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なんとなく警察官僚になった田中健一は、先輩キャリアからの教えを忠実に守るつもりだ。曰く、「現場に口を挟んだり、手をつっこんだりするな。キャリアの仕事は部下の持ってくる書類に判を押すことだけだ」。ところが、気がつけば捜査に巻き込まれて、事件は解決するものの、本人は大怪我ばかり……。田中署長の「最悪の日々」は、いつまで続くのか!? 『長い腕』の川崎草志、まさかの新境地。ユーモア警察小説の傑作!
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Posted by ブクログ
キャリアとして地方の一署長に就任した田中健一。キャリアは現場には口を出さない、をモットーにするも適当な発言を周りがいいように解釈して次々に難事件を解決。。 馬鹿馬鹿しい系のユーモアミステリ。肩の力を抜いて楽しめる一冊です。正直あんまり期待してなかったんですが、とても楽しめました。「田舎の刑事~」に...続きを読むちょっと近いような感じでしょうか。 作者さんがどっかで聞いたことあるなと思ったら「長い腕」の人だったんですね・・・・またえらくがらっと作風変えたんですね。。。ww
【収録作品】署長・田中健一の着任/署長・田中健一の死闘/署長・田中健一の憤怒/署長・田中健一の苦闘/署長・田中健一の宿敵/巡査部長・菊池春菜の動揺/署長・田中健一の帰還 若竹七海の御子柴くんシリーズの真逆、という感じのユーモアミステリ。勘違いお笑いのミステリ版。
あのシリアスな「長い腕」の川崎草志がこんな小説を書いているとはね。30代半ばのキャリアの警察署長は本人もお飾りのはずだったが、好きなプラモデルのことを考えていて思わず独り言を言ったら、それを曲解した部下たちが難事件解決のヒントにして、あれよあれよと解決してしまう、なんとも馬鹿馬鹿しい短編集。ミステリ...続きを読むーというより、コージーか。まあ、読む分には面白いよ。田中健一は連合艦隊の全艦完成させようとしているが、意外と知識的に抜けているところがおまぬけ。
何かのアンソロジーでこの作家さん&シリーズを知った。勉強ができて出世コースに乗るものの、戦艦模型造りのことしか考えてない田中署長。独り言を勝手に勘違いされたり、偶然犯人と鉢合わせして手柄を挙げてしまうパターンの繰り返しがユルくて面白かった。
「長い腕」三部作や「疫神」などの作品と同じ著者とは思えないくらい、ド変化球な警察小説。 周りの勘違いが功を奏して、いつの間にか事件を解決しちゃうという設定。ツッコミどころは満載だけれど、肩肘張らずに素直に楽しんじゃえば、とっても楽しい読み物になるかと。まぁ、時代劇版だが、幡大介の「大富豪同心」シリ...続きを読むーズもこの設定に近いかな。勘違い系としては、先にそちらの方を読んでいたので、多少既読感が、、、。
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