「褒める」というと、どうしても「お世辞」であるとか「上から目線」であるとかいったイメージがあるけれど、本書にある「褒める」は「感謝する」或いは「認める」という意味とほぼ同義。
自分に対しても、家族や友人との間、職場においても、「認め合う」「感謝し合う」ことで、人生や人間関係はより豊かになるというお話
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褒めることの絶大な効果や、誤った褒め方についても勿論書かれている。
妻や恋人に「きれいだね」と言っておけばいい、という表面的且つ安直な話ではない。外見を褒めるとしても、「毎日あなたに意識を向けている」とわかる表現で、本心からの言葉でもあることが、大切。
百点取った子どもに「えらいね」と言ったり、契約取った部下に「よくやった」と言ったり、単にそういうことではない。「あの時あんなに頑張っていたからだね」と、結果以上に行動を、そして「あなたの努力を見ています・認めています」と伝えることが重要なのだと。
「人間性」を「認める」こと、「行動」を「褒める」「感謝する」こと、それらが結果的にその人の人間性や行動をより良く進展させていくことに繋がる。