作品一覧 2020/07/10更新 小説で読む名作戯曲 曽根崎心中 試し読み フォロー 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 値引きあり 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 近松門左衛門の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 近松門左衛門 / 諏訪春雄 近松の心中には、逃げてゆくと言うより、死に向かって不可避的に邁進して、ぶつかって行くような印象を受けます。「心中天の網島」は篠田正浩も映画化していますが、これも非常に優れています。 Posted by ブクログ 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 近松門左衛門 / 諏訪春雄 『曾根崎心中』は文楽で見ていたが、読むのは初めて。他に『冥途の飛脚』と『心中天の網島』の有名作を収録。校注を読み終わってから現代語訳を読むようにしたが、やっぱり難しい。訳があってよかった。しかしどの話も切ないなぁ。お初・徳兵衛、梅川・忠兵衛、小春・治兵衛と対で語られる二人の転落物語だし、当時はかなり...続きを読むホットなゴシップだったのだろうが、なんとも美しく描かれている。 Posted by ブクログ 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 近松門左衛門 / 諏訪春雄 有名どころの3編が掲載されています。こなれた現代語訳なのでとても読みやすく臨場感があります。 元々冥途の飛脚を目的に読んだのですが、自分のメンタリティの関係で、転落していく主人公に対して見てられない感じがして、思った以上に楽しめなかった自分がいました。共感性羞恥が発動されてしまったような気がします。...続きを読む自分自身のどこかに、自分もこの主人公のようにふとしたはずみで転落してしまうのではないかという意識があるのかもしれないと思った作品でした。単純に悲しい話の時は、何ともない事が多いのになぁ。 Posted by ブクログ 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 近松門左衛門 / 諏訪春雄 近松門左衛門をはじめて読んでみた。 浄瑠璃の知識もほとんど無く読んだのだが、なかなか面白い。 文章で読んでこれだけ面白いと感じるのだから、浄瑠璃で観たら更に面白いのではないかと思う。 所謂「心中物」であるので無常観をあらわす仏語なども頻出したり、ことばの掛け合わせなどもあり、意味をくみ取るのにだいぶ...続きを読む苦労する。 本書は原文の雰囲気を損なわない秀れた現代語訳があるので、それを頼ることが可能である。 原文にも細かな校注があり、とても素晴らしい書籍だ。 Posted by ブクログ 曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き 近松門左衛門 / 諏訪春雄 江戸時代前期の元禄期の人形浄瑠璃の作者として歴史の教科書などで必ず目にする近松門左衛門の心中物として名高い曾根崎心中、心中天の網島など3編を収録。大坂を舞台に、遊女とその遊女にのめり込んでしまった男の顛末記です。浄瑠璃のための作品なので、上演されるものを見るのが前提だけに本を読むだけだと微妙に分かり...続きを読むにくい部分もありますが、セリフ回しなど、なかなか面白いです。これはぜひ歌舞伎や人形浄瑠璃で観てみたいです。あと、本書は現代語訳と原文が1冊にまとまっているのでとても重宝します。 Posted by ブクログ 近松門左衛門のレビューをもっと見る