探偵レミングの災難

探偵レミングの災難

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

3.0

レオポルト・ヴァリシュ、あだ名は“レミング”。刑事時代、犯人の逃走車輛の前に思わず飛び出したのを、集団自殺するネズミのようだと言われ、以来その名前で呼ばれている。訳あって警察を辞め、現在は興信所の調査員だ。ある日、浮気調査で元教師を尾行したところ、目を離した一瞬の隙に彼が殺害されてしまう!警察に犯人扱いされ、興信所の所長に事件に首を突っ込むなと言われるが、犯人捜しをあきらめられず、衝動的に辞めてしまい……。後先考えないお人よしの探偵が、殺人の真相を求めウィーンを駆ける。ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞作。

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探偵レミングの災難 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    珍しいオーストリアのミステリ。
    レミングとあだ名される元警官が巻き込まれた事件は?

    警官時代に犯人を追いかけて夢中になり、犯人が乗った車の前に飛び出してしまった主人公。
    嫌味な上司に大笑いされ、集団自殺する性質があると言われる小動物「レミング」だと。
    この警部がパワハラ男で、それどころか延々サイテー野郎でい続けるのが迫力あり過ぎ(笑)
    でもこんなひどいの、実際にもいるんだゼっていうブラックジョーク的な?

    レミングはちょっとおっちょこちょいで不運だが、気は優しい。
    たまたま森の中で奇怪な跳ねまわり方をしている大型犬に出会い、電車で隣に乗ってまで家について来られてしまう。笑える映画みたいなシーンです。
    家の中でも吐きまくられる有様だが、後に飼い主の女性がわかり、大いに感謝されることに。彼女もいい人なんです。

    気のいい人間はえてして、強引な奴に振り回されたり虐げられたりする。
    けれども、何とかやり過ごせば、善良な人には理解者が現れ、愛に恵まれるのよ~!
    というヒューマニティ溢れる実は内容です。
    でもハッピーなほうの描写が少ないんだな。
    もっと書かないと(笑)
    皮肉な入り方なので、誰にでもおススメというわけにはいかないけど、短いので、オーストリアの珍品ユーモアミステリに興味ひかれた方はお試しを☆
    ドイツ推理作家協会賞新人賞を受賞しているそうです。

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    読み始めは、なかなかいい雰囲気だな、シリーズ物か楽しみー、と思ったが、自分の頭が悪いのか集中して読めないのか、全然頭に入って来ずに終わってしまった。最近読書熱が冷めてしまい、電車の中で本が読めなくて(文庫は通勤用)スランプだなー。

    0
    2021年07月03日

    Posted by ブクログ

    ウィーンが舞台のミステリー。主人公レミングと犬のカストロのからみが笑える。クロツニヒ警部は本当にイヤなやつ!

    0
    2017年12月17日

    Posted by ブクログ

     車で逃走する犯人の前に飛び出した主人公。なにやら犯人が止まる確信があった。
     ボクは死にましぇん!
     
     それを見ていた相棒刑事、犯人のこめかみに鉛弾をくらわす。犯人お陀仏。人を殺しても良心の呵責をちっとも感じない相棒は、主人公にむかってあざけりの言葉を吐く。お前いかれてんのか!?

     集団で海に飛び込んで自殺するという、わけのわからぬ習性のあるネズミのレミングにちなんで、お前のあだ名はレミングだ!と相成り候。

     日本だったら間違いなく鉄矢となりそうだが、この小説の舞台はオーストリアなのでなりません。

     
     この小説、邦訳でよくわからない表現が多く、読みづらいのが難点。誰だこの訳者は?と巻末をみると『深海のYrr』を訳した人だった。自分の記憶を辿れば、あれは確か物語としてのポテンシャルにはすごいものを感じていたけれども訳がわかりづらくて、非常にイライラしながら読破した本だった。
     そうとわかれば意味の汲めない文章はとりあえず置いといて、ストーリーの筋だけを追えばいいと読み方を変えた。

     ストーリーとしてはわかりやすいというか、普通に面白い。最初に殺されてしまう老教師の過去を遡るうちにいろいろと訳ありなことが判明する。ミステリー好きには物足りないかもしれないが、大どんでん返しが嫌いな自分には、とてもありそうな結末で、納得のできる筋道だった。

     でもたぶん、この本の良さはレミングのキャラクターにあるのだと思うのだが、それが邦訳からはちっとも伝わってこない。たぶん本国の人が読んだらクスクス笑える個所が随所にあるのだと思う。相棒犬の行動も相当変なので、これはマスコット的な役割を担っているんだなとそれとなくわかる。

     でもなぁ、笑えないんだよな。

     TV番組の「イロモネア」で、笑いのツボにはまらず、クスリとも笑わないスタジオ観覧者になったような気分だった。

     第4弾まであるようだから、次の作品を読んだら、なんとなくツボがわかってくるのかもしれないとは期待している。映画だったら面白いかも。

    0
    2017年09月04日

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