光文社作品一覧

非表示の作品があります

  • ユダヤ人と近代美術
    5.0
    本書に登場するのは、時代と場所に恵まれ、才能と運に恵まれ、歴史に名を残すことになった一握りのユダヤ系芸術家たちである。有史以来、離散、追放、移住、迫害を余儀なくされてきた人々は、どのようにして美術という世界と関わり、そこに自らの生を託してきたのか――。これまで、いくつかの理由で語られることのなかった〈美術をめぐる静かな闘争〉を綴った貴重な物語。
  • ボロい東京
    4.0
    錆、苔、扉、管、看板、郵便受け、物干し竿、たばこ屋……。ボロいのに、いや、ボロいからこそ美しい。ありふれたように見えて実は東京から消えかかっている(あるいは既に消えてしまった)ボロい風景の数々を、20年以上街歩きで撮りためてきたスナップ写真から厳選。「ボロさ」の美しさ、楽しさ、懐かしさを伝える写真集。再開発では絶対に作ることのできない、東京右半分を中心にした本物のストリートがここに。
  • 新書100冊~視野を広げる読書~
    3.6
    今、何を読めばよいのか? 日増しにあふれる情報の海で、真に頼れるメディアは何なのか? 多彩な領域の専門家が、各分野の核心をコンパクトにまとめる「新書」もその一つ。本書では、近年に刊行された5000冊の新書から100冊を厳選。学問の最先端から、きょうのニュースの背景まで。現代のエッセンスを1冊に凝縮。素朴で身近な100の「問い」から、新たな視界が開けてくる。この1冊で、「知」の足場を築く。
  • 料理で味わう世界の歴史文化体験 ペク・ジョンウォンのめざせ!料理王 韓国 1
    -
    韓国でもっとも有名な外食経営専門家&料理研究家のペク・ジョンウォン氏が手がける初のマンガ。日本やイタリア、タイなどを巡り、子どもたちとともに各国の料理に触れ、料理にまつわるクイズや名物料理対決を通じて、その歴史・文化への理解を深めて成長していくという学習マンガシリーズの日本語版。舞台は韓国。キンパ、キムチ、ビビンパ……登場人物みんなが愛する母国料理がテーマの一冊は、お茶目なペク先生も見どころです!
  • ラブイユーズ
    値引きあり
    4.5
    元近衛竜騎兵のフィリップは、酒や賭博に興じ、勤め先や家族の金を使い込んだ挙げ句、軍の謀議に関与して収監される始末。息子を溺愛する母は、釈放に必要な金を工面しようと実家の兄に援助を求めるが、そこでは美貌の家政婦とその恋人が家長を篭絡して実権を握っていたのだった……。
  • 宇宙の法則を使って「人体実験」に成功しました~会社で死にそうだったバリキャリ女子が、人生で奇跡を起こした方法~
    5.0
    心も体もボロボロ。頑張れば頑張るだけ逆の結果になっている今こそ良い機会と思い、「スピリチュアルの本に書かれているようなことを、会社勤めをしながら実践してみよう。自分に対して“人体実験”をやってみよう」と決意したら、人生のすべてがうまく回り始めました! アメブロで大人気のスピリチュアルコンサルタント待望のデビュー作。好きなことをして生きていきたい」という方必読。
  • 紅子
    -
    1944年の満州。馬賊の城塞に関東軍の偵察機が単独で突っ込んできた。パイロットは絶世の美女、吉永紅子。子供たちを救出しにやって来たという彼女に、冷徹な首領・黄尚炎たちは呆れる。馬賊の首領と関東軍将校を翻弄する、無茶で破天荒な紅子――。そして暗躍する金塊を狙う輩たち。紅子を軸に、欲望渦巻くサスペンスフルな冒険譚が今、開幕する!
  • arikoの、今晩なに作る? ありこんだて
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インスタグラムフォロワー14万人超のarikoさんによる、はじめての献立をテーマにした料理本。女性誌『HERS』の連載2年分を書籍化! 「今日は○○風」とテーマを決めて楽しく取り組むariko流の献立の立て方が満載です。あと一品足りない……というときにも使えるレシピ106品を収録。そのほか、お気に入りの調味料、調理器具、お悩みQ&Aのコラム付き。
  • アルハンブラ物語
    値引きあり
    5.0
    神秘的な秘宝伝説、恋の巡礼者となった王子の伝説、三人の美しい王女たちの悲恋物語、異教徒との友情、そして武勇伝……。アメリカ公使館員として訪れたアルハンブラ宮殿の美しさに魅了された作家アーヴィングが、かつての住人、ムーアの王族の栄光と悲嘆の歴史に彩られた宮殿に纏わる伝承とスケッチ風の紀行をもとに紡いだ壮大な歴史ロマン。異国情緒あふれる物語は、発表以来、ヨーロッパに一大ブームを巻き起こした。
  • 男が「よよよよよよ」と泣いていた~日本語は感情オノマトペが面白い~
    4.3
    「ワンワン」など動物の声や「ドッカーン」などの物音、「ひらひら」など物事の状態や様子を写す言葉「オノマトペ」を日本人はこよなく愛してきた。本書では日本人の泣く声や様子、笑う声や笑う様を表わすオノマトペに焦点を絞り歴史の糸を手繰り寄せる。「ウェラウェラ」「ツブツブ」「ホヤホヤ」など予想外のオノマトペが続出、そこに潜む日本人の認識の仕方や時代性も追究。オノマトペ研究の第一人者による斬新な日本語の歴史。
  • 誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~
    4.0
    人はSNSやアンケート調査には嘘をつくが、グーグルやポルノサイトなどの検索窓には本当の欲望や本心を打ち明ける。そんな膨大な「ビッグデータ」をグーグルの元データサイエンティストが分析。米国の隠れた人種差別を暴き出すのを皮切りに、世界の男女の性の悩みから、名門校入学の効果、景気と児童虐待の関係まで、通説とはまったく違う人間と社会の真の姿を明かしていく。驚くべき事例満載でおくる全米ベストセラー!
  • ドラキュラ
    値引きあり
    3.9
    トランシルヴァニア山中の城に潜んでいたドラキュラ伯爵は、獲物を求めて英国ロンドンへ向かう。嵐の中の帆船を意のままに操り、コウモリに姿を変えて忍び寄る魔の手から、ロンドン市民は逃れることができるのか。吸血鬼文学の不朽の名作。
  • ネットワーク科学が解明した成功者の法則
    4.0
    似た業績でも功績を認められる人とそうでない人がいるのはなぜ? 最終学歴の差はのちの年収にどう関係する? どうして最初の発明者は見過ごされがちなのか? 世界が注目する理論物理学者バラバシが、ノーベル賞、現代アート、スポーツ、ヒットチャート、資金調達などあらゆる分野の膨大なデータと最先端の分析システムを駆使し「業績(パフォーマンス)」と「成功」の関連を解明。成功者に共通して見られる5つの法則を明かす。(『ザ・フォーミュラ~科学が解き明かした「成功の普遍的法則」~』改題)
  • 子どもは40000回質問する~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~
    4.6
    好奇心を突き動かしつづけるのは「知識」であり、知識を得るには「労力」が必要だ。いっぽう、幼少期の環境に由来する「好奇心格差」は、深刻な経済格差に発展しかねない。はたして、いま私たちが自分のために、そして子どもたちのためにできることとは? 好奇心がいかに生まれ、育まれ、なぜ人間に好奇心が必要なのかを、多彩な例を引きつつ解明。親、教育者、そして知的意欲に溢れるビジネスマンまで必読のノンフィクション。
  • ネットで故人の声を聴け~死にゆく人々の本音~
    4.0
    インターネットと「死」をとりまく環境は時代によって大きく変化していく。消えずに残された過去は、生きている私たちの現在と未来をどう方向づけるのか? 故人がインターネットに残した足跡とどう向き合うのが正解なのか? 空間や時間をこえて届いた鮮烈なメッセージに耳を傾ける。「東洋経済オンラインアワード2021」MVP獲得の好評連載が一冊に。
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~
    3.8
    数々の人気モデルを輩出し、女子大生を夢中にさせ、部数80万を誇った雑誌は、時代の波に飲みこまれたのか――。そんなJJに象徴される数々のファッション誌は、なぜ多くの女性の心をとらえたのか。単なるファッション情報を得るだけに留まらず、女性たちは雑誌に何を託し、何を夢見たのか? 慶應義塾大学卒、自らもJJ的記号のただ中で青春を過ごした作家・鈴木涼美による、雑誌の時代への限りない愛着をこめた挽歌。
  • 洋画家の美術史
    3.8
    あちこちの美術館や切手で見たことはあっても、実はよくは知らない「洋画」の世界。日本の近代そのものを象徴する、まるで洋食のオムライスのような存在として、改めて絵画ジャンルとしての「洋画」を考える。画家たちの波瀾万丈な一生を追いながら、作品と美術史的な流れをわかりやすく解説。カバーをはじめ全編にわたってちりばめられた著者の自筆イラストは必見。洋画愛あふれる一冊。
  • 死にたいけどトッポッキは食べたい
    3.8
    1~2巻1,232~1,320円 (税込)
    いつも自分に自信がなくて、ぼんやり死にたいと思っているのに、おなかがすいてトッポッキが食べたいとも思う。はっきりしない私の心はどうなっているんだろう。不安神経症に悩む著者が精神科医との会話を通して見つめる自分自身の姿に共感の嵐! 韓国で40万部を超えた大ヒットノンフィクション待望の邦訳。1日中憂鬱に感じられる日だって、些細なことに笑っていい。相反する気持ちを抱えることが、生きているという事だから。
  • オリバー・ツイスト
    値引きあり
    4.1
    生まれ育った救貧院でも、徒弟として売られた葬儀屋でも、人間的な扱いを受けたことのない孤児オリバー。道端で会った気さくな少年が、ロンドンで住居や仕事の世話してくれる人物を紹介するというが……。苛酷な運命に翻弄される少年とそれを取り巻く人々の思惑をドラマチックに描いた、ディケンズの出世作。挿絵多数!
  • ラ・ボエーム
    値引きあり
    3.8
    安下宿に暮らす音楽家ショナールは、家賃滞納で追い出される寸前。金策の途上で出会った詩人ロドルフ、哲学者コリーヌ、突然現れた画家マルセルと意気投合し……。気の多い女ミミ、金持ちの愛人ミュゼットらも加わり展開される、自由放埒で甘美な物語。本邦初、23の連作小説の全訳!
  • 崩れゆく絆
    4.2
    古くからの呪術や習慣が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。全世界で1000万部のベストセラー、アフリカ文学の父アチェベの記念碑的傑作待望の新訳!(『THINGS FALL APART』改題)
  • 十五少年漂流記~二年間の休暇~
    値引きあり
    3.7
    ニュージーランドの寄宿学校の生徒ら十五人が乗り込んだ船は、太平洋を漂流し、無人島の浜に座礁する。過酷な環境の島で、少年たちはときに仲違いしながらも、協力して生活基盤を築いていくが……。原書初版に収録された図版約90点も収録。
  • 今昔物語集
    値引きあり
    4.0
    芥川龍之介『鼻』『羅生門』の原話のみならず、エロに下卑た笑い、有名人の噂にスキャンダルの宝庫! 平安時代末期の民衆や勃興する武士階級、人間味あふれる貴族、僧侶らの姿をリアルに描く、「美しい生ま々々しさ」(芥川)に満ちた日本最大の仏教説話集。「仏教」説話だから抹香臭いお行儀の良い話が集められているかといえば、大違い。この世のありとあらゆる「業」にまつわる面白い物語が目白押し。
  • 中国毒 新装版
    -
    中国発、見えない“毒”が日本を侵す。この毒はフィクションか? それとも――。厚労省疾病対策課の職員が轢き逃げされ死亡した翌日、医大教授の他殺体が自宅で発見された。二人はともに、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の特別調査研究班のメンバーだった。警察庁外事情報部の間宮貴司は、入国が伝えられるテロリスト・毒龍を追う。一連の事件は毒龍の仕業なのか? CJDとテロリストは背後でどう結びつくのか――。
  • [新版]未来を予見する「五つの法則」~世界はどこに向かうのか~
    5.0
    欧州最高の知性、ジャック・アタリ絶賛の書! 弁証法と複雑系の思想によって、パンデミック、AI、遺伝子工学、資本主義、民主主義、宗教、科学、アート、そして「不死」の未来を縦横に語る。第一部 未来を予見する「十二の洞察」/第二部 未来を予見する「五つの法則」/第三部 人類が直面する「五つの危機」。※本書は、単行本『田坂広志 人類の未来を語る』に加筆・修正を行い、改題して新書化したものです。
  • ラミア虐殺
    3.7
    吹雪に閉ざされた山荘で若い男の死体が発見される。だがそれは、続く惨劇の序曲に過ぎなかった。被害者が2人、3人と増える中で、残された者たちは互いに疑心暗鬼に陥る。彼らの精神状態が極限に達し、自らに眠る獣が牙を剥いた時、誰も予想し得なかった地獄絵図が繰り広げられる……。近年、旧著が続々と復刊される飛鳥部勝則の作品のうち、最恐の衝撃作が、20数年の時を経て待望の復刊!
  • そことかしこ 1
    完結
    5.0
    全2巻1,210~1,999円 (税込)
    二つの世界がゆるやかに溶け合う、色彩豊かなショート・ストーリー。ウェブ漫画サイトCOMIC熱帯で発表し、著者のTwitterでも反響を呼んだ「夜と鉛筆」、「墨と道行」といった連載作品に加え、描き下ろしの2編を加えた12編を収録。心の奥底にひそむ、暖かな記憶がよみがえる、圧巻のフルカラー&セリフなし連作短編集。
  • 生き延びるために芸術は必要か
    4.0
    私は2019年から現在まで、某大学で毎年数回の講義を担当させてもらっている。美術家としての私がその時々に考えたこと、伝えたかったことをお話しするのだが、これまでの議論を振りかえってみると、「生き延びる」というテーマに関連した内容が意外に多かった。(「はじめに」より)セルフポートレイト作品で知られ、「私」の意味を追求してきた美術家が、「生き延びるとは何か」というテーマに取り組んだ人生論ノート。
  • 中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由
    4.3
    2年連続の最下位、不可解に見える采配やトレード、「令和の米騒動」――にもかかわらず、視聴率と観客動員は好調。ドラゴンズは優勝できなくても愛されるのか? ドラゴンズが一向に浮上できない問題点はどこにあるのか? 立浪監督をはじめ、多くのOBや関係者、著名人ファンへの取材をもとに、その謎を解き明かす。
  • バカ老人たちよ!
    3.0
    年寄りがいたるところに進出している。「人生100年時代」といわれ、自分中心の傍若無人な立ち居ふるまいが目に余る。かつての老人は、泰然自若とした立派な精神と態度の持ち主がもう少し多かった(ように思える)。ところが昨今の老人はどうだろう。わが国のみならず世界中に、我が物顔で醜態を晒す残念な姿が目に付く。ひとのバカ見てわがバカ直そう。殷鑑遠からず。そんな想いで綴られた、年配者向けのコンパクトな一冊。
  • クライン氏の肖像~鮎川哲也「三番館」全集 第4巻~
    -
    本格ミステリーの巨匠がライフワークとした安楽椅子探偵ものの傑作「三番館」シリーズ。そのすべてを網羅した全集の最終刊は、著者が晩年まで書き続けた未完の長編『白樺荘事件』を文庫初収録! 元刑事で酒と女性にうつつを抜かす貧乏探偵が持ち込む難事件を、話を聞くだけで鮮やかに解明する銀座のバーテンダーの名推理を存分にご堪能ください。
  • パンダ豆しば~パンダ豆しばとシャンシャンのうんち~
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生誕15周年を迎える「豆しば」と新キャラクター「シャン豆しば」がパンダの豆知識を楽しく紹介。パンダという動物の生態や、知られざる上野ファミリーのこと、海外のパンダたち、伝説のパンダのことなど、かわいいパンダの写真いっぱいに展開される。シャンシャンの写真もたくさん載っているので、シャンシャンファンの人にぴったり。パンダ豆しばのCMも発売に合わせて放映され、話題になること間違いなし!
  • 人を呑む家~鮎川哲也「三番館」全集 第3巻~
    -
    消費者金融会社の由木は、江戸文学研究者の本田に家を担保に多額の融資をした。本田は高額の稀覯本を購入するというが、後日、利息の取り立てで家を訪れた由木の目前で彼は忽然と姿を消したのだ。実はその家、以前にも住人が屋内で消失していた……。達磨顔のバーテンが不可思議な謎を解く「三番館」全集第3巻。今回は作品の原案となった短編2編を文庫初収録。
  • ヴァケーション~異形コレクションLV~
    3.9
    〈ヴァケーション〉という言葉。そこには、非日常の響きがします。季節は初夏。緑は輝き、水面は燦めき、澄んだ大気も芳しい。色彩豊かな物語世界へと出かけてみましょう。物語の織りなす非日常。短い物語による長い休暇の物語。自由時間のように蠱惑的な異形の世界を、どうかごゆっくりお愉しみください。(編集序文より)
  • 肌色の月~探偵くらぶ~
    3.0
    宇野久美子はアパートを引き払い、和歌山に帰ると周りに告げていた。しかし、それは自身をこの世から消し去る演出だった。死に場所に選んだ湖に向かうべく伊東で列車を降りるが、予想外の雨。濡れた彼女に声をかけた紳士の誘いを断り切れず、車に乗ると――。(「肌色の月」) 絶筆となった表題作を始め、多彩なジャンルで活躍した著者のミステリ作品傑作集!
  • マーキュリーの靴~鮎川哲也「三番館」全集 第2巻~
    -
    東京に雪の降った夜、推理作家の今井とも江が自室で不審な死を遂げた。屍体の状態から当初は自殺説が有力だったが、死亡推定時を過ぎた早朝に被害者は友人の電話に出て、背後には落語が流れていたというのだ。遺族の依頼で私立探偵のわたしは調査を始めたが謎は益々深まるばかり。結局は西銀座のバーテンの知恵を借りることに……。大好評の「三番館」全集第2巻!
  • 死刑囚メグミ
    4.5
    覚醒剤密輸の罪により、マレーシアで死刑判決を受けた小河恵。何故、海外でこんな事態に陥ってしまったのか? 東北の小さな町に生まれ、東京に出て准看護婦をしていた恵は、借金返済のために夜はホステスをして稼ぐようになっていた。そんなとき、病院の同僚、鹿沼好江からある人物を紹介され、生活が一変する……。究極のバタフライエフェクト小説が登場!
  • 超常気象~異形コレクションLIV~
    3.9
    〈超常気象〉――果たして耳慣れない単語と思われるでしょうか? 異常高温、異常低温。文明がもたらしてしまった地球温暖化。気象災害の規模も大きくなってきました。ならば、「異常気象」すらも異化するほどの〈超常気象〉をイメージすることも、このような時代を生き抜くためには意義があることではないでしょうか。あるいは、私たちは〈超常気象〉のただなかにいるのかもしれません。(編集序文より)
  • 竜王氏の不吉な旅~鮎川哲也「三番館」全集 第1巻~
    4.0
    刑事をクビになり、妻に三行半をつきつけられた「わたし」は、新宿の裏通りで探偵事務所を開業している。といっても滅多に客はなく、友人の弁護士が持ち込む事件の調査で糊口を凌いでいる。そして、もう一人の心強い味方が銀座にあるバー“三番館”の達磨顔のバーテンダー。カクテルは下手だが推理力は抜群、少ないデータで真犯人をピタリと言い当てる安楽椅子探偵だ!
  • アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質~
    3.5
    多宗派、分裂、統合、栄枯盛衰…結局、アメリカって、どんな国!? 「福音派って何だろう。日本にそんなものは存在しない。宗教『右派』って何だろう。宗教に『右派』があるというのがわからない。…よってトランプ大統領がなぜ登場したのかわからない。要するにアメリカがわからないということだ。そこでこの本を書くことにした」(「はじめに」より)。植民地時代から現在を丁寧に辿り、解きほぐす。社会学の泰斗による決定版!
  • ただ生きる
    4.0
    人生の往相では善く生きるために苦悩し、さまざまな努力を重ねた。でも、七十も半ばを過ぎた人生の還相では、もう余計なものは欲せず、余計なこともしない。「ただ生きる」でよいのでは? 三度の飯をありがたくいただき、一日一日を心静かに暮らす。穏やかで満たされた日々のための、ちょっと前向きな人生論。(発行:夕日書房 発売:光文社)
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~
    4.2
    人間世界の背後には物理学と化学があるが、これらの学問は、この世界がどうして生まれたかについて、ほとんど何も教えてくれない。同じ物理学や化学の世界から別の世界が生まれる可能性もあったのに、なぜ今の世界が生まれたのか? これを理解するには、宇宙誕生から現在までの通史――「ビッグヒストリー」の考え方が必要だ。自然科学と人文・社会科学を横断する驚きの歴史を地球科学者が明らかにする。鎌田浩毅氏推薦・解説。
  • 神を喰らう者たち
    -
    マフィオソの首領ジョンビーノからその座を奪って14年。マイケルはイタリア政財界を牛耳る実業家となっていた。彼に父と家族を殺されたガルシアが、復讐のためシチリアに潜伏しているとの噂もあるのだが。二人の因縁に巻き込まれたフリーライターの長瀬は、彼らを殺すためだけに生きてきた女暗殺者サリヤと出会う――。「悪の華」シリーズ、衝撃の完結編!
  • アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~
    3.6
    英国の“最底辺”労働に著者自らが就き、その体験を赤裸々に報告。アマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー――ワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場は、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地だ。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は他人事ではない。横田増生氏推薦の傑作ルポ。
  • 「廃炉」という幻想~福島第一原発、本当の物語~
    3.6
    「福島第一原発の廃炉は順調だ」「30~40年で完了する」――そんな話を信用している人もいるかもしれない。しかしそれはとんでもない話だ。使用済み燃料の取り出しは滞り、燃料デブリは取り出す方法すら見つかっていない。それではなぜ、国と東電は廃炉が「できる」という幻想を広め続けるのか。廃炉を阻む最大の要因は? 事故発生当日から一貫して国と東電を取材し続ける記者が、幻想とその背景、廃炉の本当の未来に迫る。
  • オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~
    4.4
    下馬評を大きく覆し、2年連続最下位からのペナント制覇は、いかに成し遂げられたのか? 逆に、なぜかくも長き暗黒時代が続いたのか? 元番記者が豊富な取材で綴る。1994年の仰木彬監督就任まで遡り、イチロー、がんばろうKOBE、96年日本一、契約金0円選手、球界再編騒動、球団合併、仰木監督の死、暗黒期、2014年の2厘差の2位、スカウト革命、キャンプ地移転、育成強化、2021年の優勝までを圧倒的な筆致で描く。
  • 保健所の「コロナ戦記」 TOKYO2020‐2021
    4.0
    2020年1月から、東京は戦争状態に突入した。そしてその20年から21年にかけて、保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長として新型コロナ対策の第一線で指揮を執り続けた医師がいた。本書は書く方の活字中毒でもあるその公衆衛生医が、未曾有の事態の中で経験したことを後世に伝えるためにつぶさに記録したものである。巻末では東京都の医療アドバイザーも務める大曲貴夫医師(国立国際医療研究センター)との対談も収録。
  • アジアのある場所
    4.0
    日本で「アジア」に出会える場所を描くエッセイ。リトルバンコクは忽然と消えた(荒川沖)/ミャンマー人の寿司屋に救われる日本人たち(浅草)/リトルミャンマーが受け入れてきたもの(高田馬場)/台湾の独立運動を支えたターローメン(池袋)など。中国式揚げパン「油條」、タイの竹餅「カオラム」、シャン風揚げ豆腐「トーフジョー」、香港の粥的マカロニスープ、台湾おでん「滷味」など、家庭で楽しめるレシピコラムつき。
  • たかみなの毎日食べたくなる そこそこごはん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 毎日作るものだから、そこそこがいい。無理しない、ちょうどいい毎日のごはんを、結婚3年目になるたかみなが提案。どのページを開いても、時間をかけずに美味しくできるレシピばかりを厳選。目玉焼きは最高のトッピング、基本は切って炒めるだけ、あえる&焼くだけでいいから品数を増やす、など、すぐにマネできるテクもご紹介。「今日もご飯をつくらなきゃ」と苦痛に思っている人はもちろん、初めて料理をする人にもおすすめ。
  • 新版 annasの小さな刺繍図案~針と糸で描く12の物語~
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気刺繍作家annasさんの教室で、生徒から最も人気がある童話の世界をモチーフにした図案集。くるみ割り人形/アルプスの少女ハイジ/マッチ売りの少女/おやゆび姫/不思議の国のアリス……etc. ハンカチに、ポーチに、ブックカバーに。かわいくて、簡単につくれる12の童話の世界。
  • annasのもじの刺繍~ひらがな、数字、アルファベット… アイデアいっぱい、想いをつづる糸のことば~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アリスフォント/北欧フォント/ちょうちょフォント/まち針フォント/ひらがな&カタカナ/1、2、3のナンバー……etc. トートバッグやブローチ、ハンカチなどの小物や、通園グッズや誕生祝いにぴったりと大好評。お気に入りのアイテムをかわいく彩る、アイデアいっぱい、想いをつづる糸のことば。
  • annasの和の刺繍~フリーステッチで刺すかわいい日本のモチーフ~
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『もじの刺繍』『小さな刺繍図案』に続く、人気刺繍作家annas(アンナス)の新作撮り下ろし。桃の節句やお正月などの年中行事、和の文様や干支、和菓子、「かぐや姫」「つるの恩返し」といった物語など、身近なかわいい和モダンの世界をモチーフにした、初めての和の図案集。ハンカチやインテリア、贈り物にもぴったり。
  • 奥さまは処女
    -
    1巻1,210円 (税込)
    2人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。ただ1つ違っていたのは――奥さまは「処女」だったのです! 子どもがほしいと思った瞬間からすべての歯車がズレていった、29歳処女妻の妊活迷走記。「なんで私は“普通”のことが“普通”にできないの」――。悩みに悩んだ処女妻を待ち受ける衝撃の展開とは。人気ブログを書籍化した実話コミックエッセイ。
  • 成功への扉
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「あなたがすべてにおいて成功するには、この自分の変化する小宇宙を知り尽くしていくことが必要です。自分が自分のマスターになることで何でも手に入るのです」――最速で最高の成功をあなたに。次代にまで伝えたい珠玉の金言集『幸福への扉』に続く、書下ろしスピリチュアル・メッセージ第二弾! 現在、会うことのできる世界でたった2人のシッダーマスターが全ての現代人に贈る祝福の書。
  • 世界の窓辺さんぽ
    5.0
    1巻1,210円 (税込)
    路地裏の素敵な窓辺写真を集めたミニ写真集。ロンドンの何気ない裏道、城壁に囲まれたシルクロードの都、レトロな街並みの旧市街、バルカン半島の世界遺産、地中海の白い壁……。住まう人たちの個性があふれる癒やしの風景を90点以上掲載。その向こうに息づく暮らしを感じながら、旅行気分を楽しもう。
  • まんが 萌え古事記
    -
    1巻1,210円 (税込)
    キュンキュンする神さまの物語誕生! 稗田阿礼と太安万侶によって誕生した日本の神々の物語を、「萌え」の視点でまんが化。イザナギとイザナミの夫婦愛、亡き母イザナミへの思慕の情に突き動かされるスサノオ、荒ぶる弟スサノオのふるまいに胸を痛めるアマテラス、そして妻となるクシナダと出会い人生をやり直す決意をするスサノオ……。こんなに面白く、せつない『古事記』、見たことない!!
  • 天文学者が解説する 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅
    4.0
    賢治には未来が見えていた――。『雨ニモマケズ』『注文の多い料理店』などの作品で知られる宮沢賢治は生誕から120年以上が経った現在でも多くの人に愛され、影響を与え続けている。賢治は37年という短い生涯で膨大な量の作品を遺したが、本書では『銀河鉄道の夜』をテーマに賢治の宇宙観に迫る。このユニークな童話はどのように構想されたのか。賢治は宇宙に何を見ていたのか。天文学者によるこれまでにないアプローチ。
  • やめる美容
    3.0
    自分で気が付いていない習慣や、良かれと思ってしている間違った頑張りが、あなたのキレイを妨げているかもしれません。糖質オフをやめる、カロリー計算をやめる、ストイックな食事をやめる……正しい知識を身につけて、何かひとつ思い切ってやめることが、美と健康への第一歩。さあまずは、無理に頑張ることからやめてみましょう。人気の女性医師が教えるストレスフリー、ハードル低めの生活改善読本。
  • The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~
    4.3
    雑誌やSNSに載ってる素敵なあの子に、キリキリしちゃうあなたに――大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!」と思える、それがなにより最高で、最強。おしゃれも雑誌も大好きな著者が、あの頃の自分に、そして心の中に「女の子」を持つ全女性に向けて贈るエッセイ。それは誰のためのファッションか/インフルエンサーにはなれなくても/他。
  • だって買っちゃった~マンガ家の尽きない物欲~
    3.4
    妻も同業者であること、子供とネコがいること、岩手に親がいること、そして酒好きのマンガ家であること――。買いものは、吉田戦車の人生だ! 海苔のように軽い「ノートPC」を買い、血圧におびえながら「汁麺」を食べ、娘と100均の「ピンポンセット」で遊ぶ……。週刊「FLASH」連載の買いものエッセイ完結編。たっぷり61話に、カラーイラスト(一コマ漫画)を122点収録。描き下ろしおまけ4コマも必読!
  • 魂問答
    4.7
    2016年2月、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕。懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原氏が、沈黙を破りすべてを告白。なぜ、堕ちたのか。なぜ、生きるのか。罪を悔いながら薬物依存、うつ病とたたかう日々。最愛の母の死。離別した子供達への想い……。最も信頼する僧侶との対話から見えてきた、絶望の先にこそある希望。悔恨の涙とともに生まれた懺悔録。
  • ONE TEAMのスクラム~日本代表はどう強くなったのか? 増補改訂版『スクラム』~
    3.5
    「スクラムってひとつの競技みたいなものですね。ラグビーにあって、スクラムは別の競技。そこはラグビーとは別個に考える必要があるんじゃないでしょうか」稲垣啓太――2019年の流行語大賞に輝いた「ONE TEAM」。その象徴はスクラムだ。長谷川慎コーチ、堀江翔太、稲垣啓太、具智元が明かす、フィジカル勝負、心理戦、頭脳戦の攻防。にわかファンだからこそ楽しめるシン・スクラム論!
  • めざせ! 細カーヴィな身体 のばして美やせ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 背中が丸い、下腹が出てきた? しかも運動はちょっと、な人にこそ、お勧めしたい、カリスマ美脚トレーナーが自分のために編み出した、リンパがカギの「やせるストレッチ」! 3週間で絶対きれいになれるストレッチ&マッサージ。
  • オナホ売りOLの日常
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    “アダルトメーカーの営業女子”のちょっと変わった仕事を、コミック&エッセイで紹介します。著者が勤めるのは、SNSでバズッた「アナルピクツク」や、「便器型オナホ」「耳型オナホ」などユニークな商品で話題を集めるメーカー。営業のキモは? 意外な売れ筋商品とは? 実はかなりグローバルな業界って本当? 女性への偏見は……などなど、知らなかった業界の話や、アダルトメーカー勤務あるあるが満載。
  • 一生困らない 女子のための「手に職」図鑑
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 産休後に復帰できるの? 長く続けられるの? 再就職できるの? 「やりがい」はあるの? 残業は多いの? 初任給はどれくらい? ……などなど、700人以上への取材をもとに、女性が自分らしく働くためのリアルな情報を集めました。必要な資格の有無や給与データだけでなく、子育て中の働き方についてもフォロー。将来のことを考え始めた中高生はもちろんのこと、転職を考えている社会人の方にも。計100職種を掲載。
  • ニッポン幸福戦略
    -
    AIは生活をどう変える? 多様な家族像がもたらす未来とは? 東京が世界で注目され続けるには…? 趣味は世界の論文読破、東大出身のアイドルが起業家・研究者・社長らに聞く10年後の日本。対談者は亀山敬司(DMM.com会長)、高橋智隆(ロボットクリエイター)、中村貞裕(トランジットジェネラルオフィス社長)、新居日南恵(起業家)、前田裕二(SHOWROOM社長)、岩本晃一(経済産業研究所)、西村幸夫(都市工学者)。
  • 米軍の北朝鮮爆撃は6月!~米、中が金正恩体制破壊を決行する日~
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    トランプの勝利を予言し的中させた評論家の次なる予言は「北朝鮮Xデー」。「米軍はパールハーバーのように、北朝鮮に先に撃たせるよう仕組む。それを合図に核施設への一斉爆撃を敢行する。それは6月だ」と予言。6月に向け水面下で進む各国の駆け引き。金正恩体制崩壊後の北朝鮮から、次なるアジアの火種まで…副島節全開で最新鋭の分析を放つ! 元韓国国防省分析官のコウ・ヨンチョル氏との緊急対談を収録した必読の一冊。
  • 風の轍
    -
    織田信長が台頭しようとする戦国の世。越前随一の商家「鍋谷」の娘・志乃は、何不自由ない暮らしを送っていた。しかし、父の抜け荷の罪が発覚し、苛烈な裁きが下る。両親は自害し、間一髪で逃げのびた志乃にも、生き地獄の日々が待っていた――。「いつか故郷に返り咲く」。時の権力者の盛衰に翻弄されながらも、誇り高く生き抜く、美しき女商人の波瀾万丈の半生!
  • 反グローバリゼーションとポピュリズム~「トランプ化」する世界 マル激トーク・オン・ディマンドvol. 11~
    4.0
    トランプ政権の誕生で、世界はどう変わるのか? グローバリゼーションの波が逆戻りし、自国主義が世界を覆うのか? 人々の不満を吸収したポピュリズム政権が広がるのか――? アメリカ政治、思想研究、憲法学者、国際ジャーナリストなど米国の動向に精通する論客らと共に、米大統領選以降の世界情勢と未来予想図を語り尽くす。神保哲生が主宰するビデオニュース「マル激トーク・オン・ディマンド」シリーズ、待望の新刊!
  • ネット依存から子どもを救え
    -
    子どもたちの「ネット依存」が問題になっている。精神医学界では、ギャンブル依存、買い物依存などと同じ依存症のひとつと捉えられ始めており、重度の場合は病気としての治療が必要となる。本書は、ネット依存に悩む子どもや保護者からの現場報告と、日本で数少ないネット依存外来を持つ精神科医による医学的解説で構成。ネットの危険性からいかに子どもたちを守るかを分かりやすく解説し、保護者や学校関係者にも警鐘を鳴らす。
  • 梟のシエスタ
    3.3
    1巻1,210円 (税込)
    学長選挙の迫る地方国立大学に新たに赴任してきた、風変わりな研究者・袋井准教授。昼夜逆転の生活を送り、昼間は眠そうで不機嫌。しかも、ときどきアルコールが入っている。嫌われてもひかれても気にしない、型破りな「フクロウ」は、閉塞感漂う学内のムードをものともしない。次々とトラブルに首を突っ込み、教授たちのスキャンダルを暴き立てていく。彼の目的は、いったい何なのか? 異色のアカデミック・エンタテインメント。
  • すべては大人の女性になるために
    3.5
    人気漫画家として42年、気が付けば50代も後半戦に。オバサンと呼ばれ落ち込んだり、ついついフィットネス器具を買ってしまったり……成熟した“大人の女性”を目指し、日々奮闘する姿をユーモラスに綴りました。美容やファッション、パートナーとの生活など、「大人の女性になるため」の槇村流18のヒントを収録。洗練された美しいイラストの数々も必見です!
  • 勝率ゼロへの挑戦~史上初の無罪はいかにして生まれたか~
    4.3
    刑事裁判の有罪率は99.9%を超える。ましてや、マルサ(国税局査察部)が刑事告発して、検察特捜部が起訴しなかったこともなければ、起訴されて無罪になったことも歴史上一件もない。そんな勝率100%を誇る、国家最強捜査権力タッグから、いかに史上初の無罪を勝ち取ったのか? 確信犯的に、シロをクロに塗り替えようとする捜査権力との戦いを白日のもとにさらす、戦慄の物語。堀江貴文氏絶賛!  解説:江川紹子氏。
  • 聊斎志異
    値引きあり
    4.0
    中国清代の作家蒲松齢が、科挙に落第しつづける中、古来の民間伝承などをもとに豊かな空想力と古典の教養を駆使し、仙女、女妖、幽霊や精霊、昆虫といった異能のものたちと人間との不思議な交わりを描いた怪異譚。目の中に住みついた小人同士の会話、愚鈍なイケメンのドッペルゲンガー、金持ち狐の復讐、菊好きな男に惚れた菊の精、仙術修行は壁抜けの術、酒好き幽霊の恩返し、美女幽霊二人の誘惑に負けなかった男など43篇を収録。
  • 八月の光
    値引きあり
    4.3
    お腹の子の父親を追って旅する女、肌は白いが黒人の血を引いているという労働者、支離滅裂な言動から辞職を余儀なくされた牧師……近代化の波が押し寄せる米国南部の町ジェファソンで、過去に呪われたように生きる人々の生は、一連の壮絶な事件へと収斂していく。ノーベル賞受賞作家の代表的作品。20世紀アメリカ文学の傑作!
  • 大同電鍋でつくる美味しい家庭料理 Martブックス VOL.35
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 レトロなたたずまいがどこか懐かしい大同電鍋は、「炊く」「蒸す」「煮込む」「温める」ができる、シンプルな仕組みで使い勝手の良い“万能調理器”! 使い方とレシピを中心に、台湾の現地取材も含めて徹底的に解剖します。レトロかわいい万能調理器「大同電鍋」のすべてがこの1冊で丸わかりです! ※デジタル版は紙の雑誌と掲載内容が一部異なる場合がございます。 ※デジタル版からは応募できない懸賞などがございます。
  • Z家族~データが示す「若者と親」の近すぎる関係~
    4.0
    Z世代は恋人より母親といたい? 博報堂のシンクタンクが30年前と同じ設計で実施した「若者調査」をもとに、今20歳前後のコアZ世代とその親世代を比較分析。見えてきたのは、親世代とは大きく異なるZ世代の人間関係、家族の密接すぎる関係性だった。定量データに加えチャットの親子会話を多数収集し、進化した親たち=「メンターペアレンツ」の実態に迫る。金間大介氏や星友啓氏のインタビューも収録。
  • 恋ふらむ鳥は
    4.3
    宝女王(斉明天皇)に引き立てられた歌人・額田王。次代の大王である葛城王子(天智天皇)、その弟でかつての夫・大海人王子(天武天皇)、二人の異父兄・漢王子、葛城の忠臣・中臣鎌足らに囲まれ、宮人としての勤めに邁進する彼女を時代の波が翻弄する。大敗を喫した白村江の戦いから古代史上最大の内乱たる壬申の乱へ。激動の飛鳥時代と額田王の半生を描いた歴史巨編!
  • 牟田口廉也とインパール作戦~日本陸軍「無責任の総和」を問う~
    3.0
    約三万人の死者を出した、悪名高いインパール作戦。この敗け戦を指揮した陸軍中将・牟田口廉也はそれまで、「常勝将軍」と呼ばれていた――。作戦はどのような経緯で実行され、なぜ失敗に至ったのか。「牟田口=悪」という単純な図式では理解できない、意思決定の構造がそこにはある。軍事史研究家が牟田口の生涯を追い、作戦の意思決定プロセスを川上から川下まで俯瞰することでインパール作戦の真の姿を明らかにする。
  • イスラムがヨーロッパ世界を創造した~歴史に探る「共存の道」~
    4.0
    今のヨーロッパの文化における基礎の一つは、イスラムの学術的成果や農業技術、工芸、食事文化などにルーツをもちます。ヨーロッパの中世から近代までの発展は、イスラム文明の文化・社会的影響や遺産抜きではあり得ませんでした。(「はじめに」より)中東とヨーロッパかはいかに交わり、溶け合い、互いに寛容の心をもって共存を実現してきたのか。現代社会を正しく理解するために、意外な史実を学び、知る。
  • マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
    4.4
    1巻1,188円 (税込)
    新書と電子版合計17万部突破のベストセラーが待望のコミック化! マンガと図解でわかりやすくエッセンスが学べます! アジサイ食品企画開発部で働く今井さきは入社3年目。目標は、自分が食べたい弁当のおかずを商品化すること。ある日、新商品の社内コンペが開催されることになり、3人のチームで臨むことになった。さきは得意のデータ分析で、おかずのトレンドを掴もうとするが……。
  • ナマケモノでいいんだよ
    5.0
    1巻1,188円 (税込)
    それはあなたがやりたいことですか? ナマケモノは決して急がず、マイペースにやりたいことをやっていつも笑顔。一方、日々自分を見失いながら必死に働いてもちっぽけなことしかできない私たちは本当に幸せ? クスッとした後でジワジワ沁みてくる不思議な生態と古今東西の名言が教える、人生を「我が物」にするためのヒント。
  • モーリス
    4.7
    凡庸な少年時代から、モーリスは自分の願望を知ってはいた。ケンブリッジ大学の学舎で知的なクライヴと懇意になり、戯れに体が触れあううち、彼の愛は燃え上がる。クライヴもまた愛の言葉を口にするが……欲望のままに生きることが許されない時代に生きる青年の苦悩と選択を描く。執筆当時は同性愛が犯罪であったため、著者の死後に発表された禁断の恋愛小説。(解説・松本朗)
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~
    3.9
    もしあなたが、長い人生の中で、数日間もしくは数十日間を個人的な楽しみのために確保できるなら。または、人生につまずき絶望しているのなら。もしくはお金をなるべくかけずに行ける、刺激的な旅先を探しているのなら。迷わず本書を手に取ってほしい。100キロから証明書をもらえ、全ルート800キロの「スペイン版お遍路」。アウトドアとしても旅としても面白い、この道の醍醐味を伝える。ジャーナリスト・佐々木俊尚氏推薦!
  • 世界を揺るがした10日間
    値引きあり
    5.0
    1917年11月。ロシア革命のさなか、アメリカの若きジャーナリスト、ジョン・リードが、革命の指導者(レーニン、トロツキーら)から兵士、農民、さらには反対派(ケレンスキー)までを取材。当時のビラや新聞などの資料も駆使して、冬宮の占拠など刻一刻と変動する革命の緊迫した現場を臨場感あふれる筆致で克明に描いた20世紀最高のルポルタージュ。ロシア革命100周年企画第2弾!
  • 死の家の記録
    値引きあり
    4.6
    “人間離れ”した囚人たちの異様さが、抑制の効いた訳文だからこそ際立つ。だがここに描かれている彼らは、まさに「人間そのもの」と言っていいだろう。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。
  • 人が集まる企業は何が違うのか~人口減少時代に壊す「空気の仕組み」~
    -
    日本企業の仕組みは、なぜ変わりにくいのか――。本書ではその理由を「三位一体の地位規範信仰」にあると分析する。三位一体の地位規範とは、無限定性(正社員総合職という働き方に代表される)、標準労働者、マッチョイズムを意味する。日本企業の仕組みと日本的雇用の在り方を変えるには、何が必要なのか。組織行動論、越境学習、キャリア形成の研究者が示す、人口減少・労働力不足の時代に必要な「10の提言」。
  • 恐竜はすごい、鳥はもっとすごい!~低酸素が実現させた驚異の運動能力~
    4.3
    鳥類の運動能力は生物の中でも別次元だ。鳥は哺乳類などとは別次元の「スーパーミトコンドリア」を持っているからだ。この形質は約2億5千年前に起きた大絶滅(PT境界)後の低酸素という強力な選択圧のもとで、原始的な爬虫類(双弓類)から獣脚類(恐竜の一群)が進化する過程で生み出された。中生代の覇者となった獣脚類、その後継者である鳥は、低酸素への適応を通じてなぜ驚異の能力を獲得できたのか。独自の説を交え迫る。
  • ゴッホは星空に何を見たか
    3.4
    オランダ生まれのゴッホはゴーギャンやセザンヌらとともにポスト印象派を代表する画家である。ゴッホと言えば、思い浮かぶ絵は《ひまわり》かもしれない。また、《自画像》も有名である。しかし、他にも顕著な特徴をゴッホの絵に見出すことができる。それは、《星月夜》など星空が描かれた絵である。天文学者が「ゴッホは星空に何を見たのか」に着目し、ゴッホの絵に隠された謎を多角的に検証し、その奥深さに迫る。
  • 孤独なバッタが群れるとき~『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1~
    4.2
    『呪術廻戦』芥見下々先生おすすめ! 21万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』の前日譚である名著(第4回いける本大賞を受賞)が新書で登場! 農作物を食い荒らすサバクトビバッタに関する研究成果に加え、若き研究者の苦悩と挫折と成長がユーモア溢れる文体で綴られる。
  • 感染症としての文学と哲学
    4.5
    パンデミックに深く影響を受けたのはカミュの『ペスト』だけではない。ペスト、コレラ、結核、エイズ――紀元前の古代ギリシアの時代から現代にいたるまで、文学者や哲学者がいかに感染症=病のイメージを自らの思考に取り入れてきたか。病とは人にとって何なのか。病気とともに生きてきた人間の一側面を、文芸批評家の著者が圧倒的な知識と手際で鮮やかに切り取る病の文化史。
  • カラー版 王室外交物語~紀元前14世紀から現代まで~
    5.0
    「時代遅れの遺物」から、民主政治や平和を支える存在へ――。今や世界でわずか28カ国(日本も含む)となった君主国が、21世紀の現代に極めて重要な意味を持ち、特に「外交」の面で力を発揮しているのはなぜか。本書ではまず外交の源流、3500年前の中東に読者をいざない、中世イタリアの近代外交の夜明け、16世紀以降の宮廷外交黄金期、20世紀の二度の大戦を経ての英王室の発展を辿り、日本の皇室のあり方も振り返る。
  • 〈オールカラー版〉一生に一度は行きたい 世界の旅先ベスト25
    4.0
    旅行会社での企画、手配、添乗に携わり延べ70以上の国と地域を訪問。後に旅行ガイドブックの編者として数々のヒットを飛ばしてきた旅のプロが、「絶対外さない」「人生が変わる」旅先ベスト25を紹介。ネットではわからない貴重な情報も多数。必要な体力、旅行代金、日程の目安付き。オールカラー。世界遺産、絶景、秘境、南の島の美しい写真が満載!
  • すばらしい新世界
    3.9
    西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め……驚くべき洞察力で描かれた、ディストピア小説の決定版!(『BRAVE NEW WORLD』改題)
  • 一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとり暮らしが“しんどくなる”原因に注目し、心がラクになる暮らし方をまとめました。「同じような失敗や後悔をしてほしくないから」と先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスを凝縮。住まい、食、身だしなみ、お金、防犯、人間関係、メンタルケアなど、これからひとりで生きていくあなたに「どうしても」伝えておきたい50の心得。ひとり暮らしは「できて当たり前」ではありません。
  • キム
    値引きあり
    4.2
    植民地時代のインド。英国人孤児のキムは現地民に溶け込み逞しく暮らしていたが、チベットから聖なる川を探しに来たという老僧に感化され、弟子として同道する。だが現地語と変装が得意な彼は英国軍の目にとまり、やがて重大な任務を担うことになる……。ノーベル賞作家の代表長篇。
  • 生還特攻~4人はなぜ逃げなかったのか~
    4.0
    第二次世界大戦末期に日本軍により行われた「特攻」。戦後80年経った現在でも、いまだ定義があいまいなままの「特攻」とは何だったのか。命をかけて出撃し、生きて還ってきた4人の航空兵へ丹念な取材を行い「これまでほとんど誰にも話してこなかった」証言から特攻の真実に迫る。
  • 横尾忠則 2017-2025 書評集
    4.0
    今回の本は前回とかなり異なった書評が収録されています。というのは、書評そのものをビジュアルに表現できないかと判断した結果、読むと同時に見る書評ができないかと考えて、紙面上ではかなり解読不能な書評も、あえて実験的に試してみました。(「まえがき」より)。『本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた』に続く、朝日新聞の書評欄に掲載された全138冊を収録。「見る書評」の「ビジュアル書評」も全点掲載!
  • 文化系のための野球入門~「野球部はクソ」を解剖する~
    3.7
    なぜか戦後から色濃くなった武士道精神、ネットで嫌われる〈体育会系〉としての野球部、甲子園に残り続ける朝日新聞のパターナリズム、女子マネージャーの役割と女子野球の歴史に見るジェンダー、ニュージャーナリズムが影響する「Number文学」の問題点、大河ドラマ『いだてん』に登場した「天狗倶楽部」の革新性……。日本の野球を「文化」の側面から批評し、インクルーシブなライフスタイルスポーツとして捉えなおす。
  • 農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~
    4.3
    「農家」の8割が売上500万円以下という残念な事実/赤字農業をなぜ続けるのか/農地転用という農家の「不都合な真実」/消費者が鮮度の落ちる野菜を食べさせられている理由――第一線の農業者である著者が、農業にまつわる古い「常識」を一刀両断。忖度なしの具体的でロジカルな提言で、読者の認識をアップデートし、農業の本当の知的興奮へといざなう。大淘汰時代の小さくて強い農業とは?

最近チェックした作品からのおすすめ