美を見極める力~古美術に学ぶ~

美を見極める力~古美術に学ぶ~

1,320円 (税込)

6pt

4.2

目利きになる――いまブームの日本美術。最良の入門書にして「特異な美」の深みへといざなう一冊。/小林秀雄は著書の中で、「骨董はいじるものである。美術は鑑賞するものである」と書いた。この「いじる」、つまり「使う」ということが、日本美術の大きな特徴だと僕は思う。茶碗は、お抹茶を飲むための道具であり、仏像は、手を合わせて祈る対象なのである。

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美を見極める力~古美術に学ぶ~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の古美術についていろいろ紹介。古美術を買う人の気持ちもなんとなくわかる。一時預かり人とう気概とそれと生きることができるかという問い。
    根来、焼経、茶道具、古筆と古画、その他焼きものや勾玉、土偶など。海外での日本美術についても。

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    日本の古美術に対する視点やそれをとりまく状況について,主要なジャンルを例にリズムよくまとめられている.
    「侘び寂び」の一言で片付けられやすい日本の美観だが,現代日本人にはもはや共通の認識ではないので,本書のように古来の日本人の感性・文化と美観がどのように結びついているか真摯に解説いただけるのは嬉しい

    0
    2020年05月02日

    Posted by ブクログ

    日本人なのに、日本美術について語る言葉をいかに自分がもっていないかに気づかされた。
    日本美術は眺めるのでは不十分で、使ってこそ価値を発揮する。いつか使う側の人間になりたいものだ。

    0
    2022年01月27日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章  ハゲても焦げても割れても美しい
    第2章  日本美の粋 茶道具
    第3章  古筆と古画 切る美
    第4章  焼もの つれづれ
    第5章  海外からの眼差し

    <内容>
    古美術に造詣の深い著者。なんと白洲次郎、正子夫妻の孫。こういうものは若い頃からそれに触れて、見ていないと審美眼

    0
    2019年12月31日

    Posted by ブクログ

    ●骨董、古美術、普段接することのない世界がゆえに、興味深く読めた。第一章のタイトルが「ハゲても焦げても割れても美しい」とあり、割れたものでもそれを味わいと捉える日本人の美的センスは面白い。

    0
    2020年11月13日

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