【感想・ネタバレ】エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影のレビュー

あらすじ

1990年代最高のカルトSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に、SF、ホラー、宗教思想の碩学である著者が2年余をかけて真正面から挑み、従来の類書が語らなかった細部にこだわりぬいて、すべてを読み解いた待望の書。

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Posted by ブクログ

翻訳家が読み解くエヴァンゲリオン。翻訳家といっても、使徒の名前の元ネタと言われるゴドウィン『天使の世界』を翻訳しているような人なので、その知識量にはひたすら圧倒されるばかり。対象はTV版から旧劇場版まで。内容としては実に誠実にアニメの描写を読み解こうとしており、全てとは言わないものの納得できる解釈は多い。正直すべてを理解できたとは言い難い。エヴァに真剣に向き合ってみたいなら読んで見る価値があるだろう。

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

著者はキリスト教やユダヤ教に詳しい翻訳家。その訳書も魔法や天使・悪魔や錬金術などが多い。そんなアニメには全く興味が無かった著者は、友人から勧められた、新世紀エヴァンゲリオンに第壱話から虜にされてしまう。そして2年かけて430頁二段組でテレビ版から劇場版まで全話の詳細な解説本を書いてしまった。エヴァの解説本は数多出ているが、これが最上級ではないだろうか。この本は10年前に一度読んではいるが、すっかり忘れてしまったので、2ヵ月後に迫る新劇場版3.0公開前に再読したのである。しかし、その宗教的な事項の解説はとても難解であり、すんなりと理解できるものではない。セフィーロート体系図ひとつとっても詳しく解説頂いてはいるが、良く判らない。しかしネルフ本部の各部名称やアポトーシスなどの台詞中の用語も宗教や心理学また遺伝子学等と深く関わっていることがわかる。このようなアニメを生み出した庵野監督は全く只者ではないと深く再認識させられる。

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2015年01月27日

Posted by ブクログ

これを買ってしまった自分は負け組

なかなかのボリュームですがアニメに縁のなかった学者がここまでしたのか、といった緻密な内容です

巷の解説本、謎本が退屈でたまらなくなる

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

劇場版も含めた旧エヴァ全話を一話一話丁寧に読解。
「綾波レイは死んでいない」「全てはオカルト少年シンジの夢」といった解釈が斬新。

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2010年11月20日

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