作品一覧

  • 翻訳家の蔵書
    3.0
    1巻2,852円 (税込)
    ラヴクラフトの翻訳研究で知られる翻訳家が、浩瀚な蔵書により蓄積された知識と翻訳作法、半生における書物や人物との出会いを綴る希少な一冊。
  • エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影
    4.8
    1巻3,666円 (税込)
    1990年代最高のカルトSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に、SF、ホラー、宗教思想の碩学である著者が2年余をかけて真正面から挑み、従来の類書が語らなかった細部にこだわりぬいて、すべてを読み解いた待望の書。
  • センター18
    5.0
    1巻1,731円 (税込)
    1960年代後半、ヴェトナム戦争の時代。妄想に取りつかれた合衆国軍の将校たちは、仮病と疑われながら秘密収容所に送りこまれ、治療と研究の対象となっていた。最後の収容所となったセンター18には、元宇宙飛行士のカットショー大尉を始め、様々な強迫観念に囚われた兵士たちが収容されていた。新たに配属された海兵隊の精神科医ハドスン・ケイン大佐は、収容者たちの話を聞き続ける中で、かつての患者が見ていた悪夢に繰り返し苛まれる──館に蔓延する狂気と悪夢。そして“奇蹟”の顕現。『エクソシスト』の鬼才による入魂の傑作。
  • ラヴクラフト全集1
    3.9
    1~7巻699~880円 (税込)
    20世紀アメリカが生んだ鬼才、幻想と怪奇の作家、ラヴクラフト。彼の想像力の産物であり彼自ら病的なまでに憑かれていたクトゥルフ神話が怪しく息づく代表作「インスマウスの影」と「闇に囁くもの」。デラポーア家の血筋にまつわる恐るべき秘密を描いた「壁のなかの鼠」、彼の知られざる一面を垣間見せる異色作、ブラックユーモアの「死体安置所にて」の全4編を収録。深遠な大宇宙の魔神の呼び声が、読者を太古の昔から永劫の未来につづく暗黒世界のとりこにすることはまちがいない。

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ユーザーレビュー

  • ラヴクラフト全集3

    Posted by ブクログ

    ラヴクラフトの代表である「クトゥルフ神話体系」が恐らく全集の3巻に集約されていると思われます。
    ただ、ラヴクラフトにはパターンがあります。不気味さを出すための工夫ではあるんですが、このパターンがとてもわかりにくくしているので、要注意です。以下の3つにパターン分けします。

    1.副詞の多用と唐突な自動詞。
    →「名状し難い」などから始まる、修飾語やら副詞、形容詞の乱発が始まったら、固有名だけ見つけて読み飛ばしても大丈夫です。ただし、唐突に自動詞で終わったら、いったん読み返すのもありです。完了系は重要な要素である場合がほとんどです。
    2.クトゥルフ神話に代表される名称は眷族が言う
    →明確にアザトース

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    2025年11月29日
  • ラヴクラフト全集6

    Posted by ブクログ


    なんか、スッカスッカの脳内空間に
    薬液付けた指をソロリソロリとねじ込まれていく感じだ
    しかも抵抗出来ない。
    堪能せよ、無限地獄を。

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    2021年07月03日
  • エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影

    Posted by ブクログ

    翻訳家が読み解くエヴァンゲリオン。翻訳家といっても、使徒の名前の元ネタと言われるゴドウィン『天使の世界』を翻訳しているような人なので、その知識量にはひたすら圧倒されるばかり。対象はTV版から旧劇場版まで。内容としては実に誠実にアニメの描写を読み解こうとしており、全てとは言わないものの納得できる解釈は多い。正直すべてを理解できたとは言い難い。エヴァに真剣に向き合ってみたいなら読んで見る価値があるだろう。

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    2021年04月11日
  • センター18

    Posted by ブクログ

    うーん。とても好きだなあ。あとがきで「この本の読み方注意点」みたいなのが大袈裟に記載してあるけど、意味あるかなあ。軍人ばかりが収容された施設。ある時精神科医が配属されてくる。将校たちは懸命に妄想を語る。あれは仮病なんですよ。うーん、素晴らしい。非常にいきいきと演じている。こういう、売れるため、関係者を喜ばせるためでなく、訴える物が根底にあって、それを表現するために文章を書くって素晴らしいことだなあ。ずーっとこういう本を読んでいたい。

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    2020年01月04日
  • ラヴクラフト全集4

    Posted by ブクログ

    久しぶりにラブクラフト全集の続き。これは当たりの巻。

    訳者による解説にも書かれているが、「ピックマンのモデル」以外は、科学的な話というか、分析がキーとなる話になっており、出てくる物質の名前が古いのを除いて、全く現代でも通用するような話ばかりだ。

    名作「インスマウスの影」を彷彿とさせつつ、得体のしれない謎の物質(生物?)の恐怖「宇宙からの色」、何故か体を冷やし続けないといけない「冷気」と、南極に氷漬けになっていた宇宙からの生物をめぐる「狂気の山脈にて」そして超名作で怪談風の「ピックマンのモデル」など、硬い文章ながら、読書なれしていない人でもゆっくり読めば映画のように脳内で映像化されてくるはず

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    2015年12月04日

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