作品一覧

  • リルケ詩集
    3.0
    1巻2,750円 (税込)
    ◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。 ◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。 **********  日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを  目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。  私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。  そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。  ────「日常の中で飢えている言葉」より  * * *  「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。  詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。  ────若松英輔(解説より) **********
  • リルケ全集
    -
    1巻684円 (税込)
    文豪リルケの『ドゥイノの悲歌』『マルテ手記』などの代表作から知られざる名作までを一冊に収録し、読みやすく編集した電子版リルケ全集。海外文学を代表する世界的文豪たちの長編小説、短編、評論、随筆などを多数収録し、手に取りやすい価格で合本した電子書籍ならではの文学シリーズです。 ●目次 ある女友達への手紙 駆落 家常茶飯 旗手クリストフ・リルケ抄 祭日 さらにふたたび 白 ドゥイノ悲歌 トレドの風景 巴里の手紙 冬 窓 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から モオリス・ド・ゲラン 夢 リルケ書翰(ロダン宛) 老人
  • マルテの手記
    4.3
    1巻605円 (税込)
    青年作家マルテをパリの町の厳しい孤独と貧しさのどん底におき、生と死の不安に苦しむその精神体験を綴る詩人リルケの魂の告白。
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙
    4.4
    1巻506円 (税込)
    「若き詩人への手紙」は、一人の青年が直面した生死、孤独、恋愛などの精神的な苦痛に対して、孤独の詩人リルケが深い共感にみちた助言を書き送ったもの。「若き女性への手紙」は、教養に富む若き女性が長い苛酷な生活に臆することなく大地を踏みしめて立つ日まで書き送った手紙の数々。その交響楽にも似た美しい人間性への共同作業は、我々にひそかな励ましと力を与えてくれる。
  • リルケ詩集
    4.1
    1巻649円 (税込)
    現代抒情詩の金字塔といわれる「オルフォイスへのソネット」をはじめ、二十世紀ドイツ最大の詩人リルケの独自の詩境を示す作品集。
  • マルテの手記
    3.5
    1巻1,298円 (税込)
    大都会パリをあてどなくさまようマルテ。「見る」ことを学ぼうと、街路の風景やそこに暮らす人々を観察するうち、その思考は故郷での奇妙な出来事や、歴史的人物の人生の中を飛び回り……。「都市で浮遊する彼の精神がとらえた不安げで不確定な世界の印象を、ぜひ味わっていただきたい。……テクストの空間的・時間的拡がりを楽しみながら、マルテを追跡していただければ幸いである」(訳者まえがきより)

ユーザーレビュー

  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    It was just so good…
    一文一文が、とにかく美しかった。
    リルケの幸福論 というタイトルもつけられると思う。
    短いが、ゆっくり時間をかけて読むべきもの。
    そして、リルケの詩を読んでみたくなった。

    「あなたはあなたの孤独を愛してください。」

    0
    2025年11月03日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    大学の時に読んで、あー、私、生きてていいんだと、涙した本!

    人生は、すべて正しいのです。

    涙したのは、上の一行ではないが、なぜかずっと覚えている。

    つらい思いをしている友人に、同じ一行を書き添えたことは、今でも、?、と同時に、胸が、痛みます。

    0
    2020年08月18日
  • リルケ詩集

    Posted by ブクログ

    私は神を 太古の塔をめぐり
    もう千年もめぐっているが
    まだ知らない 私が鷹なのか 嵐なのか
    それとも大いなる歌なのかを


    天才かよ

    0
    2018年10月27日
  • マルテの手記

    Posted by ブクログ

    久々に主だった筋のない、断片を繋ぎ合わせたタイプの小説を読んだ。そうして思うのは、私はこういったタイプの小説に非常に安堵感を覚えるということだ。人生は物語ではない。断片を継ぎはぎしたものである。そう言った方が私の実感と合っているし、結局のところなまの人生をより広く肯定しているように感じられる。

    内容であるが、意外と明るい。死という絶対無の恐怖に怯えながらも、全体としては生への肯定が貫いているという印象を受ける。特に終盤などはそうである(ちなみにストーリーらしきストーリーがないにも関わらず、終盤にかけて明らかにボルテージは上がっていき、興奮する)。ところが並々ならないのは、この生の肯定を産み出

    0
    2018年08月12日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    リルケ独特の、神聖さを思わせる世界の捉え方と生き方が
    全ての人間のためになるとはいえない。けれども
    真面目な作業に疲れている人にとっては、こういった詩的な文章は心を安らかにしてくれるはず。

    0
    2015年10月25日

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