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目利きになる――いまブームの日本美術。最良の入門書にして「特異な美」の深みへといざなう一冊。/小林秀雄は著書の中で、「骨董はいじるものである。美術は鑑賞するものである」と書いた。この「いじる」、つまり「使う」ということが、日本美術の大きな特徴だと僕は思う。茶碗は、お抹茶を飲むための道具であり、仏像は、手を合わせて祈る対象なのである。
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Posted by ブクログ
日本の古美術についていろいろ紹介。古美術を買う人の気持ちもなんとなくわかる。一時預かり人とう気概とそれと生きることができるかという問い。 根来、焼経、茶道具、古筆と古画、その他焼きものや勾玉、土偶など。海外での日本美術についても。
日本の古美術に対する視点やそれをとりまく状況について,主要なジャンルを例にリズムよくまとめられている. 「侘び寂び」の一言で片付けられやすい日本の美観だが,現代日本人にはもはや共通の認識ではないので,本書のように古来の日本人の感性・文化と美観がどのように結びついているか真摯に解説いただけるのは嬉しい...続きを読む. また,随所に配置された白洲正子や小林秀雄の引用が美しい. 特に「器物の終身刑」という言葉には考えさせられた. 美術品は,その美故に遠ざけられる(展示物として扱われる)傾向があるが,こと茶碗等の器物については本来の役割がある. 個人的な意見だが,茶道に関わる者としては,やはり「一時預かり人」として適切に扱いバトンを渡していく,というのが真っ当な古美術との関わり方ではないかと思う. (とはいえ,それには相当の目と財力も必要だが.) 一方で,ボストン美術館の例のように,もっとも有効な親善大使こそ展示物だという見方にも唸ってしまった. 美術品が海外に留め置かれることを流出ととるか,布教ととるか. いずれにしても,(私を含め)現代日本人が日本美術,ひいては価値のある物へ畏敬を払わず,また理解に向けた努力を怠っていることが諸問題を生んでいることは否めず,総じて眼を養い意識を変える仕組みが必要だと強く感じた.
日本人なのに、日本美術について語る言葉をいかに自分がもっていないかに気づかされた。 日本美術は眺めるのでは不十分で、使ってこそ価値を発揮する。いつか使う側の人間になりたいものだ。
<目次> はじめに 第1章 ハゲても焦げても割れても美しい 第2章 日本美の粋 茶道具 第3章 古筆と古画 切る美 第4章 焼もの つれづれ 第5章 海外からの眼差し <内容> 古美術に造詣の深い著者。なんと白洲次郎、正子夫妻の孫。こういうものは若い頃からそれに触れて、見ていないと審美眼...続きを読むは育たないと思うが、文が割と平易で(むろん専門用語は多いので分からないところも多いが…)、読んでいて楽しかった。美術品は使うべしとか、日本美術はどこにあっても(海外でも)、ちゃんと管理され、鑑賞されているならよい、とか筋の通ったことを言っている。また説明に美術品の写真が貼付されているもの嬉しい。新書なので小さいけどね。
●骨董、古美術、普段接することのない世界がゆえに、興味深く読めた。第一章のタイトルが「ハゲても焦げても割れても美しい」とあり、割れたものでもそれを味わいと捉える日本人の美的センスは面白い。
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