京茶夢――よろず相談承ります〉。憧れの日本にやって来たトウキョー・サム。来日早々、立て続けに遭遇した三つの不思議な事件と、日本人を理解できないという悩みを乗り越え、遂に探偵事務所を開業したのだ。その記念すべき最初の依頼人は、死霊に怯えるリキシ。サムは捜査に乗り出すが、事態は予想もしない展開を見せ、なんと一晩で三度リキシの死体を発見することに……。スモウ・レスラー連続殺人事件「巨人の国のガリヴァー」と、ウンスイの怪死を契機に勃発する、極限の論理対決「実在の船」を収録。『日本殺人事件』の続編にして、山口ミステリの精華たる傑作集。

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  • 新・夢十夜
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    目覚めたぼくが布団から出ると、危篤状態にあったはずの祖父が散歩へと誘ってくる。二人で見覚えのない雑木林を歩いていくと、子供のころに亡くなった幼なじみが現れて、林の奥に消えていく。泣きだしたぼくに、祖父は「時の小鳥」の卵を渡してくれるけれど、その卵が孵るのは七十年後……? こんな不可解な夢を毎晩見ていたぼくは、夢診断を受けにいくことにしたのだが――。軽妙洒脱な語り口から紡ぎ出される十夜の夢物語。「こんな夢を見た」に始まる、文豪・漱石の『夢十夜』にインスパイアされた著者が贈る、夢にまつわる不思議な短編集。

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  • ミステリを書く! 10のステップ
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    作家・評論家・創作セミナー講師、三つの顔を持つ著者が、失敗談や豊富な文例を織り交ぜながら、作品の執筆過程を書下ろした参考書。これであなたもミステリが書ける! 構成:読む/題材をさがす/調べる・取材する/ミステリとは何か/人物をデッサンする/構成プランをつくる/キャラクターをつくる/視点/時制/文体・シーンの演習

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  • 司政官 全短編 上 《司政官》シリーズ
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    地球人類が星々に進出した時代。だが、それまでの連邦軍による植民惑星の統治が軋轢を生じさせるに及び、連邦経営機構は新たな制度を発足させた――それが司政官制度である。官僚ロボットSQ1を従えて、人類の理解を超えた植民星種族(ロボット、植物、角の生えたヒト型生命など)に単身挑む、若き司政官たちの群像。かつて『司政官』『長い暁』の2短編集に収録されていた全7作を作品内の年代順に編纂し、初の一巻本とした決定版。《司政官》シリーズは、大長編『消滅の光輪』『引き潮のとき』とともに、円熟期の眉村SFを代表する、遠大な本格宇宙未来史である。「長い暁」「照り返しの丘」「炎と花びら」収録。

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  • 化人幻戯
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    大乱歩の歩みは、そのまま日本探偵小説の歩みであった。大正12年、〈新青年〉にデビュー作「二銭銅貨」を発表して以来、その紡ぎ出す幻想の糸は絶えず読者を捕らえてきた。そして彼の変身願望、地底願望は、「屋根裏の散歩者」以下の作品中に、ある時は戦慄とともに、ある時はこの世のものならぬ甘美さとともに見出すことが出来るだろう。 本巻では戦後を代表する作品である「化人幻戯」及び「堀越捜査一課長殿」を所収。乱歩の精粋ここにあり。

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  • シャーロック・ホームズの最後のあいさつ【阿部知二訳】
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    ここに名探偵シャーロック・ホームズは、全世界の読者にむかって最後のあいさつをおくることになった。ドイル晩年の第四短編集で、1908年から1917年へかけて発表された全編を収録する。怪奇小説的な展開を示す「藤(ウィスタリア)荘」希代の悪党を向こうにまわしてホームズが秘策をねる「フランシス・カーファクス姫の失踪」下宿人の不審な挙動から真相に到達する「赤輪党」恐怖の一夜の怪をさぐる「悪魔の足」等、ホームズにはじまり、ホームズにつきるとまで絶賛される本格的短編の粋!

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  • 三惑星連合 レンズマン・シリーズ6
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    人類にレンズがもたらされ銀河パトロール隊が創設される以前、人類は地球を中心に三惑星連合を組織していた。その彼らを危機が襲う。エッドア人があやつる、かつてない超兵器をそなえた海賊艦の攻撃を受けたのだ。その戦いのさなか、人類はさらに、太陽系外の両棲生物ネヴィア人の宇宙艦と初めて遭遇する。三つどもえの戦いの行方は? さらに本巻では、宇宙を二分してきた善と悪の闘いが、はるかアトランティスの時代にまで遡って明かされる。そして、のちに人類を代表するレンズマンとなるキニスン家の歴史は、当時から連綿とつづいていたのだ! スペース・オペラの集大成、完全新訳版。

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  • ファースト・レンズマン レンズマン・シリーズ5
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    恒星間航行が可能になるとともに、犯罪のスケールも拡大の一途をたどった。これに対処するために、太陽系評議会議長ヴァージル・サムズと公安委員長ロデリック・キニスンは三惑星連合部隊を再編し、銀河パトロール隊を創設しようと企図する。そして謎の惑星アリシアへ赴いたサムズは、人知を超えた働きをもつレンズを授かり、銀河系史上初のレンズマンとなった!これまでの4巻から時代を遡り、銀河パトロール隊黎明期に人類を襲った最大の危機が語り明かされる。

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