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みなさんは覚えているでしょうか。いかにも夏という感じの青空に映えるモクモクした雲の壮大さを。みなさんは見たことがあるでしょうか、激しい雷雨の過ぎ去った空にかかった、心打たれるような美しい虹を。(「はじめに」より) 豊富な写真・図版と雲科学の知見から、身近な存在でありながら本当はよく知られていない「雲」の実態に迫り、その心を読み解いていく。雲研究者である著者の、雲への愛にあふれた一綴りのラブレター。
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私には一生物の本
にわか天気ファンとしては、今後も何度でも参照するつもりの本です。 でも一番印象深かったのは、パワポで描いたイラストの描き方のくだりでした。素晴らしい!
#癒やされる #タメになる
Posted by ブクログ
1320 734P 荒木健太郎 雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・博士(学術)。1984年生まれ、茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取り...続きを読む組んでいる。映画『天気の子』、ドラマ『ブルーモーメント』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』『雲の超図鑑』『最高にすごすぎる天気の図鑑』『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』『世界でいちばん素敵な雲の教室』『雲を愛する技術』『雲の中では何が起こっているのか』など多数。Twitter・Instagram・YouTube:@arakencloud 雲を愛する技術 (光文社新書) by 荒木 健太郎 空を見上げると様々な雲に出会えます。相手の名前を知っていると格段にその人を親しみやすく感じるように、雲の名前を知ると雲とのコミュニケーションがはかどります。雲が段々可愛い子たちに見えてきて、あなたの 雲 愛 も一気に深まることでしょう。というわけで、第2章では雲の分類と名前について紹介していきます。 ダブルレインボーがあるならトリプルレインボーもあるのか、気になるところです。主虹は別名1次の虹、副虹は2次の虹とも呼ばれ、実は3次以上の 高次 の虹 も存在します。虹の次数は雨滴内部で光が反射される回数と対応しています。雨滴内部で反射する光の経路から、3次と4次の虹は太陽側の空、5次、6次は太陽と反対側の空のそれぞれ主虹と副虹の間、主虹の内側に理論上は存在します(図3・22)。ただし、副虹でもうっすら見えることがある程度の光の強さで、3次以上の虹の光は非常に弱く観測は極めて困難です。 世間一般で 地震雲 として騒がれている雲は、全て気象学で説明できる雲です。 雲は地震の前兆にはなりません。しかし、それでもなお地震雲という非科学的な考えが世間で度々話題になるのは、雲愛の普及が足りていないからです。何の変哲もない普通の人が、名前を間違えられた挙句に怖がられているのと同じことが起こっているのです。 地震雲なるものはまず定義が 曖昧 ですが、地震の前兆として現れる雲とするのであれば、科学に中立な立場からは「地震雲は存在が証明されていない」という説明が正確です。それなら将来的に存在が証明されるかもしれないと思うかもしれませんが、これは幽霊の存在を証明するのと同レベルで限りなく不可能に近い問題です。地震雲の説明として地下深くの状態の変化に伴って大気中に電磁波が放出されて雲ができるといわれているようですが、このプロセスはよくわかっていません。仮に深い地中からの電磁波が雲に何らかの影響を与えていたとしても、少なくとも世間一般で地震雲と呼ばれることの多い雲はすでに力学的・雲物理学的に説明できるため、その影響を私たちが目で見て雲の形などから判断することは不可能です。 地震雲とは別に、世の中には陰謀論で雲を語る人々もいます。彼らは単なる飛行機雲であるにもかかわらず有害物質を散布する雲だと主張したり、普通の雲や大気光象を気象兵器・地震兵器なるものの実験によるものだなどと主張することがあります。あえていう必要もないですが、現代日本においてそのような事実は一切ありません。一部の過激な陰謀論支持者が、平成 28 年熊本地震の際に被災家屋や市役所庁舎に地震兵器などと落書きをするという許されざる行為をして逮捕される事件もありました。おそらく陰謀論を支持する方には、気象学とは全く別のそうせざるを得ない何らかの背景要因があるのだろうと思います。SNS上で雲愛を発信していると、彼らが接触してくることもあろうかと思います。私たちが充実した雲ライフを送るためには、雲を 冒瀆 する彼らの発言で心を痛めるよりも、一切関わらないのがベストです。ナチュラルにブロックするかミュートして、 雲を愛でましょう。 雲や空は私たちの感性を豊かにしてくれます。もちろん雲の声を聞いて空の気持ちを読みとるのも楽しいですが、何も考えずに純粋に雲や空を眺めて楽しむのも素敵なことです。面白い形の雲がいたら、ぜひ大事な人に教えてあげてください。 彩雲はスマホでも撮影できます。スマホでもコンデジでも同様ですが、カメラのレンズに太陽からの直達光が入ると全体的に白くなり、虹色が上手く見えなくなります。そのため、積雲や高積雲の彩雲を狙う場合には雲の厚い部分に太陽が隠れ、虹色のよく見えるタイミングがベストです(図5・6)。また、巻積雲に伴う彩雲など太陽を隠す雲が中下層にない場合には、何かの景色と組み合わせて直達光を防ぐとスマホでも綺麗な虹色が映ります(図5・7)。スマホで光を抑えて暗く撮る設定にして太陽付近の雲を撮影すると、後から見直して虹色が映っているということもあります。
半分以上はフルカラー雲図鑑として読んだ。雲と降雨に関する気象学的な教科書の側面もあるため、それはもう少し目的意識を持って再読する必要がある。地震雲のような曖昧素朴な見解を「雲愛が足りないからそんなことを言うことになる」とバッサリ斬り捨てているのは好感を持った。
雲研究者による雲愛あふれる雲の本。 イラストや綺麗な写真がたっぷりで楽しい。QRコードから動画が見れるのも面白かった。 わりと気象学の深い知識まで書かれているが、そこまでいるかは微妙。自分は参考になったけど。 このような一般書は、読者ターゲットをどの辺りにするかは難しいんだろうなぁ。
<目次> 第1章 雲を愛するための基礎 第2章 様々な雲 第3章 美しい雲と空 第4章 雲の心を読む 第5章 雲への愛をもっと深める <内容> メチャクチャ雲を愛する気象庁の研究者の本。面白くしようと努力しているのだが、専門用語が多すぎて(しかもよく似ている)、写真(量が大変多い)を見て...続きを読むも説明文の特徴が分かりにくい(これは著者のせいではない。自然とはそういうものだ)。物理的な現象なので、図解で一所懸命説明をしてくれているが、雲を擬人化した結果、ますますわからなくなっている気がする。確かに雲は魅力的で、とてもきれいなものを多い。また集中豪雨(ゲリラ豪雨も)や雷、土砂災害など、我々の人命にかかわる事象でもある。知りたいだが、ちょっと消化不良であった。文系のせいか…。
私の物理リテラシーレベルが低いため、ほとんど頭に入ってこなかった。タイトルに興味を惹かれて購入したが、読み進めていて特に雲とか空を見てみようと言うきっかけになることもなく。収録されている写真はとてもきれい。
各章にQRコードで動画がついてるところは今様。また、雲をつかむような話だけにありがたい。見たり見なかったりだけど。
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雲を愛する技術
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